第四篇 〜イギリスとフランス〜
この時も筆者は憂鬱であり苛立っていた.
それはCore消滅の報告と大陸に残るEnglandの残滓により引き立てられる.
さらにそれを逆なでする技がEnglandにより行われた.
EnglandはFranceをrival視していたのだが,
わざわざDipを100支払ってこれを解除した.
(ポップアップが出るのでわかる)
England : あー(Franceを)rivalに入れたのミスだったなー 筆者 : え? England : (無言でMilanと同盟を組む) England : (無言で再びFranceをrival視) 筆者 : あっ(察し)
これがどういうことだろうか?
Milanは筆者が代理する前からFranceの同盟国であり,
FranceのItaly進出にあたってAE散らしと援軍を行ってくれる体の良い尖兵, すなわち使い走りであった.
しかし, EnglandにとってはFranceの同盟国という時点で邪魔であり,
無力化する手順を考えていたのだろう.
ここで, EnglandがFranceのrival視を外せば,
MilanのEnglandに対するAllied to rivalの補正が外れ,
相互に同盟締結が可能となった.
そのあとに再度Franceをrival視すれば,
Englandは同盟国を得るだけでなくFranceの拡張に蓋をすることとなり,
Franceはそれなりに有力な同盟国を失いAE管理も厳しくなる.
だが考えを変えてみれば, Milanなど
所詮は自国の人的資源および資源を保存するための走狗でしかなく,
畢竟, "蜚鳥尽きて良弓蔵せられ, 狡兎死して走狗煮らる"というわけだ.
そろそろ食いに行く時期に来ていたのかもしれない, と思考を切り替える.
Milanとの同盟は, むしろEnglandの失策であろう.
先に述べた通り, 開戦から5年たった後で戦争主導国を全土占領しておけば,
戦勝点は100になるのだから......
このように考え行動することで, 情勢が不利になりつつあることを悟ったEng PLは内心ひりつくような焦燥を感じていたのだろう.
筆者がおもむろにFirenzeを殴っていたところ, 案の定FraがFirenzeと同盟し, 敵側で参戦してきた!
引っかかった......!
とっさにpolにCtAを出す. これで戦力的には圧倒し, 筆者は勝利を確信した.
だが, 開戦当所はEngland軍へは全く触らず, 同盟参戦した皇帝とFirenzeをつぶすことに注力した.
また, これまでのengが犯した外交上のミス(海賊を用いた恫喝をOttやMingに行っていたらしい)によって, OttとMingからは資金援助もなされた.
Ottに至っては直接介入を匂わせるも, 今後の外交上の選択肢を残したかったので断っておいた.
(というか, Ottまで呼んでは戦争が詰まらなくなってしまう)
Ott : もっと直接的な支援しましょうか? 筆者 : 金さえもらえれば余裕で勝てるから要らないっす
金まで補強されれば, 人的と質で圧倒できるFraとしては負ける気がしないのだ.
とはいえ筆者は驚いた事がある.
Engが上陸して黒と言えど, 50, 精々60k程度であろうと筆者は思っていたものの,
75程度を大陸に揚陸していたのだ.
これもledgerをlimitedにしてプレイした弊害, あるいはメリットであろうか.
中々末恐ろし戦力ではあったが, とはいえこれは飽く迄瞬間最大風速に過ぎない.
すなわちengは大規模な海軍を維持する必要があるうえ, 75kの維持費は莫大であり長期的視野に立てばこの維持は困難だ.
さらにFL系建造物によるブーストがあると言えど, おそらくFLを超えて傭兵を雇っているであろうから, 長期戦に持ち込めば経済的に圧倒できると考えられる.
しかしFra側は制海権を持たない以上, England本土上陸などで彼女を分離和平させるのは至難の技であった.
であるからには弱体なFirenzeとpol, fra両国で挟撃できるausを叩くべきだと筆者はとっさに判断し, ausとfirenzeに主力を集中した.
この間EnglandによるFranceへの進行は着実に進展し, 北仏の要塞が1つ陥とされる.
だが南欧戦線は当然ながらこちらの圧倒的有利で推移しており, この時すでにFirenzeは全面降伏間近であって, ausも辛うじて耐えているという状況に過ぎない.
時ここに至ってEnglandから,
「南仏に1プロビだけあるEngland領を返してくれるなら和平してもいいよ(要約)(震え声)」
という和平提案が送り付けられてきたが, 当然ガン無視である.
筆者 : ブリカスくん, 強気な和平案をおくってくる暇があるなら戦争しようぜ!
時間が過ぎるにつれ戦局はこちらに有利な形で進展し,
終にpol軍にwienを落とされた皇帝Ausが分離和平に応じてしまう.
筆者はこの機を逃さなかった.
返す刀でポリと共同しつつ, ピカルディーのEnglandに殴りかかる!
単独行動していたlithuania軍が一度は撃破されるも, pol-engの会戦にはFra軍の援軍が間に合った.
Defensive idea + Elan!でmorale + 35%*1のFra軍の力は凄まじく,
北仏で2-3回行われた会戦でEngland軍を圧倒し, そのまま筆者は大陸領の要塞の方位にかかる.
England軍の掃除はポリがやるだろうと思っていたが, 案の定潰しに行ってくれてて, まさに全て筆者の思い通りであった.
筆者「あーっはっはっは, ブリカス奴!ぜーんぶ君の同盟国だったポリに掃除されてるよ!」
この期に及んでEnglandからは白紙和平の提案が来るが, やっぱりガン無視である.
どうして勝てる戦争で白紙和平しないといけないんですか(正論)
~VC/全体チャットにて~ 筆者 : 白紙とか呑むわけないやろwww Muscovy: なんか(France側の戦力が)80kとか見えるんですけどwww 筆者 : ブリテンがんばれ♡がんばれ♡ 筆者 : アーッヒャッヒャッヒャ(゚∀゚) アヘエヘグヘヘェッ(。∀ ゚)! Ottoman : うわぁ……(引き気味) Castile : こわE Muscovy : 流石漆黒公 Castile : やっぱり真っ黒だったんすねぇ 筆者 : ボク ハラグロ チガウ ゼンリョウコウ ダヨ Ottoman : うわぁ……(ドン引き) Ming : 狂犬こわ 筆者 : いやいや僕って善良公だから 筆者 : もう絶対janne d’Arcをイギリスに送ったりしないよ!
このとき筆者はトラキア776でゼーベイアを説得できた時のような,
パズルが解け切った事にも似た快感を感じていた. これはある意味マルチの醍醐味であろう.
だがengは粘り強く抗戦した. この姿勢は賞賛されるべきであろう.
大陸で敗退した陸軍を海軍によって収容し, いったん本土で再編成した後に大陸に上陸する.
だがFra本土に上陸するのでは待ち構えているFra軍に補足されるのは自明であったのだろうか, pol方面に海上機動したようだ.
この狙いは, こちらがausを分離和平させたのと同様にpolを分離和平せしめる事にあったのだろう.
だがそれこそ狙い通りで, polはeng本土からも遠く, 平地が多いがゆえに戦いやすい.
そして当然ではあるが, polにとっては策源地どころか本土であるから, 後のないEngに対して彼女らの立て直しは容易である.
この地でeng兵を一方的に撃破し続ける間に大陸領の包囲も進展し, engの要塞は次々陥落していった.
この圧倒的な勝勢を見て, 筆者はFra PLとして事実上の降伏勧告を送り付ける.
筆者 : 「今回は」normandieを解放したら許してあげるよ Eng : もうダメぽ
結局勝ち目がなくなったEnglandは, 私事多忙もあって脱落を宣言してしまう.
正直殺しにかかってきたのはEngなので, もうちょっと粘ってほしくはあった.
大陸領をすべて放棄すれば, ある意味無敵状態になれるのだし, 突きつけた勧告もそれほど大したことはない.
だが, 結局のところEU4マルチは長丁場になりがちであるから, 忙しい, あるいはモチベーションが続かないのであればやめた方が良いのだろう.
他人を楽しませるためではなく自分が楽しみたいからゲームをするわけで, 不快感を感じるのが嫌なら断りを入れた上で落ちるのは正しいのだろう.
余談ではあるが, 最近は世代交代によって改善したとは言え, 特に昔は一部の古参PLが往々にして馴れ合いの延長でゲームを捉えているようなことがあった.
まあ不愉快な雰囲気になるような事はしたくないものである.
まあそういう筆者の愚痴はどうでもいいとして, Franceからしてみれば, Englandとその交易を丸々手に入れる事が可能となったわけだ.
信頼して代理をまかせてくれたFra PLへの義理は果たせただろう.
筆者 : England領土オイチイ…オイチイ…… Castile : 僕も分割に参加したい Brandenburg : ぼくも Russia : ぼくも! 筆者 : えぇ……(困惑)
このように他国は物欲しそうな視線で見つめるが, ブリテン島に上陸できる海軍を持たない国家の戯言など聞くに値しない.
せいぜいスペインに何かを要求する際, 対価としてIrelandを呉れてやる程度であろうか.
というかそもそも,
筆者 : 僕がロイヤルネイヴィー相手にHeavy shipをいっぱい沈められてる時, お前ら何かしてくれたのかよw
と言う話である.
ゆえに筆者は1プロビたりとも彼らに呉れてやる気などなかったが,
このPL間戦争で上がったリアルAE故に袋にされても困るので, 口で譲歩を匂わせるにとどめておいた.
そもそもFraは殴られた側であり, そのうえさらに口で譲歩を匂わせておけば, 心情的に殴りづらいであろう…
この日, ついにMingがCelestial Empireを外すディシジョンを押し, その全力を解放したようだ.
Ming : ワンワン(dog)! (冊封体制へようこそ) Ming : ワンワンワン(dog)! (これがPax Sinicaの世界(意味深)だ) Ming : ワンワンワンワン(dog)! (俺はついにコイツと一体になった) Ming : ワンワンワンワンワンワンワンワン(dog)!!11!1!! (もう, 誰も俺を止めることはできない)
とはいえ, Celestial Empireによるunrest -5の補正が外れたため,
過剰拡大を抱えたときに, 改宗の終わってなかった辺境各地で反乱が湧くようになったらしい.
むろん崩壊するほどではないが, 何分国土の広さゆえに, 反乱の鎮圧を日本に手伝ってもらったようだ.
Ming : あー面倒なとこに沸いたw Japan : こっちで鎮圧しときましょうか? Ming : お願いしまーす
VCを聞くところによると, どうも反乱鎮圧で日本兵が大暴れしているらしい
曰く, 反乱軍より"少ない数"で"diceに2のペナルティがつく上陸戦"をし
それでも"圧勝"したらしい, とのことである.
Ming : ちょwwwww Ottoman : どうしたんです? Ming : 日本兵が敵より少ない数で圧勝したw Japan : wwwしかも上陸戦だったのにねwww 筆者 : 妖怪首おいてけみたいなのがいっぱいいるんやろなあw Japan : いやー日本兵は強いんですよ!
敵兵をアレする日本兵たち(イメージ画像です)
この時筆者は「日本兵怖えwww」くらいに軽く思っていたが......
実際問題, NIを見ると日本兵の規律 + 10%は文句なしの値であり,
それに加えてJapanは人的資源 + 20%と歩兵戦闘力 + 15%を有している.
というか, 歩兵戦闘力は世界二位タイで, 規律の補正に至っては単独世界一位である.
これに加えて宗教で弱点であるmoraleをカバーしているため, 完成すれば強いのは当たり前, ではあろう.
ただこの国は, 完成させることが難しい国であるためある意味バランスがとれている.
本マルチでの活躍は, Japan PLの腕が良かった事によるものだろう.
1.20パッチで相当変更が入るらしいが......?
Fra PLの復帰につき再びBrandenburgに入るが,
この日は日本がカソリックに染まった以外大したことはなかったので, それについてだけ述べておこう.
一時的に日本列島がcatholic zealotで真っ黒に染まっていたが,
どうやら踏み絵イベントで定期的にcatholic zealotが湧いてくるため, それを利用して改宗したようだ.
まだ国教として需要可能なまで広まってはいない
(一部宗教を除いて, 国家で最も信仰されている宗教にしか国教を変更できない)
ようだが, 本土が真っ黒になればもう時間の問題であろう.
これが未来を見据えての行動だったことが, 近い将来に明らかになるだろう.
To be Continued……?
=> AAR/第十九回マルチ/第五篇 〜囚われのインド〜