WCOFは、適当にプレイして達成できるものではなく、プレイ前からしっかりと戦略を立案することが大事です。
(実は、プレイよりもこのどうやってプレイするかを考えてる時の方が楽しかったりします)
今回スペインでWCOFを達成する為に立てた戦略を、できるだけ分かり易く解説していきたいと思います。
侵攻順は大まかに以下の順番になっております。
①バルカン&アナトリア半島 ⇒ ②中東 ⇒ ③インド&タタール ⇒ ④東アジア ⇒ ⑤アフリカ ⇒ ⑥ヨーロッパ
これはWCの定石ですね。ビザンツを足掛かりとしてバルカン半島から東側へ拡張していきます。早期にオスマンを叩けるため、オスマンのラスボス化を防ぐことができます。
また、再征服コアが豊富なため、早期に包囲網が形成されることなく快適に拡張することができます。
ここも、イラク、シリア、ティムール等の再征服コアを多量に持つ国家が控えてますので早々に抑えます。特に、ティムールくんは今回のAARで獅子奮迅の活躍をしてくれました。
コアすんごぉい…
また、中東は意外とシーア派を奉ずる国も多いためAEの拡散を防ぐことができます。
東へ東へと侵攻するにあたり最初の障壁となるのがインドです。開発度が高い&同盟関係が複雑で、切り崩しに時間がかかります。
しかし、征服することによる交易のうまみは凄く、リターンも大きいです。インドを制する者は世界を制す、です。
タタール方面はまあ適当に攻めていきましょう。
東アジアと大きく分類していますが、まずはアユタヤ等の東南アジアを攻めていきましょう。後述しますが、この辺りにはとんでもない効果をもつモニュメントが二つほど控えています。
後はなし崩し的に中華、日本を攻めています。
※このエリアには東インド諸島というリアル厭戦感情を高める諸島群がありますが、マラッカノードの交易を抑えるために、苦手な食べ物は最後に食べる派の人でも頑張って早めに攻略しましょう。
日本とかいう東端の国を攻め終わったら、西に戻ってきましょう。ザンジバルノードは交易の要衝ですし、もう少し早い侵攻順でもよかったかなとプレイ後に思いました。ただ、個人的に苦手なエリアだったので侵攻順が後ろにずれました。
そう、私は苦手な食べ物は最後に食べる派なのです。
遂にヨーロッパをユニバーサリスする時間がやってきました。
早めにキリスト教国(特にHRE)を敵に回すのは包囲網等の関係上全く得策ではないので、最後の侵攻順になっています。
また、ゲーム後半で使用できる衛星国を活用して侵攻したかったため、最後の順番となりました。
見辛いですが、VIDIN、VIENA(スペインにまたがる黄土色の州)が衛星国です。衛星国を使うことで、外交枠を犠牲として無茶苦茶な攻め方ができます。
このEU4というゲームにおいて、侵攻する際に一番のボトルネックとなるのが包囲網です。
包囲網を形成されないために、以下を意識してプレイしました。
(まあ、2回ほど大きな包囲網を組まれましたが、懲罰戦争は一度もありませんでした。)
ゲーム初期は属国のコア州変換を利用することでAEの拡散を押さえました。特に役に立ったのが以下の国々になります。
①ビザンツ
みんな大好きビザンツ君。いわずもがなです。NoCBで攻めましょう
②ブルガリア
オスマン帝国のバルカン側のプロヴィンスは、ほとんどビザンツ+ブルガリアの再征服コアで埋め尽くされています。これを使用しない手はありません。
③エレトナ
オスマン帝国のアナトリア半島側にある滅亡済み国家。意外とコアが広いため、再征服がはかどります。
④シリア&イラク
シリアはマムルークを攻める口実に。イラクは、黒羊朝を攻める口実に。ここも定番どころです。
⑤ティムール
大量の属国&コア州を持つも、シャー=ルフイベントにより滅亡する確率が高い悲劇の国家です。再征服コア州の多さについては上図を参照。
注意ですが、ティムールは滅亡するとティムールコアがすべて消え去ります。なので、滅亡する前に属国化する必要があるわけです。
たまにですが、全ての属国を吸収したパーフェクトティムール(ムガル)が現れます。その時はホラーサーンだったりトランスオクシアナを復活させて再征服で削っていきましょう。
また、このゲーム初期の間に必死に新大陸を拡張しましょう。ここでどれだけ拡張できるかによって、ゲーム中期での包囲網の形成されやすさに影響します。
ある程度植民地経営も軌道に乗り、植民地国家も併せて相当量の軍隊を持っていると思いますので、どんどん拡張しましょう。
ただし、色んな宗教国家に手を出すのはやめましょう。一つの宗教を徹底的に攻めることで、包囲網参加国はできるだけ減らしましょう。
自分の場合ですと、イスラム⇒ヒンドゥー⇒仏教⇒東方宗教⇒キリスト教の順番で攻めました。
ここまで来たあなたは、強国に匹敵する植民地国家を複数抱え、自身も強大な力を得ていると思います。
何も恐れることはありません。世界を敵に回しましょう。
以下の順番でアイデアを取得しました。
①探検⇒②拡張⇒③宗教⇒④外交⇒(拡張捨て)⑤統治⇒⑥影響⇒7拡張再取得
将来の包囲網対策、新大陸の独占を行うために探索は1番にとりました。ポルトガルに任せるのも手ですが、せっかくですしスペインらしく行きましょう。
探索とったら次はもちろん拡張ですよねえ!?(同調圧力)
なるべく早く全ての植民地リージョンに植民地国家を発生させたかったので、拡張アイデアを取得しています。
ちなみに、ある程度拡張した段階で一回拡張アイデアは廃棄しています。
3つめのアイデアを取る時期ごろに改革派が出現しますので、そのころに合わせて宗教アイデアを取得しています。これがなければOFが始まりません。
スペインはコア化コスト減NIを持っていないので、とにかく統治点がなくなりますので、積極的に属国に土地を任せる必要があります。
外交アイデアは外交枠+1だけでなく、外交評判も+2されますので属国を使用したプレイには必須です。
しかし、外交アイデアの真骨頂はここではありません。州の戦勝点コスト-20%が外交アイデアの本体であり、これにより一回の戦争で取れる州が増え、拡張を楽にしてくれます。
他のここでは挙げていない効果も十分有用であり、捨てるところの無いアイデアとなっています。最強のアイデアです。
コア化コスト減NIが無いスペインにとって、喉から手が出るほど欲しいアイデアではありますが優先度の高いアイデアが多いため5番目の取得となりました。統治アイデアを取るまでは、入手した州は積極的に属国に与えています。
このアイデアも外交アイデアと同様、外交枠+1、外交評判+2と属国戦略に欠かせません。
また統治+影響ポリシーの属国併合コスト-20%が非常に強いです。このポリシーを手に入れてから大きな属国の併合をしています。
帰ってきた拡張アイデア
しかし、取るのは一つ目の植民者+1までです。それ以降は統治点がもったいなくて取れません取りません。
改革派は1444年開始直後1州も存在しません。1500年初~中期に発生します。
つまり、ゲームエンドの約300年の間に3000州もの州を改宗する必要があるのです。
全てを敬虔なる改革派に塗り上げるため、以下を意識してプレイしました。
カスティーリャからスペインへ変態する際に、NIを変更するかどうか選べます。
ここで絶対スペインNIに変更してはいけません。
ここでスペインとカスティーリャのNIを比較してみましょう。
伝統 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 宿願 | |
カスティーリャ | 陸軍士気+15%、海兵隊扶養限界+5% | 年間陸軍伝統低下-1% | 宣教師+1、布教強度+2% | 生産効率+10% | 植民者+1 | 外交評判+1、後継者誕生確率+33% | 主義思想伝播速度+10% | 自治度変化-1%/月 | 植民地人口増+25 |
スペイン | 陸軍士気+15%、砲兵射撃+1 | 教皇影響度+2/年 | 植民者+1 | 海兵隊扶養限界+25% | 大型艦戦闘力+10%、海軍提督機動+1 | 関税+15%、施設の移動時間-33% | 外交ポリシー自由枠+1 | 威信+1/年 | 規律+5% |
スペインの方が軍質寄りで戦闘が楽になりますが、WCOFにおいては優先度は内政>>軍質です。軍質は内政による軍量で充分補うことができます。
特に、カスティーリャの宣教師+1はOFにおいてかなりの優位性を持っています。外交評判や植民地人口増もありがたく、NIはカスティーリャ一択です。
教皇影響度なんて改革派プレイには必要ありませんしね。
スペイン一か国で3000州を300年で改宗仕切るのは確実に無理です。なので、できる限りは属国に改宗を任せます。
今回のAARでは各大陸で2~3の属国に統治をお願いしていましたが、属国についても適当に選んでいるわけではなく、
「宗教アイデアor宗教NIを持つ国家を優先して」
属国にしています。なので、属国はバリバリと改宗してくれるわけです。
そのおかげで、ゲーム中~終盤では
1スクロールで見切れない程のプロヴィンスを一気に改宗しています。
属国を利用することで、1800年到達までにほぼすべての州を改宗することができました。
※ちなみに、植民地国家は特殊なNIをもっており自国の州を改宗することはありません。なので、スペインは自州+植民地国家州を優先して改宗する必要があります。