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モンフェッラート (Montferrat) | 君主制/封建貴族制 (Monarchy/Feudal Nobility) | キリスト教/カトリック (Christian/Catholic) | 西欧 | ラテン/ピエモンテ (Latin/Piedmontese) | モンフェッラート (Montferrat) | モンフェッラート (Montferrat) | イタリア系小国家 (Italian Minor) |
モンフェッラート(Montferrat)は、イタリア西部のピエモンテ地方に所在し、神聖ローマ帝国(HRE)に所属する国家である。
950年頃にイタリア王ベレンガーリオ2世が創設した西リグリア侯国として成立し、その後アレラーミチ家により統治された。1305年にアレラーミチ家が断絶したことで、ビザンツ帝国パレオロゴス朝第2代皇帝アンドロニコス2世パレオロゴスの四男テオドロ・パレオロゴに継承された。1533年にはパレオロゴス家の男系が断絶したことで、マントヴァ候フェデリーコ2世ゴンザーガに継承された。1574年に公国に昇格した後は、マントヴァ継承戦争により一部をサヴォイア公国に編入され、スペイン継承戦争により全領がサヴォイア公国に編入された。
ゲーム内のモンフェッラートは、GC開始時でビザンツと同じパレオロゴスの君主を戴く一州のみの君主制国家であり、HREに所属し、かつ、サヴォイアの属国として位置づけられている。
他のイタリア小国家と比較すると、序盤にサヴォイアから独立をする必要があるため、難易度は高いものの、同盟もしやすく、独立さえできれば開発度の高く、中小国家が乱立する北イタリアで拡張がしやすく、豊かなジェノヴァノードから算出される経済力を背景に、フランスやスイスなどの地域にも進出しやすい。
特にモンフェッラートの最大の特徴は、主要文化グループをギリシアにせずにビザンツへ変態できる点である。他の北イタリア国家(特にサヴォイア)と差別化する点においても、ビザンツへの変態を視野にプレイすることが推奨される。
ここではモンフェッラートでの領土拡張の戦略を紹介する。モンフェッラートの場合は専用の実績はないため、列強1位を目標に紹介する。
モンフェッラートはGC初期ではサヴォイアの属国であるため、まずは独立戦争をおこす必要がある。
サヴォイアの周辺には同規模の中国家(ミラノ、ジェノヴァ、スイス、プロヴァンス等)がいるため、これらの国家から独立保障をもらおう。フランス・オーストリア・アラゴン・カスティーリャなどの大国から独立保障をもらうには運が絡みやすいため、サヴォイアが大国と外交関係が固まる前に速攻で独立をすることを推奨する。なおこれらの中国家は独立後の拡張先でもあるため、独立時の土地約束等は今後とも仲良くする国家のみで問題ない。独立の際の州割譲は、今後の拡張を踏まえ、なるべく他の国家と隣接しやすいように心がけよう。HRE内であるため、皇帝から返還要請はくるものの、影の王国イベントにより、北イタリアの主要国家がHREから離脱するため、そこまで気にしなくとも良い。
独立後は、北イタリアでの拡張を進めていく。一方初期の北イタリアはHREに所属していることから、拡張は容易ではない。ただし、影の王国イベントにより、北イタリアの大半の国家がHREから離脱するため、それまでは独立戦争による攻撃的拡張(AE)の減少や安定度の確保に専念するのも良い。
具体的な拡張先としては以下の国家が挙げられる。
北イタリアのHRE諸国は1490年までにHREから離脱するか否かを選ぶ影の王国イベントが発生する。HREに残留し、かつ、皇帝と同盟関係でない場合、1550年までの間、デバフ*1が発生するため、HREに残留する場合は皇帝と同盟関係を構築することを意識しよう。
HREに残留すべきか否かは、今後の戦略に大きくかかわってくる。以下、それぞれメリットを説明する。
モンフェッラートは、サルディーニャ=ピエモンテ、イタリア、ビザンツに変態することが想定されている。一方、これらへの変態は、皇帝や選帝侯でない限り、変態と同時にHREから離脱することとなる。このため、HREに残留するのであれば、皇帝又は選帝侯を目指そう。
HRE残留の場合、必然的に皇帝(オーストリア)と同盟関係を目指すこととなるので、イタリア地域の拡張に目途が立った段階でオーストリア・カスティーリャ(スペイン)・イングランド(グレートブリテン)などと同盟を結び、フランスへの侵攻を考慮しよう。
逆にHRE離脱の場合は、皇帝との関係が悪化するので、フランス・ポーランド(コモンウェルス)などと同盟を結び、オーストリアへの侵攻を考慮しよう。
ここまで進めれば列強1位まで上り詰められるだろう。
モンフェッラートは、主要文化を変化せずに変態できる国家が複数存在する。以下、それぞれのメリット・デメリットを紹介する。
モンフェッラートのいる北イタリアは、ドイツ地域と異なり、改革の中心地が湧く可能性が低いため、キリスト教の宗派(カトリック、プロテスタント、改革派)であれば比較的自由に選択が可能である。カトリックを維持する場合、問題となるのが教皇領との関係である。中央イタリアに侵攻する場合、必然的に教皇領と敵対することとなり、場合によっては破門される可能性を考慮しよう。
HRE残留して皇帝を目指す場合、皇帝との同盟関係を利用して公式宗教をカトリックに維持しつつ、その後に皇帝位を簒奪するのが比較的容易である。
HRE離脱の場合は、教皇領やローマ確保の関係でプロテスタントや改革派になる方が比較的容易であり、宗教アイディアを取得できれば聖戦CBによる拡張がしやすくなる。
NIは、モンフェッラート専用のものである。経済面に強みがあるものの、軍質を直接的に向上させるものがないため、アイディア等で補うと良いだろう。特に戦勝点コスト減の効果は、拡張に非常に有用である。
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 正統性+1/年 | あって困るものではない。 | |
陸軍士気回復速度+5% | 継戦能力が高くなるが、実感できるほどではない。 | ||
国王や皇帝の縁者 | Cousins to Kings and Emperors | 威信+0.5/年 | 皇帝になるのであれば威信を維持するのは重要である。単体でみるとそれほどではないが、外交評判だけで1つ項目を消費するNIより優遇されている。 |
外交評判+1 | |||
豊かで肥沃な山 | The Rich and Fertile Mountain | 交易品生産量+10% | 経済系効果その1。豊かなジェノヴァノードに所属するため効果的である。ただし、+10%は平凡である。 |
イタリアの辺境地 | The Italian Frontier | 陸軍損耗-10% | アルプス山脈周辺に要塞を置けば、相手を意識的に消耗させることができる。 |
サヴォイへの忠誠 | Savoyard Loyalty | 関係改善+30% | AE対策、皇帝選挙対策として有用である。+30%も比較的効果が高い。 |
アペニン山脈軍事作戦 | Apennine Campaigns | 戦闘で得る陸軍伝統+50% | 唯一の軍質向上系の能力である。比較的珍しい効果であり、上げづらい陸軍伝統を高められるのは魅力的。ただし意識的に高めるためには戦闘が必須であり、より守備的な位置づけになる。 |
大国の十字路 | Crossroad of Powers | 交易力+10% | 経済系効果その2。豊かなジェノヴァノードに所属するため効果的である。ただし、+10%は平凡である。 |
ビザンツの最後の請求者 | Last Claimants of Byzantium | 州獲得に必要な戦争点コスト-10% | 非常に強力な効果である。戦勝点コスト減の効果を持つNIは珍しく、単純に多くの州を獲得できることになるため、終盤になればなるほど効果が目に見えてくる。 |
![]() | 建造物コスト-10% | 経済系その3。解放されるのが遅いため、劇的とはいえないが、中盤以降の工場、役所対策として考えると費用削減につながるだろう。 |
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