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ウェールズは1444年時点でイングランドに併合されています。古くからイングランドと対立したものの徐々に支配されていきます。現在ではイギリス皇太子がプリンス・オブ・ウェールズの称号を代々継承していることで有名です。
このページでは初手ウェールズ独立と実績Home and Awayの解除について大まかな説明を目的に記載していきます。
ウェールズで、カーディフ、ダブリン、エディンバラ(ロージアン)、ローマ、パリ、ロンドンを支配する。
スコットランド、アイルランド、イングランドに加えてフランス、教皇領(イタリア)と敵対します。
支配=コア化は不要なので、実績を取ることを最優先にするならば、最後のプロビ獲得はAEなどガン無視できる。
なお、実績のページで語られていますが、イングランドでプレイしながら実績に必要なプロビをウェールズに分け与え、外交併合したのちに再び属国解放*1すれば
より簡単に実績達成できます。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 |
![]() | 陸軍士気+10% | 陸軍士気アップが伝統で貰えるのは陸戦で勝ちやすくなり嬉しい。 敵損耗アップは要塞防衛戦術ではありですが、ブリテン統一後は逆に腐りやすいNIです。 | |
敵損耗+1 | |||
議会 | Cynulliad | 安定度コスト-20% | 安定度コストの-20%という数値は、地味にNIで最も強力な値で、他はローマなど*2しか持っていません。 |
吟遊詩人の文学 | Bardic Literature | 威信+1/年 | パラドのお遊び感半端ない3コンボです。 ただ、効果はどれも強力で無駄なものはありません。 |
ハウェルの法 | Cyfraith Hywel | 不穏度-1 | |
英国君主制 | Unbennaeth Prydain | 正統性+1/年 | |
経済復興 | Economic Revival | 生産効率+10% | 仮にも衣類や鉄の産出地がたくさんあるブリテンにおいて、このNIは他の国家と比べて大きな価値を見込めます。 |
ウェールズ大学 | Prifysgolion Cymru | アイデアコスト-10% | 開放時期が6つ目(18個目のアイデア開放時)ではあるものの、その後のアイデアコスト削減に大きく寄与する腐らないNI。 |
ウェールズ教会 | Welsh Church | 国教寛容度+1 | 国教寛容度を上げて不穏度をさらに低下させるNI。 2つ目の効果は異端限定ではあるものの、そもそも周りは異端しかいないので実質セーフ*3。 |
対異端改宗強度+1% | |||
![]() | 陸軍扶養限界+25% | 地味に強い効果です。FLアップはデメリットなしに扶養できる陸軍が上がる ……逆を言えばFLを突破しても許容内のデメリットで収まる実質的上限が上がる、ということです。 イングリッシュチャネルの高収入を頼りにFLを大きく突破した大陸軍を編成し、フランスと殴り合いができます。 |
まずはイングランド時のセットアップを
・ポルトガルとの同盟解除
・全陸軍解体*4
・初期人的資源8k分の徴兵
・通貨を限界まで切り下げ*5
・借金を限界まで連打←→全額返済、を繰り返して借金できないくらい借金*6
・破産ボタンを押す*7
・再び借金を限界まで連打←→全額返済、を繰り返して借金できないくらい借金
・要塞を撤去
・特権モリモリ
・フランス側のメーヌのようなイングランド領はプロビ選択画面から領土返還で全返還*8
・カレー売却*9
・マン、コーンウォール、ペイル、ノーサンバーランドを属国開放*10
・ウェールズを開放しプレイ切り替え
ここまで破壊しつくせば、いくらイングランドでも5年で完全回復は見込めないでしょう。
次にウェールズプレイ時でのセットアップを
・独立後はcrown land/直轄領が100%*11なので、各君主点+1の特権など有用なものをぶち込む
・イングランドと停戦期間中である5年間は人的資源の回復を待ちつつ要塞をモスボールしできれば独立支援想定国との関係改善を図る
イングランドは人的0から5年を迎えなければならない関係上、他の属国と同盟を結んで戦うだけでも勝てます。破産中のイングランドは傭兵を雇えません。
何故ならいくつかのデメリットがあるからです。
1.イングランドとの独立戦争で面倒になるため
イングランド属国の彼らの領土を占領しなければ100点講和が遠のきます。また、味方に引き込んでしまうとフランスに宣戦されて独立戦争中に対フランス防衛戦争をしなければなりません。
どちらにしても楽に独立できなくなります。
2.そもそも独立前にフランスが宣戦してくる可能性があるため
フランスはカレーを除く大陸領にコアを持っており、これはイングランドが属国開放したところで消えません。
メーヌ開戦を回避したとしても、フランスが属国のノルマンディーやアランソン、ガスコーニュに対して再征服CBで宣戦布告してくる可能性は大いにあり危険です。
最も大きな問題は、フランスがブリテン島に領土を手にする可能性があることで、ズルズルとイングランド領土を侵食されると将来的なウェールズ国力が下がります。
対フランス戦をする関係上、どうして仮想敵国に領土を渡してやらねばならないのでしょうか?
以上の理由から、属国開放よりかは領土返還を推奨いたします。
国力の大きなノーサンバーランド、アイルランドに領土を持つペイル*12と同盟し独立戦争をしましょう。
独立支援国はしばしば北のスコットランドとライバル視しあっているデンマークが最もよいかもしれません。被宣戦を防ぐことが出来、対スコットランド戦で頼りになります。
フランスやブルゴーニュもいいかもしれませんが、独立する際に領土要求をしてくる可能性が極めて高く、強くはお勧めできません。そもそも独立支援がなくても独立は出来ます。
問題なく勝てると思いますが、戦術としては要塞を失ったロンドンの陥落を優先しつつ、自国のモントゴメリー丘陵要塞に張り付いて消耗しているイングランド陸軍を叩きのめせば、より確実な勝利につながる筈です。
マン島の上陸は少々厄介かもしれませんが、隙を見て上陸出来たら上陸、後に占領することを推奨します。輸送船建造はお忘れなく。
講和ですが、まず独立承認に加えて同盟国ノーサンバーランドへ繋がる陸地であるチェスター*13、コーンウォール*14とそこへと繋がる陸地を基準として割譲していくとよいかもしれません。初期君主が有能かを見つつ金なども求めて100点講和を決めましょう。
ひとたび戦争に勝てさえすれば、あとはイングランドがポルトガルなどの強国と同盟を結ばない限りぼっこぼこにできるはずです。
繰り返しになりますが、大陸側国家のフランスやブルゴーニュがブリテンに上陸してくると追い返すのが厄介になります。よって海峡を挟んで大陸領と隣接しているコーンウォール、デヴォン、ドーセット、ハンプシャー、サセックス、ケントを優先的に割譲していくことで、自国に宣戦布告しない限りブリテンに渡ってこれない環境作りを目指しましょう。ロンドンはぎりぎり海峡で隣接していないので後回しでもいいでしょう。
特にウェールズに対するこだわりがないならば、ロンドンに遷都することをお勧めします。農地+衣類産出+CoTにより、非常に低い開発度で開発できます。制度受容のための開発にもってこいです。
同じ条件のプロビは世界でもほとんどありませんが、実はロージアンも同条件のプロビではあります。しかし交易ノードが北海であり、交易収入が下がる危険があります。
交易首都をロンドン、首都をロージアンとすれば大丈夫ですが、君主点的に効率的なプレイではないことに注意してください。
独立後はイングランドプレイと似通った行動をとることになるでしょう。4プロビ+イングランドから割譲したプロビで強化されたウェールズならば、アイルランド諸侯2国程度余裕をもって相手できます。スコットランドが平定してくる前に、自国で平定してしまいしょう。
ペイルは橋頭保です。同盟国ならば通行権と港湾使用権を求め、自国で保有しているならば直接陸軍を送ることが出来るでしょう。もしペイルがイングランド領あるいはイングランドの属国のままならば、他のアイルランド諸侯と同盟して通行権を貰いましょう。
また、LDが許す範囲内で属国を幾つか抱えることで、統治点の節約と自国国力のカサ増しが図れます。北部のスコットランドと雌雄を決するの際に頼りになる筈です。
自国でコア化するプロビの請求権作成は必ずやるようにし、統治点の節約をすればより楽なプレイができるかもしれません。
アイルランドを平定すれば、スコットランドと対峙できるほどの国力を有しているはずです。スコットランドは大抵フランスと同盟を結ぶか独立保証されている為、フランスが参戦してこないタイミングで宣戦布告しましょう。
もしフランスと同盟しているだけならば、スコットランドと同盟しているアイルランド諸侯でいったん釣りだして同盟関係を切らせてやるのはよい作戦といえるでしょう。
もしこちらの国力が高まるより前に、スコットランドがノーサンバーランドに宣戦してきて、かつ負けそうならば、容赦なく同盟国を切り捨てましょう。
そうでないならばデンマークに加えてノーサンバーランドとも連携しつつ、ロージアン確保に向けて動きましょう。
講和はエアーシャーやダンフリーズといったアイルランド=ノーサンバーランドに隣接するプロビを最優先にしましょう。
また、スコットランド内にある諸島連合やゲールのコアは、スコットランド解体に大きく寄与する属国候補です。アーガイルや内ヘブリディーズをついでに割譲することで、属国開放からの再征服CBを用いることが出来ます。
フランスはブルゴーニュ継承の結果によって大きく強さが変わってきますが、いずれにせよオーストリア、スペインは対フランス戦で強力な味方となりえます。なるべく早期に同盟を結べるよう改善使者を送り、好感度を貯めておきましょう。
新大陸に行かないならばポルトガルもよい同盟先かもしれません。スペインには劣りますが、フランスと国境がそれほど離れていない関係上、攻撃戦争についてきて*15くれます。
フランスの同盟関係が盤石すぎて手が出せないならば、NoCBでもよいのでフランスの外交関係を破壊するためにフランス同盟国に宣戦することも考慮しましょう。土地を取らないならばAEも上がりません。
ブルゴーニュやブルターニュは対フランスでの橋頭保及び再征服CBで役に立つかもしれません。可能ならば武力属国化を行い、フランスへの再征服CB及びフランス弱体化に利用しましょう。
高開発度のパリを落とす前に地中海への道を繋げることで、ローマ征服の足掛かりを作り上げましょう。
ローマへ通ずる道は2種類あります。即ち陸路と海路です。
フランスプロヴァンス地域から、ジェノヴァなどがあるリグーリア、フィレンツェなどがあるトスカーナ、ローマへ至る陸路。
フランスプロヴァンス地域から、コルシカ、サルデーニャと続きローマへ至る海路。
前者はAEとコア化コストに悩まされ、後者はガレー建造や最悪スペイン戦を考慮しなければなりません。
どちらでローマへ至るかによって、アイデア習得も変わっていきます。予めプレイ前に自分ならばどうするかを考えておくとよいかもしれません。
両シチリア/ナポリは教皇領のすぐ南にあります。つまり目の前にローマがあるといっても過言ではない立地です。
この国は共和制になるイベントが2回別々の時代で発生しますが、同君連合を形成することが出来ればローマ奪取に大きく貢献してくれるはずです。
かなり可能性の低いルートですが、両シチリア/ナポリとの婚姻は、ワンチャンを掴める戦略といえるかもしれません。
なんでもいいでしょう。ただイングランドプレイよりも聖公会は選択肢に入りやすいかもしれません。
基本的にブリテン平定までは人的も金銭的にもかつかつなウェールズにとって、ダカットを直に貰える聖公会は国土再開発に大きな力を発揮してくれます。
手に入れた金で交易品の価値が高いプロビに工場/工房を作り、増えた収入で更に工場を作り、作り終えたら魚や穀物のあるプロビに廃兵院/兵舎を作り……と、
乗算的に国力を上げられます。高い収入を確保できればスペインなど借金苦に陥っている味方同盟国に資金援助を行えます。
こうすることで確実に対フランス戦に呼べるようになり、結果としてプレイの安定化に繋がるのです。
もちろん、直に軍質を上げるプロテスタントや、強力な効果をタイミングによって自由に選べる改革派などに改宗してもよいでしょう。
植民するかしないかで大きく変わりますが、現在は植民しないプレイでのオススメアイデアを記載します
・経済
経済アイデアは非常に優秀なアイデアです。ひ弱なウェールズの収入を助けつつ、中盤以降の対フランス準備中における開発コストを抑えてくれます。
建設コスト減で実質的に迅速な工場建設を約束し、陸軍維持費減はFL+25%の宿願を持つウェールズと相性が良いです。
7番目の生産効率+10%はNI5番目と合わさることで、収入面を大きく改善してくれることでしょう。
ポリシーも王道の経済-軍質の規律+5%の他、経済-軍量の開発コスト-10%&陸軍扶養限界+10%でさらなる開発コスト減、およびFL突破を見込めるようになります。
・革新
初期君主が無能ならば革新はいいアイデアかもしれません。序盤は制度受容すらままならないほど痩せている土地しかないウェールズでは、技術コストや受容コストを下げてくれる革新はマッチしているといえます。
また、初期首都が海岸線にある関係上、首都プロビの海上封鎖で戦争疲弊が溜まりやすいウェールズにとって、月間戦争疲弊-0.05/月の効果も馬鹿になりません。
ポリシーは革新-攻撃ポリシーで素早い攻城を実現したり、革新-軍質の歩兵戦闘力+10%で軍の質を上げたりできます。革新-影響はAEを抑える効果を持っているので征服に余裕が出ます。
初手で拡張をしていく以上、統治系アイデアは君主が有能でない限り多くとることは出来ないかもしれません。
統治アイデアのコア化コスト削減はブリテン平定後だとやや腐り気味になることに注意しましょう。
人文や宗教も、大陸領土に土地を持たないならばほぼ不要になります。自国内に宗教改革地を置くことが出来れば、改宗も困らないです。どちらかを取るならば、関係改善とアイデアコスト減のある人文の方が良いかもしれません。
・外交
初期ではなく中盤以降の対フランス、対イタリアに向けての包囲網対策の1つとして。関係改善アップや外交官+2からくる土下座行脚で包囲網を組まれないようにしましょう。
・影響
再征服CB主体の侵攻を画策するならばこちらを修得しておきたい。同盟国はカステラ、オーストリアに抑え、ブルターニュやブルゴーニュ、ノルマンディーなどを辺境伯にすることで自国の陸軍を強化しつつLDを抑える、というプレイに向いています。
・諜報
請求権捏造ならばこちら。AEを抑えつつ請求権を大量に作って統治点節約をしたいところ。
それだけではなく、フランスやその同盟国に対して徴兵妨害や外交評判を傷つけるコマンドを使用し、戦略的に勝ちやすくしましょう。
外交アイデアでは交易を書こうかと思いましたが、新大陸に土地を持っていないならば商人+3を生かしきれず、富を引っ張ってきにくいと判断し保留しました。
・軍量
NIの陸軍扶養限界+25%と合わせて、島国ですか?と言わんばかりの陸軍扶養を実現できます。
陸軍国家のフランスと殴り合いをしなければならない以上、質、量ともに高い水準を確保したいところ。軍量はそれを叶えてくれるアイデアの1つです。
名高い軍量-宗教ポリシーも強力ですが、軍量-外交ポリシーで外交評判+1とFL+10%アップを狙ったりしてもよいかもしれません。
・軍質
一応島国であるウェールズにとって、陸海をどちらも強化する軍質も大切なアイデア。まさに無駄のないアイデアといえます。
士気は上がりませんが規律は上がります。経済アイデアを最初に取るならこいつも2番目には取りましょう。
軍質-経済ポリシーを筆頭に、軍質-宗教ポリシー、軍質-革新ポリシーと脳筋なものも揃っています。
・攻勢
グランダルメを叩きのめすためには攻勢も取りたいところです。攻囲アップはフランス国内にある数多の要塞を迅速に落とすことを可能にします。
将軍の白兵射撃も直上げ出来、陸軍扶養限界も更に20%上がり、規律もしっかり5%上がります。
攻勢-革新ポリシーは上げにくい将軍の白兵と攻囲能力を底上げし、要塞を高速で落としていきます。攻勢-経済ポリシーも砲兵能力を上げることができ、潤沢な資金から繰り出される後列幅いっぱいの砲兵射撃で敵陸軍を粉砕してくれます。
如何なる戦争も基本的に同盟関係の構築で開戦前に決着をつけるべきであり、戦闘も常に相手の6倍の兵力と十分な(人的)補給をもって接するのが望ましいですが、同列または格上相手に挑むのであれば戦術と地形、そして兵の質こそ重要になります。軍事系アイデアの複数修得は最重要であるといえるのかもしれません。
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