『フランス東インド会社貿易研究所の乙女たち』 (ルイーズ・ミシュレ画 16世紀頃)
貿易(トレ)したいっ!
自由な海へ Sail Out 帆を揚げて
この胸のときめきはもう止められない!
15世紀末、フランス王国はマダガスカル島に中継港をつくってインドとの貿易を独占しました。
しかし、ジェノヴァやヴェニスと違って商業国家としての伝統がありません。
不慣れな「貿易」を研究しようと設立されたのが “貿易(トレ)ラボ” こと「東インド会社貿易研究所」です。
これは「貿易に恋する乙女たち」研究所メンバーの貿易研究とその実践の物語です。
通称「リコ」。
性格は男勝りかつ男前で、意地っ張りで見栄っ張りで負けず嫌い、加えて人の期待を裏切れない性格。
ひょんなことからサラを除く研究所のメンバーに「商売上手で貿易の達人」と思われていたが、実際にはがさつな性格が災いしてか失敗の連続で経験もない。
ナタリー・ド・マルジェリ(Nathalie de Margerie)
通称「マキ」。
もともとは副所長だったが、エノが職務放棄をしたために所長に。
清楚な見た目とは裏腹に実際はかなりのボケキャラで、本人もそれを自覚しており、有能であると思われたり、言われることに喜びを感じている。
ステファニー・タラバルドン(Stephanie Talabardon)
通称「スズ」。
おかっぱ頭の眼鏡っ娘で、天然のドジっ娘でもある。
研究所内では存在感が薄く、姿を見せずに仕事をこなすので「妖精」とリコに呼ばれている。
通称「エノ」。
もともとは所長だったが、当時副所長だったマキが有能で、仕事が回ってこないのに激怒し職務放棄。
紆余曲折を経て、改めて副所長として研究所に復帰する。
通称「サヨ」。
常に冷静沈着だがお金に目がなく、そのことをマキに目を付けられ一度は研究所への出入禁止処分を受ける。
紆余曲折を経て、改めて会計として研究所に復帰する。
通称「ナギ」。
リコの幼馴染でフランス人だが、家族とともにネーデルラントに移住した。
幼い頃は女の子のように可愛らしい顔で、今も笑うとその面影が出る。
通称「ヤン」。
イリキミ商会の副会頭。
有能で頭がよく、真面目で責任感も強いのだが、その分他人に対する評価は厳しい。