政治体制は大雑把に言って
の3つに分けられる。
部族制以外は、特殊な政治体制を除きその内部で統治点100を消費することにより、政治体制の変更が可能。
今回は、尋常な方法では君主制→共和制の移行は不可能。共和制→君主制は特定の手法を用いて可能になる。
その他に属する政治体制は、特別な政策(Decision)を通してのみ政治体制の変更が可能である。
王朝(Dynasty)及び正統性(Legitimacy)を持つ。
同じ君主制の国家とは婚姻(Royal Marrige)することが可能。
名前 | 技術Lv | 効果 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | |||
専制君主制 | Despotic | 2 | 不安度-1% | |
不適切な要求-10% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
封建君主制 | Feudal | 2 | 属国からの収入+25% | |
人的資源+10% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
管理君主制 | Administrative | 12 | 生産効率+10% | 明国はともかくとして、EU4の時代に官僚という概念はまだない。 Administrativeとは官僚の意味ではなく官房という意味。 君主がすべての政治を行いきれないため、 大臣達にある程度任せる輔弼(ほひつ)君主制、または官房君主制。 イングランドの内閣制度が典型例。 |
税収+5% | ||||
地方自治-0.05% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
絶対王政 | Absolute | 20 | 規律+5% | |
不安度-1% | ||||
地方自治-0.1% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
立憲君主制 | Constitutional | 22 | 年間分離主義-5 | DLCのCommon Senseを導入していなければなれない。議会制。 |
正統性+1/年 | ||||
人的資源回復速度+10% | ||||
地方自治-0.15% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
啓蒙的専制 | Enlightened Despotism | 29 | 受容文化認定の必要値-10% | ピョートル大帝などによる、「上からの改革」を表す体制。 |
人的資源+10% | ||||
地方自治-0.2% | ||||
領有可能ステート+5 |
名前 | 効果 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||
選挙君主制 | Elective Monarchy | 不安度-1 | ポーランドおよびコモンウェルスの政治体制。 |
地方自治-0.05% | |||
属国からの収入+25% | |||
領有可能ステート+5 | |||
大公国 | Archduchy | 属国からの収入+25% | オーストリアがイベントを介してこの体制に変更できる。 |
外交関係上限+1 | |||
地方自治-0.05% | |||
中華帝国(注1) | Celestial Empire | 技術コスト-10% | 明のみ、初期から。 |
地方自治下限50% | |||
領有可能ステート+5 | |||
イクター制 | Iqta | 属国からの収入+33% | マムルーク。 遊牧民がディシジョンでムガル、ブハラに変態した場合もイクター制になる(1.15) |
税収+5% | |||
地方自治-0.05% | |||
領有可能ステート+5 | |||
大名 | Daimyo | 陸軍士気+10% | 日本の属国の政治体制。 他の大名と宗主国の介入を受けずに戦争できる。 |
歩兵戦闘力+10% | |||
幕府 | Shogunate | 外交関係上限+4 | 日本のみ。大名が独立すると幕府になる。 幕府の属国はお互いに宗主国の介入を受けずに戦争ができる。 |
領有可能ステート+5 | |||
イングランド君主制 | English Monarchy | 正統性+0.5/年 | DLCのCommon Senseを導入していなければなれない。 イングランドのみなれる体制。議会制。 |
不安度-1 | |||
地方自治-0.05/-0.1/-0.15 | |||
領有可能ステート+5 | |||
オスマン政府 | Ottoman Government | 正統性0.25/+0.5/+0.5/年 | オスマンのみなれる政体。 |
不適切な要求-10% | |||
地方自治0/0/-0.2% | |||
領有可能ステート+8 | |||
プロイセン君主制 | Prussian Monarchy | 不安度-2 | DLCのRights of Manを導入していなければなれない。 プロイセンのみなれる政体。 |
戦争疲弊-0.02% | |||
地方自治-0.05/-0.075/-0.1 | |||
君主の軍事能力3以上 | |||
ロシア公国 | Russian Principality | 不穏度-1 | ロシア・ルテニア地域の君主制国家が有する政体。 政府等級が侯爵級に固定される。 ロシア能力が使用できる。 なぜか、ハールィチ・ヴォルィーニには適用されない。 |
税収+5% | |||
領有可能ステート+3 | |||
ツァーリ国 | Tsardom | 人的資源+20% | ロシアを形成すると自動的に移行する。 政府等級が帝国級に固定される。 ロシア能力が使用できる。 |
絶対主義+0.10/年 | |||
自治度-0.05% | |||
領有可能ステート+10 | |||
革命帝国 | Revolutionary Empire | 人的資源+25% | 通常は移行できない。 |
陸軍士気+10% | |||
地方自治-0.2% | |||
領有可能ステート+5 |
注1:直訳すると「天の帝国」となる。中華王朝は天意を受けて地上の統治をしている、という思想の反映と思われる。
共和国は共和制の伝統(Republican tradition)を持つ。1年ごとに+1されるが、選挙において同じ統治者が再選した場合、-10される。共和制の伝統が20未満になると、君主制に変更される可能性がある。
共和制国家は選挙期間が定められており、選挙期間ごとに前任者の再選か、または各分野を得意とする候補者の内からいずれかを選ぶ。統治者候補は通常得意とする分野が4、それ以外の分野が1であり、再選した場合全ての能力が+1される。
共和制国家は通常婚姻ができない。
名前 | 技術Lv | 効果 | 選挙期間 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||||
商人共和制 | Merchant | 0 | 商人+1 | 4年 | 領邦数が20を超える場合、共和国伝統の増加に対してマイナスの補正が付与される。 |
隊商力+33% | |||||
地方自治0/0/-0.025% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
寡頭共和制 | Oligarchic | 2 | 税収+5% | 4年 | |
安定度コスト-5% | |||||
地方自治-0.05% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
貴族共和制 | Noble | 7 | 異端への寛容度+1 | 8年 | 例外的に婚姻が可能。 |
陸軍士気+10% | |||||
地方自治-0.05% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
管理共和制 | Administrative | 12 | 年間分離主義-5 | 5年 | 明国はともかくとして、EU4の時代に官僚という概念はまだない。 Administrativeとは官僚の意味ではなく官房という意味。 選挙により入れ替わる議員の能力不足を補うため、 常設の官房にある程度任せる輔弼(ほひつ)共和制、または官房共和制。 ヴェニスの十人委員会や官房長官制が典型例 |
生産効率+10% | |||||
文化同化コスト-10% | |||||
地方自治-0.1% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
独裁官制 | Dictatorship | 20 | 異端への寛容度+1 | 終生 | 非常時において独裁官を選出する制度。 イングランドのクロムウェル護国卿が典型例 |
陸軍士気+10% | |||||
地方自治-0.1% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
立憲共和制 | Constitutional | 26 | 生産効率+10% | 4年 | |
交易効率+10% | |||||
地方自治-0.2% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
行政委員会による独裁体制 | Bureaucratic Despotism | 29 | 安定度コスト-20% | 終生 | ダントンやロベスピエールの公安委員会が典型例 |
地方自治-0.1% | |||||
領有可能ステート+5 | |||||
革命共和制 | Revolutionary | 31 | 異端への寛容度+2 | 4年 | ヨーロッパで発生するイベントでのみ到達可能。 他の共和制と違い、君主制への移行が発生した場合、革命帝国になる。 |
陸軍士気+10% | |||||
地方自治-0.25% | |||||
領有可能ステート+5 |
名前 | 効果 | 選挙期間 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | |||
アンブロジアーナ共和制 | Ambrosian Republic | 税収+10% | 4年 | 1447年のミラノ、またはイベントで変更可能。 |
陸軍士気+5% | ||||
地方自治-0/-0.025/-0.05% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
オランダ共和制 | Dutch Republic | 大型船戦闘力+10% | 4年/終生 | 1581年のオランダ、またはイベントで変更可能。 |
交易収入+10% | ||||
地方自治-0.025/-0.05/-0.075% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
アメリカ共和制 | American Republic | 安定度コスト-10% | 7年 | USAでイベントで変更可能。ver1.23よりDLCのAmerican Dreamを導入していなければなれない。 |
地方自治-0.1% | ||||
連邦共和制 | Federal Republic | 外交評判-2 | 4年 | USAでイベントで変更可能。ver1.23よりDLCのAmerican Dreamを導入していなければなれない。 |
スパイ防御+10% | ||||
地方自治-0.1% | ||||
植民地政府 | Colonial Government | 陸軍士気回復+2% | 8年 | 植民地国家専用の体制。 |
地方自治-0.1% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
自由都市 | Free City | 交易収入+10% | 4年 | 神聖ローマ帝国内でのみの体制。 |
開発費用-10% | ||||
名主共和制 | Peasants Republic | 生産効率+10% | 5年 | Dithmarschenの専用体制。 |
陸軍士気+5% | ||||
地方自治-0.025/-0.05/-0.075% | ||||
領有可能ステート+5 | ||||
民会共和国 | Veche Republic | 商人+1 | ロシア地域の共和国に適用される。 開始時点では、ノブゴロドとプスコフがそれにあたる。 ロシア能力が使える。 政府等級が侯爵級に固定される。 | |
領有可能ステート+3 |
モンゴルの後継者たちの国家体制であり、ハン制としても知られる。
基本的に君主制に準じるが、継承戦争や特別な宣戦布告事由など幾つかの特色を持つ。
以上の条件を満たすことにより、専制君主制に変更できる。
その際、技術グループも国教がイスラム教であればイスラムに、そうでなければ中華に変更される。
独自の国策を持つティムールと満州を除き、国策も変更されることに注意。
テングリのSyncretic Faithでスンニを指定した場合、それまで中華技術への変更だったものが、ムスリム技術への変更になる。
また、国策を変更するかイベントで決定できるようになった。
名前 | 効果 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||
草原の遊牧民 | Steppe Hordes | 人的資源+50% | 平原および砂漠での戦闘にボーナス。 |
陸軍扶養限界+50% | |||
良好な関係維持-50% | |||
地方自治下限25% |
宗教指導者が最高権力者を兼ねる統治形態。
基本的に特別な要素は何もない。
DLC「Common Sense」以降は、
後継者を様々な出自のものから選ぶ事ができ、選んだ人物の出自に対応したイベントが起こる。
君主制の「正統性」や共和制の「伝統」ような、「信仰(Devotion)」が追加され、税収などに補正を得る。
名前 | 効果 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||
教皇制 | Papacy | 真の信仰への寛容度+1 | 教皇領のみ。 統治者を指揮官にできない。 王国級固定。 |
国威+1/年 | |||
自治度変化-0.05/月 | |||
領有可能ステート+5 | |||
神政 | Theocracy | 真の信仰への寛容度+2 | 大司教領など。 統治者を指揮官にできない。 |
異端への寛容度-1 | |||
自治度変化-0.025/月(帝国級のみ) | |||
領有可能ステート+5 | |||
騎士団 | Monastic Order | 真の信仰への寛容度+1 | チュートン騎士団やリヴォニア騎士団などの騎士団のみの体制。 公国級固定。 |
要塞維持費-20% | |||
領有可能ステート+5 |
※信仰(Devotion)
0~100で50が補正無し。49以下になるとペナルティが生ずる。
National Tax Modifier(最大+25%)
Yearly Prestige(最大+1)
Yearly Papal Influence(最大+1)
Church Power(最大+12.5%)
v1.4から追加された、北アメリカのネイティブ・アメリカンの持つ政治体制。
原住民発展技術(Native Advancement Technologies)を始め多くの特別なシステムを持つ。
名前 | 効果 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||
原住民部族会 | Native Council | 安定度コスト-33% | |
陸軍維持コスト-50% | |||
外交関係上限-1 | |||
シベリア氏族会 | Siberian Clan Council | 安定度コスト-33% | |
技術コスト+15% |
より原始的とみなされる政治体制。
保有するプロヴィンスが10以上の場合、無能な君主(Incapable Ruler)という補正が発生する。
これは君主の対応する能力が3以下のものにつき、統治であれば税収-33%、外交であれば反乱リスク+3%、軍事であればコア化コスト+200%の修正を受ける、というものである。
以上の条件を満たすことにより、対応する政治体制に変更できる。
名前 | 効果 [ ]内は政府等級が左から公国/王国/帝国級のとき | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||
部族民主制 | Tribal Democracy | 安定度コスト[-10/-15/-20%] | 共和制に準じる。改革後は寡頭共和制に変更。 |
不穏度-1 | |||
外交関係上限[-2/-1/0] | |||
主義思想伝播速度-5% | |||
部族専制 | Tribal Despotism | コア化コスト[-5/-10/-15%] | 君主制に準じる。改革後は専制君主制に変更。 |
不穏度-1 | |||
主義思想伝播速度-5% | |||
部族連邦制 | Tribal Federation | 分離主義年数-5 | 君主制に準じる。改革後は封建君主制に変更。 Cradle of Civilizationを導入することで部族の忠誠システムが有効化。 |
騎兵比率+25% | |||
州獲得に必要な戦争点コスト[0/-10/-20%] | |||
部族王国 | Tribal Kingdom | 属国からの収入[+10/+20/+30%] | 君主制に準じる。改革後は封建君主制に変更。 |
安定度コスト-10% | |||
外交関係上限[-2/-1/0] | |||
主義思想伝播速度-2.5% |
政府等級が違うと、ナショナルフォーカスの変更可能期間、外交官の数、将軍上限、本土数上限などが変化する。基本的に下に行くほど得。
名前 | 効果 | 特記事項 | |
和訳 | 英語名 | ||
公国級 | Duchy rank | 特に、追加の要素はない。 HRE内では、選帝侯を除いて、すべて公国級にされる。 | |
王国級 | Kingdom rank | ナショナルフォーカス変更20年 | 公国級から王国級になるには、開発度300、威信50が必要。 HREでは、選帝侯しかなれない。 |
外交官+1 | |||
本土数上限+5 | |||
帝国級 | Empire rank | ナショナルフォーカス変更15年 | Common Sense を入れていた場合、自国文化圏全てが受容文化(Accepted culture)となる。 公国級、王国級から帝国級になるには開発度1000が前提となり、威信75を消費する。 |
外交官+1 | |||
将軍上限+1 | |||
本土数上限+10 |