インターフェイス解説†
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対象のDLCを持たない場合、公式宗派と自由都市の要素が削除されます。 |
皇帝就任の前提†
皇帝が死ぬ、皇帝が退位する、皇帝の国が属国化される、皇帝の国が併合される、
これらのいずれかが起きたとき、新皇帝の選出が、選帝侯の多数決によって行われる。
以下の条件を満たしている者が、皇帝となりうる。
- 男性である。*1
- ただし、皇帝の後継者が女性である場合、いくつかの国*2では、ディシジョンでこの条件を永久的に削除し、女性の皇帝を誕生させることができる。
- 共和制元首や神権制大司教ではなく、君主である。
- キリスト教国である。
- 公式宗派を採用している、またはウェストファリア条約が制定され公式宗派が存在しない。
- 属国化されていない。
- 首都が欧州に位置する。
選挙の投票基準†
選帝侯との関係、被選挙国の外交評判や威信を筆頭に、多くの基準が存在し、ここで紹介するには紙幅が足りないため、
ゲーム内のHREインターフェイスで、選帝侯の旗をマウスオーバーし、確認して欲しい。
皇帝の利益†
+1 外交関係(diplomatic relation)
+1 顧問候補(possible advisors)
+1 年間威信(yearly prestige)
+1 指揮官上限(military leader without upkeep)
+10% 諜報網構築(Spy network construction)
+500 諸侯1国につきMP/年(manpower per member state)
+0.5 諸侯1国につFL(land force limit per member state)
+2 自由都市1国につき税収/年(tax income per Free City)
+1000 自由都市1国につきMP/年(manpower per Free City)
+0.5 自由都市1国につきFL(land force limit per Free City)
また、皇帝は、通常のコア化範囲を無視し、HRE内のどの州であっても自国のコアとすることができる。
皇帝の特権†
- 再選可能性の上昇
皇帝を擁する国は、選挙時に現在のIA(Imperial Authority)と同等のボーナスを得る。
- 諸侯の防衛
諸侯がHRE外から宣戦布告されると、皇帝に防衛参戦要請が飛ぶ。これを拒否するとIA-10。また、全諸侯との関係も悪化する。
- 不法な領土の返還要求(Demand unlawful territory)
IA-1と引き換えに、不法*3なHRE領を返還するよう要求できる。
- 恩寵を与える(Bestow imperial grace)
IA-1と引き換えに、相手国との関係を+40。行ったの国家が皇帝でなくなると、この効果はなくなる。
- 選帝侯の任命(Grant the Electorate)
選帝侯が定員7を満たしていないとき、新たな選帝侯を任命することができる。ただし、属国や自由都市を任命することはできない。
- 選帝侯の地位剥奪(Revoke Electorate)
IA-10と引き換えに、選帝侯の地位を奪う。全選帝侯との関係が悪化する。
- 自由都市の認定(Grant Free City Status)
最大8まで、選帝侯でない1プロビ国を自由都市に認定できる。自由都市に対しては、諸侯が宣戦した場合にも皇帝に防衛参戦が飛ぶ。
- 自由都市の剥奪(Revoke Free City Status)
IA-5と引き換えに、自由都市の地位を奪う。
- 帝国からの追放(Imperian Ban)
諸侯でない国がHRE領を所有しているとき、皇帝はその国に対しImperial BanのCBを得る。
- 諸侯の解放(Imperial Liberation)
他の諸侯から領土を奪った諸侯に対し、皇帝はその国に対し、一定の期間Imperial LiberationのCBを得る。このCBでの戦争では、HRE領であれば外交点0で、領土を切り取ったり国家を解放できる。
- 強制改宗(Enforce religion)
IA-1と引き換えに、異端を信仰している諸侯を改宗させる。対象国家が皇帝より小さく、関係が良好である場合、より受諾させやすくなる。公式宗派が正式決定された後に行使できる。
HREへの編入†
HRE領と陸または海を挟んで隣接*4し、キリスト教を信仰し、ヨーロッパ内*5に属す、自国のコアは、プロヴィンス画面のHREアイコンをクリックすることで、HREに編入できる。
ただし、HRE外の国がプロヴィンスを編入する際は、[ 100 + 自国の総DEV/2 + 属国の総DEV/2 ]が、皇帝との外交関係を上回っている必要もある。*6
皇帝自身も、自身が所有するプロビンスを、同様の条件で編入し、能動的にIAを上昇させられる。
HRE加盟のAI国家が、条件を満たしているプロヴィンスを勝手に*7編入してくれることもあり、この場合もIAが手に入る。
HREへの加入†
首都のあるプロヴィンスをHREに編入すると、その国家は諸侯の一員となる。
このとき、政府ランクが公国へと固定される。
HREからの除外†
HRE外の国家で、プレイヤーは、戦時でなければ、HRE内でコアとして所有するプロヴィンスを、プロヴィンス画面のHREアイコンをクリックすることで、HREから除外できる。
除外したプロヴィンス一つにつき、IAが1低下し、プレイヤーと皇帝との関係が悪化する。
AIは、プロヴィンスをHREから除外しない。
HREからの脱退†
HREの諸侯で、プレイヤーは、戦時でなければ、いつでも脱退できる。
このとき、脱退する国がコアとして所有するHRE内のプロヴィンスは、すべてHREから除外され、コアでないプロヴィンスは皇帝に割譲される。
IAが大幅に低下し、プレイヤーと皇帝との関係が大幅に悪化する。
AIは、イベントを除いては、HREから脱退しない。
不法な領土の返還†
自国のコアがないHRE領を所有しているとき、皇帝AIからこの要求が届く。ただし、皇帝と同盟などをして友好的な関係である場合、届かないこともある。
要求を受諾すると、プロヴィンスが以前の所有者のもとへ戻る、
要求を拒否すると、HRE全諸侯との関係を大きく傷つける上、プロヴィンスに Local unrest: +10 Local tax modifier: -33% Local manpower modifier: -50% Local autonomy: +0.1のペナルティを受ける。
選帝侯†
皇帝から選帝侯に任命されると、皇帝選挙の投票権を持つ他、政府ランクを王国に上昇させられるようになる。
自由都市†
皇帝から自由都市に任命されると政体が変化し、貿易と開発にボーナスを得る。
ただし、国土が2プロヴィンス以上になると、ただちに自由都市から外れる。
帝国の権威†
帝国の権威(IA)は、帝国改革を実施するために使用される。
上記の皇帝特権による外交行動以外では、以下の条件により、IAが増減する。
~+30 諸侯からの防衛参戦要請に応え、その戦争に勝利したとき、勝利への貢献の規模に伴って加算される。
+10 同一国家による皇帝位の継承((帝位世襲の改革が可決されている場合は加算されない。))
+1 プロヴィンスをHREに編入
+0.100/month 諸侯同士の戦争が起こっていない。
+0.005/month 自由都市一国につき。
+0.004/month 25を超える諸侯一国につき。
-0.005/month 諸侯以外が保有しているHRE領一つにつき。
-0.010/month (皇帝から見て)異宗派の諸侯一国につき。
-0.005/month (皇帝から見て)異宗派の諸侯一国につき。((宗教戦争を経てウェストファリア条約が可決され、公式宗派が存在しない場合に、上の代替となる。))
-0.001/month 属国となっている選帝侯一国につき。
-0.001/month 選帝侯の欠員一国につき。
-10 HRE外の国が、HRE諸侯を併合したとき。
また、オーストリアとボヘミアのNIで+10%、宗教戦争での完全勝利により+25%、帝国改革の「帝位世襲」で+25%、帝国改革の「諸侯特権廃止」で+25%、それぞれ伸び率が増加する。
帝国改革†
改革の実施には、50以上のIAと、過半数の諸侯の賛成が必要となり、改革が実施されると、IAが0にリセットされる。
改革への賛否†
HREインターフェースで、最新の改革にオーバーマウスすると、諸侯ごとの賛否一覧が見ることができる
諸侯の賛否は、以下の基準によって決定され、数値を合計して0よりも大きければ賛成となる。
HREインターフェースで、各諸侯のアイコンにオーバーマウスすることで、その諸侯の合計数値と、適用されている基準それぞれの数値を見ることができる。
属国や、同君連合下位の国家は、必ず宗主国の賛否に従う。
判断基準 | 数値 |
IAが50以上 | 超過1につき+1 |
既に実施された改革 | 1につき-3 |
皇帝との関係 | +10につき+1 -2につき-1 |
皇帝の外交評判 | +1につき+5 |
皇帝の過剰拡大 | 4%につき-1 |
皇帝の総DEV*8 | 100を1下回るにつき-2 |
諸侯の基礎税収*9 | 1ダカットにつき-0.2 |
皇帝の同盟国 | +5 |
皇帝と同一王朝 | +3 |
皇帝と同一文化グループの 違う文化 | -5 |
皇帝と異なる文化グループ | -10 |
政治体制が君主制 | +2 |
政治体制が神政 | -5 |
皇帝から見て、国教が異端 | -20 |
改革の内容†
- 帝国改革への呼び掛け
- (Call for Reichsreform)
皇帝がImperial BanのCBを使うことができる。
皇帝:建造物コスト-5%、開発コスト-5%
諸侯:建造物コスト-5%、開発コスト-5%
- 帝国統治院の設置
- (Institute Reichsregiment)
皇帝:外交官+1、外交評判+1
諸侯:国家不穏度-2
- 宮廷裁判所改革
- (Reform the Hofgericht)
皇帝:正統性+0.5/年、コア化コスト-10%
諸侯:正統性+0.5/年
- 共通通貨の制定
- (Enact Gemeiner Pfennig)
皇帝:税収+20%
諸侯:外交評判+1
- 永久ラント平和令
- (Ewiger Landfriede)
皇帝を含むHRE諸侯、他の諸侯に宣戦できなくなる。
ただし、HRE外からの援軍要請により戦争状態になることは可能。
また、皇帝がHREの一員でない場合、皇帝は諸侯に宣戦でき、また諸侯も皇帝に宣戦できる。
皇帝:威信+0.5/年
諸侯:技術コスト-5%
- 帝位世襲
- (Proclaim Erbkaisertum)
皇帝選挙が行われなくなり、これを実行した国家によって皇帝位が継承され続けるる。
また、皇帝は諸侯を属国化しても外交枠を消費しなくなる。ただし、属国との婚姻等は別枠として外交枠を消費する。
また、公式宗派が制定されていない場合、ウエストファリア条約が制定されたのと同じ状態となる。
なお、改革後に国家を解放するなどして属国を形成する場合でも、その属国の首都がHRE内である限りは、外交枠を消費しない。
皇帝:皇帝権威+25%
諸侯:正統性+0.5/年
- 諸侯特権廃止
- (Revoke the Privilegia)
改革に賛成した諸侯は皇帝の属国となり、反対した諸侯はHREから脱退させられ、皇帝との関係に-100が付き、皇帝は脱退国のHRE州へ一時的なクレームを得る。
HRE内の皇帝の属国のLDは、他の属国の影響を受けない。ただし、HRE外の皇帝の属国のLDは、HRE内の属国から影響を受ける。
皇帝:皇帝権威+25%
諸侯:安定度コスト-10%
- 帝国の再興
- (Renovatio Imperii)
国家名がHoly Roman Empireへ変わり、皇帝の属国であったすべての諸侯を統合する。
この統一国家は、HRE外の国家に所有されていたHRE領すべてにコアを得る。
また、上記の改革による効果を失う。
全ドイツ文化グループの受容、統治点+250、威信+1.0/年、税収+5%を得る。
HREの解体†
HREを解体するには、皇帝と戦争状態にあり、その首都を占領している上で、「独立」している選帝侯が一つも無いことが条件となる。
「独立」とは
- 選帝侯が独立国家で、その戦争に参加していない場合、「独立」である。
- 選帝侯がwar leader以外の属国であり、その戦争に参加していない場合、「独立」である。
- 選帝侯が皇帝と敵対するwar leaderの同盟国である場合、「独立」でない。
- 選帝侯が皇帝と敵対するwar leaderの属国である場合、「独立」でない。
- 選帝侯が皇帝の属国である、もしくは独立国家で皇帝と同盟していて戦争に参加していて、首都が占領されている場合、「独立」でない。
つまり、HREを解体するためには、何らかの形で全ての選帝侯を戦争に巻き込む、もしく自国の同盟国にしておく必要がある。
HREを解体すると、解体した国家は100の威信を得て、HREのインターフェイスが削除され、二度と復活しない。
なお、新しい皇帝を選出する際に、選出条件を満たす者が一人もいない場合も、自動的に解体される。
イタリア王国と帝国(The Kingdom of Italy and the Empire)†
1490-1550年の間に、発生するイベントである。
トスカーナ、エミリア・ロマーニャ、リグリア、ピエモンテ、ロンバルディ、中央イタリア(Abruzzoを除く)、ヴェネツィア(Venetiaプロヴィンスを除く)の各エリア、およびローマプロヴィンスの中に、
HREに属していないプロヴィンスが1つでもあると発生する。*10
主要文化がラテングループ、もしくは首都がイタリアリージョン内に位置するHRE諸侯に対し、HREを離脱するか残留するかの選択肢が示される。
- 離脱の選択肢を選んだ場合、威信+35、皇帝との関係-50
- 残留の選択肢を選んだ場合、威信-35、皇帝との関係+50、離脱した国家との関係-50、IA+5
AIは離脱し、皇帝の属国は残留の選択肢をとる。
イタリアリージョンに首都を置くが、HREに属していない国家が領有するHRE領も、自動的にHREから除外されれる。
イベント発生以降、主要文化がラテングループのHRE諸侯に、"Submission to Emperor"(国家不穏度+3、威信-1/年、安定度コスト+10%)が付与される。*11
イタリアの離脱阻止†
皇帝は、離脱を阻止するディシジョンを実行できる。
1490年までに、離脱イベント発生条件の対象となるプロヴィンスすべてが、
- 皇帝によって領有されている
- HREに属している
- 皇帝の属国によって領有されている
のいずれかであることが、実行条件となる。
ディシジョンを実行すると離脱イベントが発生しなくなり、イタリアリージョン内で、HRE皇帝・皇帝の属国が領有するプロヴィンスが、HREに編入される。
宗教同盟†
宗教同盟の形成†
Art of Warを導入しており、1550年以降かつプロテスタントに改宗している属国でない選帝侯がいる場合、一定の確率*12で形成される。
その確率は、1575年以降は倍*13になり、1600年以降は最初の10倍*14になる。
ただし、「帝位の世襲」の改革が可決されている場合は、発生しなくなる。
ヨーロッパに首都が位置する国は自国の宗教、HREの内外にかかわらず、カトリック同盟かプロテスタント同盟の、どちらかに参加することができる。
カトリックの盟主は皇帝である一方、プロテスタントの最初の盟主は改宗したプロテスタント選帝侯であるが、大国が加盟すると、HRE内外に関わらず入れ替わる。
宗教同盟が発生すると、これに決着が付くまで、帝国の改革はできなくなる。
宗教戦争の開始†
プロテスタントの盟主は、専用のCBを使い、皇帝に宣戦することで、宗教戦争*15を開始できる。
宗教戦争に参戦した国は、100年の間、軍事技術コスト-5%、陸軍伝統+0.5/年を得る。
宗教戦争の決着†
宗教戦争では、戦勝点50%で、公式宗派を決定する「Religious Supremacy」を選択できる。
Religious Supremacyを選択せず和平すると、ウエストファリア条約が発生し、公式宗派が無くなり、宗派による皇帝就任条件がなくなる。*16
「帝位の世襲」が可決されていない状態で、Leaguesが結成されずに1625年を迎えるか、leagues結成から30年経過すると、
毎月一定の確率*17で、皇帝が勝利するイベントが起こり、カトリックが公式宗派になる。
ただし、皇帝が戦時中であったり、摂政を立てていたり、プロテスタント同盟に所属する選帝侯との停戦期間が残っていると確率判定されない。
公式宗派が決定されると、その宗派でない選帝侯は罷免される。
また、公式宗派を国教とする国は、HRE内外を問わず、ヨーロッパに首都が位置すれば、正統性+0.25/年、国教寛容度+1、布教強度+1%を得る。
おまけ(神聖ローマ帝国の略史)†
- フランク王国
神聖ローマ帝国は、中央ヨーロッパを支配したフランク王国のカール大帝(シャルルマーニュ)が、南のイスラム海賊に対抗するための後ろ盾を欲しがったローマ教皇によって、ローマ皇帝(西ローマ皇帝)として戴冠させられたことに端を発する。国是は帝国復興(renovatio imperii Romanorum)。
ゲルマン人の分割相続制度により帝国はすぐに大分裂、名ばかりの王権の下に細かい所領が統廃合を繰り返す時代に入る(CK2の時代)。おおむね西フランク王と諸侯はフランス王権下に再収束、その他の地域はドイツ王兼イタリア王兼ブルグント王権下に再収束する。
- 神聖ローマ皇帝(西ローマ皇帝/Emperor)
選帝侯に選ばれてドイツ王兼イタリア王になると、ローマ教皇に皇帝にしてもらえる。
権力は弱い。実質世襲の時代も長いがお飾りの皇帝が選ばれることもあった。
スイス北西の小さい城領主だったのに南東に領地を得、ドイツから独立していった人たちが有名。
- 国体
初期は「ローマ人の皇帝」がいるだけだったが、後にドイツイタリアブルグントと東方の獲得領を統合して「ローマ帝国」を名乗るようになる。「神聖ローマ帝国」となりGC開始前後には「ドイツ人の神聖ローマ帝国」。実態は大小領主の集まり。
- 宗教
ローマ教会下にあるのでカトリック。後にローマ教会の堕落からプロテスタントなどが分裂、宗教紛争から帝国内外を巻き込んだ宗教関係ない皇帝vs反皇帝の大戦争になる。帝国弱体化の原因。
- 崩壊
三十年戦争終結までにスイス以南、低地地方、フランス領などが帝国を抜ける。再編が進み帝国外にパワーベースを持ったプロイセンとオーストリアと中小領主たちという構図になる。さらにナポレオンに3回負けた結果中小領主がナポレオン側に寝返り、皇帝オーストリアが帝国を捨てることを決意、帝国終了を宣言。その後プロイセンがオーストリア以外のドイツを統一しドイツ分裂状態が確定する。
- 諸侯
土地、街、城の名前と一人の領主によって統一された領土名、家名化した所領名の概念が混在している。
- 選帝侯
ドイツ王を選挙する権利を持つ七つの諸侯。ドイツ王を選ぶんだから基本ドイツ人。
- ドイツ諸侯
- 公、侯、辺境伯、宮中伯、伯、etc
ゲルマン諸部族の首長や役職つき領主だったものなどの名残。ドイツは他に比べて種類が多い。
- 大司教、司教
教会へ寄進された土地や門前町の領主としての聖職者。帝国の権威を宗教面から支える。
- 帝国自由都市
領主のいない自治都市。フリース人のハンザ諸都市などは帝国の交易路である。今も「自由ハンザ都市」の正式名称を持つ街も。
- オーストリア大公
ハプスブルク。
- イタリア諸侯
貴族共和制都市国家が多い。イタリア王権の下にあるが実質独立。ドイツ人じゃない。
教皇領より南はイタリアではなくシチリアなので帝国外。
- その他
非ゲルマン部族の王などの名残。たとえば、ベーメン王は早くからドイツ王の臣下で王位を持つ。
- 関係周辺地域
- 教皇
目の上のたんこぶ。
- ビザンツ
所謂ギリシャ人の皇帝。元ローマ世界の中心地。西帝国の滅亡時に西帝位を回収していること、五大総主教座の一つでしかないローマの総主教に皇帝叙任権はないことを理由にこちらの帝位を承認しない。
十字軍と称して背中から襲ったら一気に崩壊した。もう弱い。
- フランス
最初のフランク王国分割の時点から第二次大戦終結までロタール王国領北部(ロタリンギア/ロレーヌ/ロートリンゲン)を取り合いする仲。フランス王は十字軍と称して南フランス諸侯を襲った結果中央集権が進んでおり脅威。
- ブルゴーニュ
名目上フランス臣下だが帝国内ロタリンギアに領土を持ちフランス王と仲が悪いどっちつかず。
- イベリア
元フランク王国辺境伯。イスラム教徒と混じった連中。統合が進んでおり脅威。史実ではカスティーリャが低地地方を掠め取っていく。
- オスマン
火薬庫ことバルカンを占領。ヴェネツィアのドージェが本当にオスマンの火薬庫を爆発させてパルテノン神殿をぶっ壊す。
- ヴェネツィア
西側における流行の最先端。皇帝、教皇、ビザンツ、オスマンの間をひらひら舞うコウモリ。
- ハンガリー
昔戦ったマジャル人が定住した国。名前と姓を逆に言うアジア趣味の変なやつ。王様より王冠が偉い。
- ポーランド=リトアニア
ポーランドでもリトアニアでもない領土をいっぱい持ってる。羽を生やしたアジア趣味の変なやつ。後にはウィーン包囲を破ってくれる。
- 騎士団
優しい教皇の許可の下に剣でバルト系民族のドイツ化カトリック化を実行。帝国内で行き場のない次男三男やゴロツキが吸い寄せられる帝国外のドイツ。ドイツ統一の原動力となったが第二次大戦後はバルト・ドイツ的なものは一掃された。
- スカンジナビア
デンマークはホルシュタインを持っていく嫌な奴。スウェーデンは強くなって帝国に介入してくる嫌な奴だが後には帝国のメンバー扱い。
- 東フリースラント
HREっぽくてHREじゃない。ゲルマン人なのに帝国外。史実では、東フリジア王は1464年に帝国伯として帝国入りする。
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