本ページの内容は、ver1.30.1で確認されたものです。
データ/中華皇帝も適宜参照のこと。
明は1444年時点では他の列強と比較し、三倍以上の開発度を持つ最強国家である。
しかしながら明には様々な難題が発生していく為、オイラトや女真などで清や元を形成*1したほうが経済面以外は楽である。
そんな明でプレイしていく為には、国内の難題を解決していくことが最も大切だ。
今回はオスマン・フランス・イングランド・スペインのような大国を難なくプレイできるレベル以上を想定し、植明帝国の形成を拡張方針として解説していく。
DLCに関しては全入りを前提としているが、中華皇帝としてプレイするのでMandate of Heavenは最低限必要だろう。
まず明が抱える諸問題について説明する。
一つ目は開始時の明は北の遊牧民たちに対処しなければならない。→ 1~3で解決
これを放置すると開発度が300を超え、隣接している遊牧民国家が完全独立国*2かつ中華皇帝と同盟しておらず、停戦していない場合、国難「無防備な国境線」が発生して天命が低下し弱体化する。
二つ目は初期段階においてGoverning capacityの上限まで届いている点だ。
→ 注意点で説明
三つ目は改革の時代以降の国難の「明朝の危機」だ。→ 5で解決
これを回避するには天命を50未満にしなければいいのだが、それは中華皇帝の改革をあきらめる事を意味する。
しかし改革をしないと中華皇帝は嬉しい地位とは全く言えないだろう。
AI明が崩壊する原因の多くはこれである。
四つ目は最大絶対主義*3である。 → 6で解決
これは上の三つと比較するとさほど問題ではないが、大拡張するなら対処する必要がある。
続いて拡張方針についてだが、なぜ植民?と思う方がいるかもしれないので説明すると、明は経済が優秀な為、ダカットに関しては余るので植民の余裕がある。
また新大陸やアフリカに入植することで周辺国家を朝貢させ、君主点を手に入れ、1ヶ月で得られる天命を改善でき、新大陸の金山とアフリカ貿易でダカットを大量に稼げる。
まず階級/Estateの管理だ。
貴族階級の特権で属国・辺境伯を二つ以上持つことで「強力な公爵領/Strong Duchies」を渡そう。
外交枠+2かつ独立欲求/Liberty Desire(LD)-10%と強力なものだからだ。
他に与えたほうが良い特権としては顧問コスト減の特権だ。これに能力主義と茶の交易ボーナスを含めれば、最大-60%カットできる。(顧問スキルの合計値は能力主義の増減に影響する)
また貴族階級のIncresed Leviesという特権も明は初期の貴族階級の土地の割合が多いため、人的資源に大きなボーナスがつく。
最後に君主点+1の特権を与え、残りの王領は売ろう。
イベントで王領が30%近くに戻るので心配ない。
次に最初の侵略先を決定しなければならない。
侵略先は遊牧民がいる北か密教地帯の西のどちらかだが、ここでは一つ目の問題に早期に対処したいので北にする。
また、西のカムは外交属国化できるためでもある。
ここで即侵略できる国はオイラトもしくはホルチンである。
しかし、いきなりオイラトを攻めるのは軍の運用が上手くないと相手の軍質が高く、国土が広いために消耗も激しい。
もしオイラトを攻めるなら君主と後継者に指揮させてはいけない。
彼らがオイラト軍に野戦で負けるとイベント「土木の変」が起きて大変なことになる。
一方、ホルチン攻めはオイラト攻めに比べて相手の軍質はそこまで高くなく、国土も狭い為に簡単だ。
いよいよホルチン攻めとなるわけだが、その前にホルチンを倒した後を考える必要がある。
ホルチンを倒した後に考えなければならないのはオイラトへの対処だ。
おそらくこいつが遊牧民による国難を引き起こさせる原因となるだろう。
オイラトへの倒し方は大きく分けて二つある。
一つ目はモンゴルと関係改善して独立支援する。
こうするとオイラトの戦力は激減するが、問題点としてはいつ独立戦争が起こるかわからないことと独立戦争では主導国になれない点だ。
二つ目はオイラトをライバル視しやすいチャガタイと関係改善して同盟して土地を確約して攻めることだ。
今回は二つ目を想定する。
ホルチンから領土を獲得したときのことを考えたとき、彼らの領土はテングリと密教である。
密教領地に関してはチャハルを解放して属国にして譲渡するかモンゴルに返還してLDを上げるのも良い。
問題はテングリ領地だ。明にとってはcapacityがギリギリであるため、あまり直轄地にはしたくない。
そこでテングリを国教とする国を属国として持つことをおすすめする。
しかし注意しなければならないのは、遊牧民を武力や外交による属国化をするとややLDに困る。
なぜなら遊牧民政体はLD+10%の補正を持つことと扶養限界や軍事力が高い為に戦力比から得るLDが上昇する。
これを回避するには国家解放するか遊牧民政体ではない国家を属国化する必要がある。
ちょうどこれにぴったりな国が明の近くに存在する。
それはソロンだ。
この国は国教こそテングリだが、政体は遊牧民ではない。
またNIも女真グループよりも若干優秀である。
またこの国は外交的に孤立しやすく同盟国が弱いことが多い。
ホルチンとの和平は先述の通りチャハルを解放するのも良いだろう。
そしてモンゴルに独立支援するならモンゴルにコア州を返還するのも良いだろう。
得た領土は密教地帯をチャハルにあげて、テングリ州はコア化せずに放置。
続いてソロンを攻める。おそらくニヴフが同盟国なのでこの国も属国化すると植民の点で良い。
そしてソロンを属国化して先程の放置した州をあげよう。
ソロンはpagan/土着信仰グループを調和できて、governing capacityに余裕が出るまで併合避けるべきだ。
ソロン侵攻後はオイラト以外のテングリ部族を統合したり*4、密教地帯のチベットを攻めたりするのも良い。
又、朝貢国の請求権から武力脅迫を利用して開戦*5して東南アジアの島々に進出すると植民の効率が良くなる。
テングリ部族を征服するなら、沿岸州と儒教州以外はソロンに丸投げした方が良いだろう。
こうして征服していくとルネサンスが発祥して技術ペナルティが出てくる。
よって首都北京を開発しておこう。
ルネサンスが発祥した頃には1番目のアイデアが取れる感じだろう。
最初のアイデアは探検である。
なぜなら植民地主義を発祥させることができれば、君主点が貰えて君主点の節約も出来る。
またそれが出来なくても、開発せずに自然伝搬ができる可能性があるからだ。
植民地戦略は次項にて述べる。
続いてオイラトと軍事技術差が出てきた頃合いなのでチャガタイと組んで攻めよう。
チャハルのコア回収やソロンに領土をあげたりする*6と良いだろう。チャガタイには一つも領土を渡さなくて良い。
まず植民地戦略だが、東南アジアに入植または征服(武力脅迫を利用)とカムチャツカ半島の部族を併合しよう。
東南アジアについてはザンジバルや喜望峰*7への足がかりとなる。
カムチャツカ半島についてはアメリカ大陸*8への足がかりとなる。
また、オーストラリアへの植民もおすすめする。なぜならパプアニューギニアの土地を渡すことができ、そこから隣接している領土を渡せば、capacityの節約になる。
植民については植民者を使い回し、新大陸ルートと東アフリカルート両方を併行していく。2つまでならそこまで負担にならない。
アフリカ方面はマダガスカルまで植民距離が届くようになったダカットで領土を買い喜望峰に入植し、象牙生産地*9とCoT*10を積極的に征服すると良い。
また、1500年に近づくと調和が90近くになるだろうから調和を行う。
最初に調和するのはイスラムグループかダルマグループ(ほぼヒンドゥー)が良い。
個人的にはイスラムをおすすめする。
イスラムの方のが範囲が広く、アフリカに入植するならそちらの方が有利なためだ。
いよいよ明の二つの課題を対処することになるだろう。
まず改革の時代以降の国難「明朝の危機」は絶対に取り組むべきだ。
前にも書いたとおり、これを避ければ改革は実質不可能だ。
1.32.2版 「明朝の危機」所感
「明朝の危機」は1.32でより凶悪なものに変更された。
以下は所感で完全なものではない。
また、反乱軍蜂起以外の国難中イベント(1.31時点で追加された「雲南保護国」など)に触れていない点も付記しておく。
前に書いた通り、明は正統性がない為に、特権を使用する場合は、最大絶対主義が100を下回る。そこで国難の「宮廷と地方」を利用する。
この国難は他の国難と違いメリットがでかい国難だ。
国難終結時に65以上あれば最大絶対主義が20もあがる。
そして国難前に必要な最大絶対主義は85*13以上だ。
明が85以上*14を満たすには、王領の割合を増やして高め、特権をはく奪したり、黄金時代を利用して上げるとよい。
次に国難の発生させる方法。
この国難はプレイヤーの場合、自然発生させることが難しい。
発生条件を満たすには安定度や疲弊度を利用し不穏度を上げる必要がある。
最初に絶対主義を上げる必要があるので、分権派の要求を受け入れた後に自治度を下げていくと中国文化グループの開発が高い為、50以上はいくだろう。
次に国難に必要な絶対主義がそろったら、コアを返還し停戦破棄やNOCBで宣戦すると良い。相手国は儒教かテングリ*15が望ましい。
国難が発生したらすぐに安定度と疲弊を下げる。
中華皇帝は改革と能力主義を利用する法令からコア化コストを-20%にできる。
また中華皇帝は朝貢の強制CBから陸で隣接したら有効になるので請求権がなくても宣戦が可能。
能力主義から顧問コストを最大-25%でき、階級の特権があれば高い顧問も安く出来る。
朝貢国*16は便利であり、その国にはAEが全く飛ばず、包囲網を組まれたときにも解放することで自国の領土を失わない。
1.30では市民階級の特権で異端/異教寛容度を+2できるので、人文アイデアがあれば、スムーズに国教の変更が容易だ。
個人的にはヒンドゥーかクリスチャングループがおすすめだ。
ヒンドゥーであれば、さらに異教寛容が高くなるため、人文と組み合わせれば、異教の改宗は不要。
キリスト教グループはヒンドゥーほど異教耐性は高くはないが、改宗力も高く、同君連合を組むことができる。(下記キリスト教イベントチェーンも参照)
もちろん、スンニ派も交易ポリシーを利用することで改宗もできるため、悪くはない。
この項目は1.31.6で確認されています。
該当ページもご参照ください。
調和中は年間で調和は-3されるがモニュメントの追加により他の補正と合わせて調和中でも調和減少しなくなる、どころか+0.25の黒字化が可能になった。
年間調和増加(合計+3.25)
基本:+1
安定度+3:+0.75
人文アイデアコンプボーナス:+0.25
聖職者階級の特権:+0.25
孔廟(Lv3):+0.5
フエの皇城(Lv3):+0.5
(英Wikiより抜粋、再構成。英Wikiの記事はバージョンが古いがこの項目はまだ使えると思われる)
インドは豊穣の地だが強大国が出現してからの征服には手間がかかる。
とくに1600年代には他大陸の国家と同盟するようになる――つまり欧州列強国のことだ。
こうなるとインド国家を全土占領しても満足な戦勝点が稼げない。
そこで早めにカム、ツァンを滅ぼしてチベットを打通し、インドに接続しておく。
まずはヒマラヤの小国を平らげながらインド情勢を観察しよう。
北インドではおそらくデリー、ジャウンプル、ベンガルあたりが争っているはずだ。
この中で競争から脱落した国を襲い全土併合する。(州数5~7。開発度70程度)
そしてコア化せずに属国解放する。(統治限界対策でもあるが講和での「属国化を強要」より自由欲求が低く抑えられるそうだ。要検証)。
その後は当面外交併合せず、同盟関係を注視しながらこの国を手先としてインドを制圧を進める。(辺境伯化も視野に入れる)
高開発度の影響で独立欲求が問題になりそうなら別の国を属国解放して手先を交換する。
もちろん、外交枠が許すなら複数の属国を併存させるのは定石である。
こうすれば強大なインド国家の出現を予防でき、ティムールなどのインド侵入に干渉しやすくなる。
他のインド国家が明=インド属国に宣戦する可能性は低く、属国にたらふく餌を与えて肥えさせることができるだろう。
属国たちの存在自体がインド諸国家の自由な拡張に対する防波堤にもなる。
さらにインドには多数の国家があり、これを朝貢国化して外交点を搾り取り探検アイデアにつぎ込むこともできる。
加えて強力な属国 / 辺境伯は北方騎馬民族を駆逐する上でも役立ってくれるだろう。
朝貢国からはインタラクションで威信/Prestigeを手に入れることができる。
独立欲求が高まるが明には莫大な収入と無尽の人的資源があるので簡単になだめられる。
朝貢国を利用して人的/ダカットを威信に変え、その威信で高開発度の属国の独立欲求をマネージできるのだ。
廃位、廃嫡ガチャの引き金もかなり軽くなる。
ただし、人的資源で独立欲求を下げるインタラクションは朝貢国が戦争中にしか使えない。
朝貢国領の州画面の国マークを右クリックして「関心のある国」に指定しておくと、朝貢国が戦争になった時点で通知のポップアップが出るのでこの機能を利用するといいだろう。
旧バージョンと比べて交易会社にできる地域は大幅に拡張された。
日本征服後も少なくとも一定の地域は交易会社に組みこむことをおすすめする。
日本地域には天災のイベントが多く、それは天命にダメージを与える荒廃度を大量に生む。
太平洋側の州は警戒地域なので注意。(こちらをご参照ください。)
天災発生後に交易会社にしても回避できるが、コア化に使った統治点は無駄になる。ご征服は計画的に。
この項目は1.31.6で確認されています。
※詳細は省きます。完全に把握したい方はゲームファイルか他のHPを参照してください。
ヨーロッパ国家に明が知られると「中国の鎖国(flavor_mng.5)」が発生する。
続いて華北か華南が教皇領に発見されると「イエズス会の到着(flavor_mng.7)」が発生し、彼らの滞在を許すと以下のイベントにつながる。
イベント | 時期 | 選択肢 | 備考 |
セント・ポール大学 (flavor_mng.20) | 「大学容認」:マカオに以下が発生 ・州補正「セント・ポール大学(州改宗強度-8%)」を得る(永続) ・州宗教がカトリックになる。 ・ルネッサンス進捗が100になる | 「キリスト教の普及」が発生しやすくなる。 プレイヤーがこの時代までルネサンス未受容なことはまずないが、キリスト教調和の機会ではある | |
「圧力をかける」 ・威信+15 ・統治点(または安定度)を得る | |||
キリスト教、皇帝のための信仰? (flavor_mng.25) | 「キリスト教を受け入れる」 ・国教がカトリックになる ・国フラグ「mng_end_of_christian_missions」が立つ。 | 支配的な宗教がカトリックだと発生 | |
「拒否」 統治点+50(または安定度)を得る | |||
キリスト教徒の大臣 (flavor_mng.26) | 「大臣を更迭する」統治点+50(または安定度)を得る | ||
「大臣を留任させる」 ・統治者補正「キリスト教徒の大臣/Christian Minister(外交技術コスト-5%、国内Institution伝播+5%)」 | 「キリスト教の普及」が発生しやすくなる | ||
キリスト教の普及 (flavor_mng.24) | 特定地域のいずれかの州宗教がキリスト教になる。 | ・他のイベントにより発生までの期間が変わる ・低安定度ほど発生しやすい | |
マテオ・リッチ (flavor_mng.18) | 1580年~1600年未満 | 「リッチを宮廷に迎える」 ・統治者補正「マテオ・リッチ(年間威信+5、外交技術コスト-10%、国内Institution伝播+5%)」を得る | ・良イベント「坤輿万国全図」に連鎖 ・「キリスト教の普及」が発生しやすくなる |
「マカオに帰らせる」 ・統治点+50(または安定度)を得る ・威信+15 | |||
坤輿万国全図 (flavor_mng.19) | 「マテオ・リッチ」以降 | 威信+5、外交点+100 | |
中国の儀式を巡る論争 (flavor_mng.21) | 1650年~1767年未満 | 「イエズス会支持」 | 「西洋人たちが中国の伝統について口論」に連鎖 |
「ドミニコ会支持」 オピニオン補正「中国の儀式を巡る論争(教皇領からの評価/Opinion-40)」を得る | 「中国の儀式は非キリスト教的だ」に連鎖 | ||
西洋人たちが中国の伝統について口論(flavor_mng.23) | 「中国の儀式を巡る論争」以降 | 「宣教師追放」 オピニオン補正「中国の儀式を巡る論争(教皇領からの評価-40)」を得る | 国フラグ「mng_end_of_christian_missions」が立つ |
「残留させる」 外交点+25 統治点+50(または安定度)を得る | |||
中国の儀式は非キリスト教的だ (flavor_mng.22) | 「中国の儀式を巡る論争」以降 | 「宣教師追放」 オピニオン補正「中国の儀式を巡る論争(教皇領からの評価-40)」を得る | 国フラグ「mng_end_of_christian_missions」が立つ |
「残留させる」 外交点+25 統治点+50(または安定度)を得る | 「キリスト教の普及」が発生しづらくなる | ||
イエズス会の追放 (flavor_mng.13) | 1700年以降 | 「追放する」 中華リージョン内のカトリック州で徴税開発度-1 | 「キリスト教の普及」が発生しづらくなる |
「追放しない」 安定度-2 |
※バッドイベント「イエズス会の追放」はカトリック国になっているかキリスト教グループを調和済みなどの条件で発生を回避できる。
※国フラグ「mng_end_of_christian_missions」が立つと「キリスト教の普及」「キリスト教の大臣」「西洋人たちが中国の伝統について口論」「中国の儀式は非キリスト教的だ」が発生しなくなる。
(コメント欄でご指摘を受けたとおり解囲戦においては渡河ペナルティは発生しません。該当箇所を削除しました)
荒廃度は天命に大きな悪影響を与えるが、初期状態の要塞網にはベトナム方面に穴がある。
どこに要塞を建てるべきか、立地、地形などを考慮して考察してみた。
記事には要塞州で敵を待つケースについても記載したが、大戦力を有する明が守勢に回ることはあまりない。
むしろ、別方面から急行して要塞を救うようなケースが多いだろう。
結論としては廉州が良いのではないだろうか。
*地形、気候、天候については該当ページを参照されたい。
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