各国戦略
本ページの内容は、ver1.30.3で確認されたものです。
欧州随一の強力な国家であり、プレイの自由度も高い。
新大陸進出や、HRE解体、イベリア進出、イタリア侵攻、ブリテン制圧などいろいろな戦略が考えられる。
終端ノードであるイギリス海峡・ジェノヴァの両ノードにアクセスしやすい立地のため、
こちらのシェアを伸ばしていく方向で拡大すれば経済的にも安定する。
1.30から大きく仕様変更を受けた。
初期バージョンと同様に再度5つの属国を抱えてスタートするようになり国境線が汚い、序盤の軍量は圧倒的である。
DLC「Emperor」でミッションが大幅に更新され、強力なものも追加された。
また、ブルゴーニュ継承イベントは割とおいしいイベントに変わった。
世界線次第では丸ごと同君化・継承も可能になり、戦略の幅が広がった。
初期から属国を5つ(フォワ伯、オーヴェルニュ伯、ブルボン公、オルレアン公、アルマニャック伯)も抱えており、外交枠を圧迫しているのでさっさとある程度併合したい。
フランス独自の特権「フランスの強力な公爵領 / French Strong Duchies」が与えられていて、外交枠が+3される(通常は+2)。
まずアラゴンと似ていてややこしいフォワ伯を、次に戦力の小さいオーヴェルニュ伯、ブルボン公を併合するのをお勧めしたい。
オルレアン公、アルマニャック伯は戦力になるので後回しでよいだろう。
初期から西欧では随一の戦力を持ち、地理的にも中央に位置するので多方面に拡張できる。調子に乗って包囲網につながらないようにだけしたい。
現バージョンでは停戦状態で開始するため、有利な状況を作り出してから開戦できる。
メーヌ降伏イベントによる開戦の場合はイングランドが攻撃側となるため、イングランド単独VSフランス同盟陣営となりやすい。
カスティーリャやスコットランドと同盟を結んでおき、かつスコットランドに通行権をもらって事前に軍を配備しておくことで
強力なイングランド海軍との交戦を避けてイングランド本土に殴り込める。
ノルマンディー・ガスコーニュを奪還することでミッションが達成でき、プロヴァンス・ロワール・シャンパーニュ地域の永久クレームが得られる。
ブリテン本土の要塞を落として割譲させれば、ノーザンバーランドやウェールズといった属国を作成できる。
停戦期間が終わり次第、属国の再征服CBを利用して殴って解体を進めていけばイングランドはもはや再起不能となる。
その後はスコットランドやアイルランドを勢力下に収めていく。メーヌ開戦でアイルランド島のペイル/Paleを割譲させておくと停戦期間に暇せずに済む。
ブリテン島の領土を割譲させる際は、要塞持ちかつCoTのロンドン、スコットランドとの国境線沿いを優先して奪いたい。
ただし、メーヌ開戦の場合、フランス側は再征服CBではないため、AE・戦勝点補正はない(1.33で変更予定)。
そこで、あえてメーヌ開戦を拒否し、その間に他のことを済ませ(下記初手HRE解体など)、
フランスから再征服CBでイングランドに宣戦布告する戦術もありだ。
こちらから仕掛ければおそらくポルトガルが釣れるので、楽に大陸側で戦勝点を稼げるし、個別講和でアゾレスをかっぱいでもいい。
ブルゴーニュとズッ友の世界線を引いていれば、カレーあたりはブルゴーニュに丸投げしてしまってもよい。
ちなみに、ミッション1-3「古い同盟の強化 Strengthen the Auld Alliance」ではイングランドの全州にクレームを獲得できるが、
このミッション、実は「ブリテン島にDev70以上を抱え首都が存在する国家」との関係を上げればよいので、
スコットランドにこだわる必要はなく、解放した属国に領土をくれてやっても達成できる*1。
また、アランソン/Alençonを奪還すると、アランソン公を属国として開放するか、安定度-1・貴族Estateの忠誠-20を払いフランス領のままにしておくか選ぶイベントが発生するが、ここでアランソンをオルレアン公に下賜しておくとイベントが発生せずに済む。
ブルターニュにはミッションではクレームが貰えない。そのため、メーヌ開戦の合間に請求権をつけておき、停戦したらすぐにおやつ感覚で侵攻できるよう準備しておきたい。
たかだか5プロビで難敵ではないが、一度に併合することによるAEの急増には注意したい。また、うっかりしているとイングランド、スコットランド、カスティーリャあたりと同盟していることもあるので気を付けたい。
ミッションによるクレームを利用して、次の目標となるプロヴァンス領の獲得を狙う。
こちらも特に難しいことない相手であるが、一度に併合することによるAEの急増には注意したい。
プロヴァンスはしょっちゅう破門されるので、破門CBを利用することで、AEがかなり抑えられる。
面倒な場合は代替わりの瞬間を狙って同君化してしまうと早い。
プロヴァンスのミッションでアヴィニョンを平和裏に回収できるし、南イタリアにコアが付与されるのでイタリア平定の足掛かりによい。
同君下位のロレーヌ公国もついてくるので、時代目標の達成に都合がいいこともメリット。
フランスのミッションではナポリ同君CBが手に入るが、入手まで時間がかかるし、同君化できない場合*2ただの恒久クレームになってしまいしょっぱい。
プロヴァンスを併合しミッションを達成すると、ブルゴーニュ地域への永久クレームが手に入る。
ブルゴーニュは複数の属国を抱えているので兵力も多く、かつ要塞を多数保有しているため、軍事技術差がついた瞬間を狙ったりして、うまく軍を動かし勝利をもぎとろう。
目標となる州を一度にすべて割譲させるのは厳しいので、要塞のある州を優先して割譲させ、停戦期間後の再戦を有利にできるよう和平案を策定する。
恒久クレームに従って併合すると、サヴォイからイタリア方面と、ロレーヌ地域からHRE解体→ポーランド属国化→ロシア遠征へと繋がる。
ブルゴーニュ継承イベントの流れは当該ページを参照してもらいたいが、要はフランスから婚姻できれば可能性がある。
ここら辺は世界線とドイツ諸侯の動きにもよるので、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に外交関係を構築したい。
リスタートを許容するならば、フランスとブルゴーニュがライバルではなく、ブルゴーニュとオーストリアがライバルの世界線を引くと楽。
継承イベントの結果、皇帝に継承された場合、フランスから継承戦争を挑める。
しかし、この戦争はフランスが攻撃側になるため、なるべく皇帝に継承されてしまう展開自体を避けるべきだろう。
イベリアに侵攻する場合は、外交関係次第であるが、アラゴン・カスティーリャがライバル関係である場合はイベリアンウェディング前にまずアラゴンをカスティーリャと一緒に攻めるのが楽。
要塞のあるルシヨンを奪い、可能であればシチリアに上陸してメッシーナの要塞を落とし割譲させると、
後のアラゴン解体の役にも立つし、南イタリアでの拡張の足場ができ、バルカン方面への拡張の布石にもなる。
イベントで95%の確率でナポリが独立するはずなので、個別に撃破していける。
アラゴンを無力化させたら、次の標的をカスティーリャに変えることになるだろう。
早期に解体する場合は、レオンやアストゥリアス等の属国が作成可能なので、これらを上手く活用することで迅速に領土を奪っていくことができる。
後回しにするなら、ミッション2-6達成で同君CBが手に入るので、ある程度植民させてから侵攻するとよいだろう。ただし、上流ノードに居座る形になるので交易の観点からは少々おいしくない。
イタリア方面での拡大についても、ミッションを利用しつつ勢力を拡大できる。
ミラノがHREに所属していると対ミラノ同君CBをイベントで獲得できることがある。
ミッションではサヴォイ→ジェノヴァ、ミラノ→ナポリとつながる。
本格的な拡大は影の王国(イタリア諸邦のHRE離脱)後に行った方が安全。
上記対イベリア攻略の一環でシチリア・ナポリを確保したうえで、少しずつ北上していくのが良さそう。
なお、国教がカトリックである場合、ローマを領有すると外交評判にペナルティがつくので、注意。
1.31よりカスティーリャはミッションでナポリ同君CBが得られ、AIが同君CBによる統一戦争を起こす思考が活発になった事から、ナポリとはカスティーリャ側の同君CBの有効期限が切れるまで同盟を結んでおくのも良い。
上記のプロヴァンスの項にもあるが、対象が既に他国との同君連合として吸収されているとこちらの同君CBがただの請求権になってしまう。
また、ごく稀だがイベントでそのまま同君下位に入ってくれるイベントもある。
HRE皇帝が参戦してくることが多く、少々面倒だ。
オスマンが伸びて、壊滅状態になっていることもあるが、皇帝が強力だと攻めあぐねることも多い。
オーストリアまで遠征に行かないと戦勝点が伸びないという悩ましい状態になりがち。オスマン次第の部分が結構大きい。
平和裏に属国になってもらって、併合という地味な方法が一番いいかもしれない。
開始早々に決着をつけたいなら下記の初手HRE解体戦略を採用するとよいだろう。
ベンガル・コロマンデルノードのTerra Incognitaが晴れるとミッションで東インド沿岸に恒久クレームがつく。*3
植民しつつ勅許会社で足掛かりをつくってから侵攻するとよい。東インドを征服するとインドシナ地方全域*4に恒久クレームが貰える。
最近のバージョンでは明が元気なことが多く、外洋消耗も激しいので、しっかり補給地と兵力を整えてから開戦したい。
フランスについてはNIによって軍質がある程度高く、序盤の軍事アイデアはそこまで必要ないため、
植民国家を目指す場合は早めに探検・拡張アイデアを取ってしまって良いだろう。
アゾレス諸島の空き地を経由するか、カリブ方面から行くか、アフリカを取って南米へ行くか、ポルトガル領を奪い取るかだが、
ブルターニュ領+探検3+植民範囲顧問で直接ミッションの対象の北アメリカへ行くことも可能。
フランスはNIにより交易政策と同じ原住民蜂起確率-50%・原住民同化+50%の補正を貰えるので、
探検×拡張ポリシーの原住民蜂起確率-50%と合わせると蜂起を完全に鎮圧できる。
また、北米東海岸に進出する一連のミッション報酬でも、20年間原住民蜂起確率-50%を得られるので、早期から快適に植民できる。
抑圧政策を採用して高速でありながら快適な植民を楽しむもよし、普通の国と同じく交易政策に切り替え、さらに交易品を増やしてウハウハするもよし。
フランスの経済力とあいまって、ここまでにイングランドやイベリア勢力を弱らせておけば、新大陸の独占も十分夢ではない。
旧大陸で拡大しているなら、適度に生かしてから殴って譲歩させるのもよい。
・革命や覇権を求める、ミッション5-1「フランスの中央集権化/Centralize France」から始まる第5ツリーは扱いが難しい。
特に5-3「朕は国家なり/L'État, C'est moi」は自治率平均15%以下を要求するくせに、絶対主義の時代以降が要件になる。
そのため、普通にやっていれば海外進出ができているころになって低自治率を要求してくるという理不尽極まりないミッションになっている。
(インドに行くミッションがあるからなおさらである)。
この後、5-5「フランス革命/French Revolution」で統治効率:恒久+5%、5-6「衛星国の設立/Establish Client States」で外交枠:恒久+2と豪華な補正が続くが、いかんせん達成が難しい。
どうしても達成したいのであればロード直後の自治率バグを利用してムリヤリ回収するのも手だろう(コメントページ参照)。設定がおかしいんだからこれくらいバチは当たらんでしょう。
フランスは、列強入りする開発値とそれに伴う多くの陸軍を有しており、高確率で初手でHREを解体させることができる。特に最序盤は解体しやすい環境が整っているため、一戦略としてここで紹介する。HREを解体できれば、HREにある各種の防衛機能がなくなり、ナポレオンばりにドイツ・イタリア方面に拡張していくことができる。
ここでHREの解体の条件をおさらいする。簡単にいえば、皇帝及び選帝侯を自国の同盟国か交戦国とし、交戦国となったこれらの国の首都を占領すれば、解体することができる。
今回行う方法は、選帝侯とできるだけ多く同盟し、同盟を結べない選帝侯に宣戦し、皇帝と選帝侯の首都を包囲するというものである。念のため確認すると、マインツ・トリーア・ケルン・ボヘミア・プファルツ・ザクセン・ブランデンブルクが七選帝侯である。帝国西側の選帝侯のプファルツ・ケルン・トリーア・マインツが隣り合っていて見にくいので漏れがないようにしたい。
具体的には以下のとおりである。
最速で行えばメーヌの開戦に間に合うが、間に合わない場合はメーヌを明け渡してもよいし、同盟国を参戦国として呼び出して寝返りを防ぐのもよいだろう。
なお、オーストリアとザクセンのみが同盟している場合など外交関係によっては、オーストリアにライバルCBで宣戦するのもよいだろう。
若干の問題として、ミラノ同君CBイベントはHREが存在することが条件となる。
したがって、HREを解体できたフランスにもはや敵はいないであろうが、イタリア侵攻の足掛かりが減ってしまうことに注意されたい。
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 人的資源+20% | ||
外交評判+1 | |||
全宮廷でのフランス語 | French Language in All Courts | 外交枠+1 | ルイ14世の全盛期を迎え、各国宮廷での外交使用用語がフランス語となった。 |
エラン! | Elan! | 陸軍士気+20% | 正確にはエラン・ヴィタール(Elan Vital)。訳すと「生命の飛躍」 ベルクソンが提唱した生命の進化を押し進める根源的な力のこと。 フランス軍はこのベルクソン哲学を重視し、その思想を取り入れた。 その場合は「攻撃精神」みたいに訳される。 要はフランス版「大和魂」。 |
三部会 | Estates General | 税収+10% | フランスの貴族・僧侶・市民の各代表が参加する身分制議会。 後に市民代表が独立して「国民議会」を宣言、革命の原動力となった。 |
現地交易主義 | Native Trading Principles | 原住民蜂起確率-50% | |
原住民同化+50% | |||
ヴォーバン要塞 | Vauban Fortifications | 要塞維持費-20% | ヴォーバンはルイ14世の時代の元帥・築城総監。 第1次大戦の時期まで有効な堅固な要塞建築方式を考案した。 |
哲学者 | The Philosophes | 技術コスト-10% | |
自由・平等・友愛 | Liberte, egalite, fraternite | 異端寛容度+2 | フランス革命を起源とする当時のスローガンで、 現代フランスでも標語として憲法に記載がある。 |
異教寛容度+2 | |||
![]() | 規律+5% |
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