本ページの内容は、ver1.34で確認されたものです。
デンマークはver1.34のアップデートで大きな変化が加えられた。
Tier1政府改革に専用政体の『カルマル同盟』が追加され、ミッションを進めない限り同君下位国の統合が不可能になった。
(改革の説明には破棄も不可能と書いてあるが、ver1.34.3時点ではなぜか外交画面から破棄は出来る。設定ミスか?)
政体の変更は基本的に不可である。
君主が死ぬたびに『カルマル選挙』が行われ、イベントの選択により同君下位国のLDなどに影響が出る。
スウェーデンとノルウェーを失ってもミッションの達成自体は可能だが、スウェーデンとノルウェー両国が同君下位から外れた時点(もしくは他の国への変態)で『カルマル同盟』政体は失われる。
また両国が従属国であることが『統一カルマル君主制』獲得条件の1つなので、どちらかを失った時点でより強力な『統一カルマル君主制』の政府改革を得る機会は永久に失われ、スカンディナヴィア化しても取り戻すことは出来ない。
素直にミッションを進めて統合していこう。
他にも多数のミッションが追加されたほか、イベントにも手が入っている。完全に以前とは別物と言えるだろう。
ver1.34からは特権が6つまで付けられるようになり階級が扱いやすくなり、特権によるメリットもより多く得られるようになった。
デンマークは『カルマル同盟』改革により貴族の影響力+15%があるので、貴族階級の特権を多用したいなら政府改革Tier2『貴族特権の制限』やイベントで貴族の影響力を削る選択を考慮しよう。
ミッションイベントで、同君下位国のLD上昇と引き換えに貴族影響力を減らすこともできるので、ノルウェーだけでもそちらの選択を選べば楽になる。
『貴族による統合政策』は属国が0になると自動で外れるが、その属国には同君下位国が含まれるので不用意な採用は避けるべきである。
また、初期君主が3/2/2と無能寄りなので君主点特権を使いたくなるが、直轄地30%未満のLD上昇デバフに苦しめられたくないなら土地の没収をして直轄地が40%以上になってから一つずつ入れること。
序盤のデンマークの基本方針は、2つの同君下位国(特にスウェーデン)を上手く宥めて統合することである。
ノルウェーはその国家規模から制御は大して難しくないが、スウェーデンはイベントにより跳ね上がったLDの制御に苦慮することになる。
特にイベントの選択肢によっては、より困難な舵取りを迫られることになる。
同君下位にも適用され初期から強力な侯爵領の特権が使えるようになったのでとりあえず入れておこう。
LDの制御は属国タブから体制派への支援をすることで当面は対応できるので、その間に関係改善を行い独立欲求を下げる。
LDが50を超えた状態で放置しているとデンマークのライバルに独立支援をされてLDが100に張り付き、最悪独立戦争を起こされてしまうので必ずLDは50未満を保つように心掛ける。
LDを下げる方法は、前述の体制派への支援のほか、外交評判を上げる、アイデアを活用する、NI1つ目まで取る、時代ボーナスを得る、軍量を増やすなどがある。
同君連合は負の威信によってLDが大きく上がる。大陸に首都のあるヨーロッパの国(dev90以上)2つと同盟するだけでミッションで簡単に威信25が手に入るのでそこまで困ることはないはずだが、
イベントで大きく威信を失ったときは市民階級の芸術の後援特権で補うことも考慮しよう。
補足
ノルウェーとスウェーデン共に独立欲求10%以下にするミッションを踏むと、優遇して更に宥めるか、そのままか、デンマークの為に利用する3択がある。
ここで利用する選択肢を選ぶと統合しない限り恒久バフがつくので宥める自信がある場合、恒久バフをつけて、
スカンジナビア化せず、イングランド等多重変態で同君cbを得て、カルマル君主制を最大限利用する戦略もあり。
ver1.33まではGC開始時点で僭称者反乱軍が存在するデンマーク領だったゴットランドは、独立国家になった。
この国は海賊共和制であり、放置すると沿岸が襲撃され非常に迷惑極まりない存在である。
ライバルの大国と同盟して手が付けられなくなる前に再征服CBで初手にて迅速に攻めることを推奨する。
(イベントで同君落ちし戦争を自動離脱する可能性が高いリトアニアはともかく、ポーランドと同盟したら拘りがなければリスタート推奨、手間が違いすぎる)
ミッションの第5ツリーで直接イングランド本土への恒久請求権が手に入るようになったので、アイルランドNOCBなどの奇策を弄せずとも直接戦えるようになった。
一応ノルウェーの請求権を利用しスコットランドに宣戦して橋頭堡を得ることは出来る(イベントでもノルウェーがスコットランドに請求権を得られるものがある)が、
その場合おそらくフランスとの戦争が必要であり大変なので、ミッションに従ったほうがいいだろう。
イングランドが薔薇戦争やフランスとの100年戦争中に手を出せればよかったのだが、最低6隻の大型船(旗艦含む)かつイングランド以上の艦隊を揃える費用は、
ハンザ同盟に交易力を抜かれるせいで国土のわりに経済が貧弱なデンマークにとっては大金である。
リヴォニア騎士団などを攻めて国力を付けたら、前提ミッションで造船時間と造船コストが-15%されるのでそれを達成して一気に艦隊を整えるといい。
対イングランド戦ではライバル視されていなければスコットランドや、運が良ければフランスが頼もしい同盟国になるだろう。
スコットランドと共闘するならあらかじめ軍を移動させておけるので海軍力で負けていても安心だ。
ただしスコットランドに先んじて占領されて目的のプロビが奪えないといったことがないようにしよう。
一応デンマークは強大なイングランド海軍に正面から対抗しうる数少ない国家の1つなので、
艦隊の整備を怠らなければ(そして可能ならイングランド沿岸でその海軍と戦うことを避ければ)彼らを海で正面から打倒するのも決して難しくはない。
カスティーリャなどと同盟できればポルトガルの相手を任すことができより楽な戦いになる。
イングランドの伝統には歩兵戦闘力+10%があり顧問やイベントで軍質がさらに上がっていることもあるので、少数の軍を上陸させたところをうっかり殲滅されるようなことはないように。
一度ブリテン島に橋頭堡の領土を手に入れることが出来たら、あとはAEに気を付けつつイングランドを切り取っていけばいい。
弱ったイングランドにフランスがハイエナをしてブリテン島南側の沿岸を奪われると面倒なので、同盟国として呼んで停戦をコントロールするなり、独立保証を使おう。
もしくはフランスに取られないように沿岸州をぐるっと先に割譲させてしまおう。
ロンドンを奪うとそこに遷都するか選べるイベントが発生するので、将来的な交易収入増加を見越して首都を変えてもいい。イングランド文化が受容文化になるのも嬉しい。
ちなみに、ミッションで統一カルマル君主制の政府改革を得てから国家変態をすれば政府改革は変更されない。
例えばイングランドに変態してもイングランド君主制にはならないので安心。
デンマークにとって、東方のモスクワ大公国は仮想敵国の1つである。東方正教を信仰するモスクワは外交上孤立しがちだが、国境を接する大国が少ないため四方を敵に囲まれるという状況は少ない。
また多数の属国を抱え序盤から相当な軍量を出すことができるため、序盤によほどの不運が重ならない限り放置していれば周辺の小国を飲み込み強大化し手が付けられなくなる。
ロシア化することで強力なNIや国家補正を手に入れ帝国ランクになれば国家としての出力もさらに底上げされる。そのため、最低でもロシア化の必要条件である統治技術10までには国家変態に必要な州を奪っておくべきだ。
ノヴゴロドはその位置と宗教のため周囲から孤立しており、プレイヤーが手を差し伸べない限り高確率で強大なモスクワ大公国の草刈り場と化す。
デンマークはミッションでノヴゴロド・南カレリア・プスコフ地域に恒久請求権を手に入れられるので、ノヴゴロドがモスクワに完全に滅ぼされてしまう前に手を出そう。
モスクワは2~3回の戦争でノヴゴロドを全土併合するので、ノブゴロドが完全に滅ぼされる前に最低でも種地だけでも奪っておこう。
少なくともノブゴロド(プロビ)さえ奪っておけばモスクワのロシア化を防ぐことができる。
展開として最も望ましいのは、モスクワに殴られ弱っているノブゴロドを属国化し、再征服でモスクワを叩くことだろう。いったん滅ぼして属国解放する場合は、ノブゴロド文化の州からしか解放できないのに注意。
モスクワの侵攻状況によっては武力属国化のほうがいいこともある。デンマークはミッションでネヴァ地域などに請求権が得られるためそれで仕掛けてもいいが、
タイミングを逃さないためにもノルウェー・スウェーデンとノブゴロドの国境沿いの州にinterestをつけておき属国に請求権を作らせればNOCBをせずとも好きな時に戦争できる。
南のハン国と戦っている隙などをつけばモスクワも敵ではないが、ポーランド(リトアニア連合)と同盟できれば彼らの力を借りるのもいいだろう。
地理的要因から序盤の同盟候補のダントツナンバーワンである、モスクワは勿論、チュートンリヴォニア両騎士団に共に攻めることで相手の領土拡大を抑制することも可能になる。
ポーランドは大国であり、ほとんどの世界線ではリトアニアと同君連合を組む。また、イベントでモルダヴィアを属国にしていることも多い。
同じく多数の属国を抱えているが軍量の少ないデンマークにとって上位互換的な存在だ。
唯一の救いは交易が貧弱であり、一度叩きのめされると簡単に起き上がれず周辺国に分割される運命であることだ。
プロイセン地域に手を出すと一気に領土欲が膨れ上がり、同盟を切られかねないので、関係改善に更におべっかも使いながら機嫌は十分に取っておこう。
ポーランド解体に向かうなら、カトリック国へのAEを減らす観点から再征服中心で切り取ることになる。幸い、ポーランドリトアニア地域には多数の有力な国のコアが埋まっているので、それを活用するといい。
北方の圧力が弱まることでオスマンが勢いづく恐れがあるので、そのケアは忘れずに。
HREは最悪無視してもいいが、中欧で拡張したいなら乗っ取り皇帝になるかHREを解体したほうが色々と便利である。
皇帝になるメリットとしては、HREの諸国に宣戦しやすくなるほか、皇帝としての補正が受けられ、最終的にはHRE諸侯を属国化することができる点である。HRE統合により神聖ローマ帝国になれる点も見過ごせない。
ただし、皇帝就任が遅れると改革が進まず、諸侯の機嫌取りにむしろ足を引っ張られる可能性がある。特に諸侯特権廃止までは覇権を宣言しにくいなどデメリットもある。
解体するメリットは、HRE補正によるAE増加がマシになり皇帝が出張ってこないので多少拡張がしやすくなる点である。リューベックノードの占有率を上げるためにも早めに中欧で拡張したいならHRE解体も悪くない。
ただし、オスマンやフランスの拡張が加速することが考えられる。
ヨーロッパのカトリック大国でゲーム開始したからにはぜひともブルゴーニュの継承は狙いたい。将来的な交易ノードの観点からも低地地方をAE0で手に入れられるのは非常においしい。
ただ、デンマークはブルゴーニュ継承においてそれほど優先順位は高くないため、積極的に狙うならいくつか対策をする必要がある。
詳しくは汎用戦略のブルゴーニュ継承戦略を参照してほしいが、最低限必要なのはブルゴーニュにライバル視されていない世界線だ。
その上で聖職者階級の特権『宗教外交官』を入れ外交評判+1の顧問を雇い、ブルゴーニュのライバル国に軽蔑的侮辱を送れば1444年11月11日に婚姻を結ぶことができ、同盟にまで持っていける。
ブルゴーニュは外交枠がすぐ埋まるので、可能な限り初日に自国で枠を埋めておきたい。これだけでも継承は起こりうるが、さらに厳選するならブルゴーニュがオーストリアをライバル視している世界線であればより確率は高くなる。
(フランスもだが、こちらは高確率でブルゴーニュをライバル視する)
選帝侯の機嫌を取ってオーストリアから皇帝位を奪い取ったりHREを解体すればより確率は高くなるが、最終的には運なのであきらめも肝心である。
スウェーデン・ノルウェーの統合を見据えて権勢アイデアがおすすめ。
その場合ポリシー狙いで統治アイデアを取るのも有力な選択肢である。
中核化コスト減も、後述するが序盤は出来るだけ獲得州をステートコア化しておきたいのでありがたい。
デンマークはNIで傭兵規律が上がり、ミッションでドイツ傭兵を雇えるようになるので、
普段恩恵を感じにくい傭兵維持費なども輝くかもしれない。
君主が優秀で外交点に困らないなら外交アイデアもいい。同君下位国の統合スピードが上がるほか、
AE減によりイングランドや北ドイツでの拡張もやりやすくなるだろう。
AE減をメインに考えるなら諜報アイデアを取る手もある。
請求権捏造コスト減は宗教アイデアなしに拡張するなら悪くはない。ただし同君下位国の統合には一切寄与しない。
積極的に東進するなら、宗教アイデアが強い。聖戦で快適に拡張できるのはもちろん、
正教会やスンニ派の地域を改宗するのに宗教アイデアがないとつらい。
ノルウェー統合後はヘッダール・スターヴ教会と信仰の擁護者を併用すれば素の状態でも3人まで宣教師が使えるが、
前者はTier2までに最低3500ダカットが必要であり、後者は常に強大なオスマンの侵攻に引っ張り出されるリスクを抱えるため、
やはり改宗を考えると宗教アイデアは欲しくなる。
探検・拡張アイデアも有力な選択肢である。
外交技術7まで待たなくても探検アイデアの植民距離+50%・海洋探検家顧問・アイルランドの沿岸州で
グリーンランドにギリギリ届く。外交技術7まで待てば探検アイデアの植民距離プラスだけで本土から届くようになる。
ポルトガルやスペインほどではないが、デンマークも十分植民向きの国家である。
同君下位国からは土地を没収できないので、アイスランドから距離を稼ぐために統合を急ぐよりは
イングランドやアイルランド諸侯を攻めるほうが手っ取り早いだろう。
ところでミッション第4ツリーの『デンマークの絶対主義』は非海外中核州の平均自治率15%未満が求められる。
従属国からの加算も含め総開発度600以上を確保しつつこの条件を満たすのはかなり大変である。
(以前はロード直後は自治率が0になるバグがあったが修正された。)強力なミッション補正を手に入れるためにも、
テリトリー州を広げていく形で拡張するよりは、ステートコア化しつつ拡張していくほうがいい。
その観点から、直接統治しなくていい植民地を重点的に育てる戦略は一つの選択である。
ただし、植民地主義を受容すればデンマークはミッションで植民者がもらえる上に、
その次のミッションと合わせて50年以上2人の植民者が与えられ新大陸の探検もできる。
二つ目のミッションはアイデアで植民者を得ていると25年間の入植者増加+20に置き換わってしまうため、
早期から植民地大国を目指すのでなければ初手から狙うアイデアではない。
本来スカンディナヴィア化には統治技術20を待たなければならず、時間がかかる割に対した強さもないせいで
プロイセンやポーランドになったほうがマシと散々な言われようだった。
しかし、ver1.34からはミッションを進めノルウェーとスウェーデンを統合することで
統治技術の縛りなしにスカンディナヴィアになれるようになった。
強力な政体が追加され、ミッションも変態によりさらに追加された。さらに即帝国にもなれ至れり尽くせりといった感じである。
NIに優秀で絶対主義+10、年間絶対主義+1、統治効率+5%といったWC向けの補正を始めとして、
軍事面経済面でも強力な補正が目白押しである。
ユニークな点として、建築可能数+1があり、裁判所が建設枠を取らなくなったのと合わせて快適な建築を可能にしている。
必要な施設のために泣く泣く建物を取り壊したことのあるプレイヤーには朗報だろう。
また、森林・林プロビ限定だが建築可能数+1のミッションもある。
『統一カルマル君主制』の政府改革を得た後、他の国に変態しても政府改革が失われないことは前述したが、これを利用すると一旦達成できるだけミッションをこなした後、変態で他の国のミッションを手に入れ、再びスカンディナヴィアになったあと
元のミッションの続きを進めることができる。デンマーク文化を主要文化にするだけでスカンディナヴィア化のdecisionが再び現れる。この場合統治技術20を待たなくても変態できる条件は残ったままなのでスムーズにスカンディナヴィア化できる。
(例:デンマークスタート→『統一カルマル君主制』の政府改革を得た後イングランド文化に主要文化を変更しイングランドになり、ミッションでフランス同君CBなどを手に入れる→やることが終われば主要文化をデンマークに戻しスカンディナヴィア化)
※以下、ver1.30時点での記事
デンマークで始め、ブリテン島のデーンロウ地方を征服し、全てデンマーク文化に染め上げる。変態可。
ノーザンバーランド/Northumberlandのプロビ、
ヨークシャー/Yorkshire、
イーストミッドランズ/East Midlands、
イーストアングリア/East Angliaの各エリア/Area。
北欧国家は(ゲーム内では)大きく見えてもプロビは少なく貧しく、バルト海交易で儲かっているように見えてその実南岸国家のほうが交易力強くて貧困しやすい不憫な子である。
それでも、パラドやグスタフ=アドルフへのリスペクト、高軍質NIなどの理由からスウェーデンは人気国家である。一方では植民国家の形成や鬼実績のクリアを目指してノルウェーを選ぶ者もいる。
しかし忘れてはいけない。1444年時点で彼らはユトランドとシェラン島に居を構えるデンマークの同君下に過ぎないのだ。
プレイヤーが入れば、決して不甲斐ない旧宗主国(雑魚)に落ちぶれて他国の属国となり北欧侵攻の口実と化す事態は避けられる(はず)なのである!
そのことを理解して頂くため、本攻略ではデンマーク専用実績「鉄の代価/The iron price」達成を目標に大国(?)デンマークのプレイ戦略を紹介する。酪農と地理的形状しか取り柄のない国だなどとは言わせない!!!
・ホルシュタインと婚姻
・スウェーデンと関係改善
・スコットランドとノヴゴロドをライバル視
・できればポーランドと同盟(ライバル視されているとフランスと同盟するまで大国と同盟が組めない可能性が高い。)
・リヴォニアのライバル(大抵はポメラニア)と同盟
外交枠があふれるが気にしたら負け。
※1 この状態で放っておくとスウェーデンがノヴゴロドに請求権をつけてくれるためこれで開戦する(目的や戦争形式は後述)。
※2 また、ルネサンスが発生したら国内のDEVが10に達していないプロビを主にDIPで開発し、伝播させるとよい。
→海軍扶養限界が25になり、ホルシュタイン併合前にミッションでリヴォニアに対する請求権を得られる。無論直接請求権をつけてもいいし、スウェーデンがつけてくれるのを使ってもいいが、講和前にはこのミッションを発動させたい。
序盤にスウェーデンをヒストリカルライバルに追加するか選べるイベントが発生することがある。これを承諾してしまうとそれだけで独立欲求が50も跳ね上がるが、strong ducyのLDマイナス10や王党派の支援、関係改善で割合何とかなるので腕に覚えがある人は選んでよいだろう。
君主点と安定度はジッサイ魅力的。
リヴォニア、ノヴゴロドはなぜか初手でスコットランドと同盟できる。これを逆手にとりブリテン島に橋頭堡を築くのだ。
幸いデンマークは属国AIを初期で3つ持っているため、大陸での戦闘・占領は彼らに任せ、自軍はノルウェー領オークニー諸島/Orkneijar(スコットランドの北、陸路でスコットランドに行ける島)に輸送しよう。
ただし、チュートンが出てくる対リヴォニア戦ではポメラニアかポーランドを呼ぼう。
以下に他国との戦争の講和で頂きたいものを示す。
・ノヴゴロド
ゲーム開始と同時にコラ(カレリア北部の白海に突き出した半島部)に関心を付けよう。スウェーデンやノルウェーが請求権を付けてくれるため、ノヴゴロドへのCB宣戦が可能になる。モスクワより先行して攻めることができるのがポイント。開戦と同時にフィンランドに置いておいた軍を進めてノヴゴロドとネヴァ、海上輸送でインゲルマンランドを包囲してしまおう。講和では前述の3プロビを確実に奪おう。これでモスクワはロシアになれない。
戦闘は全て属国に任せ、包囲に専念しよう。モスクワにノヴゴロドを取られたら目も当てられない。
人的資源が枯渇ぎみになるため、人的布告、熟練度変換などでできる限り補おう。
・リヴォニア・チュートン
ミッションで請求権がもらえるのはリヴォニアの方が先であるが、実際はチュートンを先に征服するべきだ。これはチュートンの沿岸3プロビがいずれもバルトノードの交易を左右する強力な補正をもっていることに起因する。またポーランドをはじめチュートンに攻撃できる勢力は多いのに対して、リヴォニアはほとんどリトアニアからしか攻撃を受けない。
そこで、ポーランド=リトアニアが成立しポーランドと同盟を結べる世界線においては、ポーランドに参戦要請を飛ばしてチュートンに殴り掛かり沿岸と内陸で分割してしまうのが望ましい。
ポーランドとの同盟はモスクワをライバル視することで案外簡単に結ぶことができる。またモスクワが健在であれば、ポーランドとの関係改善を怠らない限りにおいて同盟が維持できる(ライバル視された場合を除く)。番犬としてこき使ってやろう。
リヴォニア騎士団領を初戦で切り取るとAEが非常にまずいことになるため、白紙和平にとどめて次の機会にかっさらうのがいいだろう。
・スコットランド
スコットランドは外洋に浮かぶ島国だが、初期で大型船を持っていない。つまりこちらも海上封鎖はガレー船で十分である。要塞とプロビをいくらか占領したら個別和平でイングランドとの国境地帯を奪い取ってしまおう。これを橋頭堡にして後々イングランドに攻め込むことになる。
もしまだリヴォニア・ノヴゴロドのうち戦っていない方とスコットランドが同盟を結んでいたとしても、ライバルを釣り出せるので次は屈辱を与えてやればよく、ここで同盟を切らせる必要はない。
ただしこれは全てフランスの同盟、独立保障がない前提の話である。どうしようもなかったらアイルランドにNOCBをかまして強引に橋頭堡としよう。
・ハンザ同盟
十分にAEを冷やすことでリガとリューベックを安全に併合することが可能である。というのもリューベックはしばしば交易同盟の盟主となっているため、リガに宣戦することで共戦国として参戦してくる。これをリガとの講和でまとめて併合してしまえばよい。
しかし、たかだか1プロビ国家の群れだとたかをくくっているとひどい目に合う。特にバルト海の制海権確保は絶対に必要なので、ガレー船を15~20隻ほど作っておくとよいだろう。
イングランドとの戦いの前にやらなければいけないことは3つ。
① フランスとの同盟:大陸でのイングランド同盟国との戦争を任せる。あとは抑止力。イングランドをライバル視すれば同盟が組みやすくなる。
② ノルウェーとスウェーデンの統合:イングランド戦ではデンマーク軍はブリテン島で無駄に多いイングランド軍の相手をすることになる。このとき、スウェーデンやノルウェーの土地から得られる軍も全てブリテン島に注ぎ込みたい。あと万が一デンマーク軍が壊滅したときに独立欲求が増加して戦線離脱されると困る。
③ イングランドを上回る陸軍:スウェーデン・ノルウェーを統合した結果となる場合が多いか?
まあその他の拡張先とかは後述する。
デンマークの主な拡張先は2つ、スコットランド・アイルランドとロシア・ポーランドである。
スコットランド・アイルランドは特別説明は不要か。
イングランドと同盟を結んでいるアイルランドの小国を叩けばほぼイングランドとのタイマンに持ち込める。ただし、準備が整っていないと危険だし、準備が整う頃にはそれらは淘汰されている可能性が高い。
ロシア・ポーランド地域については、
ポーランド=リトアニア連合が生き生きしている場合はロシアを叩く。ノヴゴロドを属国解放して再征服を行い、その後はモスクワ/Moskvaに向かって(ポーランド=リトアニアの東進を阻むように)南下しよう。南下の目安はノヴゴロドノードの交易中心地である。
逆にポーランドが死に体となった場合は同盟を切るなりポーランドの同盟国に宣戦するなりして攻め込もう。領土割譲はバルトノード交易中心地を最優先とするべきだ。
ここまでお膳立てしたらイングランド侵攻にはそこまで苦労しないはずだ。注意点として、
① ブリテン島の要塞を壊していると島内における自軍の縦深がなくなる。もう一度スコットランド南部に建てておこう。
② 「島だから多少プロビをたくさんとっても大丈夫」と思っていると以外とAEが飛ぶ。コア化にも時間がかかるため君主の正当性によっては注意が必要。
統治系:宗教/Religiousをとると影響とのポリシーで文化転向コストが減る。デーンロウ地方の文化転向に役立つが、そこまで豊かでなく、転向コストもそう大したものでないため、あればうれしい程度。
他には東進するなら統治/Administrative。どちらもロシアに行かなければ経済/Economic。全力で植民するなら拡張/Expansion。
外交系:影響/Influenceは必須。二手目では交易/Tradeをとるとよい。リューベックノードに直接流入するノードは北海、バルト、ザクセン、ラインラントと多く、これにポーランドのクラクフやロシアのノヴゴロドからも引っ張ると商人が足りない。
探検/Explorationもいいだろう。デンマークはノルウェー領アイスランドから新大陸に植民が可能である。また、後述のデンマーク専用実績「東インド会社茶 / Østindisk Kompagni Te」の攻略にも使える。
(ノルウェーを残して植民地を作らせることもできる。ノルウェーはNIだけで植民ができるため、補助金を与えるとカリブの小島に植民地国家ができていることもある。)
軍事系:攻勢/Offensiveがおすすめ。陸軍扶養限界が若干増え、軍質も上がる。
ブリテン島には事前に橋頭堡を築くため、海軍/Navalはいらない。
*Østindisk Kompagni Te(東インド会社茶)
デンマークで茶のシェアの10%以上を確保せよ。スカンジナビア以外への国家変態不可。
*Assembly Instructions Needed(組み立て説明書が必要)
スカンジナビアを形成し、HREの皇帝となり諸侯特権を剥奪する
*Brick by Brick(レンガを積み上げる)
デンマークで開始し、統一カルマル君主制の改革を採用しスカンジナビアリージョン全体を中核州にする。
以下は茶の実績の手引き。
まず交易シェアの仕様を確認しよう。このwikiの生産ページから引用すると、交易品Aの支配率とは
Σ (ノードXにおける交易品Aの産出量)×(ノードXにおける自国の交易力の割合)/(全世界の交易品Aの産出量)
である。つまり茶を生産する州を領有しているかどうかでなく、茶を生産しているノードのシェアを抑えることが大事なのだ。
従って交易船のスパムやCoTの確保、そして当該ノードの占領(※割譲、征服ではない!)をしていくことになる。というのも、占領は交易力を100%奪うことが出来、しかも割譲と違って一度に得られる数に制限がないからだ*1。
お茶の大半は東南アジア大陸部と東アジアにある。これを確保するために東廻り航路でマラッカに到達し北伐する。
手っ取り早く国力をつけるにはブリテン攻略が一番速い。イングランドを倒し、植民のためにできる限り早くコーンウォール/Cornwallを奪おう。あとは植民を進めてケープ/Capeと東アフリカに植民するのだ。
ブリテンを倒す方法はこのページの他の記事にいくつか書いてあるのでそちらを参照して欲しい。
ここからやることはザクセン陶磁器と変わらない。とにかくザンジバルが交易やDEVの面で強いのでここを征服しよう。ザンジバルの次はマラヤに進出して明に朝貢していない国を早めに叩いてしまおう。
マラヤについたら植民者は新大陸に向かわせて植民国家を形成し、商人をかき集めよう。
交易会社の確保、投資、ブリテンの制圧。この3つをやっておけば中華皇帝相手でもなんとかなるぐらいの軍量をたたき出せるだろう。マップでお茶のあるノードを確認しながら順次占領、征服していこう。
大事なのは上でも書いたがとにかく各ノードのシェアを上げることだ。得た州はすべて交易会社にぶち込み、和平要求からの厭戦が苦でなければ占領したままで放置するのもよい*2。
特に明が爆散していなければ、ことさら茶の多い南部を傭兵なり1kスパムなりで占領することにより、実績を達成できる。
足場づくりに探検/Explorationか拡張/Expansionは必須。
交易/tradeがあると交易力が稼げて楽。軍量/Quantityで陸軍扶養限界を水増しすると明戦で助かる。あとはお好みで。
あとは珍しいことに、船コストを下げ、FLと提督の機動PiPを上げてくれる海運/Maritimeアイデアがかなり有効である。
デンマークは特に陸軍軍質がゴミクズである。しかし、カルマル同盟の盟主としてスウェーデン、ノルウェーを配下に従えていることから初期の軍事力は非常に高い。したがって強引に主要文化をシフトして国家変態を行い、もっと強いNIを手に入れてしまえば軍質の問題は解決する。北欧はDEVが低いため、主要文化を変えやすい。
それどころか変態先の国で北欧を征服するよりも楽*3である場合が多い。
以下にデンマークからの変態が比較容易な国家と変態までの流れを解説していく。
ほとんどの国家変態においては変態先の国家に見合った文化を主要文化とする必要性がある。しかし、主要文化の変更にはステートDEVの合計の半分以上を変える先の文化で占める必要がある。そこで不要な文化のあるステートをわざと解除し、目的の文化のステートDEVが全ステートDEVに占める割合を強引に上げることで、主要文化を変更するテクニックが存在する。
ところで、自国コアのステート化にはステートコアの作成に統治点を使うため、この技を使うということは無駄な統治点を支払うことを意味する。
したがって、できれば様々な地域に拡張して多文化を抱えてしまう前に、必要とする文化がある地域に集中して攻め込み、文化数やDEVが少ない内に主要文化をシフトしてしまった方がお得である。
チュートン戦に1450年ごろ、同盟国ポーランドを引き連れていく場合が一番成功しやすい。プロイセン化にはダンツィヒ/Danzig、エルムランド/Ermland、ケーニヒスベルク/Königsbergが必要で、主要文化がプロイセンである必要がある。そのため必要とされる3プロビを確実におさえ、できれば他のプロイセン文化地域も二戦目に取りたい。
というわけでポーランドには一戦目の報酬としてクルム/ヘウメノ/Culm(ここはポーランド文化のためあげたほうがよい)を与え、二戦目は単独で攻め込もう。
ダンツィヒをとるとポーランドのヘイトを買うことになるかもしれないが、どうせプロイセン化すれば餌として食うことになるため問題ない。
実績「鉄の代価 / The iron price」の流れで変態にたどり着ける。大抵は高DEVのイングランド文化を主要文化とするだろう(別にスコットランド文化やウェールズ文化を主要文化にしてもよいが)。
最も早いのは百年戦争前にスコットランドやフランスorブルゴーニュと同盟してNOCBでイングランドに宣戦することだ。扶養限界まで陸軍を雇っていればスコットランド+デンマーク陸軍で勝てる。英海軍もノルウェーの長大な海岸線に気を取られうろうろするためうまくいくと大陸側の属国、同盟国も上陸してくれる。
多少統治点を犠牲にしても確実性を重視するのであれば、実績攻略と同じようにスウェーデンなどを吸収して十分陸海軍を蓄えてからイングランドを殴りつけてもいい。
もちろんアイルランド文化を主要文化としてアイルランド化してもいい。
ノヴゴロドを征服した後ポーランドを誘ってモスクワを殺す(ノヴゴロド旧領再征服)。主要文化はノヴゴロドとしよう。コツとしてはネヴァ/Neva(CoT+河川)以外のカレリア文化圏をスウェーデンに渡しておくと楽に文化シフトできる。
そして属国を吸収した後は正教に改宗すると強くなっていいと思う(併合前に改宗すると独立欲求が上がってしまう)。
モスクワが死んだらポーランドは用済みなので、ロシア(元デンマーク)の一部にしてしまおう。
フランス以外の同盟先に恵まれないブルターニュを早期にNOCBで征服してしまうのがおすすめ。百年戦争及びフランス-ブルゴーニュ戦争によってフランスがパンクしている隙に攻めると取れる。ブルトン文化を主要文化としたらイギリスやブルゴーニュ、イベリア勢と手を組み必要プロビを確保していこう。
NI名称 | 効果 |
---|---|
0 伝統 | 人的+20%、海軍伝統+1/年 |
1 | 外交併合コスト-10%、同大陸従属国の独立欲-10% |
2 | 首都ノード交易力+20%、交易効率+5% |
3 | 海軍扶養限界+50% |
4 | 白兵与ダメ+10%、傭兵規律+5% |
5 | 海軍士気+15%、提督白兵+1 |
6 | 建築コスト-10%、植民地人口増加+15 |
7 | 最大絶対主義+10、自治度-0.05/月 |
8 野望 | 海戦交戦幅+15% |
総評:バージョンアップに伴いガラッと変わりかなり強力になったように感じる。
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