各国戦略

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概要

国名はプロヴァンスであるが、実際は実績のタイトルともなっているアンジュー公ルネの領国を表わしている。
フランス王家の分家であるアンジュー公爵家(兼プロヴァンス伯)の次男として生まれたルネは、成人後にバル公爵領を分与され、ロレーヌ公の跡取り娘と結婚した後、兄の早逝後は生家のアンジュー・プロヴァンスも相続した。
その後遠縁にあたるナポリ王ジャンヌが跡継ぎ無く死ぬと遺言によりナポリも相続するが、それに異を唱えるアラゴンとの戦争によりナポリを失陥し、その直後の状況としてゲームが開始している。
初期領土はアンジュー公領・バル公領・プロヴァンス伯領が直轄、妻の領国のロレーヌは同君下位であり、首都はアンジュー公領に置かれている。
ミッションでは失陥したナポリの回復を目論み、その後はルネのフランス王家に連なる血筋を理由にヨーロッパ各国へ同君連合CBを獲得していく流れとなっている。

戦略

前提と注意

1.都合の良い世界(カスティーリャとアラゴンが同盟しない、教皇領がライバル指定をしてこない等)を選ぶことが推奨されます。
2.実績「ルネ善良王 / Good King Renne」達成のためにはオスマンに先んじてイェルサレム付近3プロビをおさえる必要があります。したがってオスマンの南下速度という運要素が絡みます。
3.ここではDLC「Emperor」を導入していることを前提に、「ラ・マルセイエーズ」を除くミッションの達成と、実績の解除を目標とした戦略を紹介する。

Good King Renee(ルネ善良王)
プロヴァンスで開始しエルサレムを建国する。

0. 聖地巡礼のための行軍ルート

南仏からどうにかして聖都エルサレムまで辿り着く必要がある。ミッションで得られるナポリ同君CB(もしくは南イタリアへの中核州請求)がカギになる。
イェルサレム変態ディシジョンは絶対主義時代になると使えなくなる。オスマンの南下のいかんに関わらず変態は1600年前半にはやり遂げる(か時代変化を止める)必要がある。

HREに加入すればイタリア半島の横断はなんとかなる場合が多く、そうでなくともナポリ領を奪えばよい。

問題はここからだ。ナポリからではエルサレムはわずかに遠く、
かといって陸路で突き進むのもヴェネツィア海軍やオスマン陸海軍に勝てる自信がないならやめたほうがいい(初稿筆者:やっぱり彼らには勝てなかったよ)。
地中海を跨いでアフリカに進出するなら、シチリア島からチュニスを襲うのがおそらく(NOCBを除けば)最速だろう。

従って、外交技術11でナポリ領から中核化距離がイェルサレムまで直接届くようになるのを待つのが無難だ。以下ではナポリから直接中核化することを前提とする。

コルシカ島を所持するか、総dev値を100以上にすることで「The Claims of King René」が達成できる。
ナポリがアラゴンの同君下位国ならばコアが、そうでないならば連合の回復CBが配られる。アラゴンの同君下位国に留まっている時に達成してコアを貰い、ナポリが独立した直後に攻め込むのが最も良いだろう。

以下に2つのルートを紹介する。

フランス同盟ルート

こちらは開発度100を目指すルート。開発度を高める楽な方法は後々教皇領からもらうアヴィニョンのDevポチである。近隣に攻め込むともれなくフランスの領土欲と同盟破棄がついてくる。

現バージョンにおいてフランスはバロワに領土欲を持っており、初期態度は敵意である。そこでまずバロワをフランスに売り、フランスとの同盟関係を維持する。

手始めに要塞を全て壊す。というのもプロヴァンスでは初期領土6つ(1,2,3プロビずつで飛び地)のうち3つに要塞が立っている。結果そこそこの開発度であるにも関わらず大赤字になっている。

アヴィニョンは教皇領との関係が150以上になることでミッション「Negotiate for Avignon」によりコアが付いた状態で譲ってもらえる。態度が友好なら同盟を、そうでなくとも特権の宗教外交官を加味すれば十分達成可能な数値だ。

メーヌイベントで開戦した場合、貢献してフランスの好感度を稼いでおく。おべっかと合わせてメーヌ(開発度16)やドーフィネ(開発度10)を返還してもらえる可能性もある上、どうせフランスを戦争に駆り出すので重要。
アンジューに領土欲を持たれる場合があるが、同盟は維持できるので目をそらす。

アラゴン王アルフォンソが死ぬとナポリは独立するのだが、このアルフォンソが死ぬのがかなり速い。開発をする以上ルネサンス発祥を待ちたいので、多分に運が絡むルートとなる。

HRE加盟

オーストリアと関係改善をし、同盟までもっていく。フランスにバロワを売らないと同盟は勝手に切られる。
プロヴァンス地域3州のいずれかに遷都し、HREに加盟。余った外交官は教皇領との関係改善に使う。

HREに加盟するとジェノヴァに対する宣戦に皇帝オーストリアが呼ばれなくなるので遠慮なく宣戦する。この時コルシカ島以外は奪わずにナポリ戦用のAE余剰を残しておくこと。
時間が少々かかるが同盟すれば教皇領を呼べないこともない。

HRE加盟の注意

・HRE未加盟のままHRE所属州に遷都はできない。アンジューが首都のまま加盟ボタンを押すと、HRE州からつながっているプロヴァンス地域の州のみがHREに編入され、飛び地のアンジューは編入されないため国自体はHREに加盟できない。先に遷都してから加盟ボタンを押そう。
・イタリア脱退前にやらないと隣接したHRE州が消えて加盟できなくなる。
・先に拡張しすぎるとDEV過剰で入れなくなる。
・フランスとの関係が悪化する。

ナポリ侵攻

アルフォンソ王の遺志に従うイベントが起きたら即座にナポリに再征服CBで宣戦する。全土併合できるので全土併合する。
ここまでかなり急ぐので1455~60年ぐらいであるはずだ。

ブルゴーニュ攻略法

プロヴァンス以外にも活用できるので別ページに載せました。↓

アラゴン侵攻

ナポリ征服に成功すれば、アラゴンへの連合の回復CBもしくは恒久的請求権が配られる。
アラゴンがカスティーリャの同君下位国になった場合恒久的請求権しか配られずカスティーリャと戦う必要があるので、早めにミッションを達成してアラゴンへ侵攻したい。
陸軍はフランスかカスティーリャを呼べば恐らく問題ないだろう。フランスを呼ぶ場合はピレネー山脈沿いに要塞を持つので、先にアラゴン軍を誘い込んで叩けば若干楽になる。

便利なマルタ島

マルタ島はいろいろ使い道がある。

  1. シチリア復活→シチリア島本土再征服
  2. 文化転向→フランスにプレゼント→マムルークとフランスの間の距離が縮まる→マムルーク戦に呼び出す
  3. たまに騎士団を名乗る医者が引っ越してくる。邪魔と書いてロマンと読む。

ハンガリー侵攻

アラゴン征服に成功すれば、例の条件で連合の回復CBか恒久的請求権が貰える。
恒久的請求権を貰ったところでナポリからでは中核化すらままならないので、やはり連合の回復CBを貰いたい。
ハンガリーへはフランスが来てくれない可能性を考慮してボヘミアやポーランド、もしくはオスマンと同盟し呼ぶのがいいだろう。
ハンガリーはオーストリアと同盟することが多いため、合わせて6万程度かそれ以上の軍を相手にしなければならず、マムルーク以上の大敵となり得る。実績にも関係ないので諦めてしまうのも手だ。あるいはオーストリアを適当な戦争に呼びつけている間にハンガリーを落とすか。

ジェノヴァノード確保

意外に強いマムルーク海軍に制海権を取られると援軍を呼べず負けるしかなくなるので、ある程度のガレー船をそろえたい。そこで維持費のためにジェノヴァ、フィレンツェなどを殴る必要がある。
教皇領との同盟は切らないでおくと戦争に駆り出せるのでかなり楽になる。

決戦!マムルーク

オスマンの南下を考えると次の2点が問題となる。1500年以降のオスマンにはオーハンとポリの連合軍すら跳ね返されかねないのだ。

  1. なるべく早めに攻める。
  2. 一撃で必要なプロビ*1を奪う。二回目までやるほど猶予はない。

オスマンがマムルークに宣戦するのを見図って攻める方法と、ルネサンス伝播時期による技術差を狙う方法がある。
注意として怒り狂ったオスマンにコア化も終わらぬまま宣戦される恐れがある。そうなったら諦めて領土を明け渡し、イタリアを食べてからカステラを呼んでオスマンを殴るしかない。

6. さらば友よ!今別れの刻ーーフランス戦

ミッション「Unite Occitania」「King of France」の達成には南仏に20プロビ、フランス地方に30プロビが必要となり、これはフランスとの戦争無しには達成が難しい。
アラゴン・ナポリ・ハンガリーを治めたプロヴァンスなら互角に戦えるだろう。しかし、一番の問題は時間である。イェルサレムへの変態は絶対主義の時代以降は不可能で、おおよそのタイムリミットは1610年となる。ミッションを達成するためにはフランスと2,3回戦争しなければならず、3回戦争すると仮定すれば停戦期間と戦争期間を逆算して1570年にはフランスに手を付けなければならない。

別解として、フランスとプロヴァンスは同じヴァロワ朝を王に頂いているので、つまり王位の請求から同君連合を狙うことが出来る。同盟を破棄し停戦も破るのも良いだろう。安定度が-6(外交アイデアコンプ済みなら-3)されるが、フランスを丸々頂ける対価と考えればお釣りがでる。

エルサレム変態

・国教はカトリックである必要がある。プロテスタントになっているのであれば改宗→変態→狂信者反乱要求で戻るといいだろう。
・エルサレムに強制遷都し、HREは強制脱退になる。
・運良くHRE皇帝になっていると変態できない。理不尽
・ミッションがエルサレムのものに変更される。プロヴァンスのミッションを取り残さないように。

エルサレム変態ディシジョン(抜粋)

出現条件
カトリックである
時代が発見の時代/Age of Discoveryか改革の時代/Age of Reformationである
実行条件
エルサレム/Jerusalem、ガザ/Gaza、ヤッファ/Jaffaをコア州として領有する
エルサレムがステートに属している
神聖ローマ皇帝でない
効果
威信+25
トランスヨルダン/Transjordan、パレスチナ/Palestineエリア、タラーブルス/Tarabulus、シドン/Sidon、アカバ/Aqabahにコアを付与
自国がHREの皇帝、もしくは選帝侯でなければ、HREから離脱
NI変更イベントが発生
エルサレムに遷都
君主制Tier1を「Crusader State」に変更
国家等級が公国級の時、王国級に昇格
ミッションを十字軍のものに変更

神聖ローマ皇帝位への狙い

プロヴァンスはNIで外交枠が2つ増える。外交系アイディアやポリシーを駆使してHRE内部で支持を得ると割と楽に皇帝になれる。これで陸軍扶養限界を強引に押し上げるのも手。
ハンガリーはほぼ確実にオーストリアと同盟を結ぶため、オーストリアとの友好度が低下する。「King of Kings」の前提ミッション「Join the Empire」を達成するなら事前にHREに加入するか、外様のままHRE皇帝になるかを選ばなければならない。

アイディア

統治系:経済/Economicか(傭兵の為の)統治/Administration、ロマンで宗教/Religiousもあり。変態を前提とするなら聖戦CBは手に入るので、人文/Humanistでも。
外交系:大国の同君下位国を多く抱えることになるため、権勢/Influenceがおすすめ。HRE皇帝を目指すなら外交/Diplomaticも良い。
軍事系:軍質/Qualityか(初期戦争多めのため)防御/Defensive。多分実績達成までに完成が難しいため軍量/Quantityは意味が薄いかも?外交系アイデアの需要が高く、海運/Maritimeが取りずらいので海軍/Navalも一興か。

リンク

ミッション(Emperor)
NI

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • アヴィニョン譲渡条件とHRE加盟条件を修正しました。 -- 上コメントとはまた別の筆者 2021-01-05 (火) 01:19:37
  • プロヴァンスへの変態は出来ないから、外交併合−20%目当てでスタートするのは味力的だね。プロヴァンス→サルピエ→オーストリア→クロアチア→プロイセン→ドイツ→ローマ帝国の順に変態したけど補正もりもりで楽しかった。 -- 2022-09-07 (水) 10:50:02
  • 1.34でAIが変わって、序盤からフランスに同盟切られて敵視されるので初動がきつくなった -- 2022-09-24 (土) 22:26:56
  • 一応開幕でフランスが敵意持ってるのがBar1州だけだから、売却すれば一応の同盟継続はできる。初期拡張でブルターニュ取ったら烈火の如く怒られたのでイタリア方面しか拡張先無くなるけど。 -- 2022-09-25 (日) 07:47:30
  • 傭兵+権勢取ると早い年代からエルサレム回りにヴァロア朝十字軍衛星国たくさん建てる遊びができます。NIの外交枠+2がいい味出してます。それだけ。 -- 2023-07-10 (月) 05:22:46
  • このページのコメントで書くべきか微妙な話ではあるけど、プロヴァンスのルネ王の請求権ミッションは属国の場合でもナポリ再征服の足がかりとして(ピンポイントではあるが)かなり便利。 -- 2023-11-29 (水) 15:26:52
  • ナポリは、戦争中からスパイ網張っておけば戦勝点コスト減の効果で一発併合できる -- 2024-04-15 (月) 19:50:44
  • スパイと戦勝点コスト減の関係性を確認できないのですが、何かの勘違いでしょうか -- 2024-04-15 (月) 22:44:11
  • 請求権があればコア化コストは少なくなるけど、統治効率は変わらないね。もし変わってたら諜報アイデアの評価が鰻登りになるだろうし -- 2024-04-20 (土) 01:03:06
  • スパイ網の効果はAE減と包囲能力だから戦勝点は変わらないね -- 2024-04-20 (土) 09:11:03
お名前:

*1 変態には特定の3プロビ、ミッション達成にはエルサレムを含む任意の5プロビが必要。

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