各国戦略
本ページの内容は、ver1.30で確認されたものです。
神聖ローマ帝国の手引も参考。
まず最初にすべきことは皇帝であるオーストリアと同盟を組むことだ。非コア州のHREの領土を奪い平和な場合、皇帝と友好的でない限り不当な領土の返還要求がなされ、領土を返すか諸国の不興と不穏度を貰うことになる。
選帝侯に対してはほぼ皇帝オーストリアの態度はfriendlyであり、同盟を結べる。
一方、それ以外の君主制諸侯はまず同盟を結べないので、婚姻を狙おう。
同じドイツ文化であれば婚姻に+20の補正が付くので、オーストリアが提案を受けてくれることも多い。
いったん婚姻を結ぶと、自国の陸海軍が弱いために同盟を結べなかったとしても、外交関係超過によるマイナス*1を回避できるので他国よりも有利になる。
オーストリアの外交枠はすぐに埋まるから、婚姻の提案は必ずゲーム開始初日に行おう。
近年のパージョンは以前と違い、AIが人間のために外交枠を開けることがなくなり、その分AIの同盟国が増えた。
しかしながら他の戦争で劣勢だとか偶然同盟が少ない国などで優位に戦える国が発生するので、そこを狙って攻撃、併呑していく。
もちろん機会があれば迅速に攻撃できるよう、同盟以外の隣接国にはすべて征服CBを保持しておくようにしよう。
戦争を仕掛ける目安として、参戦国の規模にもよるが、自国側と同盟が同数程度であれば人間の入っている優位でほぼ勝つことができる。
なお、NOCBで仕掛けてしまうと、AEが爆発して包囲網一直線なのはもちろんのこと、皇帝が自動的に共戦国として敵方に介入するので基本厳禁である。
また、ポメラニアのような細長い国や、アンハルトのような一州国家*2は開幕で敵全軍を殲滅し、あとは全土に1kだけでも置いておくと、新規徴兵が行えず、実質的に無力化できる。
州を約束しての参戦について、これは州を渡すことが基本である。
というのもこの約束を破ると10年間州を約束しての参戦自体が不可能になる。
州を同盟国に渡す場合、渡す州の分のAEとDIPは向こう持ちである。
州を与えると、その州の価値が貢献度以上であった場合、追加でその国はfavorを得る。
これを利用し、例えば低地の国でブルゴーニュを殴り、その領土を献上して大量のフランスのfavorを得るといったこともできる。
そのような機会がなければ、大国はfavorが貯まりにくいので、ある程度の規模の国(ザクセン、バイエルン、ミュンスターなど)とも同盟を組むとよい。
ブランデンブルクの初期君主フリードリヒ2世が逝去し後継者である弟のアルブレヒト・アヒレスに代替わりすると、
アンスバッハ(残っていればバイロイトも)が同君下位に落ちるイベントが発生する。
発生得なイベントではあるが以下の欠点に注意。
・州自体の価値
開発度はそれぞれ8、6の1州国家で別にCoTでもないとかなり微妙な上に50年外せない外交枠が+2されてしまう。
ナバラ(dev7)が2国傘下に入ってくるようなものである(ブランデンブルクもノイマルク込みで76しかないのだが)。
しかし同君連合はdevポチのマイナス補正が無い為、継承の時にはそこそこな開発度になっている可能性はある。
同君落ちまでにザクセンなどに宣戦布告し領土を渡し肥やしておく方法もあるが、皇帝の領土返還もあるためどう転ぶかは不明。
・発生難易度
君主フリードリヒ2世、後継者アルブレヒトの年齢差は1年しかなく共に30歳スタートのため君主逝去の前に後継者が先に亡くなる可能性も割とある。
1461年頃に隠棲させられるが、同君連合は威信マイナスでLDがかなり上がる事に注意。
HREで何よりも大事なことはAEを貯め過ぎないことである。
そのため、ダカットに余裕ができたらすぐにでも関係改善の外交顧問を雇うべきだし、商人はリューベック、ウィーンといった周辺のノードで関係改善に当たらせる(どうせザクセン、ウィーンノードは儲からないので大差ない)。
HREやインドなどのAEの貯まりやすい地域では商人は外交官である。
威信が高いとAEが増えにくく減りやすくなること、同盟国にはAEが非常に散りにくいことも覚えておくといい。
戦争が圧倒的である場合、必ず各国の戦勝点を100点にしたのち個別和平すること。
同盟破棄、ライバル撤回、コア放棄などで威信と資金をより多く稼げる。
威信や金は貢献度を基準に山分けされるが、10年建ての賠償金は貢献度関係なく100%自国に入るのでお勧め。
逆によほどのことがない限り敵同盟国から領土を奪わない事。
必要なwar scoreとAEが2倍になる。
まずボヘミアについて。
ある程度成長してライバル指定できるようになれば、ボヘミアはポーランドと組んで叩けば効率よくPPと金を稼げる。
特にシレジア地方は、シレジア公国を属国として作れば、格安のAEでHREでも有数の富裕な地域を切り取れる。
ただし、州を約束して参戦させた場合、報酬が貢献度に見合わないとたとえ州を与えてもTrustが下がる。
さらにポーランドはオーストリアをライバル視しがちで、最悪同盟を切られてしまうのでほどほどにしよう。
ポーランドはボヘミアに比べるとずっと強大である。
単独では攻めるのは難しいが、この国は外交的に孤立しやすいためライバル視している国とうまく同盟を結ぶと良い。
オスマン、ロシアは勿論、世界線によってはデンマーク(スウェーデン)、オーストリアなどで包囲網を築く事も可能。
この時期になれば、ドイツ諸国でも一角の国となっているだろうから、ロシアと結んでポーランドを轢き潰してやろう。
ポーランドが持つ東西プロイセンは、プロイセン建国に必要な州である。
また、ポーランドは1610年頃に国難「王権のための闘争」が発生する。
反乱軍の対応に追われる所を横から突くのも一考。
ゲーム中屈指の強性能のプロイセンに変態するのはよい選択肢である。
プロイセン化のメリットは四つ。
まず王国化により、外交官+1,統治キャパシティ+200などの恩恵が受けられること。
ただし、30年戦争でカトリックが公式宗教になると、皇帝・選帝侯の地位を失って公国に戻ることになる。
AEが問題になるHREで外交官の減少は致命的であろう。
次にプロイセン固有のNIだがとんでもなく強力。
軍事面が特に破格で規律+5%、士気+20%、歩兵戦闘力+20%、人的資源+25%、陸軍伝統ボーナスと隙が無い布陣に加えてAE-10%により拡張速度も申し分ない。
かつてはブランデンブルク時代から強力なNIが扱えていたが1.30でNIがプロイセンと分離したのもあり変態の重要度は高い。
固有政体であるmilitarizationの解禁も美味しく規律・人的資源・陸軍維持費に強烈なボーナスがかかる。
ただし統治キャパシティー50%という凄まじいデバフがついてくるので、現時点で統治キャパシティ-50%が耐えられない場合は政府改革で外すことも視野に入れる必要がある。
統治アイデアのコンプリートで+25%され、差し引き-25%で済むのでこれを活用するのもよい。
なおこの政体はプロテスタント/改革派限定のためカトリックに戻ると破棄される。
最後が君主の軍事能力+3で、これにより能力の期待値は3→5と劇的に上昇する。
将軍ガチャは引き放題で、professionalismの向上から人的資源の問題も解決する。
1.30でEmperorを導入している場合、とくに強力なミッションが更新されるのもありがたい。
デメリットとしてはカトリックでなくなることが大きい。
1.30現在カトリック勢力は極めて強く、30年戦争で殆ど勝利するどころか不戦勝も普通にこなす。
また信仰の守護者(Defender of the Faith)が厄介でドイツ~東欧の紛争にスペインやフランス、(聖公会にならなかった場合)イングランドがガンガン介入してくる。
カトリックの小国に宣戦→金を巻き上げる事で剥がす事も出来るが、強大な国力を背景にすぐ再就任する上に就任候補が複数いるため常に誰かが守護者になっている可能性高。
世界線によっては皇帝オーストリアも守護者に名乗りを上げHRE内の拡張に支障をきたす。
あまりにもプロテスタント・改革派に厳しい情勢になった場合はプロイセンのミッション・NI目当てにプロテスタント→変態した後にすぐカトリックに戻すのも良い。
ほとんどの帝国諸侯ではカトリック、プロテスタント、改革派が選択肢になるだろうが、宗教改革発生後すぐにプロテスタントに改宗すると良い。
カトリックの真価は新大陸やルテニアなどの改宗可能な州を大量に擁する国で発揮されるが、おそらく大半の国はそうではない。
1.30から強力な効果を持つ対抗宗教改革を利用できるようになったが、相変わらず異端を叩き続けるのは覚悟がいる。
現行の仕様では最初に改宗した3か国に改革の中心地が与えられ、これによって問答無用で州がプロテスタントに転向するので、プロテスタント化してもそこまで国内が異端まみれになることはない。
純粋な性能としてもプロテスタントは優秀な部類だし、このころには中堅国程度にはなっているだろうから、信仰の守護者に確実になることができるのも魅力である。
また、改革派に関しては、異端寛容が高く改宗が面倒な人には楽かもしれないが、改宗できる時期が遅いうえ、基本的な性能がルター派に劣っている。
HRE圏内である以上、AEを軽減する諜報、外交官の増える外交が有効。
ADM系では、傭兵とコア化コストが安くなる統治や、内政効率を高める経済がおすすめ。
プロイセン化を狙う場合、統治アイデアの統治キャパシティ+25%も優秀。
反面、軍事レベルを7に上げるまでは、軍事系アイデアはオススメできない。
軍事技術の遅れは、統治・外交技術とは異なり、戦争での不利に直結するため、
軍事アイデアにMILを注ぎ込むことで軍事技術が遅れるのは、本末転倒であるからだ。
カトリックプレイであれば、宗教や人文も有効である。
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