DATA
 
 
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概要

DLC「Mandate of Heaven」で有効化されるシステム。

中国を中心に、アジアの秩序に大きな影響を与える。

 
 

中華皇帝位

皇帝に即位している国家は、君主制 Tier1が「中華帝国」で固定される。

皇帝に隣接し、国教の宗教グループが、東方宗教or土着信仰である国*1は、皇帝に対し、特殊なCB「天命の獲得」を用いることができる。
このCBによって宣戦し、和平交渉で「天命の請求」を選ぶと、皇帝位を奪うことができる。
このとき、中国全土に恒久的な請求権を得る他、遊牧民グループの国家は、中華グループに変更される。

ちなみに、皇帝が別の宗教グループに改宗したとしても、その地位を追われることは無い。

 
皇帝位を失った国は、政府ランクが王国に降格し、君主制 Tier1が「専制君主制」に変更された上、以下の強烈な修正が20年間付与される。

 
 

天命

皇帝に紐づく「天命」は、50を境に上下に強い修正を与えると同時に、改革システムに影響する。

 

効果

天命が高いとき
天命5075100
国家不穏度修正なし-1.25-2.5
安定度コスト-5%-10%
月間戦争疲弊-0.01-0.03

 

天命が低いとき
天命02550
国家不穏度+5+2.5


交易品生産量-50%-25%
人的資源-50%-25%
雇用可能傭兵量-200%-100%
被射撃ダメージ+50%+25%
被白兵ダメージ+50%+25%

 

増減

GC開始時と、皇帝位が他国に移ったときの天命の初期値は60。

(増加)

(減少)

その他、イベント・ミッション・国難によっても増減する。

 

天の改革

天命が80以上のとき、以下の改革を、上から順に成立させることができる。
改革を一つ成立させると、天命が70低下し、安定度が-1される。

皇帝位が他国に移ったり、国家変態を行うと、成立していたすべての改革が失われる。

1.改土帰流の導入 / Introduce Gaituguiliu
能力主義:+0.5/年
2.海禁の改革 / Reform Seaban
交易効率:+5%、外交官:+1
3.総督の派遣 / Delegate Zongdu
自治度変化:-0.05/月
4.理藩院の設立 / Establish Lifan Yuan
コア化コスト:-10%
5.官位の再編 / Reshape Bureaucratic Ranks
以降に現れる統治者・後継者の統治能力:+1

 
 

能力主義

皇帝は、正統性の代わりに能力主義を持ち、特有の効果を得られ、消費することで強力な効果を選択できる。

 

効果

能力主義050100
汚職+0.1/年


なし
顧問コスト+25%-25%
外国諜報網発見力-50%+50%

 

増減

また、正統性と同じように、MIL100で10上げることができる。

その他、イベントなどによっても増減する。

 

勅令

能力主義20を消費することで、勅令を発布できる。
効果は10年間継続するが、同時に複数の勅令は発布できない。

宮廷官僚制の拡大 / Expand Palace Bureaucracy
コア化コスト:-10%、開発コスト:-10%
戸籍調査の実施 / Conduct Population Census
税収:+25%
海軍士官の登用 / Promote Naval Officers
船の耐久力:+20%
関税管理の強化 / Increase Tariff Control
州交易力:+25%
防衛体制の強化 / Improve Defence Effort
要塞防御:+25%
武官の増強 / Boost the Officer Corps
歩兵戦闘力:+10%

 
 

特殊CB

皇帝は、以下の特殊なCBを使用できる。

中国統一 / Unify China
  • 使用条件
    • 隣接している。
    • 攻撃側が、朝貢国以外の属国ではない。
    • 防衛側が、攻撃側の属国ではない。
    • 防衛側が、中国北部・中国南部・西南地方内のいずれかに領土を持っている。
  • 戦争目的:優位を示す
  • 講和補正:AE(50%) 威信(150%) 戦勝点コスト(50%)
    • 中国北部・中国南部・西南地方の州割譲
朝貢の強制 / Force Tributary State
  • 使用条件
    • 隣接している。
    • 防衛側が、攻撃側の属国ではない。
  • 戦争目的:首都占領
  • 講和補正:AE(50%) 威信(200%) 戦勝点コスト(50%)
    • 朝貢国化

 
 

関連イベント

Tumu Crisis(土木の変)

明がオイラートと戦争状態になると皇帝が将軍ユニットとなり、オイラートが皇帝率いる軍を野戦で撃破すると捕虜にするイベントが発生する。
これにより明の天命や士気などに大幅なペナルティがかかる一方、オイラート軍が一時的に強化される。この状態で北京を占領するとイベントで華北一帯が占領状態となるので明を大幅に弱体化させることができる。

Crisis of the Ming Dynasty(明朝の危機)

宗教改革時代以降に明の天命が50以下になるとdisasterが発生し、4年ほどで発動して明領内各地で反乱軍が発生する。
この状態で反乱軍が華南を一定以上占領するとWuyue(呉越)が、西南を一定以上占領するとDali(大理)が、独立欲求の高い状態でマーチとして独立する。同様に華北を一定以上占領すると李自成の乱が発生し、独立したShun(順)が明に宣戦布告する。
李自成の乱の勝敗にかかわらず、AI明はその後多くの場合そのままバラバラに崩壊することが多い。

An Ideology for our Empire(帝国のイデオロギー)

中華皇帝を奪ってから5年後、国教が儒教でない場合は儒教に改宗するかどうかの選択肢が現れる。ただし清に変態するDecisionとは異なり、ここで改宗しても旧宗教をハーモニーすることはできないので注意。

A capital for the XXX Empire(XXX帝国の首都)

明以外の中華皇帝がBeijing(北京)、Nanjing(南京)、Xi'an(西安)、Luoyang(洛陽)のうち2つを持っている状態で代替わりすると、この中のいずれかの都市に遷都する選択肢が現れる。

Sinicization(支那化)

Chinese文化以外の中華皇帝が代替わりすると、Sinicizationするかどうかの選択肢が現れる。ここでSinicizationを選択するとMandateとMeritocracyが上昇するかわりに自国文化の州のunrestが上がり、祖先の文化を保持することを選ぶとMandateが減少する。

 
 

戦略

皇帝と戦う

天命低下によるデバフが強力なので、改革の直後など、天命が落ちているときを狙うと良い。
天命を徹底的に叩き落とせば再起不能に追い込めるため、最初の戦争で、北京・南京・広東をピンポイントに奪い、天命低下を誘発できるとおいしい。

また、朝貢国への宣戦で皇帝を釣り出すことで、停戦期間を大幅に短縮し、迅速に切り崩せる。

なお、「天命の獲得」CBは、皇帝の領有する州を、AEと戦勝点コスト50%、DIP消費なしで奪えるので、帝位を狙わずとも、使うに越したことはない。

 

皇帝になる

帝位を奪う場合、あまり急ぎすぎず、準備を整えてから「天命の請求」の和平を行ったほうが良い。
せっっかく皇帝になったのに、天命が下がって国家が崩壊してしまっては、元も子もない。

具体的な準備としては、北京・南京・広東の三州を抑え、汚職と借金を精算し、可能な限り朝貢国と繁栄したステートを増やしておくべし。

 

皇帝として

いかにして天命と能力主義を管理していくかが課題となる。

改革を進める場合、急激な天命の低下が避けられないため、安全保障を図りつつ、天命の迅速な回復手段を用意しておきたい。
狙いやすいのは、「中華統一」CBによる戦争中であるの増加であり、これは、あえて中華地域に小国を残し、延々と戦争を継続するだけで達成できる。
このとき、戦勝点が66%を超えると、Call for Peaceが発生し、戦争疲弊が高まってしまうため、首都要塞をあえて占領せず、1kだけ置いて放置するなどの調整が必要。

小技として、天命が増加するイベントが表示されたタイミングで改革を行うことで、イベント分の天命増加を持ち越すことができる。

 
能力主義は管理がシビアであるため、取り急ぎ最初の改革を通し、増加要素としておきたい。
階級から得られる低コスト顧問を活用するなどして、5-5-5レベルで揃える豪勢な形態を実現すれば、勅令を用いる余裕が出てくる。
(朝貢も含めて)有り余る君主力は、肥沃な中華の農地に、勅令の力を借りてDEVポチすることで、手軽な国力源となってくれる。

 
改革を完了し、高い天命を維持する皇帝は、勅令と合わせてコア化コスト-20%、不穏度と戦争疲弊の減少を持ち、WCにも適する強力な体制となる。
とはいえ、隣のムガルシステムと比べると霞んでしまうか。

 
 

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 残念だけど土木の変がないだけで遊牧民系の国難も普通に発生する、因みに改革はそこそこいい効果が揃ってるから決して悪くはない、天命低下もだるいと言えばだるいが、最大の敵は極めて改善しにくい不穏度だ、中華皇帝になると正統性消失だのなんだので一気に不穏度が増加し反乱祭りになる、これが再起が困難な所以、能力主義も基本マイナス成長から始まるしね、だから私は中華皇帝になる際はボロブドゥール寺院を真っ先に取りに行く、改革lv4の寺院の権利拡大、不穏度低下モニュ、人文アイデア、勅令の六法の布告で無理やり抑え込めばだいぶマシになる、天命に関しては豆粒朝貢国を量産すれば回復は意外と早い、逆に言うなら中華皇帝はそこまでしないと安定しない -- 2024-01-21 (日) 16:25:59
  • 中華統一CBで分離主義とは無縁になるし寺院スパムに遺産のアップグレード+改宗やれるのに反乱祭りになる状況ってなんすかね -- 2024-01-21 (日) 21:49:30
  • 正統性MAX由来の不穏度2と宗教寛容1→負なら不穏度1.5相当で計3.5不穏度が消えるのは痛いには痛いけども、天命MAXなら不穏度-2.5、能力主義と紐づく勅令から不穏度-2を打てば計4.5でむしろ分が良かったりもする。 -- 2024-01-21 (日) 22:43:14
  • 戦争疲弊と過剰拡大な、それはどこでも同じかもしれんが借金汚職安定度低下のダメージは他より重いんよ、後そこまでやれば流石に安定するって話よ?後勅令連発は結構軍事点持っていかれるからそこは気をつけてね?そしてそこまで持っていけるなら普通に上級者だと私は思うよ?強いか?と聞かれたらコストリスク含めてそこまでじゃないよ、という話 -- 2024-01-21 (日) 23:17:43
  • 戦争疲弊は天命MAXなら月-0.05だから低くしやすいし、過剰拡大も勅令と改革でコア化コスト-20%を積めるから背負う期間を短くしやすい。中華皇帝が破綻するとしたら借金汚職安定度に伴う天命低下、北京南京広東未所有に伴う天命低下、時期が悪い無理な改革による天命低下あたりだが、これらはメカニクスを抑えすれば回避できる。 -- 2024-01-21 (日) 23:29:04
  • 能力主義はLV3顧問を3人雇えば0.25*3*3で+2.25、基礎値-2.00に対し自然増になる。勅令を最大限に使っても10年で20消費なので、年+2なら安定して回る。月収支が顧問以外にも調和MAXで+1.0、陶磁器交易ボーナスで+0.1、大報恩寺で+0.5もあるし、天命と調和が壊れてなければ安定して高く保てるかと。宦官の特権や茶の交易ボーナス、能力主義そのもので顧問費減を得られる環境も踏まえ、いつもより高レベルの顧問にできるね。 -- 2024-01-21 (日) 23:40:29
  • 過剰拡大なんて起きない中華統一してる時にわざわざ他も攻めて過剰拡大と戦争疲弊貯めてるのは急ぎ過ぎじゃない?ぶっちゃけ統一CBによる早期の中華リージョン占領がストレス0になる事とミッションの追加がなければ俺も皇帝やる意味は薄いとは思うが -- 2024-01-21 (日) 23:40:46
  • 他にも法令と天朝改革の中核州作成コスト-20%は魅力的かと。 -- 2024-01-23 (火) 15:37:13
  • あと、中華皇帝は天朝改革を通そうとするから不安定になるのであって、天朝改革を無視すればそこまで厄介ではないと思う。 -- 2024-01-23 (火) 15:37:40
  • 朝貢国スパムして月1.0以上の天命上昇が見込めるようになってから本格的な改革に着手すると楽 -- 2024-01-23 (火) 16:07:12
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*1 例外として、幕府だけは用いることができない。
*2 破産は全土の荒廃度を10%悪化させる点にも注意。

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