~invisible hand of god~
この話に登場する歴史っぽいエピソードは全部フィクションです。
~ ブルゴーニュ公国 / キリシマ ~
フランスがイタリア侵入したらやばいっぽい!
早くなんとかしないと豊かなイタリアを得たフランスが手をつけられなくなるっぽい!
……とかどっかの名ばかり皇帝がおっしゃってますけど。
キリシマの状況分析が正しければ今は動くべき時ではありません。
いえ、狙い通りです。
ブルゴーニュが目を光らせている限り、フランスは易々と兵を動かすことができない。
後はジェノヴァの「支配者」が国際情勢を的確に捉えていれば取るべき道は一つですし、そうでなければ……ジェノヴァを分割すればいいだけです。
1470年 / 山岳地帯に誘き寄せたcuneo会戦
時間をかければ1領土割譲くらいで勝てるズラ。
ただ時間をかけて得られるものより、さっさと負けて態勢を立て直すべき……そう判断したズラ。
フランスミッション / Annex Genoa(ジェノヴァ併合)
それに明らかにジェノヴァに対して野心を抱いているフランスに横から襲われたらどうにもならないズラ。
フランス領がジェノヴァ領と隣接した際に発動されるミッション「Annex Genoa」も出ているし、目的は明確だものね。
そこで雷に頼みがあるズラ。
ジェノヴァ貴族がこの和平案を飲むように根回しの手伝いをしてほしいズラ。
あら、アナタがそんな頼みごとするなんて珍しいわね。
その調子でどんどん私に頼って頂戴!
1471年 / ジェノヴァ懲罰戦争終了。
フェラーラとの属国関係終了。コルシカ、マントヴァの解放。64Dの賠償金支払い。
5年前に得た成果は全部失ったわね。
領内には反乱軍も残っていると……かなり高くついたズラ。
借金が賠償金支払い分だけというのが唯一の救いズラ。
~ オーストリア ~
1471年 / ジェノヴァ=オーストリア同盟締結。
すでに先の戦争中から(正確には戦争前から)目ぼしい相手との関係改善をジェノヴァは済ませていた
ジェノヴァは戦争終了と同時に同盟に乗り気のオーストリアとの同盟締結を持ちかけたのである。
皇帝も帝国領外の敵に立ち向かえる心強い仲間を得て喜ばれることでしょう。
ジェノヴァのドージェ……いえ、サンジョルジョ銀行頭取のフータロー氏に宜しくお伝え願いたい。
は、はい。
(ドージェではなくグリマルディーの当主に?…どういうことだ)
フランスに通行権をプレゼント☆ミ
42000も使って包囲作業もしてくれた。
そもそも奴らの領土から沸いた反乱軍ズラ。
何ら問題はないズラ。
1473年、コンスタンティノープルが陥落し、ビザンチン帝国は滅亡した。
この出来事により東地中海貿易で多大な利益を得ていたジェノヴァ商人たちの多くが没落したという。
グリマルディ一族は早々に黒海貿易から手を引いていたこともあり、オスマン帝国に祝辞を贈る余裕すらあったのである。
同盟締結の芽は無いがオスマンとも関係改善は済ませている。
(エスパニア)
ジェノヴァが1年もしないうちに講和しちゃったから力有り余ってるんだよなぁ。
1475年 / ブルゴーニュ&エスパニア同盟がフランスに宣戦布告。
15世紀欧州。それは誰もが生きるのに必死だった時代である。
課税は許さんだと!この危機に貴様ら貴族は何をいっているというのだ!
王といえど未だ力は弱く、フランスですら絶対的な権力をふるうことはできなかった
1479年 / 終戦。
海の女王ヴェネチア共和国は日の出の勢いのオスマンに押されて衰退しつつあった。
同じく共和制国家であるジェノヴァは(この都市国家の歴史を鑑みれば)奇跡的に一致団結していた時期でもあった。
無論、あの利己的集団の寄せ集めがただ仲良く一致団結していたわけではない。
あの男が政敵をひたすら陰で葬り続けるという絶え間ない努力の賜物だったのである。
パラッツォ・ビアンコ / グリマルディの為に建てられた屋敷も複数存在する。 / このような名門貴族の宮殿が集まる街区はストラーダ・ヌオーヴァと呼ばれ、世界遺産に指定されている。
この貧富の差が激しい街、ジェノヴァでは極僅かな富めるものが天をも貫く豪邸に住む。
一方で地を這い蹲る貧者と強制労働に借り出されている罪人を見かけるのもけして珍しいことではなかった。
イカヅチは心優しい少女だった。
煌びやかなグリマルディの屋敷で生を受けながらも、ひたすらに心優しく有り続けた。
彼女は貧しい者を救いたかった。しかし一人ではどれだけ頑張っても貧困を取り除くことができないという現実を知った。
世界が平和であっても、その世界に生きる人々の心が貧しいままじゃ意味がないわ!
彼女は戦って貧者の鎖を断ち切ろうと足掻くものに出会う。
フランスに支配され、ヴィスコンティに支配されても変わろうとしないジェノヴァ。
そんな国を自らの欲望の為に変えようとする男がいたのである。
1477年 / フランスがブルゴーニュと激闘を繰り広げている間に
1478年
1480年
懲罰戦争などどこ吹く風か。
またしてもフータローは強引なやり口で失地を僅か5年で取り戻したどころかウルビーノも手にしていたのである。
1482年 / coalitionマップモード。
オーストリア&エスパニア同盟で兵力バランスは維持しているズラ。
前回は大英帝国様と結んだのが失敗だったズラ。
1484年 / あまり銭ゲバれていない経済状態。
ん~。このAARトップ画像を織田裕二にして『お金がない!』にタイトル変えたほうがいい気もするわね。
1495年 / モロッコ併合
後目ぼしいニュースは前年のドージェ選挙は珍しく再選ってところかな?
外交系ドージェを再選させた。
初期状態だと合計値6で再選すると全ての能力値が+1になるから計9。
ただ周囲の君主制国家の君主が計12以上の能力ばかりだからアイデア総数に差をつけられている状態ズラ。
モロッコ併合にDIPを使ってるからexpansionアイデアも進まないのよね。
入植不可能!
アベ達はコロンブスが主張する西廻り航路を確かめるべく西に向かって帆を張った
1498年 / そして…。
ほら、もうインドに辿りつきましたよ。
エスパニアもポルトガルもいないですし、この航路を独占すれば香辛料貿易でボロ儲けですよ!
15世紀も終わりに近づいた頃、アベ達は世界を揺るがす大発見を成し遂げる。
果たしてここは本当にインドなのか?
誰しもがそう思う中、一人クリストファー・コロンブスだけが浮かれていたのであった。
1498年 / エスパニアVSアラゴン戦争勃発。とりあえず参戦。
先の戦争の恨みを晴らすべくサヴォイア軍を殲滅する。
オスマンによるパイレーツオブナポリタン
これがv1.6で追加されたし私掠船ってやつなのね。
禍々しいドクロマークといい、いかにもってかんじだわ。
http://eu4.paradwiki.org/index.php?%E4%BA%A4%E6%98%93%E8%A7%A3%E8%AA%AC#t719d190
(Link:交易解説 privatees項目)
頼るというのは悪いことじゃないけれど丸投げというのもどうかと思うな。
いや、この項目は完成度が高いズラ。
ヘタに解説するよりここを見たほうが交易とWoNにおける変更点もわかるズラ!
オススメするズラ。
ただ私掠船については上手く儲けられなかったから使ったことがないズラ。
こんなときに使えば有効だという意見があればイカヅチにも是非聞かせてほしいわっ!
1502年 / 入植できないなら奪えばいいじゃない。
アベ達の報告によれば東廻りルートは入植不可能(あるいは時間がかかりすぎる)……だからマリから領土奪ったのね。
コア化完了次第BENINかHAUSAの横に入植>クレーム確保>攻略。
そこをコア化完了次第コンゴの横に入植>クレーム確保>攻略という手順で喜望峰入植を目指すつもりズラ。
後、アベの要請で派遣したアメリゴ・ベスプッチが昨日帰ってきたわ。
彼曰く「あれはインドじゃないッス。たぶん未発見の新大陸ッス」とのことよ。
……うーん、あのクリストファーとかいう男。
野心と情熱は認めるけれど自説に固執しすぎていて柔軟性に欠けるのが問題ズラ。
パパコンとなったジェノヴァ。
ジェノヴァの政治は初期においてはドーリア&スピノラ家とフィエスキ&グリマルディ家の二組が交代で牛耳っていた。
もちろん仲良く交代していたわけではない。血で血を洗う闘争の果てに奪い合っていたのである。
もはや商業一辺倒では銭稼ぎに集中できないズラ。
名門貴族による強力な支配体制を確立するズラ!
1503年 / 貴族共和制にチェンジ。
1505年 / 新大陸における記念すべき初入植。
見たことの無い産出品も発見したしな。
ここの開発に成功すれば、大量の富を生み出すはずだ!
くっくっくっ……。
この土地は金の成る実というわけか。
存分にしゃぶり尽してやろうじゃないか。
新大陸を発見し、栄光をひた走るジェノヴァ
フータローが目指す新市場は完成に至るのか?
銭を生み出し銭を得る物語は次回へ続く…。
第3話「新大陸発見!」 完
次回 銭ゲバアドベンチャー 第4話「グリマルディ凋落」に続く。
台本台本っと……おっと、もうこのコーナーの時間でおじゃったか。
真の本編、なぜなにヨーロッパユニバーサリスでおじゃるよ。
今回は共和制(republic)ってすごいの?って辺りをプリティー和犬に聞けって書いてあるでおじゃる。
あ、いちおうこのAARトップページにも書いているでおじゃるが、このプレイは共和制縛り(&共和制でも再選がある政体限定)でおじゃる。
イタリアに変体すると共和制でなくなることから変体する予定もないでおじゃるよ。
結論から言おう。
特性としては悪くないが君主能力固定がキツイ。
共和制の特徴は一定期間で選挙がある。
ADM,DIP,MILのどれかに特化した君主が選べる。
紅茶好き魔術師さんなら大喜びのベターっぷりでおじゃるな。
1選目は特化能力が4で他は1。フータローが言っているが計6だな。
そして再選するごとに全部+1されていくという仕組みだ。
しかし再選させると共和国伝統が-10低下する。
Merchant Republicの再選期間は4年でおじゃるか…。
基本値だと共和国伝統は年間で1しか増えないから一度再選させると6低下するのでおじゃるなぁ。
(威信やらその他の影響で増加するが大体年間+1.3くらいだった)
それに君主制と違って正統性が一気に回復するなんてことはないからな。
Trialというイベントで「全政治ポイント-50」か「共和国伝統低下」のどちらかを選べみたいなのも結構発生するから余計政治点が溜まりにくい印象があるな。
今回の話ではNoble Republicに政体を変更していたでおじゃるな。
してその心は?
(1)婚姻出来る
(2)再選期間が8年
(3)+10%陸軍士気上昇
この3点だ。
(1)については婚姻がすぐ切れるので同君は無理だが外交属国の提案が出来るようになるというメリットがあるぞ。
そして(2)は再選期間が延びることで再選させやすくなる。
(再選による共和国伝統の低下が-2で済む)
マイナス2程度ならば共和国伝統が100に近ければ何度も再選させてもいける感じがするでおじゃる!
なんででおじゃる?いっぱい再選させて能力底上げさせたほうがよさそうでおじゃる。
共和制の統治者は就任時点で結構歳を食ってる。
貴族共和制では2度目の再選時には初期から+16歳なわけだから、3選目の任期中に死んでしまうことが多い。
よって共和国伝統の払い損になることが多いのだ。
もっとも君主制政体にアドバンテージを持っていると思われるのが(3)の陸軍士気+10%だ。
実は君主制だと大名や革命帝国などの例外を除いてこの特性を持っている政体がないのだ。
革命帝国なんて技術レベルの関係でまず選択しないでおじゃるしな。
軍曹から習ったことを鑑みても序盤での陸軍士気+10%はかなりでかいでおじゃる。
v1.6だと規律関連のNIが軒並み弱体化したこともあって重要度は更に増したといってよいだろう。
後、共和制が優れているのは富豪主義(Plutocratic)がある点だな。
※貴族共和制では選択できません
富豪主義 / Plutocratic
和訳 | 英語 | 効果 |
支払いの伝統 | Tradition of Payment | 傭兵枠+50% |
農奴制の廃止 | Abolished Serfdom | 陸軍士気+10% |
権利章典 | Bill of Rights | 反乱リスク-1 |
自由な商人 | Free Merchants | 商人+1 |
自由な民 | Free Subjects | 生産効率+20% |
博愛の精神 | Humanist Tolerance | 異教への寛容度+2 |
解放 | Emancipation | 人的資源回復速度+20% |
コンプボーナス | 技術コスト-5% |
アイデアって一つくらいはいらないと思うものがあるでおじゃるが富豪主義はどれも美味しいでおじゃるのぉ。
どれかに特化してるというわけでもないが、どのアイデアの補強にもなるって感じだな。
これ見てると共和制もそこまで悪くはないと思うでおじゃるがのぉ。
……最後に商業共和国について語れだそうでおじゃる。
ああ、v1.6からの新仕様についてだな。
商業共和国は自分が支配していないプロビンスの生産量を増やせるようになった。
具体的には『商業共和国のトレードシェア1%につき生産量が+0.01上昇』するぞ。
ん?……ちょっと待つでおじゃる。
自分が支配していないプロビンスの生産量が増えたところで何の意味があるのでおじゃるか?
そのトレードノードにおける生産量が増える>交易額が上昇する>貿易で吸い上げることで利益が上がる。ということだろう。
商業共和国の存在により取引が活発になった結果、新たな銭が生み出されているとイメージしてもいい。
今までは貿易シェア及び利益を確保する為にはライバルを排除しなくてはならなかった。
具体的にはそのトレードノードにおける全プロビンスを制圧することが一番手っ取り早かったわけだ。
商業共和制の新仕様は帝国主義を目指さないと貿易で儲からないというゲーム構造を転換する為に用意されたのだろう。
あるトレードノードにおいて貿易シェア100%だけど貿易総額10Dより貿易シェア70%だけど生産量が上昇したことにより貿易総額20Dのほうが儲かるってわけだ。
うーむ、わかるようなわからないようなでおじゃる。
そういえば生産量+0.01といったもののどれくらい増えているのかもピンとこないでおじゃる。
仮にシェアが100%だとすると+1.0。
これは工場を建てるのと同じだけ生産量が上昇していることになる。
他者と共存するならシェア70%~90%くらいが限界だろうけどな。
工場を建てる効果の半分と看做してもかなりでかく思えるでおじゃる。
商業共和制の効果が光るのは地中海で商売をしている時ではない。
世界を相手に商売する時なのだ。
……これを胸に秘めて次回以降の銭ゲバをお楽しみに。
elect + ableで考えればわかると思うよ! -- 2014-06-18 (水) 00:32:04
electできる→選挙権がある→選帝侯だよ!っていうのと、選帝侯として適任だよ!っていうダブルミーニングなのではと邪推 -- 2014-06-18 (水) 01:08:11
コメントを読む限り定型の特別な言い回しがないなら「選帝侯!」って感じでも良い感じがするな。
electable!のエクスクラメーションマークの存在感が迂遠な訳に合わないんだよな。
マロも戸田奈○子先生ばりに感性の赴くままの意訳が許される立場になりたいでおじゃる。
AIのHREがサルデーニャ=チュニスで海外判定喰らってなかったような気が… lv6の建物の件は利子より建築代が入る前に建てることで得られる利益の方が大きい場合は借金して建てた方が得なんじゃ、てことで利子が減ることで借金をしやすくなる点で書きました 実際に利子と先に建てることによる利益のどちらが大きいか計算したことは無いので何とも言えませんが… -- 2014-06-18 (水) 02:48:55
HREでも首都がもうちょい南よりにある国ならかかるのかもしれないでおじゃるな。
ジェノヴァプレイはローマ遷都がないけれど、ローマからなら可能性も?
以外に建物ラッシュで借金って発想はなかった。
インフレもあがるから一見すると悪手にも思えるが5,6レベル建物の効果を考えるとオプションとしてそういうやりかたも面白いな。
最近自分がプレイすると結構オーストリアがブルゴーニュ継承してしまう感じがする。 -- 2014-06-18 (水) 13:59:59
突進公、なんでしんでしまうん?
…EU4初プレイしている時に結構びびるよな。
少なくとも筆者はオランダプレイ時にかなりびびった。
トレードはいかにじゃまされずに首都なり主要港なりに流すのかが重要か。いろいろ試してみよう -- 2014-06-18 (水) 19:39:14
いろいろと貿易関連は試行錯誤してほしいでおじゃる!
あまり交易は具体例の情報がないから様々な議論が展開されることを期待しているでおじゃる。
このAARもプレイを通した具体例を目指していくぞ。
富こそ力だ!