スペック不足につきVIC3が1870年ぐらいで限界を迎えるので、泣きながら戻ってきました。
キャパの制約を無視した場合、TCはテリトリーより得、ステートとは一長一短、というのが基本的な見方でしょう。
しかし、必ずしもテリトリーはTCに劣りません。
・生産額(交易産出額)のみを検証
・モンゴルOFの終了時1780年のデータ
・喜望峰ノード(4エリア・18州)
・建物は無し(あっても結果の比率は変わらない)
DEVからの生産額に同化ボーナス(と工場)を加えたのが基本生産額。各種の生産額修正で+40%された状態です。
テリトリーでもステートでも生産額は変わりません。
ケープ1州のみをTCに入れ、他17州はテリトリーの状態。
大幅に生産額が伸びているのは、画像の「交易会社:+104.5%」の寄与です。
この値は、対象ノードでTC加入州がノード全州に占める州交易力の割合を、採用したInstituionごとの固有値に乗算して決定されます。
画像の場合、TCは52.25%の州交易力を占め、産業革命Instituionで+200%されています。
ただし、この修正は当のTC加入州には適用されません。
つまりケープ州では+104.5%されておらず、非TCの17州が寄与を受けている形です。以降、便宜的に非TC修正と呼称します。
400Dで投資できる「仲買人交易所」は、対象エリアの全州の基本生産額をTCへの加入の有無を問わず+0.3[DEV1.5相当]します。
非TC修正・投資効果を両立させるため、全4エリアで各1州ずつTC加入した状態です。
交易額だけを見るならこの状態がベターです。
例Aに比べれば二倍近い交易額ではあるものの、最低限のTC運用の例Bにすら劣る結果になってしまいました。
全TCが必ずしも利益をもたらさないことを、具体的に示せたと思います。
Instituionによる修正が+200%まで進んでいるため極端な結果が出てますが、世界交易の時点で+100%を得られるため、早い段階から逆転する可能性があります。
TCの別の強みとして、加入州のTP+100%が挙げられます、
更に、400Dで投資できる「交易会社大倉庫」は、1州あたりTP+4、1エリア5州ならTP+20なので、LV3CoTのTP+25に匹敵する効果があります。
他国と競合するノードでは、片っ端からTCに突っ込んでTPを盛ることで、シェアを大幅に改善することができます。
一方で、他国と競合していないノードであれば、TPを上げる利益が小さく、逆に生産額を上げる利益が大きくなります。
1エリア1州TCで生産額を最大化するのに適するのは環境です。
また、船で無理矢理TPシェアを奪える場合、船のシェアは非TC修正に影響を与えないため、TC加入を抑制しながらゴリ押しても良いかも。
TC州のTPを高めて非TC修正を高めつつ、修正を受けられる非TC州をできるだけ増やすという矛盾した運用が求められます。
CoTがあるエリアならCoTを選び、市場を建てて補助すると良いでしょう。
CoTが無いエリアなら、総DEVに対して生産額が弱い州を選ぶと良いでしょう。
具体的には5-2-5のようなDEV構成、産物が小麦や魚だと好ましいと言えます。
こちらの場合も、対象州への市場建設で利益を得られる可能性が高いです。
TCには反乱対策・Instituion伝播抑制の効果もあるので、なんだかんだ全部突っ込むのがノンストレスな場面も多いです。
特に異端異教寛容が低い場合、TC加入の有無で不穏度が大きく変わってくるので頼る場面も増えるでしょう。
わたしは面倒なのでぜんぶ突っ込もうと思いました。細かい経済管理はVIC3でやります。
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