『宗教戦争』。1550年以降、選帝侯のいずれかが新教に改宗していると起こる30年戦争をモチーフとしたゲームシステムである。
史実では、ベーメンの反乱から端を発した宗教戦争であったが。この世界では、どうやら違うようだ。
事の発端は、バイエルン・レーゲンスブルクで開催された神聖ローマ帝国内の問題に関する会議で出来事である。
この会議での本来の議題は、神聖ローマ帝国内での戦争に介入しているデンマークに対する対応についての会議であったのが・・・
・・・ということで、デンマークが、もし神聖ローマ内での領土を獲得した時、神聖ローマは戦争を含めた措置を行うこと。
そして、デンマークのネーデルラントでの通商協定の内容は、後日、当事国同士での会議において改めて決定するということで決定します。
(ドイツ諸侯) パチパチパチパチ。
以上で対デンマークに関する対応の議題は終わりましたが、
皆様にお集まりいただいたこの機会に、神聖ローマ皇帝として宣言を下します。
ドイツ諸侯の内部で、カトリックとプロテスタントの間で、宗教対立が起こっており、すでにプロテスタントに改宗した諸侯もいることは知っています。
しかし、神聖ローマはカトリックの信仰なくしては成立しない国家です。
よって、神聖ローマの公式の宗教はカトリックに改めて統一し、帝国諸侯には、カトリックの信仰の告白の義務を負わせます。
(帝国諸侯) ・・・ざわ・・・ざわ。
ざわ・・・ざわ・・・。
皇帝。しかしながら、帝国諸侯の8割はすでにプロテスタントに改宗しております。
帝国の諸侯のカトリックへの信仰の告白は現実的なものではありません。
神聖ローマはカトリックの信仰と祝福なくして成立しえません!
神聖ローマは寧ろ、ローマ=カトリックから独立すべきです。
カトリックへの信仰の告白は帝国諸侯の義務です!
(帝国諸侯) ・・・ざわ・・・ざわ。
ざわ・・・ざわ・・・。
(バイエルン公) ・・・まぁまぁ、お二人とも落ち着いてください。
(バイエルン公) 皇帝陛下。この会議は、我々の宗教問題について話し合うものではありません。
(バイエルン公) それらの問題については、また後日、話し合いましょう・・・
ふん!気がそがれたわ!プロイセンなんかもうしらない!
(バイエルン公) プロイセン王も、どうか私の顔に免じて、どうか落ち着いてくださいませんか・・・
別に、怒ってないわよ・・・
(バイエルン公) それでは、本会議での議論はここまで。閉会します!
・・・レーゲンスブルク会議で突如取り上げられたカトリックへの信仰の告白の義務化への提唱は、
ドイツ諸侯、そしてイタリアにおいて、一大センセーショナルが引き起こされた。
そして、この問題の機先を制したのは、オーストリア盟主とするカトリック側であった。
カトリックの信仰の守護者たるものとして、カトリック同盟の結成を宣言します。
これはプロテスタント信仰する異端者(主にプロイセン)に対する正義の同盟です。
それに対し、プロテスタント諸侯は、プロテスタント同盟を結成。盟主として、オーストリア大公、プロイセン王に対して、毅然と接したバイエルン公が選ばれた。
(バイエルン公) えっ!私ですか!
あなたです。
・・・
(バイエルン公) ・・・ということがありまして、プロテスタント同盟の盟主になっていただけませんか?
まぁ、実際問題。神聖ローマの皇帝として、ハプスブルグ家にリーダシップはないわ。
このままだと、神聖ローマはバラバラになって、ドイツの団結は失われてしまうわ。
いいでしょう。真の信仰と、ドイツ民族の団結のための尖兵。そして、盟主として、オーストリアと戦いましょう。
1553年
かくして、神聖ローマ、そしてイタリア、バルカンを舞台に、
カトリック同盟(オーストリア)VSプロテスタント同盟(プロイセン)という一大宗教戦争の火蓋が切って落とされた。
思っていたより規模が小さいですね。
フランス、イギリス、イベリア勢は様子見。オスマン、ロシアは我々の味方。
ポーランドは反乱で動けず、デンマークは別の戦争で忙しい。
オーストリアはカトリック同盟を組んで私たちの機先を制したつもりのようだけど。
こっちは50年前から、オーストリア包囲網の準備をしているのよ。
勝つべくして勝つ。戦略家として当たり前よ。
さすがです陛下。
in1553-1556
・・・カトリックとプロテスタントの宗教戦争は、プロテスタント側が二倍近い兵力を動員し、開戦3年でプロテスタント側が圧倒的勝利をおさめ。
プロイセン軍が帝都ウィーンを陥落させるというありさまであった。(戦勝点99%)
もう許して、なんでもするから・・・。
バーデンがプロテスタントに改宗するまでやめない。
in1559
・・・要塞の占領に時間がかかったこともあるが正直やりすぎた。
それじゃあ、講和しましょうか。
もう決まったものもあるけど、ドイツ諸侯のプロテスタントへの改宗、プラハ含むボヘミア領の一部とリガの割譲、いくらかの賠償金。
そして、プロテスタントの宗教連盟への勝利を認めること。それが条件よ。
…わかったわ。その条件で和平しましょう。
・・・かくして、30年戦争はプロテスタントの勝利で幕を閉じた。
陛下。プロテスタント同盟の勝利により、神聖ローマの国教がプロテスタントに変わりました。
そして、オーストリアは皇帝の座を失い、新しい皇帝が選出されました。
新しい皇帝はプロイセンかしら、それともバイエルン、プファルツ?
新しい皇帝は“バーデン”です。
( ゚д゚)
バーデンって、さっきまでカトリックリーグに所属してたはずよね・・・
それと、オーストリアの先の君主が亡くなりプロテスタントに改宗しました。
既にいくつかの諸侯が次の皇帝にオーストリアを支持しているありさまです。
言葉がでないわ・・・。先の戦争は何だったのかしら。
普墺戦争?
プロイセンの今後の予定は?
100年前とやることは変わりません。デンマーク、そしてポーランド方面に領土を拡張するだけです。
皇帝になるのはあとで外交アイデアを取得してからにしましょう。
異端国は3つ、不法占拠されたHRE領土は9と多いですが、放置しててもある程度IAが貯まりそうです。
次は将来オスマンをバルカンから追い出すことを目標にしましょう。
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