中間職(ミッドランド)はつらいよ

注意!!
途中で会話の抜粋による再現やネタを盛り込んだ為、鬼のような長文になっています。
 
尚、諸事情で残りの画像は6/5以降に掲載致します。
 

改心

あるとき、BrugundyからHREに会議をしたいと要請が来た。

また二転三転の話題にまとまりのない会議かとうんざりしながら全員に集合を呼びかけると
どうやら利権の再交渉に応じるという内容のようなのだ。

心躍る議題を前に気分の高揚を抑えきれず
「どこまでそちらは譲る気があるのですか?」とさっそく聞き質す事にする。

以前の話し合いではBavariaを取る取らないという完全に喧嘩を売っている要求であったが
今回はそれなりに後退し、ヴェゼー川以西をBrugundy、それ以東をBrandenburg
そしてSwitzerlandの西側2プロビを除く領域はすべてAustriaが領有する事で合意した。

前に比べてかなりの譲歩を引き出せ、ほっと一安心した。

会話の節々で「え、Bavariaくれない?」「沿岸プロビが欲しい」と話を持ち出されては
話題が中断されを繰り返したが、その度に丁重にお断りしておいた。

Poland「サブリミナル効果かな?」

再燃

ドイツ利権が固まった所で、Brandeburgの生存も確定した事だし
そろそろHREを置賜するかな...等と心の中で思いを巡らせていた。

思えば、なかなか絡みやすく面白い集団であった。

そんなこんなでまったりしていたその時...。

England「Denmarkさん連れてきましたよー!」
Denmark「オッス、オッス。」
Poland「え? あ、やったね...!(ヤバイ、中止宣言してなかったw)」

Englandに参戦要請する際に、Englandの防衛とHREの防衛を関連させて説得していた。

この時期になってもEngland-西欧憲章間で北米植民問題は解決されず
いつ始まるか分からないEngland防衛戦よりも、先手を打った対西欧憲章戦を後押しして
予防戦争に全力で取り組もうとしていたようなのだ。

上記の通り、Brugundyは急速に心改めHREへの浸食を緩めた。

恐らくその背景には、Castileは植民地にて
BrugundyはEngland本土奪取によって、それぞれEnglandより利益を毟り取る事で
帳尻を取らんとしたところなのだろう。

対西欧包囲網の範囲がEngland防衛のみが懸案事項となった事から
さすがにPolandの一存で事を決めるのはどうかと思ったので、皇帝陛下にお伺いを立てる事にした。

Poland「最終確認ですが、対Brugundy戦は決行してもよろしいですか?」
      「絵と木枠は準備させていただいたので、はめ込むのはお任せいたします。」
Austria「いいですよ。」
Poland「分かりました。」
Brandenburg「いつまた彼が意見変えるか分かりませんものね。」

これは、先のBrugundyの改心に対して「NO」を突き付け、武力で持って改心をさせる事を意味し
その遂行性に疑念材料が残されたままであった。

黄昏時

Polandは計画を止めるべきか実行に打つべきか迷っていた。

包囲網参加メンバーの中で、比較的マルチ経験が長くスキルの高いBrandenburgに胸の内を明かす。

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Poland「弱音を吐くようで申し訳ないのですが、今までにないほど勝てるビジョンが薄いです。」
Poland「全体の士気を下げたくないのでBrandenburgさんに伺いますけど。」
Brandenburg「はいー」
Poland「England/Muscovy/Poland/Brandenburg/Austria/Denmarkで勝てると思いますか?」
Brandenburg「敵はFrance/Burgundyだけとして?」
Poland「現状はFrance/Burgundyだけと想定した場合ですね。」
Brandenburg「全体の軍量では勝ってると思いますが、どれだけ連携して戦えるかというと辛いでしょうねやっぱりw」
        「まず各個撃破されない、相手の主力が健在なうちは単独行動しないってとこですね。」
        「勝てないにしても、敗北時の損失を最小にするように行動したいですね。」
        「後ろ向きですけどもw」

負け方について考えていなかった筆者は、Brandenburgに言われ始めてその重要性に気づいた。

というのも、従来の戦争では負ければ両手を上げて降伏、もう好きにやってくれといった感じであったが
確かにまだ抵抗出来るだけの国力が残されていれば逆に交渉を持ち出すことも可能なのだ。

「そういえば、負けた時の交渉はいつも他人任せだったなぁ」等と感傷に浸りつつ、責任を取る覚悟を決めた。

大戦前会議

Denmarkが加わり制海権の確保が可能なラインに達したことは
対西欧憲章の会議を大いに盛り上げた。

それまで悲観的だったPolandも、やってみなければ分からないと
とにかく作戦の詰めをする事にした。

作戦は前回同様、アルプスのプロビで守りつつBurgundyの離反を仰ぐ為の守りを主とした設計である。

提出した作戦名が「ディナーアウト作戦」となっていた事に対して「この作戦名の元ネタは?」という問い合わせが寄せられた。

今は昔、金曜洋画劇場全盛期にその常連であった某傑作映画から名を頂戴しており
何故それを命名したかについては後々触れる事にする。

「撤退時は号令を掛ける」や「動くときは友軍の位置を確認して離れないようにする」等の戦闘教義の確認を済ませ
再度全員に参戦の意思があるかを確認した上で誰が宣戦を行うのか確認を行う。

Poland「Austriaさんが同盟呼びにチェックして宣戦でいいですか?」
England[Austriaさんが宣戦でいいんですよね?Polandさん」
Brandenburg「そのはずです。Ottomans介入を防ぐために」
Austria「了解です」
Poland「↓ここで皇帝様より有り難い一言」
Austria「皆の者、大義!これより我がHRE防衛同盟は逆賊Burgundyを叩く!!各々方、全身全霊でことに当たるように!!」
Poland「などと意味不明な供述を繰り返しており、警視庁は余罪を追及する方針です」
Austria「吹いた」
Brandenburg「これはひどい」
Austria「やめて!!www」
      「俺にはこれが限界です!!」

戦前にアホみたいな会話を繰り返すHRE側であったが、笑顔が輝いていたのはここまでであった。

なんて事だ、ここは全体チャットだったのか!(AA略

ゲーム開始時から、Fogの向こうのMingがやたらゲーム停止を繰り返している事が話題に上がった。

これに対して一部からは「対AIはさすがにゲーム停止しなくても良くない?」と
進行速度が遅れつつある現状に苦言を呈す場面も見受けられた。

アジア方面の情報が一切入ってこない欧州諸国からすれば
何の為に止めているか分からないのが大きな理由(欧州側でも結構止めている人は居た)なのかも知れないが
序盤のMingの国力、そして開幕の対Muscovy包囲網の条文からして何をしているか位は容易に想像が出来た。

そこで腹黒いPolandは1:1チャットで一発カマを掛けてみる事にした。

Poland「見えてますよ。」
Ming「え?何がです?」
Poland「今、シベリアにガッツリ植民していらっしゃいますよね?」
Ming「なんで見えてるんですか...。」

やっぱりか...等と思いつつ、会話は続く。

Poland「遊牧民族にちょめちょめすると早期に見えるようになるんですよ」
Ming「あまり言いふらさないでくださいね?」
Poland「分かりましたー」

ちなみに、そのちょめちょめとは1.5.1パッチの段階で
中央アジアのNogaiやUzbek辺りに行軍権を貰うと、何故か1480年代前後にJapanを含めたアジアがすべて見えるのだ。

「じゃあなんで見えてるのにカマなんてかける必要があるの?」と思ったそこの貴方。

実はPolandは行軍権を貰い忘れたまま1480年代に入ってしまうという
うっかりミスを犯してしまい見えず仕舞いだったのだ。

Fogの向こうは偉い事になってそうだな...と思いつつ、とりあえずそれに対処するのは
西欧憲章戦が終わってからだろうと頭を切り替えた。

作戦通りの配置に全軍が付くまでの間、たらたらチャットをしていたその時。

Ming「全体チャットでのログ消してもらえませんか?」
Poland「え?」

一瞬何を言われてるのか分からなかった。

すぐさま全体チャットログを見てみると、Austriaの「Mingさんでかくなってそうだなぁ」という発言に対して
Polandは「MingさんはOirat Horde食ってシベリアに進出してますね」という返事を返していた。

Poland「あ、HREチャットと間違えたw」

故意的ではないにしろ、犯してしまったミスに変わりは無いのでMingに全力で謝るも
Ache以外の国には明かしていなかったようで、極秘の拡張の暴露に怒り心頭のご様子であった。

俺たちの戦いはやっと始まった!

新規で加わったDenmarkと、Heavy Shipを配備して久しいEnglandに対して
各国は資金提供を行い制海権を得る為に援助を惜しまなかった。

全軍の配置が完了し、残るは破門をしてCBを作るのみであった。

この際、後数年で訪れるBurgundyのNetherland化に伴う国内動乱期間を突いて
こちらが優勢となるように開戦時期をずらしてはどうかという提案が出されたが
それをしてはBurugundyが激昂して寝返るどころの話ではなくなると判断して却下した。

Take 5
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Poland「もう言わなくても分かると思うけど、俺たちの戦いは始まったばかりだ!」
Brandenburg「H・R・E! H・R・E!!」
Austria「(そろそろ皇帝権威ヤバいけど) 皇帝権威の前にひれ伏すがいい!」
England「HeavyShip33隻動員完了しました。」
Denmark「呼ばれて出てきて良く分からないけど...H・R・E!!」
Muscovy「モスコブィッヒwww」

笑顔あふれるMuscovyからパワーを頂いた所(なんで笑っていたかは忘れた)でいざ宣s...と思ったが
ここでMingプレイヤーが同期ズレを起こしてしまい、リホストが行われることになった。

リホストから帰ってくると、驚愕の事実が発覚する。

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Poland「FranceとBurgundyが破門できない程、The Papal Stateと関係が改善してる...。」
 一同「」

マルチでは、リホストを挟むことで前後のデータに不一致が発生し
場合によっては良からぬ影響を及ぼすことが良く起こる。

この時、該当バグによりリホスト寸前までは破門可能なほどマイナス方向に振り切っていたのにも関わらず
その後では逆に+60近くにまで回復してしまっていたのだ。

Poland「どうしてこうなった。」

完全に投げたくなりつつも、Austriaに対BurugundyのConquest CB作成を要請し
それを使って宣戦布告する事にした。

この時、イタリア半島方面でFranceとAustriaが接触しており
それに対してClaimを作成すべきだったと後年になって指摘を受けたが
筆者はまったくもってその事実に気づいてはいなかった。

高ぶる鼓動

Claim作成する直前にある転機が訪れる。

イタリア諸侯に宣戦布告したFranceがBurgundyを伝統稼ぎにと戦争に誘い
BurgundyがVeniceまで遣って来たのだ。

この好機を逃さんと、急ぎAustriaにClaim作成を依頼すると
あろうことか、作成数週間後に発覚してしまった。

内心かなり動揺して、VCでの布告の為に心の準備をしつつその時を待っていたが
どうもBurgundyプレイヤーは英文が読めなかった様子。

Burgundy「あ、なんか出た。」
Castile「なんかってなんだよ。」
Burgundy「いや、それが読めないんだよ。」
France「POPの一番上の文だけ見れば大体の事は書いてますよ。」
Burgundy「消しちゃったし、まあいいか」

適当過ぎる対応に、対西欧憲章会議チャットでは大量の草が自生し
発覚による緊張が一気に和らいだ。

Veniceへの道のりはアルプスにスタンバイしている連合軍の姿が丸見えな場所を通過する事から
ヤバいと感じて配置を一部転換するように伝達する。

しかし、今一行き届かずDenmark軍の姿を見られてしまった。

Burgundy「おい、やべぇぞ。 Austria領にDenmark軍が居るんだがw」
       「俺らこんなことしてる場合じゃないんじゃね?」

気づいた時には時すでに遅し、BurgundyがVenice(プロビ名)に入った瞬間にCBは完成して
Polandが宣戦の音頭を取った。

謎の言い合い

Poland「我がHRE連合軍は、Burgundyの帰属並びにEngland侵攻への予防戦争として、西欧憲章に宣戦布告する。」

これを聞いてVCでは「ついにプレイヤー間戦争が...。」「あれだけでかい連合体が隣接してればねぇ」等
思い思いのコメントを寄せつつ、どの様な形で推移するのか期待を見せている様子であった。

対する西欧憲章諸国は国境線へのユニット配置すらままならない状況であり、Claimを作成した山プロビは空いたままである。

Franceが「ちなみに、領土的要求とかはないのですか?」と問い合わせてきたので
「余裕があれば、皇帝陛下はイタリア利権とかなのかな?」などと適当に答えておいた。

今思えば、イタリア云々の発言は蛇足であった。

布告を済ませ、Burugundyへの説得を始めようとした所、なんだか訳の分からない理由で怒っている。

Burgundy「はぁ?Englandがそっち?お前、分かってるんだろうな。条約破りだぞそれ!」

England-Burgundy条約
BurgundyはCastileの対英戦争に与しない。BurgundyとEnglandは1700年までLondonからの交易を禁輸しない。

EnglandとBurgundy間で結ばれていた公開条約と言えばこれ(非公開条約でもこれ以外なかった様子)しか無く
一体何を持ってして条約破りと怒鳴り散らしているのか分からないで居た。

もはや説得どころの雰囲気ではないので、各陣営ごとにVCを分けて開戦しようと提案してみる。

Poland「それでは、陣営g」
Burugundy「EnglandはCalaisを俺に渡すっつったのにFranceに渡したりでマジ信用出来ないわ」
Poland「陣営ごとにVC分けますので、そちらでも会議チャtt」
Burugundy「分かってやってんだろうな?England、お前一生許さないわ」
Poland「会議チャットを作った後、各自VCを繋いぐ形でよろしk」
Burugundy「はぁ?Denmarkもそっちなのかよ。折角良くしてやったのに裏切るとかマジクっソだなぁ」
PolandFranceさんかどなたか、そちらで会議チャットを作ってもらってもよろしいですか?」
Castile「いいよ」
Poland「お願いします」
Burugundy「England、お前覚えておけよ」

VCを分けて尚も「Englandは2度も条約破りをしました」「信用できない奴です」等と煽りを続ける。

一向に終わらない言い合いを前に「それではこちらは失礼致します。ディナーアウト、決行だ!」と良い残し
全体VCから退出しようとした所、Castileが「おぉ?中二病か?www」と囃し立ててきた。

この間、布告からVC分けまで十数分間も掛けられてしまい、相手陣営に身構えられてしまったのではないかとややも不安に思った。

既にこちらのプレイヤー国家直轄軍は配置についていた事から、Austria/EnglandはClaim プロビを死守しつつ
その他の国々は目下で戦闘中のBurgundy軍を殲滅。

その後は予定通り防御態勢で相手を迎え撃つ形を指示した。

開戦前こそ不安で満たされていたが、Claimプロビが確保できたこと
そしてBurgundy軍の殲滅待ったなしのこの状況を前にワンチャンあるんじゃないかという期待が芽生え始めた。

いざ開戦!...と行きたかったが、全体チャット(?)で開始しても良いかと問い合わせたが
尚もチャットでの言い合いが続いておりなかなか返事が返ってこない。

結局、開戦に至ったのは布告から大分後になっての事であり
あろうことかVeniceとの講和を済ませた後に「進めて良いよ」と返事が返ってきた。

Poland「開戦日の確認やVC分けへの気遣いで時間を取っていたはずなのに、なんだか悪用された気がする」

第一次ディナーアウト作戦

Veniceに居たBurgundy軍の殲滅が不可能になってしまった事で、Polandプレイヤーは内心落胆していた。

さすがにそれを口に出すと全軍の士気に関わるので
「Burgundy軍の主力は今や黒旗状態(戦闘出来ない)であり、山岳突破は予定通り完遂されるであろう」などと言い回しておいた。

開戦と同時にClaimプロビ目がけて進撃を開始するAustria/England軍であったが
操作ミスからかAustria軍が奥地のFrance軍に攻撃を仕掛けてしまい即全滅。

尚も続く全体チャットの煽りに目が行ってしまっていたEnglandが
Austriaの救援にと思われる動きで同一プロビに突撃してしまい全滅をしてしまった。

この惨状を前に、PolandとBrandenburgでClaimプロビへ急行し
なんとか現地を死守しようと図るも、先ほどの突撃を弾き返したFrance軍が既に到着しており断然せざるを得なくなった。

「これはどうしたものか...。」と一人考え込んでいた所、良く見るとFranceの黒旗連隊がAustria領で監視を続けている。

こちらも黒旗連隊を繰り出して相手の動きを見て回りたかったのだが
Polandは既に周辺AI国家が属国済みであり宣戦布告する相手が居なかったことから作れず仕舞いであったのだ。

起死回生の策を無い知恵絞って必死で考えていた最中、ある事に気が付いた。

Poland「あれ、属国軍Attach外れてない?」

辺境から来ますた

Attachした属国軍の姿が見えず、一体どこへ行ったのかと探し回っていると、驚きの事実が発覚した。

Lithuania/Sweden/Livonia/Teutonic「よろしくニキーwww」
Poland「」

空気の読めないAIに、思わず拳がディスプレイを突き破るところであった。

寸前のところで理性が思いとどまらせたが、現実は変わらない。

全軍でアルプスを防衛しても事態は好転しないので
Austriaとイタリア制圧用の一部のPoland軍を除く全軍でAIの救出に向かう事にする。

あまりにダラダラ行軍していたので、特定プロビに配置したPoland連隊にAttachして貰う事を提案して
動きを一本化しようとした所、「Attachのやり方が分かりません」と言われてしまった。

Attachボタンの場所を教えて「いざ出陣!」...と思いきや、今度はAttachを特定プロビでは行わず
後から突撃していったAIにAttachしたり別の軍にAttachしたりで
今このAARを執筆するに辺り、Attachという単語が自然と出てくるくらいにAttachについて説明を繰り返した。

この間、Muscovy軍がFrance目がけて謎の特攻を敢行し、見事全軍お亡くなりになっていた。 理由はヨクワカラナイ。

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Poland「混成部隊の弱目が出たな...。」

さらに目減りした兵力が北ドイツから現地に発とうとするも
Burgundy領内は凄惨な殺戮現場と化しており、Lithuania/Swedenを除いてすべて全滅をしてしまっていた。

既に戦闘戦勝点は-40の上限に達し、これ以上負けようが戦勝点に影響はない状態であった。

残るLithuania/Swedenも3ヵ国連合軍と衝突して風前の灯であった事から
最初で最後の会戦を決心し、周辺にて待機中の連合軍に加勢に向かうよう指示を出した。

連合軍の到着を待たずしてLithuania/Sweden軍が敗北したことから停止を指示したが
操作が間に合わず攻撃を加えてしまった国が出てしまい、止むを得ず戦端を開く事を決断。

「この戦闘が続く限りLithuaniaとSwedenは撃滅されないし、むしろMoralが回復して駆けつけてくれるやもしれない」と
必死で友軍を鼓舞するが、いつまでたっても駆けつけてこないAI 2ヵ国を前にして
誰かPolandを元気づけて欲しい位であった。

結局、AIは加勢する事無くMoral負けは必至と判断して、最寄のBrandenburg領に撤退をするように指示を飛ばすも
「指定先へ撤退の仕方が分かりません」と言われ再度レクチャータイムが始まった。

刻々とすり減っていくMoralを前に、さながらタイムアタックか新入社員の営業研修よろしくの説明環境に追い込まれ
「ととととにかく、軍を選択して右クリックで撤退イィッッ!」と最後は完全に端折った形になった。

そんな端的な説明を理解できる人間が居る訳が無く、Poland/Brandenburgを除く軍は見事現地で討ち死にしてしまった。

ドーバー海峡を血に染めて

陸軍の申し子たる筆者にして、今回の大戦では久しく海軍を作った。

たった7隻のHeavy Shipではあったが、この15世紀後半にしてこの数はなかなかの数である。

そんな虎の子のPoland海軍+Denmark海軍+England海軍でリスクマネジメントの観点から
ドーバー海峡沿岸に絞った海上封鎖を行い、相手の厭戦を溜めようとしていた。

アルプス方面でEngland軍が壊滅したことを受けて、Englandが本土からの兵員輸送の為に
Heavy Shipを含むTransports船団を現地から動いてしまっていた。

この機を見逃すわけもなく、Castile/France/Burgundyの3ヵ国は残された
PolandとDenmark海軍に襲い掛かってきた。

慌ててEngland海軍が現地に急行しようとするも時すでに遅く
到着待たずして2ヵ国の海軍は海の藻屑となってしまった。

停戦交渉

講和条約
対象国講和内容
AustriaTirolを独立させる

陸海で甚大な被害を受けて、戦勝点は53点を記録していた。

Tirol等のアルプスプロビも占領が成されてしまい
いつの間にか突破されてしまっていた(Austriaが操作ミスで軍を動かしていた)

抵抗する戦力も残り僅かとなり、Brandenburgから「停戦交渉をしよう」と提案を受け
止む無く交渉の場を設ける事にした。

VCを合わせて交渉を始めるが、未だにBurgundyはお怒りのご様子であった。

ルール上は戦勝点以上の要求が出来ない事から、Tirol独立で講和を行った。

For The Emperor!!!

Tirolを取り戻さんがために、Austriaは停戦期間開ける前にTirolに対して宣戦布告を行った。

ここでネックだったのが、独立したばかりのTirolにFranceが独立保証を掛けており
終戦1年もせずに再び戦端が開かれてしまったのだ。

Austriaより送られてきた同盟参戦を前に「本当にやる気なのか?」と問い合わせると「うん」と帰ってきた。

Poland「え、マジで」

皇帝一人では荷が重すぎると、BrandenburgとPolandもこれに参加した。

参戦と同時にPolandのManpowerがほぼMAXだった(SSで確認した)にも関わらずPeasnts Warが巻き起こってしまった。

France「Austriaさん、本気でやる気なんですか?やめるなら今ですよ。」
Austria「本気じゃなかったら宣戦ボタンを押していません。」
Burgundy「さっき終わったばかりなのにまたやるのか。」
       「次は容赦しないからな?」
Castile「他のHREまでついてきてるぞw」
France「もう一度言いますけど、やめるなら今ですよ?」
Austria「...白紙和平で。」

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途中、France軍を撃退したりで戦術的勝利を収めるも
戦略的にはとうに決着はついていたことから、我に返ったAustriaは和平に応じた。

Poland「結局、私は誰も守ることが出来なかった...。」
Castile「何だよ、そのRPGの主人公みたいな発言はw」
Poland「wwww」

モラル崩壊

Tirol戦後、話は再度前回の戦争の話に巻き戻った。

Burgundy「条約破りで、おまけに急に殴り掛かってきた相手に容赦をする必要なんてない。」

何の条約破りなのか分からないが、怒りが収まらないBurgundyはそのまま言葉を続ける。

Burgundy「折角仲良くしようとしたのに殴り掛かってきて、俺の案をめちゃくちゃにされた。」
       「責任取ってSwitzerlandは持って行かせてもらうから。 こんな所を相手に持ってられたら危ないったらありゃしない。」
       「Franceさんもイタリア利権持って行って良いよ、俺もBrandenburgからドイツ利権取るから。」
       「後、開幕に俺のLight Ship沈めたんだから、それへの賠償金として1000D支払って貰うからな。」
Brandenburg「それだと、システム外の要求且つ条約(非公開)違反になりますけど。」
Burgundy「そんな事言ったって、そっちから殴り掛かってきたんだからね?文句言われる筋合い無いよ。」
       「Denmarkさんも、本来はHREと殴り合った方が得なんだからさっさと裏切っちゃいないよ。」
Denmark「え?うん、まぁ考えておきます。」
Burgundy「Muscovyさんだって、こんな訳の分からない戦争に付き合わされてマジ可哀想だなぁ。」
       「裏切るなら今だよ?Poland領上げるから、俺達手出ししないし攻めて良いよ。」
Muscovy「Muscovyは義理堅い人間だったって事でw」
Burgundy「ええぇ?最後のチャンスだけど本当にいいの?」
     「England、お前は覚えておけよ。いつか殴りに行くから。」
England「...。」
Burgundy「俺はドイツ諸邦食う予定無かったし、最初からHREと仲良くするように立ち振る舞ってきた。」
     「なのにめちゃくちゃにしたのはそっちなんだから、何されても文句言うなよな?」
Poland「最初からと言いますけど、最初の段階で異常な要求してきたのそっちなんですk」
Burgundy「してないし、あるならログ張ってよ。俺探すの面倒だから。」
Poland「(1:1でログを張りつつ)じゃあ、これはいったいどういう事なんですか?」
Burgundy「はぁ?殴り掛かってきたのそっちなのに保身に走るとかどういうわけ?」
Poland「( ゚д゚)ポカーン」
Burgundy「条約破った時点でそっちに信用無いから!」
Poland「条約破りと仰いますけど、一体なんの事d」
Burgundy「条約破り!」

一向に質問の答えが返ってこない+言葉を遮るBurgundyの態度に完全にカチンと来たPolandは
ついにカッとなって声を荒らげてしまう。

Poland「あなたねぇ、条約破り条約破りと言いますけど、こちらの問いに応えるつもりはないんですか?」
     「ルールにシステム内の講和と明記されているのに一方的な理由でそれを捻じ曲げるって一体何事ですか。」
Burgundy「そんな事言ったって、こっちは殴られてそっちは負けたんだけど。」
      「それに、そのルールはそっち(どれを指すか知らないけど)が勝手に決めた事でしょ。」
Poland「言いたい放題言いますけど、HREが殴ろうと決心した背景にはBurgundyさんの苛烈な要求があったからですよ。」
     「その後軟化した時点で、確かにそちらの言い分もありますし攻撃を止めようとしなかった私にも非があるけど。」
     「それで居て『何もしてない』『急に殴られた』『条約破り』と被害者面するのはお門違いってものですよ。」
Burgundy「なんで急に怒りだしたのか知らないけど、結局は条約破って殴り掛かってきた時点でそっちが悪いんだからね?」
Poland「だから、条約破りって何...。」

何に対する条約破りなのかハッキリしないまま会話が進んでいく最中
今度は別の国が話に割って入ってくる。

Ming「Polandさん、分かってますよね?」
Poland「?」
Ming「全体チャットで私の情報漏らしたじゃないですか。」
    「ちゃんと責任取ってもらいますからね、それに対Muscovy包囲網の条約違反ですよ。」
Poland「え、どういう事ですか?」
Ming「だって、包囲網から抜けてMuscovyを支援したわけじゃないですか。立派な条約違反ですよ。」

【ロシアに対する要求】
1.1444年11月11日時点でRyazan,Golden Horde,Nogai,Uzbekが領有しているプロヴィンスを
  モスクワ及びロシアが領有することは1544年11月11日まで禁止する
2. 1444年11月11日時点でNovgorodが領有しているプロヴィンスをモスクワ及びロシアが領有することは
  Arkhangelsk,Kholmongory,Kargopol,Novgorod,Kholm,Torzhokの6州を除き1544年11月11日まで禁止する
3. 1及び2の条項においてモスクワ及びロシアによる領有を禁止したプロヴィンスは
  モスクワ及びロシアの属国による領有も1544年11月11日まで禁止する
4.一つ目及び二つ目のアイデアにExplorationまたはExpansionを採用することを禁止する

そもそも、この条約にはMuscovyが違反した場合の罰則並びに違反時の対処をする国は記載されていないばかりか
責務や従属への義務は記載されておらず、ふわっとした警告文に過ぎない枠組みであった。

その事は締結時から気づいており、Polandは最初からこの条約に付き従うつもりはなかったのだ。

以前、Burgundyが「破っても問題ないよなー(チラッ」と発言した時点で
改定が行われるかと危惧したが問題は放置されたままであった。

Poland「以前、Burgundyが同条文に触れた時、OttomansさんとMingさんは先ほどおっしゃった行動を『条約違反ではない』と定義されていました。」
     「それはOttomansさんとMingさんも覚えていらっしゃいますよね?」
Ming「いや、条約違反は条約違反ですよ。」
Ottomans「私も条約違反だと思いますね。」
Burgundy「条約違反をしておいてそれに文句言い出すとか最低だな。」

前と言っていたことが違う...というか、どこの部分が条約違反なのかが述べられず
ただ只管「条約違反!」と言われ続け、怒りを通り過ぎて呆れつつあった。

Ming「お詫びの気持ちがあるなら、せめてCrimeaをOtomansさんに割譲するというのはどうですか?」
Ottomans「え? まぁ、Polandさんがそれでいいなら」

完全に投げていたPolandはMingの提案に乗り、CrimeaをOttomansが領有する事を認めた。

この時1:1チャットで敵味方問わず「意味分からないし乗る必要ないよ」と飛んできた。

ルールを否定し責任を一方的に指摘し続けるその様に
秩序もあったもんじゃないと嫌気がさして投了を宣言した。

戦犯

            時はさかのぼり、大戦終結直前の事。

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England「人的・物的な著しく戦線維持不可能。退却を許可されたし!」
Denmark「来援を請う!来援を請う!!」

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Austria「もはや司令部には連隊も資金も残ってはいない...。」
Brandenburg「起死回生を図る作戦のつもりが力及ばず...。」
Poland「かくて日は沈み、一将功ならずして 万骨は枯る...か...。」

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Poland「少し時間を貰おう。」
Brandenburg「...。」

立ち去るPolandの背を見て不安を覚えたBrandenburgは、その後を追う。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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自室へと戻ったPolandは、遺書と拳銃をそっと卓上に置き最後の時を迎えようとしていた。

 
 
 

Brandenburg「投了はいけません、Polandさん。」
Poland「...!」

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Brandenburg「かつてのIroquois戦後も、命永らえたではありませんか。」
Poland「連合軍が敗北した以上、発起人が残っては詮無い事だ。 そうは思わないか?」
Brandenburg「まだHREは健在です。戦力が残されている以上、Polandさんには生きてこそ責任を取って頂かなければならんのです。」
Poland「私の指揮の下、多くの犠牲者を出してしまった。AustriaやEngland、彼らに対して投了以外に責任を取る道があると、貴殿は言うのかね?」
Brandenburg「投了なさるのは、味方に対する責任を取る事にしかなりません。」
         「私が問題にしているのは、敵に...そう、勝利した敵に対しての責任の取りようです。」
         「今から私が申し上げる事は極めて非人道的なことです。もしお気に召さなければ、その失意を私にも向けてください。」
Poland「...。」
Brandenburg「この動乱終決後、西欧憲章は戦争犯罪人の糾弾を行うことになるでしょう。」
         「その時、連合軍の最高幹部が投了であれ放棄であれ、ゲーム上に居なければ、その下で戦っていた者が代わりにスケープゴートとして糾弾されるでしょう。」
Poland「なるほど...分かった。私は敵の怒りの矛先の為に、この老体を残さなくてはならない、という訳だな?」

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Brandenburg「Polandさんと私、少なからず他にも害は及ぶでしょう。その辺りで、他に累が及ぶのを食い止めねばなりません。」
         「HREの未来の為にも、Austriaには生き延びて頂かなくてはならないのです。」
Poland「...引き受けよう。」

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         Brandenburgの提案に静かに頷き、決心を固めるPoland。

         その陰には息をひそめて耳を傾けるAustriaの姿があった。

なんじゃそりゃ

敵味方から「投了するのはイカン」と止められ、寸前のところで思い止まった。

Polandが気を取り直したと見るや、Burgundyが「Polandさんに条約破りと言えば交渉が有利になると思った」と
煽りなのか無意識から来た失言なのか分からない言葉を受けて、もう一度投了を宣言しかけた。

Poland「なんだこのめちゃくちゃなモラリティは。」

後の記事に記載する予定だが、後に対Muscovy包囲網の条約違反については
MingとOttomansの勘違いであったという形で和解した。

ちなみにディナーアウト作戦命名のネタばらしをすると
その心は、Brandenburgへバルト海沿岸・Austriaへ初期Poland領の一部・Muscovyに正教プロビを譲る事で
3ヵ国に最後に奉公して後は観戦プレイに勤しもうと思っていた。

ところが、どういう訳か3ヵ国から「必要ない」「むしろ、HREの為にデカくなってほしい」と言われた。

Poland「奉公する為に死ぬ事が許されないのであれば、生きる事で奉公するしかない。」

Polandは仲間に恵まれた境遇に感謝し、HREに殉じる覚悟を決めるのであった。

掛け合い!HRE劇場 第三話 敗残兵友の会

       大戦後、失った利権を少しでも取り戻すために、各国は交渉に奔走していた。

Austria「え~と、賠償金の要求が3000来ておりまして、なんとか減らせないか交渉中でございます。誰か助けて!(;」
Brandenburg「ちょっと今頭働いてないけれど、いくつかのイタリア利権と取引できないかな。」
Austria「イタリア利権は今持ってるのとVenice領以外放棄でチロルの返却。」
      「領地も渡して賠償金もってのはおかしくない?って思った。
      「Switzerland持って行ってBrandenburgさんも結構持ってかれたのに一人1000ダカットとか戦勝点50の要求じゃないと思うんだけど、こんなもんなの?」
Brandenburg「金についてはお題目は無視しましょう。結局はTirol取り戻すのにいくらかかるかってだけです。」
Austria「イタリア利権は今持ってるのとVenice領以外放棄でTirolの返却 これでFranceさんにはおkもらった。」
Brandenburg「Franceさんに実質領土割譲+1000Dというのはちょっとなあ。」
Austria「チャットに援軍にきて~w」
      「そういやぁBavariaも考えとくって言ってにげられたまま。」
      「orzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorzorz」
      「いや、愚痴ばっかで申し訳ないです。」
Brandenburg「いやー陛下にしわ寄せいっちゃったからね ごめんな。」
Austria「FranceさんもBurgundyを食うためにこっち来ればいいのに。」
Brandenburg「うちらをもっと弱らせてからでもいい、と思ってるかな。」
Austria「今なら可愛い下僕がついてきます!(皇帝位もあるよ!)」
Brandenburg「皇帝位で釣ろうww」
Poland「よし決めた。Brandenburgさん、私の領土食いませんか?。」
Austria「Polandさんどうするんです?」
Brandenburg「いやいやこれから本番。」
        「もうPolandさん本気出して中央アジア食っちゃえばいいんですようん。」
Poland「Muscovyさんの領域なのでそんなことはしませんw」
Austria「OttomansさんからCrimea貰えばいいんですようん。」
Poland「私は自分のための戦争はしない主義なので...あ、Crimeaは欲しい!」
Brandenburg「HREのために自分のための戦争もしてください。」
Austria「まったくw」

その後、西欧憲章から追撃宣戦される事は無かった。

拡張先を奪い潜在的に利権が重複するHRE+Muscovyを放置すれば
いつか必ず共食いを始めて共存体制が崩壊すると先方は考えていたに違いない。

しかし、それは大きな誤りであった。

筆者を含めた4ヵ国は外交属性が一致していた事で
妙に仲間意識が芽生えており、敗戦を受けて結束はむしろ固いものになろうとしていた。

中間職(ミッドランド)はつらいよ


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