メディチ家の足跡

最後のイタリア戦争

巻き返し作戦

ここはイタリア戦線
流石に三方面作戦は苦しいのか、ここまでやってくる敵はほとんど見当たりません
勢いに乗ったイタリア軍はトレントだけでなくチロルの包囲にも手を付けます

するとどこからか現れるオーストリア軍22000
山岳を嫌ってか、イタリア軍には仕掛けずにロンバルディアの攻囲を始めました

チロル包囲を中止して彼らを攻撃するか迷っていると、なんとヴェローナにフランスの大部隊がボサっと突っ立っているではありませんか!
てっきりフランス軍はほとんど全滅したのかと思っていたので、主力が温存されていたのには大喜びです
全く、西部戦線が負け続きだと思ったら君たちこんなところにいたのか というか祖国はいいのか祖国は

ヴェローナに集合したイタリア・フランス連合軍はロンバルディアに向けて出発
フランス王に率いられて圧勝を収めます
やった!初の大規模な勝利だ!

これがイタリア側による巻き返しの狼煙となるのです

ポーランドの名将

ハンガリー・ポーランド軍を撃滅した皇帝軍は、逃げるポーランド兵を追って東欧奥地に入っていきました
ポーランドも必死に軍を再編成しますが、皇帝の侵攻を止めることはできません
もう手遅れなのか

誰もがそう思っていた、そんな時にやってきた救世主

史実でも数多の敵を屠ってきた彼の名は冬将軍

どんな大砲よりも恐ろしい冬が皇帝軍に襲いかかります

みるみる数を減らしていく皇帝軍に、何とか持ち直したポーランド軍が攻撃をかけます
結果はポーランドの快勝です

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夏までは持ちこたえたものの結局四散する皇帝軍

勢いに乗ったポーランド軍はそのままワラキアを占領し、さらにオーストリア本土にまで進撃します

風向きが変わってきたようです

形勢逆転

ポーランドとハンガリーに占領されたワラキアが、ハンガリーのコアを全て返還するという条件で和平に応じます
これでワラキア方面にいた部隊がオーストリア方面に投入できるようになりました

フランス方面ではフランス軍の抵抗の成果 というよりは本国の危機のため皇帝軍が撤退します

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実はイタリア軍もボロボロ

両陣営とも疲れ果て、オーストリアに至っては総兵力が往時の1/3にまで減っています
そろそろ決着を着ける時期かもしれません

最終決戦

皇帝は最後の望みを賭けてか、全兵力を集中させているようです
いいでしょう 決戦ならば望むところだ

両軍はケルンテンで向かい合います
皇帝軍の指揮官はギュンター・ヴォン・ハッツフェルト 対するイタリア連合軍の指揮官はマルク・ド・ダンピエール
どちらも総司令官の名に恥じない能力を持っています

平原で激突した両軍
一進一退の熾烈な戦いを繰り広げます

戦闘は数日に及びました

おや?戦いの音が止んだようです
果たして勝利の女神はどちらに微笑んだのでしょうか・・・?

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勝利の栄光に浴したのはダンピエール率いるイタリア連合軍だった

勝った・・・?

勝った 勝ったぞ!最後の戦いに我々は勝利したんだ!

イタリア万歳!イタリア万歳!!

最終決戦に、イタリアは勝利したのです!

勝利の栄光

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皇帝との戦いはイタリアの完全勝利に終わった

イタリアはフリウリとトレントを得、またコンスタンツの独立も認めさせました

イタリア統一はほとんど終わったと言えます

最後の戦い

ほとんど、と書いたのはまだサボイがニース、クネオ、ピエモンテを領しているためです
では、そろそろイタリア戦争に終止符を打つことにしましょう

戦力の回復を待ってサボイに宣戦布告

いくつかの国が敵に回りましたが、全て蹂躙してニースとクネオを割譲させます
ピエモンテはサボイの首都なので諦めました そのぐらいならあげるよ

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ナポリは戦争中に併合しました

ここにイタリアは完全な統一を迎えたのです

至福の時

長い長い戦争が終わりました
19才で皇帝との戦いを始めたヴィットーリオも今では35のおっさんです

1444年
コジモの時代からひたすらまっすぐ歩いてきました

そして今、最初の目標に掲げたイタリアの統一も終わり、ヨーロッパで手に入れたいと願うものはもはやありません
自由を手にしたイタリア人が望んでいるのは平和なのです

ではイタリアの物語はここで終わるのでしょうか?

そんなことはありません
イタリアの目は既に新たな世界に向けられている、いや、向けられていたのです

地中海を超えた先の世界
果てしなく広がる大洋

イタリアは新しい夢を手に入れたのです

ではその大洋を目指した最初の物語に、少しだけ時を戻してみることにしましょう

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