世界を動かすのは剣でもペンでもなく、情報なのです
1444年当時のフィレンツェの当主コジモ・デ・メディチ
なんと能力は驚きの6/5/5、まさに名君と言えます
実はこの人、一度フィレンツェを追放されているのです。ですがなんやかんやあって僭主に返り咲きました。気になる方は調べてみてください
さて、ゲーム開始時に平気な顔でピサを領有していますが、これはすごいことなのです
フィレンツェ共和国では、メディチ家に代表されるような商人が経済力を付けるに従って海港を欲する声が高まっていきます
一番手近な海港、それがピサでした
ですが、ピサは衰退期に入っていたとはいえかつてはイタリア四大海洋国家の一つに数えられていた強国、そう簡単に領土を明け渡したりはしません
必然この野望は戦争を引き起こしました
商売敵であるヴェネツィアに邪魔されたこともあってピサとの戦争はなかなか決着がつきません
その凄惨さたるや、「ピサ人に門頭に立たれるぐらいなら死神に立たれる方がマシだ」という物騒なことわざが残っているほどです
おそらくピサ人も同じ気持ちだったでしょう
1406年、フィレンツェは遂にピサ征服を成功させます
そして時は流れ1444年
新しい野望がまた牙を剥くのです
イタリアは色とりどりの花束のようです
我らがフィレンツェもその一つ
それに対しフランスやカスティーリャ、オーストリアなどは大きなつぼみだと言えます
花束が枯れる前に我々も新たな大輪を咲かせなくてはなりません
最初の野望、それはイタリア統一です
戦いの前には力を貯めねばなりません
自分より強い国に睨まれるなど禁物です
そこでオーストリア、サボイ、ヴェネツィアと同盟を結びます
いずれも侮るなど許されない大国です
とはいえオーストリアはともかく、他二国はイタリアにある、未来の敵国です。ボロ雑巾のように使い捨ててやる
最初の目標はシエナです
国の位置から見てもフィレンツェに征服されるために存在しているとしか思えません
早速宣戦布告、行くのだフィレンツェ軍よ、メディチの栄光のために!
最初の領土拡大に成功。歴史はまだ動き始めたばかりです