さて、何にも先立つのは状況確認です
地図をご覧になればわかるように、現在のオランダ東北部あたりにゲーレという国があります
読み方が合っているかは知りませんが
ユニークアイデアさえも存在しない地味な国
しかし、よくよく見てみればこの国の元首の名前はなんとエグモント
まさにオランダになるべくして生まれた国です
これをプレイせずしてオランダファンと言えようか、いや言えない
筆者はオランダファンでも何でもありませんが、商人と海軍が大好きです
オランダになってこの両方を駆使したいのです
しかし、同じく地図をご覧になればわかるように、南から真っ赤な猪突猛進公ことブルゴーニュが迫っています
開始一日目から警告を飛ばしてくる血の気の多さ
ひとまずはオランダ云々よりも生き残ることを考えなくてはいけません
我が国の周りにはブルゴーニュを始めとして強力な国家がたくさんあります
早く拡大をしなければジリ貧は免れません
ところがそのブルゴーニュに警告を飛ばされてしまい、低地諸国への直接の手出しは難しくなってしまいました
後で食べるから大人しく待っていろ、ということなのでしょう
もちろん大人しく従う気は微塵もありません
早速ユトレヒトの同盟国ミュンスターに戦争をけしかけます
ミュンスターは自分の同盟国に任せ、一人ユトレヒトを占領して属国化しました
1プロビの国が1プロビの国を属国にしただけですが、間違いなくこれは大きな節目
後世のオランダの歴史家は「人類にとっては何でもないが、オランダにとっては大きな一歩だった」とか何とか言うはずです
残念ながら周りの国々のお気には召さなかった様子
大した拡大でもないのにえらく広範な包囲網を組まれてしまいました
それどころか宣戦布告してきました
びっくりしたのはゲーレです
お金を貯めるために軍の維持費は最低にしてあり、士気も最悪
急いでユトレヒトに逃げ込みます あああゲーレが燃えている
とはいえ相手が烏合の衆でしかなかったため結局は撃退に成功し、包囲網に入っていたフリースラントを併合しました
すると今度はオーストリアやイングランド、そして何故かイタリア諸侯たちまでが包囲網に参加
彼らはゲーレの拡大が怖くて枕を高くして寝ることができないようです
低地地方に目を向けるからそんなことになるんだ
戦争が続き軍隊もお金もボロボロなゲーレ
何とか3つの低地諸国の征服には成功したものの、状況は依然厳しいまま
むしろ悪化したようにも見えます
反対に周りの大国、特にフランスはかなり伸びが早いです
イングランドの大陸領を全て没収し、百年戦争に決着をつけました
同盟を結びたいものですが、ゲーレは弱すぎて頼りにならないと考えるのか全く結んでくれません
真南のブルゴーニュは自国領の間に位置する国々に手を出し始めています
こちらに矛先が向くのも時間の問題でしょう
さあ、ゲーレの運命や如何に
初手で滅亡とかにならなければよいのですが
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