Ver1.32.2
使用国:マムルーク→ルーム
宗教:スンナ派→コプト正教会
DLC:全部
MOD:日本語化
非鉄人でマムルークのWCOFを走ってみたものになります。
マムルーク自体のWC適性としては初期国力が高い分まあといった感じで、立地条件面はオスマンと大体同じ感じで上々といった所。
ただマムルーク→ルームセルジュークへの変態は変態難易度も高くない割に破格の強さで一気にWC最大手となり、オスマンっぽい政府改革とオスマンっぽいNIを手に入れる事が出来ます。
ほかルーム固有のNIとして陸軍士気・建造物コスト減・異端改宗を手に入れています。異端改宗はシーアやイバードが少なく役に立つ機会は多くはありませんが、建造物コスト減は裁判所スパムが必要になった1.30以降のバージョンでは優秀なNIで中々のダカット節約に貢献してくれます。
ただしルームへの変態には最大の欠点「最初からオスマンでも良くない?」があり、立場が逆になっただけで初動が概ね似ている事がしばしば挙げられます。一応国名こそ異なりますが首都をコンスタンティノープルに移転するディシジョンすら共通している、さながら2Pカラーの印象が強いです。
その点を踏まえてどちらでプレイするかと考えた時、序盤における優位を約束する6/4/6の若き初期君主や大量の請求権をばら撒くミッションに対してルームNIの優秀さだけでは太刀打ちするのは難しいぐらいオスマンは強力です。
もっともユニークな要素は結構多く、アジア州を持ちインド洋に抜けれる土地柄によりアジア遷都後にnocbを駆使してインド方面でも破天荒な拡張が出来るとか、ムスリム技術グループなので見えている範囲がオスマンと異なりオスマンでは中々見えないところの情勢が見定められたりなど。
差別化を気にしすぎるとしっちゃかめっちゃかな謎の物が生まれる事に注意しつつマムルークだからこそ出来る事を上手く戦略に入れていきたい所です。
今回はマムルークの技術グループ由来の政府改革、コプト改宗時の異端改宗NIがかなり活きる点に着目しています。
全体的に1割ぐらい下がったようです。またモニュメントの戦勝点か州の戦勝点自体のどちらかにもメスが入っており、1.31由来のオスマンが一撃でビザンツ併合出来ない問題も解消された様子?
スンナ派や正教会などAE減を持つ国は更にAEが下がっているので無理な拡張をもやりやすくなったと思います。
また昨今はdevポチ頻度が高く前verの1.31では時の新仕様の開発度の集約も併せて世界的にdevがインフレしていたのが1.32では大分抑えられています。
また開発度の集約の仕様変更によりdev100超え首都が姿を消し、改宗の手間がかかる州は殆ど無くなりOFの障害は緩和されています。
個人的にとんでもないアプデです。
州の亡国コアにマウスカーソルを合わせるとその国のコアある州が光ります。
それなりにやっていると最初から滅んでるor既定路線で滅ぶ国のコア範囲は大体目ぼしはつきますが、「滅んだが行われた戦争によって残ってるコアがまちまちな国家(ティムールや明など)」「スタートダッシュを決め中盤まで強勢を奮ったのち四方八方から殴られ一瞬で滅んだ国家(インドの中堅国家など)」みたいな世界線によってコア範囲が変動しやすいところで真価を発揮します。
AIの話ですが、1.31の新仕様でAIが州を奪ったのち統治キャパの兼ね合いで後属国解放したり州を返還したりする挙動がまともになったようです。
特にノヴゴロド解放モスクワ君がかなり有名でヒストリカルライバル補正がかかっているおかげでそのまま再併合出来ない状態が続いていたネタがあったのですが、1.32からは解放せずしっかりロシアになる事も増えました。
という事は従来通りシベリアがロシア(≒正教会)で染まるという事なので、OF目線としてはロシア牽制も重要なポイントになってきます。
なお1.31以降の挙動で講和・外交でAIが属国化をしばしば行うようになりましたがこちらについては変更はありません(個人的には気に入ってます)。
従来はTier1がオスマン政府の場合、イスラム統一のディシジョンでは封建的神権政治への政府改革変更がされず恒久効果のみ受け取れていましたが、1.32より政府改革もしっかり変更できるようになりました。
元々イスラム教はディシジョンでシーク教改宗→スンナ派戻しが速やかに行え、イスラム教から外れた際にオスマン政府を外せたのであまり大きな変更ではありませんが手間が減っています。
イスラム教は1.31半ばで追加されたジェンネモスクによりかなり高い改宗力を手に入れていましたが、今回布教強度が上がるモニュメントが2種類中東と東南アジアに追加されています。とんでもなく強いです。
イスラム教は鋳造+Pietyで内政効率がかなり良く、モニュメントを早い段階から機能させることが出来るのも合わさって最近はかなり追い風が吹いています。
ほか全宗教共通ですがマルタ島のモニュメントの異なる宗教に対する戦勝点コスト減も強力な一品です。
OEガン無視の州割譲は勿論、少ない戦勝点で結構な州を取れるようになるため強国の弱体化が楽になりそうです。
コプト正教会もそうですがマイナー宗教ほど特に恩恵が大きいタイプのモニュメントです。
なおイスラム教は元々1.31からカーバで戦勝点-10%を手に入れていたので今回のと併せて-25%になります。
またコプト正教会は改宗力が上がるモニュメントを2つ貰いました。
布教強度+4%となり単純な改宗力はカルケドン派の正教会をも上回りキリスト教の中では最強の布教強度になっています、多分。
従来では同盟国を連れて開戦する場合、他にも自分主導の攻め戦争が行われている時に「複数の戦争に呼ばれるだろう」補正-1000がかかるため同盟国を巻き込んだ大国間戦争をする時は一旦他の戦争を切り上げてる必要がありました。
1.32からは戦争中でも問題なく同盟国を連れて別の宣戦布告が行えるようになり、呼んだ戦争のみ同盟国が参戦します。
なお外交画面からはどの戦争に呼ぶか選べないためいつも通り-1000の補正がかかります。
1.32より聖戦CBで宣戦布告する場合、殴る相手と同宗教の味方は来てくれなくなり、自分と同宗教の敵側の同盟国は参戦しない・・・という仕様が実装されようとしています。
攻撃側防御側どちらも対応した国家には-1000の補正がかかるのですが、現在うまく機能しておらず防衛側は×マークが付いてても普通に参戦してくるし攻撃側は開戦後に外交画面から参戦要請できます。
例としてはオスマンがフランスを連れてスペインを聖戦CBで殴ろうとした時にフランスは来てくれません。
ただしこの時にスペインがマムルークと(まずないですが)同盟していた場合、マムルークはスペインからの防衛参戦要求を拒否します。
しっかり機能するようになった際は請求権や植民地主義など別のCBも用意しておく必要がありそうです。
AIが判断によっては自領の要塞を破壊するようになりました。
そのため相手によっては要塞の少なさからそれらを落としただけでは戦勝点がほぼMAXにならないといった事も増えています。
一方で普通に土地を塗ればさっさと講和にこぎつけられる事も増えています。絨毯占領の出番も増えるか?
1.32.1にてオスマンで試走したものです。
モニュメントパワーで割と雑にOFが出来、列強スコアも1.31と比べて落ち着いた値になったのではないでしょうか。
個人的にはオスマンは圧倒的な国力・改宗力でOF最有力になった気がします。
列強スコアは26000弱・州は3272ですね、これを目安に頑張っていきます。