※今回ryoryoさんの予定が合わず、代わりにActionさんがモスクワに入ることになりました。 注意:各プレイヤーの会話は6割主観4割フィクションで構成されています。
マルチ初日で欧州のプレイヤーたちを阿鼻叫喚の渦に巻き込んだスウェーデン戦争は、フランス軍の前線投入もあり、列強連合優位に推移。
二日目開始から少し時を下って、1468年にモスクワに圧倒的有利な条件で和平します。
この戦争において、フランスはスコットランド領エアーシア、ブルゴーニュはハンザよりブレーメンを獲得。
フランスはブリテン島への橋頭堡を築くことに成功します。
今回、完全な好意による参戦であったカステラは、陸軍伝統と、モスクワプレイヤーの信用を得られたのではないかと思います。たぶん。そうだといいなぁ…。
さて、上でフランスがスコットランド領を手に入れたとの記述をしましたが、実はこれには一悶着ありました。
実際には、モスクワがスコットランドと分離和平したのは初日の話でした。(飛躍の青参照)
これに反対の意を示したのが、他でもないカステラです。
仮にフランスがブリテン島およびアイルランドを全領有する、ということになった場合、唯でさえフランスに劣るカステラ陸軍に加えて、海軍のアドバンテージも失いかねません。
というか、欧州全土がフランスの靴を舐めるという事態もありえなくはないでしょう。
なので、カステラはそれを防ぐため初日終了後、フランスと協議。以下の条約を締結するに至ります。
仏西アイルランドおよびブリテン分割条約 | |
1. | フランスはアルスター、コナーク、ルシヨン及びサルディーニャ、コルシカの所有権を有する。 |
2. | カステラはミース、レンスター、マンスターの所有権を有する。 |
3. | イングランド=ポルトガル同盟にフランスとカステラが共同で攻略を担当する。 |
4. | アイルランド諸侯がイングランドと同盟を組んで居ない場合には先にフランスが諸侯を攻略する。 |
5. | フランスは対英戦終戦時にカステラに指定プロビンスを売却する。値段は1つ75ダカットである。 |
6. | カステラはフランスのスコッドランド領有を認める。 |
7. | フランスのブリテン島カンブリア、ノーザンバーランド以南のイングランド領への進出を禁止する。 |
簡単にいえば、フランスの取り分はアイルランド北部とスコットランドのみで、アイルランド南部はカステラが領有。
それと引き換えにして、アラゴン領でフランスリージョンのルシヨンと、ジェノバノードであるコルシカ、サルデーニャ両島をフランスが得る、というものです。
二日目開始前までに、以上の条約を公開チャットにて締結。一部の権益は失いましたが、フランスの妥協を引き出すだけではなく、アイルランドをも確保できた今回の外交戦はカステラの勝利と言えるでしょう。
そんなこんなで、ブリテンに関する問題は一旦終結しました。しかし、その条約が新たな火種を生むことになってしまいます。
発端は、仏西条約に対するブルゴーニュの発言でした。
ブルゴーニュ「サルデーニャコルシカってイタリアなんだけど、二国間で勝手に決めるのはよくないんじゃないかな」 カステラ(ホントだやべぇ)
今世界においてイタリアは、オーストリアはもちろん、フランス、ブルゴーニュ、カステラ、そしてオスマンも領有を主張する係争地です。
サルデーニャコルシカ両島はなんとなくカステラの権益っぽかったのでなんとなく交渉材料にしてしまいましたが、それが各国を刺激し警戒を招いてしまったようです。
カステラ「と、とにかくカステラは両島の領有権は放棄したので」 ブルゴーニュ「じゃあさ、各国の希望プロビ言っていこう」 フランス「フランスはローマを含むジェノヴァノード。最低条件として陸路でローマまで辿り着けることを提示します」 ブルゴーニュ「うちはサヴォイは譲れないけどフランスさんとニースが被る。できればロンバルディアも欲しい」 カステラ「か、カステラはシチリアの2プロビいただければいいかなーって」 オーストリア「ヴェニスノードに入るのは遺憾やね」 明「プロビ言ってもわかりにくいから画像見ながら話そう」
というように、イタリア利権に興味が無い明が裁定として動いてくださるものの、各国の入り乱れる主張が纏まる様子はありません。
オスマン「今北産業」 オーストリア「イタリア分割」 明「領土問題」 フランス「会議は踊る」 カステラ「されど進まず」 明「4行!」
といった微笑ましいやりとりに癒やされたのもつかの間。
オスマン「うちはチュニジアノードは絶対かな」 カステラ「し、シチリア分割統治します?」 オスマン「そうですね、交渉しましょうか^^」 カステラ「:;(∩´﹏`∩);:」
実際カステラは、次第に白熱する論争に「現実の外交もこんなかんじなのかなぁ」とか思いながらずっとビクビクしてました。初心者なんだから仕方ないね。
結局、今回はイタリアに関して条約等で纏まることはありませんでしたが、各国の明確な主張を確認できたのは収穫でした。
また、イタリアを含むHRE領域に関して対立するブルゴーニュとオーストリアの溝は、この会議にて更に深まってしまったように思えました。
カステラ「こんな殺伐とした欧州にいられるか!俺は新世界へ逃げるぞ!」
さて、時間は再びマルチ二日目に戻ります。
今まであえて触れて来ませんでしたが、この世界は私達のよく知る地球とは異なる、Random New Worldの適用された世界です。
植民国家にとって、それは致命的なディスアドバンテージになり得ます。地図を知っているというのは何よりの武器なのです。
しかも、今回は明も新世界競争へ参入することもあって、同じく新世界植民を宣言しているフランスと火花を散らしています。
植民を始める前に、まずは新世界を発見しないといけません。ということで、新世界探索の拠点としてアフリカはリオデオロ、アルガン、トラザに植民を開始します。ケープはポルトガルに取られました。
が、一向に見つからない。さらに、ナショナルフォーカスをADMに振っていたこともあって、カステラは未だにDIPレベルが3のまま。
植民距離が全く足りず、アフリカ植民すら滞り遊んでしまう植民者が出るほどの体たらくです。
実りの出ない新世界探索に対して、アジアに向かった探索船は堅実な仕事ぶりを見せていました。
喜望峰をまわり、沿岸国に寄港権をもらいながらアジアの奥地奥地へ進んでいきます。
そしてついに!1473年、探検家フランシスコ・フォンセカはインドを発見することに成功します。この世界では彼は教科書に写真付きで載ることでしょう。
早速ヴィジャヤナガルに寄港権を頂き、白く染まった地図に色を加えていきます。
その数年後、明と接触することにも成功。これでプレイヤー国家全てと国交を持てることになりました。
植民は全然進んでないけどね!
仏西条約の規定により、フランスカステラは共同でイングランドを攻めることになります。
その際、カステラが担当するのはもっぱらイングランド同盟国のポルトガルです。
そのことに関してボイスチャットで要項を詰めていると、ブルゴーニュからぜひ参加したいとの声が。
フランスは快諾し、三国は対英戦の準備を始めます。
話は変わりますが、何度か経験した対プレイヤーの模擬戦にて学んだのは、プレイヤー同士の同盟でもっとも強いのは連携が取れる点だということです。
AIとの同盟では、誘導することはできるものの連携ができるかと言ったら首を傾げざるを得ません。
逆に言えば、連携が取れないプレイヤー同盟はAI大差ないということです。
なぜそんな話をしたかというと、今戦争にてそのことを再び思い知ったからです。
フランスカステラ間では、対英戦は包囲網を組んで宣戦を行うということになっていました。
しかし、ブルゴーニュにそのことがうまく伝わっておらず、フランスカステラの対英戦争と、ブルゴーニュの対英戦争とで別戦争での扱いになってしまいました。
更に、フランススコットランド領を利用して上陸戦を仕掛ける予定だったブルゴーニュ上陸軍は、フランスに寄港権を貰い忘れるミスでロイヤルネイビーに補足され、アイリッシュ海の底へ。
それを救援に向かったスペイン海軍も敗北し、壊滅的な被害を受けます。
ポルトガル戦線では圧倒しているものの、主力艦隊とともに有能な提督を失ったブルゴーニュの落ち込み具合は見ていて痛々しい物がありました。
しかも、悪夢はこれだけで終わらなかったのです。
ポルトガルの占領が完了したため、ポルトガル領のカステラ割譲での分離和平を戦争盟主フランスにお願いしたところ、フランスのミスで"対英戦争を"終結させてしまいます。
つまり、ブルゴーニュだけが独力でイングランドに立ち向かうことになってしまったのです。
その事実を知ったブルゴーニュはハメられた!と叫び、フランスも自国の意図しないミスにとても申し訳無さそうにしていました。
カステラ「仕方ないからブルゴーニュさんCall to Armsよろしく」 ブルゴーニュ「えっ、停戦期間だから安定度マイナス5食らうけど」 カステラ「大丈夫大丈夫ADMパワー余ってるし、今のところうちが一番損害少ないから」 ブルゴーニュ「まじでか」
さすがにこのままブルゴーニュを死なせるのはあまりにも心苦しかったので、同盟を結んでいたブルゴーニュに同盟参戦要請を要請。
和平後すぐの参戦だったので、停戦破棄により安定度マイナス5を被りますが、サクッと回復し少ないながらも、イングランドへ上陸していたブルゴーニュに援軍を送ります。
上陸したカステラ軍はブルゴーニュ軍と共同でイングランド主力を撃破。人的資源が尽きるも、戦争の趨勢は完全にブルゴーニュに傾くことになりました。
その後、カステラがやったのならうちも、とフランスもイングランドに宣戦し、英国の敗北は決定的となります。
1482年、あとはブルゴーニュだけでもなんとかなるだろうと、一足先に白紙和平で戦争から離脱。
その後ブルゴーニュはイングランドからケントを割譲し和平。一時はどうなることかと思いましたが、一度連携さえ取れればAIがプレイヤーに敵うはずがないのです。
モスクワはスウェーデン、リヴォニア騎士団を属国に収め、さらにシベリア植民も進んでいるようで、順調に拡大しつつあります。
そんな折り、ポリ連合はクールラントを求めてリヴォニア騎士団に宣戦。モスクワの友好国であるカステラはブルゴーニュとともに参戦します。
ポリ連合はただ兵数が多いだけかと思ったら、どうやらリトアニアのFire6/Shock6将軍に押されている様子。
モスクワの指示通り、敵をロシアの試される大地に誘いこむことで損耗を稼ぐ作戦に従います。
まんまと作戦に嵌ったポリ軍はその兵を極寒の大地に奪われながらモスクワ領を進んでいくも、待ち構えていたモスクワ主力に返り討ちに。
この大会戦を機にモスクワ側は反撃。ポリ連合は占領地を次々と奪われ、会戦でも敗北を重ねていきます。
そんなところで1501年、戦争中ではありますがマルチ二日目が終了します。
なんだか毎回他の国の戦争に参戦してばっかだなぁ…。
オーストリア「Fuck」 カステラ「共和制で皇帝とはそれ如何に」