AAR

ぶっ壊れ!交易保護国×サンセットコロニー

マジャパヒト幕府?

それって戦争するんですよね?

過去作

概要

各政体で共通のtier8改革で解禁することができる属国「交易保護国」とDLC「Winds of Change」で追加された属国「サンセットコロニー」を組み合わせることでなんと非戦開発度600クラスまでの国外交枠もかからない植民地にすることができます。

サンセットコロニーの解説

サンセットコロニーの解禁方法

DLC「Winds of Change」を導入したときのSunset Invasionに関するミッション、条件としてはヨーロッパ大陸に自国で10州持つことで解禁されます。
利用できる国家はアステカ、インカ、マヤといった中南米宗教の国あるいはディシジョン(後述)で採用可能です。

サンセットコロニーの作成方法

作成するには以下の条件を満たす必要があります。

・対象国が海外州の属国である(自国の首都と対象国の首都が陸路でつながってない)
・対象国は朝貢国でもサンセットコロニーでもない
・対象国の首都と同じ地方に宗主国が同一のサンセットコロニーが存在しない
・独立欲求が50未満

なぜか交易保護国もサンセットコロニーにできてしまいます。

サンセットコロニーの特徴

基本的には通常の植民地国家と同じですが、以下の特有の特徴があります。

・直轄植民地に変更できないので、人的資源は供給してくれない(FLは供給する)
・戦争を指示することができない(1.37.2から)
・vassalと同様に土地を没収することができる(1.37.2から)

植民地と同じ独立欲求の計算で外交枠もかからないので、エヤレトに次ぐ強さです。

理論上すべての国家がサンセットコロニーを利用可能

ディシジョンを利用することでSunset Invasionに関するミッションを利用することができます。
そのディシジョンは国タグの縛りがないため、エンドタグでも利用できます。
また変態してもディシジョンによって生成されたミッションは維持されます。

ディシジョン条件
・アステカが存在しない
・国教がナワトル
・首都がメキシコまたは中央アメリカ地方に存在
・Mexico州を朝貢国以外での属国または自国で領有

map.jpg

一番むずかしい条件は国教がナワトルというところです。
狂信者反乱ではナワトルに改宗できないので、方法としては3通り

1.Paganグループに改宗してチョルーラ寺院イベントでナワトル化
2.Paganグループに改宗して敗北和平でナワトル化
3.一プロビ国家になって破産してナワトル化

1のチョルーラ寺院のイベントはチョルーラ州をナワトル以外で領有し、州に「チョルーラ寺院」という補正がある場合に発生し、通常は破壊する選択肢しかありませんが、paganグループの場合に限りナワトルに改宗することができます。ただし破壊された場合は「チョルーラ寺院」の補正が失われるので二度と発生しません。
ですから、欧州勢より先に確保する必要がありますし、マヤの国によって破壊されていないかなど気をつけるべき点があります。

2ではナワトル国家に対して敗北和平することでナワトル化しますが、ナワトルの国は未開なので戦勝点コストペナルティがあるため、開発度をかなり抑える必要があります。

3では1プロビ時に破産したとき破産した国の国教と主要文化は首都のものと同様になる仕様を利用します。これなら簡単になれます。
しかしながら、破産のペナルティと1プロビのデメリットが大きすぎます。
あらかじめ外交併合を進めておき、破産する寸前で外交併合コスト減を積んで外交併合の進捗を100%以上にしてから破産すると良いのかもしれません。

交易保護国の解説

交易保護国の解禁方法

まず政府改革tier8から交易保護国の作成を許可するものを選ぶ必要があります。
通常の国家の場合は、ディシジョン「Confirm Thalassocracy」を使うことでtier8の「Thalassocracy」を選べるようになります。
特定のノード複数でシェア一位を取る必要があるのが難しいです。
kaizyou.jpg

イングランドの場合はミッションから交易保護国を利用できるtier8改革の「Royal Charters」または「British Global Trade Policy」を解禁することができます。
前者は達成するのがかなり簡単ですが、グレートブリテンルート限定*1で、後者はアンジュールートでも使えますが、イギリス海峡ノードでの交易額500ダカットを求められるのが難しいです。

他にもヴェネツィアやイエメンのミッションでも改革が解禁されます。

交易保護国の作成

作成するには以下の条件を満たす必要があります。
以下を満たすことで、保護を提案できます。

・両国の首都が同大陸でない
・両国とも属国でない
・対象国の首都が交易範囲に存在する
・対象国が遊牧民でない

aiは判断基準で+1以上になったとき受諾してくれます。

aiが絶対に受諾しない条件(-1000)
・属国を保有している
・提案国に対する態度がライバル、敵対的、激怒、支配的である
受諾要素
・提案国に対する評価(評価×0.125、最大25、最小-25)
・提案国に対する信頼((信頼-50)×0.4、最大20、最小-20)
・提案国の外交評判(外交評判(切り捨て)×3)
・提案国に対する態度が友好的または脅威(+10)
否認要素
・対象国の開発度(開発度×-0.4)
・提案国に対する態度が中立(-20)
・国境距離

外交評判は通常の国家(HRE皇帝除く)ですとモニュメント込みで15前後ぐらいまで盛れるでしょう。
そうなると実質の開発度の上限は360前後と言えそうです。

交易保護国の作成の裏条件

上の交易保護国の作成方法では開発360前後までしか作成できません。
しかし、相手側から保護を要請する場合は別です。

交易保護国の宗主国=保護受託側
交易保護国になる側=保護要請側

保護を要請できる条件
・双方とも属国でないかつ戦争中でない
・保護要請側が遊牧民でない
・双方の首都の大陸が異なる
・保護要請側の首都が保護受諾側の交易範囲内である

以上を満たしてaiが保護を要請するにはai_will_doとai_acceptanceの両方を満たす必要があるようです。
相手国がプレイヤーであってもどうやらai_acceptanceの判断基準を利用するようです。

ai_will_do内の条件(あまり意味のない条件は省略)
以下の条件の主語はすべて保護要請側
・保護受諾側への態度が脅威または隣接国に対し態度が脅威
・軍事技術が保護受諾側を下回る
・陸軍数について保護受諾側を下回るか、あるいは陸軍海軍の総数について保護受諾側の半分以下である
・交易保護の解消という国家補正が存在しない
・保護受諾側に対する態度がライバル、敵対的、激怒、支配的、保護的でない

要はプレイヤー(保護受諾側)がai(保護要請側)の軍事技術と陸軍数で上回り、プレイヤーへの態度が脅威であればいいわけです。
こちらに対して脅威を抱かせるには軍事力に加えて、相手の領土にinterestをつけることが必要です。

ai_acceptanceの判断基準(合計し+1以上ならaiは提案する)
受諾しない条件(-1000)
・保護受諾側の態度がライバル、敵対的、激怒である
受諾要素
・保護受諾側の保護要請側への評価(評価×0.125、最大25、最小-25)
・保護受諾側の保護要請側への信頼((信頼-50)×0.4、最大20、最小-20)
・保護要請側の外交評判(外交評判(切り捨て)×3)
・保護受諾側の態度が友好的(+50)
・(保護受諾側の態度が支配的または保護的(+1000))
否認要素
・保護要請側の開発度(開発×-0.1)
・保護要請側の態度が中立(-20)
・国境距離

プレイヤーはaiのプレイヤーへの評価が50以上の場合に限り態度を友好的にすることができるので、それを活かしてai_acceptanceを上げる必要があります。
実質の開発の上限は650前後になりそうです。
なお、プレイヤーは態度を支配的または保護的に手動で設定することが不可能です

交易保護国の特徴

朝貢国に似ていて、外交枠は使いません。(ただし朝貢国扱いされないため、WCもOK)
ただ異なる特徴としては、君主点の貢納がない代わりに、交易力の半分を貰えて宗教を強制*2することができます。
また交易保護国を作ることで宗主国は+2%の交易品生産量の効果が貰えます。
これは重複するので百個作れば200%のボーナスを受け取れます。

実践編

使用国家はオスマン。
無数に作れるが高開発の国を外交属国化ができないエヤレトと高開発の国も非戦で属国化できるが一地方に一つしか作れないサンセットコロニーで相互の弱点を補完できるのでシナジーがとてもいいです。
ディシジョン「Confirm Thalassocracy」に必要なノードのシェアを確保しやすく、ミッション Mansure the Armyか新旧オスマン政府以外でミッション Fate of the Devshirmeを達成するとtier5までを無償、ミッション Seize the Caliphateで神秘主義ルートに行った場合の最後のミッションでtier4までの改革を無償で貰えます。
基本的な動きは新オスマン徹底解剖と同じです。
1.37から外交枠を使わない属国は婚姻による外交枠も消費されないのでエヤレト戦略に地味に追い風です。

アイデアは探検→海軍(Confirm Thalassocracy制定後は外交アイデア)にしました。
ただ軍事点は砲撃で割と消費していたので交易アイデアのほうが良いと思います。

1487年、「Confirm Thalassocracy」を宣言
必要なノードはヴェネツィア、ラグーザ、アレクサンドリア、コンスタンティノープル、アレッポなのでオスマンだとすぐに要件を満たせてしまいます。
これにて、tier8の交易保護国解禁改革を選択できるようになります。
thal.jpg

1527年tier8改革制定、これで交易保護国を作成できるようになります。
tier8.jpg

コアエヤレトにした呪物崇拝の領土を持つ国々を併合して、開発比率を調整し呪物の割合を一位にし支配的宗教にします。
西アフリカ方面のジョロフ地域に遷都後、呪物の狂信者反乱軍に占領させて要求を強制的に受け入れて呪物崇拝に改宗。
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そのあとメキシコに遷都するべく、アフリカ大陸の首都以外のステートを解除し、首都エリアの首都以外の州を属国に譲渡。
そうすることで新大陸に遷都できます。
メキシコ遷都後はナワトル属国からチョルーラを没収し、チョルーラ寺院によるナワトル改宗イベントを待ちます。
今回は欧州勢より先にメキシコに進出し、チョルーラ州もマヤによって破壊されていなかったため、無事に改宗
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発生したらナワトルに改宗してアステカミッションを採用。
azteca.jpg
ミッションはぐちゃぐちゃですが、これでサンセットコロニーを利用できます。
そのあとスンニ派に再改宗
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これが交易保護国→サンセットコロニーにした属国達です。
なんと総開発は3800以上ありました。非戦でこれだけ属国化できることを考えれば強すぎます。
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以上の交易保護国→サンセットコロニー達はこちらから交易保護を提案して作りましたので、開発600クラスのサンセットコロニーはないです。
ここで交易保護国の作成の裏条件を用いることで開発度400以上の国をサンセットコロニーにしていきます。

まずは日本(開発410)

日本の評価を50以上にして日本への態度を友好的にします。
そしてあとは待つ。
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数ヶ月ほどで保護の要請が来ました
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そしてサンセットコロニーへ
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続いて列強のベンガル(開発656)
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日本と同様にベンガルへの態度を友好的に設定
ここでコンソールを用いてベンガルになってみます。
オスマンに対しての交易保護の要請が通るようになっていますので、AIベンガルはしばらくすると保護を要請するでしょう。
bengal1.jpg

オスマンに戻って数ヶ月ほどでベンガルから交易保護の要請が来ましたので受諾
そのあとサンセットコロニーに
bengal2.jpg

最後に

eu4での最もな壊れと言われるマジャパヒト幕府は戦争をする必要がありますが、こっちは非戦で開発600クラスを植民地にできてしまうので、マジャパヒト幕府を超えたといえるでしょう。
また交易保護国×サンセットコロニーの組み合わせは全国家で使用できるので、琉球三山に用いたりすることもできますね。
サンセットコロニーから領地も接収できるようになったこともあり、OFに必要なモニュメントや属国がモニュメントを建てていて宗教改宗できない問題も土地没収で解決できるようになったのはありがたいです。
このAARを見て非鉄人なんだからどうせコンソールで不正したんでしょ、と思う方はぜひ自分の手で確かめてください。

次は今回DLCで強化されたオーストリアで多重変態OFのAARを書く予定です。エンドタグでなく変態もできるオーストリアであえてのスタートの最大のメリットについて書くのでお楽しみに。

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*1 ミッション「百年戦争」達成後のイベントで分岐するのでイベントを保留にしてグレートブリテンルートの報酬を取ったあとアンジュールートに進むことで二重取り可能
*2 宣教師は送れない

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