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ヘルツェゴビナ (Herzegovina) | 君主制/封建貴族制 (Monarchy/Feudal Nobility) | キリスト教/正教会 (Christian/Orthodox) | 東欧 | 南スラヴ/ボスニア (South Slavic/Bosnian) | 【首都】ヘルツェゴビナ(Herzegovina)、フム(Hum) | ヘルツェゴビナ (Herzegovina) | 欧州汎用 (European) |
ヘルツェゴビナ(Herzegovina)は、バルカン半島北西部(現在のボスニア・ヘルツェゴビナ南部)に所在する国家である。
1448年にフムの統治者であったステファン・ヴクチッチ・コサチャがボスニアへの臣従を破棄し、「聖サヴァ公」(Herceg od Svetog Save)を名乗ったのが始まりである。聖サヴァは、セルビア正教会の初代大主教であり、死後聖人としてセルビア人の宗教的支柱とされる人物である。ヘルツェグはドイツ語やマジャール語の「公爵」を意味しており、当該地域は後世ヘルツェゴビナ(公爵の地)と呼ばれることとなる。1451年にはラグーザを包囲したものの、包囲に失敗し、1466年に長男のヴラディスラヴ・ヘルツェゴビッチに引き継がれる。1482年に、ステファンの末子でイスラム教に改宗しオスマン帝国の大提督であるヘルセクザーデ・アフメド・パシャ(Hersekzade Ahmed Pasha、後に大宰相まで昇り詰める。)によって滅ぼされる。その後は、オスマン帝国のボスニア州の一部され、1878年のベルリン会議の結果オーストリア=ハンガリー帝国の支配下となる。
ゲーム内のヘルツェゴビナは、GC開始時で正教会を国教とする君主制国家である。北には元宗主国のボスニア、東には同じ正教会のセルビア、南にはオスマンの独立保障を受けるラグーザやアドリア海沿岸を支配するヴェネツィアが存在する。さらにその外縁にはクロアチアを属国とするハンガリーや屈指の強国であるオスマンが控える。強国に挟まれた緩衝地域であるため、拡張に失敗すると強国に滅ぼされることも多く、また頼れる同宗教の国もなく外交関係を構築するのに手間取りやすい。序盤に生存圏を確保しつつ、周囲の強国に対抗できるまで外交関係や拡張を進めることが重要となるだろう。
ヘルツェゴビナとほぼ同じ境遇であるボスニアとの比較は以下のとおり。
ここではヘルツェゴビナでの領土拡張の戦略を紹介する。ヘルツェゴビナの場合は専用の実績はないため、列強1位を目標に紹介する。
ヘルツェゴビナにとって初動で攻略する対象は、元宗主国であるボスニアである。ボスニアはほぼ同規模の軍量であり、唯一対等に戦える相手であろう。有力な同盟を結ばれる前にさっさと併合すると良いだろう。
セルビアは同じ正教会の国家であるものの、南に強国オスマンが控えている。
特にセルビアは、ビザンツと同盟することが多く、オスマンのビザンツ侵攻の道連れになる可能性が大きい。
ヘルツェゴビナにとってセルビアは、軍量の差があるものの、数少ない拡張先でもある。オスマンの侵攻にあわせさえすれば、単独でも対処しやすいため、オスマンの侵攻と同時にセルビアに侵攻しよう。
セルビア侵攻の際に確保すべき州は、コソボである。
コソボは言わずとしれた金の産出州であるため、ここを保持するか否かでその後の金策に大きく差がつくこととなる。
なお、後述のHRE加盟を目指すのであれば、州の確保は最小限にするか後々属国として開放することも視野に置こう。
ラグーザは1州のみの国家であるものの、初期からオスマンの独立保障を受けており、初動で攻め込むことができない。
ラグーザノードの支配率を高めるにはラグーザを確保する必要があるため、なるべく早く確保すると良い。
基本的には独立保障が外れるまで待つしかないが、初手でボスニアと同盟することがママあるため、初動で確保する場合はボスニア宣戦時に釣り出せるまでやり直すのもよいだろう。
ヴェネツィアはアドリア海周辺に領土を持つ中堅国家であり、単独で侵攻するには難易度が高い。
このため、周辺国家を併合しつつ、オーストリアとミラノに関係改善を送って同盟して攻めるタイミングを見図ると良い。
特にヴェネツィアはエーゲ海に領土を持ったりアルバニアやヨハネ騎士団と同盟することから、オスマンと戦闘すること多いため、このタイミングで同盟国とともに攻め込むと良いだろう。
講和の際には、スプリトなどの周辺領地を取得するとともに、イタリア半島に領土を持つと今後の拡張がしやすくなる。
ハンガリーはバルカン半島と他の欧州地域を塞ぐように位置しており、周辺国を吸収したぐらいのヘルツェゴビナではタント毒で軍量を上回るのは難しい。
特にハンガリーはオーストリアの同君連合となる確率が高く、こうなった場合は序盤では手がつけられなくなる。
一方どんなに侵略的拡張(AE)を貯めようと同君下位になれば意味をなさないため、外交上はある程度無視することができる。
ハンガリーが同訓下位になった場合は、潔くハンガリー方面への拡張を諦め、イタリア半島への侵攻を進めよう。
オーストリアと同君にならない場合は、オーストリアと同盟を結びハンガリーに侵攻すると良い。特にオスマンにハイエナ行為をさせないように州を取得すれば今後の拡張が楽になるだろう。
沿岸州を確保できさえすれば、イタリア半島への拡張が見えてくる。
南部のナポリはGC初期ではアラゴンの同君下位であるものの、序盤に独立することが多く、そのタイミングで攻め込めば、同盟関係なしで対等に戦闘することができる。
教皇領については、同盟関係次第ではあるが、正教会であるため、教皇領の評価は無視することができ、ローマを確保してもデバフを受けず、逆に宣教師を手に入れることができるため、積極的に奪うとよいだろう。
AEが溜まりやすい地域であるため、イコンや属国の再征服や聖戦CBなどを駆使すると良い。
イタリア半島を確保できれば、自ずと列強1位まで昇り詰めることもできるだろう。
ヘルツェゴビナは海洋に面することでオーストリアと接触することができ、序盤に神聖ローマ帝国(HRE)に加盟することができる。HRE加盟のメリットは、オスマンと隣接したときの安全保障として非常に重要となる。
一方、正教会であるため、ウェストファリア条約が締結されない限り皇帝になることができないため、他の宗派に比べて皇帝への道は険しいため、序盤から中盤までの安全保障として割り切って加盟するのも良いだろう。
もちろん、正教会を侵攻する最西端の国という特性を生かして、正教会から神聖ローマ皇帝を目指すのもよいだろう。
ヘルツェゴビナの場合、主要文化を変えずに変態できる国家は存在しない。一方、ヘルツェゴビナは特別なミッションやイベントはないため、変態によって強力なミッションを入手することも検討する余地がある。以下、それぞれのメリットを紹介する。
ヘルツェゴビナは初期正教会を信奉する国家である。上述したとおり、ボスニアとの差別化を図るのであれば、わざわざカトリックに改宗する必要性は乏しいだろう。
NIは、ヘルツェゴビナ専用のものである。改宗能力が高く、軍質向上も一般的なものを備えており、属国を利用した戦略に合うものとなっている。
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 陸軍指揮官機動+1 | 直接的な軍質向上ではないものの、これ単体だけで一つの効果であるNIと比べて優遇されている。 | |
交易品生産量+10% | 経済的効果としては利益を享受しやすい。10%は平凡ではあるものの、これ単体だけで一つの効果であるNIと比べて優遇されている。 | ||
教区 | Eparchy | 国教寛容度+2 | 改宗能力が高い正教会との相性が良い。中盤以降に効果を発揮するだろう。 |
聖サワ | Saint Sava | 宣教師+1 | 国教寛容度補正との相性も良い。宣教師増加の方法が限られているため、非常に協力である。 |
対異端改宗強度+1% | カトリック地域への拡張がメインとなるため、有用である。 | ||
スチェパンの反乱 | Stjepan's Rebellion | 陸軍士気+10% | 軍質向上としては定番のもの。オスマンとの対峙までには解放できれば勝率は上がるだろう。 |
オスマントルコとの和解 | Accommodation with the Ottoman Turks | 外交評判+1 | HRE皇帝を目指すのであれば重要である。異端国家との同盟にも役立つだろう。 |
諸侯の土地 | Land of Princes | 属国収入+25% | AE対策も兼ねて積極的に属国を使用する場合に役立つだろう。特に植民地国家を作ることができれば、大きく貢献してくれるだろう。 |
属国からの扶養限界ボーナス+100% | |||
ヘルツェグ | Herceg | 不穏度-1 | 国教寛容度補正との相性も良く、改宗中の反乱防止にも役立つ。 |
臣従先の転換 | Shifting Allegiances | 外交枠+1 | 外交枠を増やせればそれだけ多くの同盟や属国を持てることとなり、他の効果との相性も良い。 |
![]() | コア化コスト-15% | コア化コスト減の中では平凡ではあるが、後半の拡張に大きく貢献してくれるだろう。 |
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