各国戦略
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ヒスンカイファは、西に白羊朝、東に黒羊朝に囲まれた小国家である。かの有名なサッラーフディン(サラディン)が創設し、エジプト・シリア・ヒジャース・イエメン地域を支配したアイユーブ朝の国家の末裔であるが、1444年開幕当初では中東の山岳地帯の内陸に1プロビだけとなり果てている。
史実では、白羊朝による征服・復興を経て、16世紀にオスマン帝国に併合されることとなるこの国家を、いかに拡張していくのかが課題になる。
ここでは、実績「Saladin's Legacy(サラディンの伝説)」を取ることを前提に話を進めていく。拡張の流れとしては、おおむね、白羊朝→コーカサス諸国→黒羊朝(→ステップ地域)→マムルーク朝→アラビア半島諸国が無難である。なおこの地域は大国の拡張や同盟関係によって地域の勢力構成が大きく変化することが多く臨機応変に対応していく必要がある。
開始当初のヒスンカイファは白羊朝・黒羊朝からなる中堅国家に囲まれ、さらにその外側に、オスマン・マムルーク・ティムール(又はその後継)の大国が行く手を阻む形になる。
NOCBによる拡張以外は初手自力で拡張することは困難である。沿岸プロビがないため海外逃亡戦略も使えないため、当分は外交をしながら情勢が動くまで機会を待つこととなる。オスマン・マムルーク・ティムールのいずれか又は複数と同盟ができれば幸いだが、序盤は国力の差からなかなか同盟を結んでくれない。幸い実績を取る分にはオスマンは敵とはならないため、オスマンの同盟国であるアナトリア周辺の君侯国と同盟して機会を待とう。イクター制は
白羊朝は、ある時期を過ぎるとアナトリアの君侯国に攻め入ることが多い。相手が西に行っている最中に東から首都を制圧しよう。幸い白羊朝の軍隊規模はそこまでではないので無理をすれば互角の戦いができる。
仮に白羊朝がオスマンと同盟しても、恒久的請求権の関係で途中で同盟関係が崩壊することが多いのでWCを狙わないなら気長に待ってみるのも手である。その場合、アナトリアの君侯国との同盟もなく孤立してすることになるので、オスマンにとられる前に宣戦しよう。
土地を割譲する際には、オスマンを刺激しないよう隣接を極力し控えつつ北側の小規模の正教会国家への拡張ができるよう割譲しよう。
コーカサス国家は、北のモスクワ以外はせいぜいモルダビアかテオドロ当たりとしか同盟は組んでいないことが多い。またそれぞれの国家がいがみ合ってることも多いので、各個撃破しつつ領土を切り取っていこう。クリミアや大オルドなどのイスラムの遊牧民国家と同盟を結ぶのもありだが、この地域は確実にモスクワ(ロシア)が南下してくるため、防衛戦争に巻き込まれる可能性があるので注意したい。
グルジアやイメルティなら中核州を国外に持っていたりするので、うまく再征服を利用したい。グルジア当たりは黒羊朝が拡張してくることが多いので、それまでに割譲できれば良し、できなければ属国にして再征服を狙うのもよい。
トレビゾンドはオスマンとの同盟前にすると国境隣接による関係悪化もあるため、できれば同盟を結んだ後の方がその後のプランが安定する。
コーカサス周辺を領有することができれば、オスマンやマムルークなどの大国と同盟しやすくなっているだろう。また黒羊朝の東側のティムール(又はその分離国家)が黒羊朝と対峙していることが多い。
うまく同盟を結び好感度が溜まるか、他の宣戦に便乗する形で攻め入りたい。攻め入る際には、アルメニアやイラクの属国開放をして再征服CBがあると効率よく領土割譲ができるだろう。
あわせてカスピ海周辺の小国も共闘しているすきに攻め入るなどの工夫をしつつ領土を拡張しよう。ただしティムールが崩壊しない場合は無理に刺激をしない方が他の方向に集中しやすい。
アナトリアとペルシアの間の地域を領有することができたら、次はシリアを領有しているマムルーク朝に拡張していくこととなる。
しかし、オスマンの進行が早い場合、オスマンがシリアの一部をマムルーク朝から奪っている可能性がある。幸い白羊朝の土地を持っていればオスマンの恒久的請求権がつかないため拡張には制限がかかるはずなので、オスマンと共闘しつつ、拡張先を潰すようにマムルーク朝から土地を割譲しよう。特にオスマンがキプロスを領有している場合、アレクサンドリアなどのエジプト沿岸も獲得されるおそれがあるので気を付けよう。
マムルーク朝は何度かオスマンなどと共闘しながら宣戦していけば無理なく全土を併合することができる。その間アラビア半島への拡張、北の遊牧民への宣戦などを行いつつ、国力を増強させよう。コーカサス以北はロシアの恒久的請求権が付く土地であるため、オスマンをうまく扱えるようであれば、ロシアの拡大を阻止しつつ北への拡張をしていくのもよい。ついでにオスマンの継戦能力も削ることができるので一石二鳥になりやすい。
うまくオスマンの侵略を歯止めできれば、この時点で実績を獲得することができるだろう。しかし、拡張が遅れるとアレッポ周辺の土地を領有されていた場合には、最終的にオスマンに宣戦する必要が出てくることがある。軍事力に大きな差がある場合は、あせらず仲良くしながら、マグリブ・東アフリカ・ペルシア・インド・インドシナ方面への拡張していくのもよい。オスマンは対欧州に注力するため基本的にこちらが刺激しない限りはオスマンから同盟を切られることはないだろう。
幸い東アフリカはその時点で対抗できる国家もいないことが多く、場合によってはマムルーク朝がインド洋周辺の島を領有していることがあるので、そこを踏み台にうまく拡張していきたい。ティムールが健在の場合は、無理してペルシア地域に攻めずに、海からインド南端に攻めていくのもよい。
オスマンを倒せるぐらいの国力が付いた当たりで、スペイン・フランスなどの西欧諸国と連携しつつオスマンに宣戦しよう。海軍力が整わなくとも、コーカサスや国境付近に要塞を築いていればオスマンの戦力を分散させることができるので、うまく立地を活用したい。
ヒスンカイファの周辺はイスラム教スンナ派の国家が多く、初手から宗教系のアイデアを取る必要はあまりない。またNIには軍事系の効果が多く、軍事系のアイデアもそこまで急ぐ必要はない。序盤は金銭面や外交面での遣り繰りが重要となるため、「経済」か「交易」による収支の改善か、「外交」による同盟構築、「権勢」による属国併合の活用を考えていきたい。AEはオスマンかペルシアの強国当たりと同盟ができれば恐れることはなく拡張できるだろう。
「人文」・「宗教」については、前述のとおり実績解除までの流れでは改宗する機会が少なく、ミッションによって請求権を取ることもできるため、「宗教」の強みである聖戦を使う機会は少ないため、「人文」の方が活かせる機会が多いだろう。
アラビア海沿岸プロビを獲得した当たりで探検か拡張を取って海外進出していくのもよい。時間が間に合えば、インドシナ半島当たりのおいしいプロビを取ることもできるので検討に値する。
イクター制で選べる3つの効果はどれも使い勝手が良いため、臨機応変に使い分けていこう。序盤の大国との同盟には外交評判+1が、マムルークのエジプト地域などの再征服CBがない大国のプロビ割譲時にはコア化コスト-5%があると、効率的に拡張できるだろう。
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