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概要

州/provinceに対する請求権/Claimは、その州が自国に属するべきであるとの主張である。
請求権には、25年の有効期限がある通常の請求権/Claimと、特殊な請求権である恒久的請求権/Permanent claimの2種類がある。

通常の請求権について

請求権は一般的に、請求権を持つ国(以下、請求国)が対象州のコアを獲得した時、請求国が対象州を所有してない状態で25年の期限が切れた時、および請求国が滅亡した時に消滅する。

逆に言えば請求国が対象州を所持している場合は期限が切れても請求権は消失しない。ただし、請求権は元の有効期限を保持するため、期限が切れた後に請求国が領地を所有しなくなった場合は即座に消滅する…らしい(英wiki情報)のだが、普通は獲得後すぐにコア化を始めるだろうから、普段のプレイでそれを意識する事はないだろう。

なお、「請求国が対象州を所有してない状態で25年の期限が切れた時」の例外として、対象州の所有国との戦争中である場合には、戦争終了まで請求権は消滅しない。(そしてもちろん、その戦争で対象州を獲得した場合には州を失わない限り請求権は消滅しなくなる、はず。)

請求権の効果

・対象州を支配する国に対する「征服/conquest」の開戦事由(CB)を得られる。また、このCBで開戦した場合、請求権所持州獲得の際に外交点コストがかからない。
・州獲得が不適正要求になる場合は外交点がかかるが、請求権があればこの際の外交点コストを-10%割引してくれる。(当wiki開戦事由ページの「不適正な要求/Unjustified demands」の項を参照)
・対象州獲得後、コア化コスト&コア化期間/Coring Durationが-10%(※恒久的請求権の場合はコア化コストが-25%)、州の自治率/Local autonomyが-10%される。
・マイナスの効果として、対象州所有国のopinionが-10される。これ自体には大した影響は無いが、対象州所有国が同盟国か属国の場合には、関係が悪化しないよう注意する必要がある。この場合には、発生頻度は高くはないものの対象州所有国との関係を危うくしかねないランダムイベントが存在するからだ。

請求権の作成方法

通常の請求権は、基本的には外交アクションの諜報アクションの一つ「請求権の捏造/Fabricate Claim」で得られる。

手順としては、まずは諜報アクション「諜報網の構築/Build Spy Networks」で外交官を対象国に派遣して、諜報網/Spy Networkを必要量構築する。後述する補正抜きの場合の必要コストは、当該国に1つも請求権を持っていない場合は20ポイントで、1つ増えるごとに5ポイントずつ増えていく。
必要量分の諜報網を消費して、原則として隣接する州(海域1つを挟んで隣接でもOK)にのみ請求権を作成できる。
ただし、対象州所有国との戦争中には作成できないので、複数の州に請求権付けたい場合などは注意すべし。

上記隣接州ルールの例外として、探検アイデアをコンプリートした場合は非隣接の植民地リージョン(Overseas in Colonial Region)に請求権を作成できる。同様に拡張アイデアのコンプボーナスで非隣接の交易会社リージョン(Overseas in Trade Company Regions)に請求権を作成できる。
他にも大航海時代/Age of Discoveryの時代アビリティ「属国の移譲/Transfer Subject」が有効の間は既に請求権のある州の隣の州まで請求権を作成可能になる。
 
他にもイベントやミッションで得られる場合もあるが、基本的には外交官を使って諜報コマンドで「作成する」ものである。

アイデア等による請求権コスト補正

前述の諜報網コストは以下のアイデア及びNIで-25%割引される。

諜報アイデアの5番目
ナクソスの伝統
ミュンスターの伝統
今川のNI1
一色のNI4
千葉のNI3
キプロスのNI1
ポロツクのNI1
ヤロスラヴリのNI1
教皇領のNI4
ノーサンバーランドのNI2
プロヴァンスのNI1
ロレーヌのNI3
ニジニ・ノヴゴロドの野望
ソモンドの野望

恒久的請求権/Permanent claimについて

恒久的請求権はミッション国家形成ディシジョン・イベントで得られる特別な種類の請求権である。
有効期限切れがないので、戦争の結果またはイベントによってのみ消滅する(※通常の請求権と同様に対象州のコアを獲得した時や請求国が滅亡した時にも消滅する)。
コア化コストが通常の請求権よりも大きく(-25%)割譲時の州自治率が(-10%)される上に永続するので、通常の請求権の上位版であるが、通常の請求権と違って外交官を使って作成する事はできない。

AE補正(※極めて限定的な状況でのみ。基本的には請求権にAEを減少させる効果はない)

「一部の特殊なCBで開戦して請求権のある州を奪った時に」発生するAEを削減してくれる。
誤解がないように繰り返し説明するが、大前提の知識として請求権そのものにAEを削減する効果はない
具体的には、割引効果のあるCBは以下の7個である。

CB名AE補正
Government Form War(政体戦争)×0.75
Peasant Revolt (農民反乱)×0.75
Crush the Peasantry (農民反乱を粉砕)×0.75
Excommunication War (破門戦争)×0.50
War for the Emperor (下剋上)×0.75
Annex Daimyo(改易)×0.50
Sengoku(戦国)×0.75

政体戦争はミラノ/Milanの政体が「アンブロジアーナ共和制」に移行した際にのみ、隣接国がミラノに対して得る、極めて限定的なCBである。
農民反乱は帝国事件(Imperial Incident)「農民反乱の運命(The Fate of the Peasantry)」中に、政体が農民共和制(GC時点ではディトマールシェン、東フリースラント)に与えられるCB。
農民反乱を粉砕は農民反乱の運命中に帝国議会にて「残った扇動者を粉砕する(Crush the remaining agitators)」が選択された際に、農民共和制の近隣の君主制・神権制の国家が農民共和制の国家へと与えられるCB。
破門戦争は教皇領の御者によって破門された国家へ、カトリック国が得られるCB。
下剋上・改易・戦国は日本でのプレイにて大変お世話になるだろう。

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 大幅な加筆と一部修正して一応記事としての体裁は整えました。例の大型編集以来データ系ページのタイトルには「データ/」が必須になってるけどこのページにはない点など、細かい問題については詰める必要がありますが。あと、バージョン表記は1.29までで必要十分だと考えます -- 2020-03-08 (日) 01:35:14
  • AE補正という欄、自分の見識に間違いがなければ(Great) Holy War, Crush the Peasantry, Peasant RevoltもAE減の効果があったような -- 2020-09-02 (水) 23:54:17
  • 戦争、外交アクションなど複数のページに関連する項目であるため、下部にリンクを追記しました。 -- 2020-10-25 (日) 14:32:03
  • (同上)あと編集していて気づいたのですが、「不当な要求」「不適正な要求」「不適正要求」のようにUnjustified demandsの訳語が表記ゆれしており、横断的に調べるときに不便です。異論が出なければそのうち統一します。 -- 2020-10-25 (日) 14:44:39
  • 節タイトルの「※極めて限定的な状況でのみ。基本的には請求権にAEを減少させる効果はない」の記載を削除しました。ここに入れると#contentsの目次が長くなって見栄えが悪くなるし、本文中に同じことが太字強調で書かれているため二重に入れる必要はないと判断しました。 -- 2022-02-11 (金) 02:05:31
お名前:

参考: https://eu4.paradoxwikis.com/Claim


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