本ページの内容は、ver1.30.4で確認されたものです。
ver1.30アップデートとDLC「Emperor」によって追加された諸要素で、教皇領は独特の強みを持つようになった。
強化されたカトリックの機能は、主に「教皇の御者」の権限を強めるものであり、これに当選しやすい教皇領は機能をフル活用できる。
「Emperor」で追加されたミッションは押し並べて強力だが、教皇領の独自ツリーは数(29ミッション)も多く使いやすいものが多い。
地味だった神権政にも強力な政府改革が多数加わり、教皇領独自の改革もあって面白い。
かつては産廃だった「神の王国」も悪くない性能となり、初手で簡単に加盟できるようになったHREとの相性も良い。
また、新しくなった傭兵システムは高い維持費から嫌厭する意見もあるが、肥沃なジェノヴァノードに位置し、ミッションで各種の傭兵ボーナスが貰える教皇領とは相性が良い。
以下では、それらの強みを活かし迅速に中欧に覇権を確立する方法を紹介する。
教皇領は大部分の西欧国家と異なり、初期の直轄領が49%でスタートする恵まれた環境にある。
初動で三種類の君主点特権を入れても、領土の没収と合わせ直轄領を24%で留められる。
また、初期から属国を二つ持つため「強力な公爵領」を即座に採用できるのも良い。
いきなりEstateの力だけで君主点が実質+5されるわけだから、とんでもない話である。
スタート時において、オーストリアとのopinionが+141以上あればワンクリックでHREに加盟できる。
地道に関係改善を行って稼いでも良いが、外交アクションから「枢機卿の任命」を行うと手っ取り早い。
opinionが+50されるのだが「教皇庁資金*1」を利用して行えるためデメリットは無いに等しい。
このopinionは最大200(=四回分)まで重複するため、(枢機卿を任命できるプロヴィンスさえあるなら)カトリック国家のopinionをあっという間にMAXまで持っていくことができる。
HRE加盟以外にも使い所は多いため覚えておこう。
さて、HREへの加盟には政府ランクが公国に固定されるというデメリットが唯一にして最大のものとして存在している。
しかし、独自の政府改革の固定は、HREの固定に優越するため、Tier1の「教皇制」で王国に固定されている教皇領は、HREに加盟するデメリットが無い。
また、イタリアを統一し「神の王国」のディシジョンを実行すると、Tier3が「神の国」に変更され帝国ランクに固定される。
これによって、HRE加盟国にも関わらず帝国ランクという地位を得ることもできるのだ。
初期でHREに加盟している北イタリア諸国家に対し迅速に拡大するため、そして皇帝の庇護を受けるため、HREの一部となろう。
オーストリアとは高確率で同盟できるので「不法な領土」が飛んでくることも回避できる。
スタート時において教皇領は「教皇の御者」となっている。その効果は以下。
更に外交コマンドから破門・十字軍、教皇庁システムから金印勅書・異端調査*2・トリエント公会議*3の方針選択が可能。
とにもかくにもこれらの効果がカトリックという宗教の本領であり、これらをフル活用できればカトリックはとても強力だ。
さて、問題は御者に当選することが容易ではないことだ。
一般のカトリック国は、プロビを改宗したり免罪符を買ったりして教皇影響度を稼ぎ、それを投資して地道に当選率を上げていくしかない。
しかし教皇領国家は例外である。
上に示した「枢機卿の任命」を使うと一回あたり+10の投資となる。
教皇庁資金はカトリック諸国の免罪符購入により青天井に積もっていくので、実質上限はないと言っていい。
更に安定した当選を実現したいなら、自腹で公会議を開くことで当選確率を上げることもできる。
なお、この時の費用は教皇庁資金に収まるため、実質的には右のポケットから左のポケットに金が動いただけとも言えよう。
唯一の注意は、枢機卿の任命をしすぎると、自国の当選確率が5割以下に落ちてしまう可能性があることだ。
これの回避方法として、侵略先の国家に枢機卿を任命してから侵略することで、自国の当選確率だけを上げることができる。
これだと自国の枢機卿を何も支払わずに増やすこともできるので、イタリア侵略が半分終わるころには自国の枢機卿を上限まで増やせる。
おまけに、御者から転げ落ちなければヨーロッパの枢機卿の総数は思いのままだから、他国の御者の当選確率は全然上がらない。
このやりたい放題の対価として、教皇領国家は安定度+1や外交評判+1といった各種の教皇アクションを使用できない。
しかし、教皇の御者の地位を安定して得ることができれば、東のほうの異端にも負けない強力な宗教を活用できるだろう。
通常、国土の拡大のボトルネックとなるのはAEだ。
特にヨーロッパ、ましてHRE内となれば、少し拡大するだけでも大包囲網に繋がって身動きが取れないのは珍しくない。
しかし教皇領はAEを大幅に削減し、包囲網を苦にしない大拡大を実現することができる。
まず「教皇の御者」で-20%、NI七番目で-10%、威信MAX*4で-10%。
これらは分かりやすい効果であり、これらだけでも十分にAEを圧縮できるが、まだ終わらない。
「大航海時代の時代ボーナス」で-10%、大航海時代は1510年程度に終わるのが一般的だが、この正確な条件は「プロテスタント発生から10年後」となっている。
つまりプロテスタントが発生するのが遅れれば遅れるほど、大航海時代が長引いてこのボーナスを享受し続けられる。
教皇領は安定度を犠牲に改革欲求を下げられる選択肢を持つイベントが多数発生するし、御者であれば教皇庁システムからも改革欲求を下げられる。
運にも左右されるが、悪くても1550年あたりまではプロテスタント発生を遅らせられると考えて良い。もちろん、これは時代ボーナス以外の面から見ても素晴らしいことだ!
また「絶対主義時代以降にアンロックされる金印勅書」でも-10%できる。
宗教改革を極限まで遅らせようが、絶対主義時代は1610年前後に必ず*5スタートするため、悪い「宗教改革の時代」さえ極限まで短くすれば、恒常的に-10%を得られるようなものだ。
なお、異端の調査コマンドは一時的に改革欲求が減るものの、欲求の増えるスピードを増す。そこで低いうちは実行せず、75~85%貯まってから一回づつ行なおう。
99%まで粘ってもいいが、ギリギリのタイミングで御者から転げ落ち、欲求が減らせなくなってプロテが発生してしまう事故も起こり得るので注意。
「諜報アイデア」の-20%と「革新+影響ポリシー」の-10%まで使えば、HRE構成国をAE2倍の分離講和で虐めてもAEがほとんど貯まらないところまで届く。
運良く「君主の性格」AE-10%が出ようものなら、AE-90%の達成だ。
HRE構成国を皇帝オーストリア以外すべて滅ぼしたが、オーストリアはニコニコしながら教皇との同盟を継続しているという状況すら実現可能。以下はその画像。
「教皇の御者」の効果の中で、うまく使えば強力なのが「破門」である。
破門は教皇領からのopinionがマイナスの国に対し、三年に一回実行できる。
破門中の国は様々なペナルティを受け、やられるほうはたまったものではない。一方で破門を仕掛ける側の主たるメリットは破門CBを使用できることにある。
破門CBは、隣接国に対しAE50%かつ領土獲得にDIP消費なしという強力な効果を持つ。
ただでさえ御者の効果で圧縮されているAEが、破門CBによって更に減っていくのだ。
高DEVの北イタリア諸国家を一発併合しても包囲網に直結しないのは素晴らしい。
問題は破門の条件であるopinionマイナスの達成がけっこう渋いことである。
ヨーロッパ諸侯(特にライバル指定した国)はたいてい初日で免罪符を買うので、初手か代替わりの時くらいしか破門できない。
おまけに、免罪符を買った国には教皇領のopinionに+がつくので、ライバルでもなければ破門はほぼ不可能だ。
なお、ver1.30.3以前では破門CBで戦争中に相手国の破門が解除されると破門CBが無効化される設定ミスがあったが、1.30.4ではこれが修正されているので安心だ。
教皇領はスタート直後に達成できるミッションが多数存在する。
三つの国と同盟することでDIP+100、スイスとのopinion+100で傭兵規律+10%を20年&スイス傭兵アンロック、陸軍FLを埋めることで伝統60相当の将軍、三種の騎士団とのopinion+100と貴族Estate管理で陸軍伝統+20だ。
これらの中で強烈なのは、やはり傭兵規律+10%だろう。同時に解禁されるスイス傭兵も被白兵ダメ-5%で序盤に強い。
せっかくなので、強化されている間に傭兵を使ってガンガン戦争していこう。
都合の良いことに、陸FL14に対し初期軍10、傭兵が4で雇用できるため、一つ雇えば丁度FLが埋まる。
無論、戦ってる内にMPが尽きたら傭兵を追加しても良い。それを支える資金力はジェノヴァノードを抑える教皇領にはあるし、戦争に勝てば賠償金も入る。
12月12日になった直後に拡大戦争を始めるなら、ヴェネツィアに対するコア回収を用いることになる。
これならHREに加盟できるようになるのを待つ必要すらない。
ただし、強力なヴェネツィア海軍相手に首都攻略が困難であるし、ヴェネツィア陸軍もその資金力から粘り強いので厳しい道にはなる。
より穏健なのは、HRE加盟前にクレームを作成*6し、シエナを征服することだろう。
シエナの同盟先の運にも左右されるが、開戦直後にシエナ軍を殲滅し、ウルピーノ・ペルージャの両属国と連携し、残る敵同盟軍を各個撃破していけば難しいものではなかろう。
シエナを抑えると、その北のフィレンツェと隣接することになる。ここでは事前の準備が肝要、フィレンツェをライバル指定→破門した上で、諜報網を作っておこう。
発見されず高い諜報網を作成できていれば、ただちにフィレンツェ全土にクレームを付けられる。
そこを破門CBで襲えば低AEで完全併合が可能だし、クレームのおかげでコア化コストも節約できる。
なお、どのイタリア国家と戦うにせよ、FL限界までガレー艦隊を用意しておくと良い。
もし制海権を失うと、沿岸封鎖による戦争疲弊がエゲツないことになるのがイタリア半島の地理的な事情である。
将来的には海軍ドクトリンの「ガレー戦闘力+15%」も採用し、ジェノヴァやヴェネツィアの強力な艦隊に対抗しよう。
二度三度の戦争に勝てば、イタリア半島内でずば抜けた国力を持つことができる。
それからは同盟を活用しつつ、ミッションツリーを意識しながらイタリア半島を統一していこう。
ミッションツリーでは永久クレームが貰えるのだが、貰える順番にいささか癖があるので、ミッション条件を意識しながら戦争していこう。
永久クレームはコア化コストを-25%できるので、ぜひともこれを受け取りながら拡大したい。
とはいえ、同盟の事情などで思うような順番で拡大できないこともあるだろう。
教皇の御者から落選したタイミングでは積極的に拡大しにくいという事情もあるので、多少はミッションを無視して取れるときに取れる領土を優先しても良いかもしれない。
なお、ver1.30以降、ナポリがアラゴン同君から外れ、その直後にナポリから教皇庁へ100ダカットが支払われるイベントが(高確率で)発生する。
ナポリの献金によって教皇領からナポリへのopinionが高くなるため、破門が使いにくいのが難点ではあるが、
事前にクレームを作っておけば、同君から外れた直後の同盟国なしのナポリをボコボコにできるので準備しておきたい。
万が一アラゴン同君が維持された場合は、拘りがないならリスタートしたほうが楽だろう。
また、ナポリが同君から外れたものの教皇への献金を拒否した場合は、イベントの選択肢で属国化CBが貰える。これはこれで非常においしい。
北イタリアを統一*7すれば、めでたく神の王国を宣言できる。
政府改革Tier3が自動変更され、DEV1000到達を待たずとも帝国ランクになれる。こうなってしまえば、後はどうにでもなる。
HRE内で暴れるも良し、イベリア勢やフランスを攻めるも良し、オスマンやアフリカ征服で十字軍を行うも良しだ。
ルネサンス受容で達成できるミッションで「バチカン図書館」イベントが発生し「不穏度-2&統治技術-5%」「外交評判+1&外交技術-5%」「陸戦からの伝統+50%&軍事技術-5%」から永続ボーナスを選択できる。
また、1510年までの間にランダムで発生する「システィーナ礼拝堂」イベントでも「不穏度-1」「威信+0.5/年」「関係改善+10%」「アイデアコスト-5%」「布教強度+1%」から永続ボーナスを選択できる。
実質的にはNIが増えるようなもので強力。
1490年から1503年の間、ロドリゴ・ボルジアが教皇となるイベントが発生する。このとき5-4-4-3の将軍のチェーザレ・ボルジアも貰える。
ロドリゴが死亡するとチェーザレは居なくなる*8ので、彼を使って戦いたいならお早めに。
活版印刷受容で達成できるミッションで「統治効率+5%が20年間」がある。このミッション報酬の貰いどころは考えておきたい。
宗教戦争を経た後にHRE内の異端国家を殲滅するミッションで「宣教師+1」「布教強度+3%」の永続効果が貰える。これをアテにOFを目指すこともできなくはないが、
教皇領から神の王国以外に変態することはできず、HRE皇帝にもなれず、コア化コストを削減しにくいがために、WC&OFを目指す大征服プレイは茨の道となる。
モスクワ・コンスタンティノープルを奪いカトリックに改宗するミッションでは、残った正教国をカトリック化できる。(カトリック国が領有するだけでよいのでは?)
教皇領は神権政から脱出不可であり、これと心中するしかない。
ver1.29以前は神権政はTier5までしかなく物悲しかったが、いまや君主制のTier7を上回ってTier8まで存在しており育てがいがある。
難点として、共和政のように政府改革ポイントの増加にボーナスがあるわけではないので、ゲーム終了時にTier8までコンプできないことすら有り得る。
政府改革を十全に活かしたいなら、貿易会社をあまり用いず、奪った領土は速やかにステート化して、反乱のリスクを背負ってでも自治度を下げることが必要だ。
Tier4の「修道院醸造所」はカトリック限定の政府改革で、穀物とワインの生産量が大幅に上がる。交易価格の低い穀物・ワインの土地は工場よりも廃兵院でMPを増やしたくなるものだが、これほど生産量が上がるなら工場が有力な選択肢となる。
しれっと穀物・ワイン以外の生産量も+10%されているので、資金繰りを強力に助けてくれる屈指の優良改革である。
Tier5には教皇領専用の政府改革が一つある。片割れは教皇を将軍化でき、もう片割れは「枢機卿の任命」のコストを半減できる。
非専用の「アイデアコスト-10%」も優秀であるから、必ずしも専用改革に拘る必要は無いが、教皇自らが出陣するのにはロマンを感じざるを得ない。
Tier6で「最大絶対主義+20」が来るのだが、いかんせん絶対主義時代までにこれを解除するのが(拡大プレイであればあるほど)難しいジレンマ。なお絶対主義の代わりに議会を開くという選択肢もあるが・・・。
Tier7は「無料ポリシー(三部門)+1」が超強力。実質的に君主点が各+1される欲張りすぎる性能。
Tier8では、頑張って政府改革を進めたご褒美として「他宗教に対する戦勝点コスト-30%」という極悪な強化が貰える。
異端のみならず異教にも改宗を強制できる「大聖戦CB」を取る選択もできる。相手は独立国のままなので属国よりも改宗意欲が高く、OFを強く補助できる。
人文アイデアをコンプしていれば、「異端・異教寛容+2」の改革も選択でき、カトリックの癖して異端・異教寛容を最大値の+3まで持っていくこともできるが、さすがに戦勝点コストを押しのけるほどの価値があるとは言い難い。
クレームはまめに付けていこう。
高DEVの中欧のコア化コストを-10%できるのは優秀だし、NI四番目でクレームに必要な諜報網も安くなるので、HREに加盟していてもストレスが無い。
もし諜報アイデアまで取っていれば、非HREに対しわずか10の諜報網でクレームが付けられるので、アジア・アフリカに対し勅許会社→武力脅迫で手軽に拡大することもできる。
破門と並ぶ教皇アクションとして「十字軍」がある。異教国家に対しほとんど自由に発動でき、対象と戦争中なら「MP+30%」と「士気+10%」が貰える。
そして、対象と隣接しているなら聖戦CBが利用できるようになるのが素晴らしい。
バルカンに伸びてオスマンと決戦するときに使うのも良いし、シチリアからチュニジア方面に伸びるときにも使える。
アイデアの選択肢は幅広いが、
植民地に遠い地理的な都合や、AEを抑制すれば欧州だけでも十分な速度で拡大できる関係上、植民との相性はあまり良くない。
また、意外にも「宗教アイデア」との相性は良くない。
というのも、上記の宗教改革遅延策を用いると「改宗」も「聖戦CB」も当面の使いどころが無いからである。
バルカン方面に伸びればオスマンとは接することになるが、オスマンに対してだけなら「十字軍」による聖戦CBで十分だ。
無論、宗教改革後に改宗によってカトリック・NI・政府改革の高い寛容ボーナスを得ることを狙うなら宗教アイデアを取っても良い。
ただし、「Estate特権」「人文アイデア」で異端・異教の双方、「トリエント公会議」で異端、「金印勅書」で異教をそれぞれ宥められるから、必ずしも改宗に拘る必要はない。
もし一丁目一番地のアイデアを決めるとしたら、コア化コストを圧縮しつつ傭兵を安く使える「統治」となるだろうか。
教皇領でチュートン騎士団、リヴォニア騎士団、ロードス(聖ヨハネ)騎士団の三騎士団を辺境伯として従え、イェルサレムを領有せよ。
この実績を達成するためには多くの障害・不安定要素を乗り越えなくてはならない。それを一つずつ確かめていこう。
地中海の真ん中からバルト海へと至る上で問題になるのはその距離である。
海路で到達するにはジブラルタル海峡から大西洋に出て、エーレスンド海峡からバルト海に入る必要がある。
陸路ならば多少は近いが高DEV地帯の北イタリアとドイツを縦断するにしろ、ハンガリー・ポーランド・モスクワの大国と渡り合って東欧を抜けるにしろ、どちらも難しい。
1に加えて問題になるのがバルト海に近い弱小国がほぼ存在しないことである。
これはNOCBによって近くに属国ないし橋頭堡を築くことが困難であることを意味する。
一見ヴォルガストあたりならいけそうな気もするが、HRE諸国へのNOCBでは、HREに加盟していようが皇帝が出張ってくるため困難。
DEVの低いリヴォニア騎士団に直接殴りかかって属国化する選択肢はあるが、同盟国次第でほぼ勝てない上にAEが飛ぶためやめておいた方がいい。
三騎士団ともに滅びやすい。
・チュートン騎士団
ポーランドの餌になるイベントがあり結構な確率で殺られる。
・リヴォニア騎士団
デンマークがミッションで北部に請求権を得て攻めてくる。リトアニアがポーランド下位にならなかった場合ミッションで全土に請求権を得て攻めてくる。調子に乗ってノヴゴロドからネヴァなどを奪いモスクワに〆られることも。
・ロードス騎士団
ヴェネツィアの独立保障がつくがまとめてオスマンになぎ払われる。ただしカトリック国がマルタを領有していると復活させられるイベントが発生する。
この中でもリヴォニア騎士団は主要文化がプロイセンだがプロイセン文化のプロビを持っていないため死後50年でコアが消滅、コアが残っていたところで復活させられないという絶滅リスクがある。
残存コアに対する文化転向が間に合えばなんとかなるのだが、生きている状態で保護したい。
チュートン騎士団 → プロイセン
リヴォニア騎士団 → クールラント
ロードス騎士団 → イェルサレム
三国全てに変態要素がある。ただしこの内チュートン以外は無視できる。
リヴォニア騎士団はリガと友好的であり、リガを領有できず変態条件を満たせないし、ロードス騎士団でイェルサレム化するのはプレイヤーですら難しい。
しかしチュートン騎士団はまずい。こいつはプロテスタントor改革派でケーニヒスベルクを領有していさえすればたとえ属国だろうがプロイセン化する。
ケーニヒスベルクを没収したりカトリックに留めたりして変態を未然に防ぐ必要がある。また、リヴォニア騎士団に征服したリガを渡さないように注意しよう。
黒海北岸に上陸して北上し、ポーランドと共にモスクワと戦う。そしてリヴォニア騎士団へと近付く。
バルト海の両騎士団が弱ったところでNOCB、または時代能力「属国の移譲/Transfer Subject」を用いてクレームを伸ばし征服CBで宣戦し保護する。
同様にロードスも保護する。あとは属国の変態に注意しつつイェルサレムを狙う。
首都ローマのDEVを30にした上でルネサンスを受容しておけば、1470年頃までには「属国の移譲」が解禁できる。
初手でフランス+カスティーリャorアラゴンと同盟したら、ジェノヴァなどに通行権を頂きクリミアへ上陸。
上陸完了一日前にチェルケシアへNOCB。他の国でも良いが、チェルケシアは孤立していて同盟国がいないことが多い。
加えて最終的にチェルケシア→大オルド→モスクワ→リヴォニア騎士団という道をたどることになるというのもある。
チェルケシア等を属国化したら属国の征服・再征服CBで周辺国から土地を奪い自国のコアとする。そうしたら属国を併合or領土没収で大オルドに接触できる。
なお、ポーランドには関係改善の外交官を送っておこう。
ロードス騎士団はヴェネツィアの保護を受けているが、ヴェネツィアはアルバニア戦で一度はオスマンにボコられる運命にある。従ってその隙をついてNOCBしてしまってもいい。
ただしこいつの国教はカトリックなのでかなりAEが飛ぶ上、安定度を戻すのにADMをくってしまう。属国の移譲が解禁されるのを待っても良いが同盟には注意しよう。
大オルドは同盟国ごとモスクワにボコられがちなので、その隙に殴って北上しよう。
北上路には属国アストラハンを解放し最北端(モスクワに接触)だけ没収するといいかもしれない(最北端だけアストラハンコアが無い場合が一番いい)。
この時期までにポーランドと同盟しておこう。
そして問題のモスクワ戦だがこれは最悪しなくてもいい。というのもモスクワとその属国及びリトアニアに請求権をリレーのようにつけていくとリヴォニア騎士団に届くからだ。
それでもモスクワに請求権がつける回数を減らす(つまり必要な諜報網点を減らす)ために、一度はモスクワに殴り掛かるべきという考え方もある。
ちなみにドイツ内陸や欧州海岸線から請求権を作っていくと20回以上かかったりする。
こんな回りくどいことをしなくとも弱った騎士団にNOCBし属国化→領土没収→諜報網リレーでもう片方に請求権をつけて宣戦という方法もある。
ただこの場合一つ目の騎士団のLDが爆発し周辺の(NOCBでキレた)国々が独立支援を与えて厄介なことになるためLDをなだめる時間が必要だろう。
モスクワ戦は首都モスクワ・周辺要塞数個・CBプロビの占領で戦勝点を稼ごう。
いきなりモスクワに突撃すると20~30Kの軍に曳きつぶされる。敵軍がコーカサスへ南下してきたらリトアニアを通過、リトアニアに向かったのならばそのまま北上するなど、敵軍を避けて要塞を包囲しよう。
戦闘はなるべくポーランドにやってもらおう。後々チュートン騎士団の取り合いになる可能性のあるポーランドの力はできる限り削いでおくのがいい。
講和ではリヴォニア騎士団へと向かう道を作ろう。
もしリヴォニア騎士団領まで届かずとも、先述のやり方で請求権は作れる。
なおこの戦争を行うと大抵ポーランドは借金で再起不能になる。ただこの後リトアニアの通行券を使う予定があるため同盟はまだ残しておこう。ライバル視されたら大変だ。
それと念のため言っておくがこれは教皇領の攻略記事である。
モスクワから更に北のプロビを得た後、できれば周辺に散らばっている大オルドの残骸を集めてアストラハンを併合し、併合完了間近に大オルドを属国解放しよう。
この辺の異教プロビに分離主義がついていると統治が非常にやりづらい。ちなみに大オルドの反乱軍はモスクワ領に流せばモスクワ郡が相手してくれる。
ここまで焦って北上しているのは全てリヴォニア騎士団の保護のためである。こいつは大抵デンマークの攻撃と現地民の反乱によって崩壊する。下手すれば1500年を待たずに地図から消える。
これを優しく保護するのが教皇様の役目である。軍隊はリトアニアを通って送り込もう。開始時のサイズだと大きすぎて無理だが、おそらく一度はデンマークにかじられているだろうから一発で属国化可能だ。
こいつをなだめたら沿岸領土を奪ってチュートン騎士団に請求権をつけこちらも属国化する。
ただしチュートン騎士団はチュートン騎士団で、デンマークの介入如何によって死んでいる可能性もある。その場合は先ほど弱体化させたポーランドから種地を奪い解放することになるだろう。
イェルサレム化する実績とは異なり期限が存在しないため、ゆっくり回収すればいい。
どうせ2プロビ(イェルサレム+海岸1プロビ)を奪うだけなのでオスマンと抗争中のマムルークにNOCBで宣戦し、首都一帯と聖地近くの要塞を落とせば実績達成となる。
オスマンの倒し方は各国戦略/対オスマン戦略へどうぞ。
初手で影響/Influenceをとって属国のLDを抑えよう。
割と海戦もするので軍事系は軍質/Qualityがおすすめ。異端・異教の地に殴り込むため宗教/Religiousも良いが、貿易会社に入れてしまえば無視できる。
イタリア方面・南ドイツ方面での地固めを優先しつつ、早期に三騎士団へ独立保障をかけてしまうという方法もある。
教皇領の国力が一定を超えていれば、そもそも三騎士団が攻撃されることがなくなるし、もし攻撃されてもデンマークやポーランドがイタリアまで攻めてきて戦勝点を得るのを妨害すれば良い。
ロードス騎士団についてはマルタ島から復活させられるので一旦無視しておき、リヴォニア・チュートンの両騎士団を早期に保障してしまおう。外交枠を二つ食うが、特権による追加分と同数と考えればさほど痛くはない。
通常の拡張プレイで国力を伸ばした後、適当なタイミングで武力or外交属国化を仕掛ければ良い。
時間はかかるだろうが、ミスから破綻をきたす可能性も低く安定性のある戦略と言える。
注意点として、チュートン騎士団がプロテスタントor改革派に改宗→プロイセン化による失敗というリスクがある。
プロイセン化のもう一つのトリガーであるケーニヒスベルクの領有状況と、異端の「改革の中心地」の出現位置次第では、noCB等による直接介入が必要になる。
改革欲求を抑えて異端発生を遅らせる戦略を採用していれば、直接介入に耐えうる国力が揃っていることだろう。
あくまでも教皇領にとっての評価であり一般的なものではありません。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 |
![]() | 外交評判+1 | ||
宗教的統一性+25% | 改革の中心地がイタリア近辺に湧くと異端に侵食されるので、宗教or人文を取って根本的解決をする前は役立つ。 | ||
教会の優位性 | Ecclesiastical Primacy | 国教寛容度+2 | カトリック自体が+1、政府改革Tierでも+1、Tier2で+2もできるから改宗した土地は反乱知らず。 |
教皇による叙任と十分の一税 | Papal Investiture and Tithes | 税収+20% | 神権政で高信仰/高Devotionを維持しているだけでも税収は上がりやすいが、NIのおかげで更に多くの税収が入る。 特にイタリア中部の高DEV地域を抑える教皇領の場合その上がり方が体感できる。 |
ローマの栄光 | Glory of Rome | 威信低下-1%/年 | ただでさえ上がりやすい威信が下がりにくくなる。手軽に威信100をキープ可能。 |
コンスタンティヌスの寄進状 | Donation of Constantine | 請求権捏造コスト-25% | 丁寧にクレームを付けることを意識する分には役立つが、パンチ力に欠ける。 |
中央集権化 | Centralize the States | 生産効率+10% | シンプルに収入が底上げされる。 |
バチカン美術館 | The Vatican Museums | 外交ポリシー無料枠+1 | 入れたい外交ポリシーが二つ以上あるならDIP+1に相当するが、二つ以上の外交ポリシーを出せるのは必然的に中盤以降。 |
聖父 | The Holy Father | 侵略的拡大-10% | 拡大戦争のお供。 |
![]() | 規律+5% | 陸軍強化の定番。 |
全体として見ると、バランス型で手堅く優秀な性能と言える。
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