ティムールから独立した後、外交的に孤立していたマー・ワラー・アンナフルを殴って領土を奪いました。
直後に第二次モスクワ戦を行い、モスクワ領を分断する形で講和、モスクワはデンマークにも殴られ反乱独立・解体に向かっていきます。
続いて、同盟国のアジャム・チャガタイを呼び出し、念願のティムール攻めを敢行するとこれも山場なく大勝。
カザンはついに念願の紅海まで到達することになりました。
哀れティムールは領土を東西に分断され、ヤズド・ケルマーンの反乱独立を許しています。
もはや狙いは火を見るより明らかでしょうが、カザンはインドへと向かっています。
また、第二ルートとしてホルムズ海峡を渡り、アラビア半島南部を抜け紅海も渡って、東アフリカへ到達することも狙っています。
インドと東アフリカ、共通点はもちろん分かるよね!
インドの入り口とホルムズ海峡という重要地域の二つを抑えるのは、上の画像にあるようによりにもよってホルムズです。
この国は首都が海に遮られたホルムズ島にあり、制海権を得ない限り首都を攻略することができません。
首都を攻略できなければ有利な和平を結ぶのが困難になりますし、なによりホルムズ島を確保できないと軍の移動に支障を来します
最悪の場合、貧弱な水兵数を承知で自前のガレー海軍を用意することも考えましたが、とりあえず一発だけ殴って様子を見ると、
なんと、期待せず呼び出した同盟国アジャム海軍の奮戦によって、あっさりペルシア湾の制海権を確保に成功。*3
ホルムズに100点和平を投げつけインド・東アフリカに迫りました。
インド到達を綺麗に阻むのはムルターン。
ムルターンの向こう側には遊牧民CBが使えないのはもちろん、クレームも付けられません。
ムルターンは我が同盟国のチャガタイに加え、被害担当大国でおなじみジャウンプルとも結んでいます。
今プレイのチャガタイは絶好調。現時点でカザンより高いFLを要しており、ジャウンプルの存在も踏まえるとまともに戦いたくありません。
チャガタイと手切りし正面突破することも考えましたが、他に良い手が思いついたので一工夫しました。
ムルターンには友好的に接し通行権を確保。
飛び地国家として、我が国と隣接しながらムルターンの向こう側に領土を持つシンドを殴り属国とします。
属国シンドのクレームCBを用い、シンドの隣国のメーワールとカッチを殴ります。
戦争さえ開始してしまえば、海の向こうの領土であっても獲得することができます。*4
ついに念願のインド到達です。
さあ、片っ端から征服し、貿易会社を作りましょう!
貿易会社はあまりにも多くのポジティブな要素を抱え、率直に言ってOP*5です。
ステートの枠を食わない*6のに生産収入をステートと同じだけ得られ、
交易収入に至っては、その貿易会社地域のノードで100%のシェアを得ている場合、交易価値に対しシェアの半分にあたる+50%の補正が与えられるため、ステートの1.5倍のダカットを生み出します。
得てして、貿易会社地域の産品の価値が高めであることも加味すると、税収と人的資源が得られないことが気にならないほど莫大なダカットを生み出してくれます。
ノードシェア50%で商人が貰えるため、生まれたダカットの流れをコントロールするのにも隙がありません。
もともと強力であった貿易会社でしたが、Dharmaによって貿易会社への投資が追加されると、その異常なコストパフォーマンスの高さ*7更に地位が向上しました。
そしてver1.26で追加されたテリトリー汚職の要素の中で、貿易会社に組み込んだテリトリーは汚職源とならないことからも後押しされOPの座に上り詰めました。
ver1.29においてダカットを直接的に兵士に変換する(傭兵)にしろ、間接的に兵士に変換する(人的資源建造物)にしろ、ダカットさえあればこのゲームではだいたいのことができます。
よって、ダカットを狂ったように吐き出す貿易会社を制することがEU4を制すると言って過言では無いのです。
今プレイでは貿易会社の活用を最優先事項に定め、そこから生み出されるダカットを軸として世界征服に乗り出しています。
ver1.25以前の環境においてはOEとAEの管理にさえ支障がなければ、いかに無秩序に拡大し獲得できる州を片っ端から奪っても差し支えありませんでした。
すべての州は獲得直後こそOEの発生源となりますが、コア化と反乱対策さえ済ませてしまえば、最も価値の低いテリトリーですらそれなりのダカットと人的資源を吐き出してくれていました。
ところがver1.26で、テリトリーの数がステートを上回る場合に汚職が発生するようになってしまいました。
価値の低い州を抱えると汚職対策に要するダカットと釣り合わず、短期のみならず長期においても赤字源となってしまい拡大によって国家のお荷物が増えるという問題が生ずるようになりました。
今プレイでは、序盤から中盤までテリトリー汚職を徹底的に回避するスタイルを採用しました。
終盤はどうするか?それは少し後の話になりますぜ。
カザンは欧州とアジアとを隔てるウラル山脈のすぐ西に属しており、欧州を首都とする国家として設定されています。
ver1.29において、首都が欧州であることには、覆し難い絶対的な価値があります。
首都が欧州にある国家は、アジア・アフリカに貿易会社を設置、南北アメリカ・オセアニアに植民地国家を作成することができます。
首都がアジア・アフリカであれば、自国首都大陸の貿易会社を設置できないことで大打撃を受け、
首都が南北アメリカ・オセアニアであれば、植民地国家を作成できないことで打撃を受けるため、欧州が絶対的に優位です。
厳密には、オセアニアの植民地国家の価値は高くないため、首都オセアニアと首都欧州の差はほとんどありません。
ただし、ゲーム開始時にオセアニアが首都である国家は存在せず、わざわざ植民を行った上で遷都せざるを得ないというデメリットがあります。
なおかつver1.28において、首都を移転する場合、自国のDEVの半分以上が移転先の大陸のDEVに存在する必要があるという縛りが加わり、よほどの小国*8でない限りオセアニアに遷都することが困難となりました。
欧州への遷都を目指す場合も、元の首都の大陸より欧州大陸にDEVを確保しなければならない縛りの都合、開始時の地勢が欧州に近い国*9でない限り、遷都には相応の困難が伴うことになります。
もちろん、ゲームには抜け穴が付き物で、こちらのページで紹介されている方法や、国家変態のディシジョンを活用することで、アジア・アフリカの大国が欧州に遷都することは可能ではありますが、
抜け穴を通るためにはそれなりの手間を要し、狙いが失敗した際のダメージもあることから、初期で欧州が首都であるに越したことはありません。
なお重ね重ねですが、世界征服最適で知られる国としてオスマンがあります。
オスマンは首都がギリギリ欧州*10に位置していることは、まさしくカザンと合致しています。
オスマンとカザン、どちらがより迅速にインドに辿り着けるか、これは情勢にもよりますが、ティムールが完全体*11でない限り、カザンに分があるように見えます。*12
たとえばポーランドは、貿易会社地域に対し陸から到達するためには、モスクワ・オスマンという強敵を突破し更に東へと突き進む必要があり、
海から到達するためには、いくらか西進しデンマーク等から領土を奪った後、外交技術が7まで上がるのを待つ、つまり二番目のアイデアから遅れて植民を開始してやっとのこととなります。
カザンのようにちょっと南下するだけでインドに侵入できる国や、
カスティーリャのようにいきなり西アフリカに植民し、そのまま喜望峰を周って拡大していける国は、それだけで恵まれた地位にあると言えます。
いかに初期首都が欧州であっても、あまりにも貿易会社地域が遠いと優位を活かすことはできません。
植民地国家は、貿易会社と比べてしまうと地味な要素です。
貿易会社のように交易価値をブーストしないどころか、むしろ植民地国家にシェアを奪われ交易収入を吸われてしまう点で投資効率が悪く見えています。
実は、関税率を大幅に引き上げ諸々の補正を付与することで莫大な関税収入が手に入るようにできるのですが、
関税率の引き上げとそれに伴うLDの安定化には、そなりの時間を要するため、貿易会社ほど迅速に利得を産むことはありません。
ただし、10州を超えた植民地国家は、FL+5、NL+10、交易力+5%、追加の商人と複数のボーナスを与えてくれます。
これらのボーナスを手に入れることは、植民地国家の州からの利得と異なり短期的にも効果を実感できるでしょう。
無論、植民地国家の州はテリトリー汚職に含まれないので「お荷物にならない」という点だけで優秀と言って差し支えありません。
探検・拡張アイデアを獲得した場合に、貿易会社地域よりも優先し植民地国家地域を埋めていく理由はあまりないですが、
そもそも、貿易会社地域は大部分が未開拓州ではなく既存の国家が存在しているため、一通りの未開拓州を埋めた後に植民者がだぶつきがちです。
そのようなときには、不要となった探検・拡張アイデアを破棄する選択肢が有力ですが、代替となるアイデアを確保する君主力が貯まるまでの猶予期間に植民地国家を作っておくのは悪くありません。
今プレイでは植民は最終段階でしか行わず、植民地国家はAIから奪って作成する形としたため、あまり活用する機会がありませんでしたが、隠れたポテンシャルがあることについて言及しておきたいと思いました。
東アフリカへの到達を妨げるのはもはやイエメンのみ。
かつてホルムズの同盟国であったこの国とは既に刃を交えており、停戦明けの再攻撃を準備していました。
誰がオスマンと同盟して良いって言ったんだオラ!
マムルークとの第一次戦争に勝利、ヨーロッパでも着々と拡大し、列強第一位の座を手にしているオスマンと戦うのは早計も早計。
頑張ればイエメンとオスマンを手切りさせるぐらいはできるかもしれませんが、頑張りたくないのが人情というもの。
ここも冷静に別の手を考えることにしましょう。
紅海の向こうのワルサンガリとは、アラビア道路のマフラを叩いたときに交戦したためマップの霧が晴れています。
ワルサンガリに対して海を通じて接していることからクレームが付けられます。
これを利用し、イエメンをスルーしてアフリカに乗り込んでやろうという腹です。
ただちに紅海の制海権の確保が必要になりましたから、インド洋艦隊の整備を始めてます。
しかし沿岸にまともな自治度の領土が無く、水兵不足によりろくに船が作れなくて悲しいです。
また、オスマンのさらなる膨張への抑止力としてマムルークと同盟を結びます。
マムルークはAI設定が非拡大志向ですから、事実上の防衛同盟として役立つでしょう。
もしオスマンがカザンもろともマムルークを殴るときが来たら、状況次第で立ち向かうなりマムルークを見捨てるなりすれば良いのです。
手近な小国を片付けた後、ついにインドの大国との戦いが始まります。
最初の敵はジャウンプル・デリーの同盟です。
特にジャウンプルは色が似ていて紛らわしいので、さっさと始末したいところ。
軍事技術とユニットのpipは互角ですが、
遊牧民の平野部での与ショック補正に加え、二番目のアイデアとして「攻撃」をコンプ済み*13であるため、合計規律115の暴力によって勝利を重ね100点和平を叩き込みました。
ジャウンプルから一本道に州を切り取り、ヒマラヤの南にへばり付いてる小国を始末し一気にベンガルまで突入しています。
AE対策でマールワーと同盟してましたが、結果的にこれは不要でした。
もともとAEの溜まりにくい遊牧民で迅速な征服を心がければ、停戦の都合で簡単に包囲網を組まれることはありません。
むしろ下手に立ち止まると停戦明けからの包囲網が考えられますから、遊牧民の結束の存在も鑑みて止まったら死ぬ回遊魚みたいな連中なのです。
ジャウンプル戦と同じように戦いながら、ベンガルと小国を道路にしてバフマニーにも隣接しました。
なお、さっきから外交マップの画像を出しているのは、政治マップだとジャウンプルと同化してしまうからです。
インド到達から25年でバフマニー・ヴィジャヤナガルにも一撃を与え、南端近くまで到達しました。
まだまだ絶対主義時代には遠く、統治アイデアも取れていないのでコア化は大変なはずですが、razeとNIがビンビンに効いてます。
マールワーとも手切り・始末し、他国とも停戦明けの順繰りに殴っていきます。
第二次ベンガル戦争での勝利により、アッサム地方を一本道で奪いインドシナ方面に接しました。
この方面にも攻め込み、殴れる国を片っ端から殴っていきます。
ひどい地形/無駄に多い同盟/色がジャウンプルの覇権国ラーンナー*14などの影響で、むしろインド本体より苦戦しましたが最終的には勝ったのでセーフ。
なんつってる間に1550年っすよ(笑) あ~あ、列強第一位の辛いとこね、これ
引いた視点のマップに加え、台帳のスクショも紹介して、今回の〆とします。
(どこまでがカザンなのか)ぜんぜんわからん!
やっぱりこっちだね
その気にさえなればどこの国とタイマンしても勝てますが、楽をしたいのでオスマンの相手はまだ後です。
賠償金と金山で支えられてきたカザン経済ですが、貿易会社の稼働で生産収入がマシになってきました。
ここでは、第二回のプレイ内容について上で書ききれなかったことを補足します。
個別和平時に、中堅国以上からは金、小国からは威信を巻き上げることで、数千ダカットの潤沢な貯蓄と100近い威信を保っています。
ただ、相変わらずダカットの使い道がありません。
さすがのインド貿易会社と言えども、征服直後かつ反乱対策で自治度上げを行っていることもあり投資する段階に達していないのです。
基本的にリソースはどんどん投資してリターンを稼ぐべきなのですが、それができないのは辛いところです。
威信は、常にMAXを保つとAE減少に寄与するのが、WCにおいては最も重要な効果でしょう。
三番目のアイデアは「軍量」を採用しました。
屈指の強アイデアの一つであり、数の暴力で戦争を優位に進めつつ包囲網対策にもなります。
また、絶対主義時代の時代目標である「陸軍扶養限界200」を達成するのを大幅に楽にしてくれます。
ただ、お気楽にWCを遂行する上で「必須」という性質のものではなく後に破棄することになります。
私の友人(マムルーク)に知人(黒羊朝)との戦争に呼び出されましてね。
やだなー、面倒だなー、と思いながらも、黒羊ぐらいなら良いかと応じたんですね。
その瞬間、鳥肌がザザーザザーって立ったんです。
なにかと思って後ろを振り返ったら列強介入でオスマンが参戦してたんです。
怖いなー怖いなーって思いながら、友人(マムルーク)がボコボコにされるのを見てたんですが、
講和条件で強要されたのはうちの領土をマフラに返還することでした。*15
閉店ガラガラ
テリトリー汚職・貿易会社の二大失敗仕様と付き合いながら、列強一位になったよ!