各国戦略
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1444年開始時点ではオランダ(ネーデルラント)は存在せず、
オランダ文化の小国(またはブルゴーニュ)により形成が可能な国家である。
NIは貿易に対して強力な構成で、英国海峡ノードに位置していることもあり、
形成後は入植を中心とした貿易で多くの利益を得ることができる。
また、ゲーム的にも「成り上がり」に近いプレイになるため、強い達成感を得られるだろう。
序盤のライバルは、低地諸侯またはブルゴーニュ。
オランダ形成後はデンマーク、スペイン、ポルトガル、フランス等になるだろう。
イングランドとは全体を通してほぼ敵対することになる。
なお、ゲーム内での名称は「ネーデルラント」であり、現在の国家もネーデルラントで世界的に統一されているが、ここでは一般的な通称であるオランダと記載する。
オランダが形成可能な国はブルゴーニュとその同君下位国、HREの3か国があるが、後者2つは個別ページで扱う。
ブラバント・フランダース・ホランド
ユトレヒト・ヘルレ・フリースラント
オランダ形成が可能な国家の中ではダントツで国力が高く、
加えて必要な州のほとんどを同君連合という形で押さえているため、
端的に言えば最もオランダに近い国である。
しかしながら、他の州がHRE圏内のため何度もオーストリアとぶつかる必要がある。
そのため、フランスが友好的である世界線を引くことはほぼ必須。
背中を任せつつ、共にHREに攻め込もう。
イングランド戦に付き合うことで、フランスの拡張もある程度はコントロールできる。
AE次第ではあるが、単独和平でロンドンを奪ってノードの支配率を上げ、国力を上げていくのもアリだ。
特殊な方法としてはHRE皇帝になって安全に低地を平定する方法もあるが、
初期から外交枠が限界で、再現率も低いため、とてもおススメはできない。
たまにオーストリアがすぐに皇帝位を失い、ナッサウのような小国が皇帝になることもあり、そうなると楽に侵攻できる。
また、ブルゴーニュのみ国家形成時の処理が特殊で、フランス地方の州はすべてフランスに譲渡されてしまう。
オランダ形成のみが目的であればそれでもかまわないが、許容できない場合は、
・予めフランスを滅ぼしておく(フランスが存在しなければそのまま保持できる)
・別の国家に変態しておく(ブルゴーニュでなければフランス地方は手放さない)
これらの方法で回避することができる。
フランスの征服にはかなりの年月を費やすため、統治技術が10を越えた後もしばらくは我慢が続くだろう。
別の変態を経る場合、最も手近なのはスイスだろうが、こちらは共和制となってしまうため君主制にこだわる場合は非推奨。
その他近場で狙えるのはGerman regional tagを持ったドイツ地方の地域国家が相当するが、こちらは他のGerman regional tagを持った国家への変態が禁止される。後の変態を考える場合はやはり注意が必要。
なお旧Verでは該当領土を属国に渡すことによりフランスへの譲渡を回避できていたが、現Verでは潰されている。
最大の注意点としては、HRE構成国だった場合、オランダ形成時に自動的にHREを離脱してしまう。
選帝侯になっていれば回避できるが、そこそこ大きな国になると選出されないためそちらは望み薄。
トリーアやケルンが近場と比較的早期の選帝侯「購入」も狙えるものの、6000ダカットはさすがのECとはいえ巨額であるし、彼らの属国化によるAEの拡散も考える必要がある。
変態前に、低地やリューベックノード、バルト海ノードなど欲しいところは奪取しておこう。
また、形成後しばらくするとイベントで専用政体の「オランダ共和制」に変更可能。
Sinaasappel!の実績を取るためにはこの政体への変更が前提である。
大型船強化、交易力強化、そして選挙やイベントで割と簡単にオラニエ派か議会派のバフを受けることができるが、絶対主義の-30が重く、宮廷と国家やポリシーなどで補ってやる必要がある。
なおホラントなどはイベントを待たずして自ら変更することも可能だが、政府改革進捗度の渋い国家であることからイベントを待った方がお得といえばお得。
変態後は世界全体へミッションが広がり、アジア交易はもちろんのこと新大陸やブリテン諸島への進出も要求されることになる。
またオランダ東インド会社の設立も目玉の1つであり、高開発度且つ広域なインド全体を1つの植民地として管理することも可能。
ミッションの都合上スペインやポルトガルは当然として、最終的にはフランスとも敵対することとなってしまう。
ヨーロッパ内での拡張がやや難しめではあるものの、いずれ訪れる決戦には備えておこう。
プレイスタイルにもよるが、フランス侵攻は最終的なお楽しみとし、
仲良くしつつ、低地征服のお手伝い&入植して交易力を生かすことを優先するのがおススメ。
またイベリア勢とは基本的には敵対することとなるため、彼らとの陸戦を任せられるという点でもやはりフランスとの同盟が望ましい。
一方バルト進出の際にはポーランドやスウェーデンも便利ではあるものの、東欧での拡張を強く考えない場合は防衛同盟となってしまいがち。スペインをライバル視してくれた際にはこの限りではないが。
なおキリスト教圏外に目を向ければオスマン帝国という大国もあるものの、中盤以降鳴りを潜めてしまう彼らと中盤以降が本番なオランダとではパワースパイクにややズレがあり頼りづらい。
WoCを導入していれば様々なイベントが追加されるのも魅力的。
いくらか例を挙げてみると、
・私掠船による財宝船の拿捕をトリガーとする一連のイベント。新大陸の金に頼りがちなイベリアを簡単に壊すことができてしまう。
・アジアの沿岸CoTへの請求権。異端・異教寛容度が高くなりがちな点や便利な専用小型船を持つことから、管理もそれほど難しくはない。
・史実著名人による割引顧問の発生と威信。余った威信は君主点に割り振られるため、実質的には君主点獲得イベント。
また以下の2種類の専用海軍ユニットへアクセス可能なことから、海戦は非常に得意。
・VOC Indiamen(小型船)
大砲を増やし兵員輸送も可能とした小型船。普段は私掠や交易保護に就かせつつ、戦時には戦力としても輸送船としても輝く。
早期から使用可能で維持費も安く、戦時非戦時どちらでも活躍すると非常に便利な海軍ユニット。
他国と異なり輸送船にFLを割かなくとも良くなり、また十分な戦力を持っていることから"輸送船の護衛"を考える必要もなくなる。
数さえ揃えれば内海補正を受けたガレー船団にも負けないが、さすがに同数の大型船団に勝てるほどではない……が、
市民特権により交易力と海戦のどちらかに傾けさせることも可能で、後者を選択すると並の国家の大型船程度には負けなくなる。例外はイングランド。
・Man-of-war(大型船)
耐久力の高い大型船。ただでさえ強い大型船を更に強化してしまったもので、当然ながらこれを揃えられれば海戦で比する敵は存在しなくなるも同義。
本来はイングランドの固有ユニットであるものの、同君ミッションの達成によってアクセス可能となる。
しかし開放される頃には既に十分すぎるほどの海軍戦力を有している場合も多く、強力なユニットである反面上記VOC Indiamenほどの活躍は難しい。
これら強力な海軍を持つ反面陸軍はNIやミッションよるカバーが乏しく人的資源にも恵まれないため、アイディアやポリシーによる強化は当然として、同盟構築も考える必要がある。
上述の通りフランスやスウェーデン、ポーランドといった陸戦強国を上手く使い、海上帝国を目指そう。
統治系
拡張:できるだけ早く足場の島を奪って、インドネシアまで足を延ばしたい。
人文:かなりの数のミッションが、このアイディアをコンプリートするだけで容易に進められる。どちらかといえばロールプレイが好きな場合。
宗教:新教改宗や入植・勅許会社からの即時聖戦のお供に。どちらかといえば実利なプレイが好きな場合。
基盤:農地だらけの小さな本国との相性高め。全体的にポリシーも強く、特に宮廷との絶対主義+10は強力な市民特権が並ぶオランダにとってありがたい。
統治:入植をあらかた終えた後の乗り換え先。民族主義や帝国主義といった強力なCBに間に合わせられれば、ヨーロッパ統一も夢じゃない。
外交系
探検:他国に先駆けアフリカを! 象牙海岸やケープといった要所を領有していないとミッションが進まないので優先度高め。
宮廷:広域な交易会社故に進まない政府改革を後押ししてくれ、階級特権も扱いやすくなる。外交や影響、諜報などと食い合っているので選択式か。
影響:属国を利用しての解体がお望みならば。なおイングランドに関してはディシジョンで併合できるためそのためだけに選ぶ理由にはならない。
諜報:AEの散りやすいHRE構成国のお供。早期からドイツでの拡張を考える場合に。
外交:序盤はHRE諸侯への関係改善に役に立つし、地味に時間のかかる新大陸やアジア諸国への外交派遣ストレスを減らしてくれる。
軍事系
富豪:政府改革を早めてくれたり、開発コストを下げてくれたりと、軍事系でありながら内政に向いた効果も備える。
防衛:ミッション報酬により低地地方に限り農地要塞ですら非常に堅固になり、防衛アイディアをコンプリートしていればこの補正が2倍に。実績解除のお供にも。
攻勢:包囲能力+20%はミッション完了後の防衛顧問Lv4相当。また基盤や交易と合わせることで連隊移動速度も上昇するため、ストレスのないプレイを目指すのであれば。
軍質:これ1つだけでフランスと殴り合えるようになるわけではないが、とはいえ最低限の軍質は確保しておきたい。
軍量:イングランド同君後のディシジョンによる疑似変態を済ませれば多少の軍質は備えるようになるため、となれば次に欲しいのは軍の数。
傭兵:実質的に専用改革であるT5の州軍/Staatse Legerを採用する場合、傭兵雇用時に軍熟練度を減少させなくなるため、常備軍の軍質と傭兵の頻繁な雇用を両立できる。
アイルランドNoCBのようなことをしない限り、立地的に植民開始はやや遅れる。
ただしそれはあくまで開始時期の話であり、議会を持ち金銭的にも恵まれているため入植速度自体はトップクラスに早く、他国では非現実的なほどの並列入植も可能。
新大陸はミッション達成及びその後の種地程度に留め、アフリカやアジアといった旧大陸側への入植を急ぎたい。
予めそれらの地方を抑えておけば後発になりがちなフランスとの仲違いも避けられ、であれば新大陸の植民地は他国を殴り巻き上げれば良く、自身は旧大陸の植民地化に注力することができる。
またイングランドが弱まれば後の同君戦争の際に有利であるし、北の脅威を小さくすることでフランスと安全にスペインを殴ることができる。
金と海軍にこそ恵まれてはいるものの陸軍に恵まれないオランダにとってフランスのような陸軍強国は命綱そのものであり、
それらを頼りづらいヨーロッパ外での戦争までには予め強化しておいたほうがいい。
もちろんヨーロッパ外でも同じように各地にいる強国を頼るのも選択肢のうちの1つ。
同盟、軍隊、領土……ほとんどの問題は金で解決できるのだから。
ホラント/オランダ | 王冠連合 | |||
項目名 原語 | 効果 | 項目名 原語 | 効果 | |
![]() | 水兵数+25% | ![]() | 交易効率+15% | |
海軍扶養限界+50% | 与射撃ダメージ+10% | |||
アムステルダム銀行の設立 Found the Amsterdam Wisselbank | インフレ削減+0.1/年 | 将校地位購入制の改革 Reform of Commission Buying | 規律+5% | |
オランダの貿易精神 Dutch Trading Spirit | 商人+1 | 初期の工業化 Early Industrialization | 交易品生産量+20% | |
交易範囲+10% | ||||
干拓地 Polders | 開発コスト-10% | 提督の命令 Instructie voor de Admiraliteiten | 海軍提督射撃+2 | |
海兵隊扶養限界+25% | ||||
提督の命令 Instructie voor de Admiraliteiten | 海軍提督射撃+2 | オランダの貿易精神 Dutch Trading Spirit | 商人+1 | |
海兵隊扶養限界+25% | 交易範囲+10% | |||
人文主義の受容 Embrace Humanism | 異端寛容度+3 | 工兵隊 Army Sappers | 攻囲能力+10% | |
工兵隊 Army Sappers | 攻囲能力+10% | アムステルダム銀行の設立 Found the Amsterdam Wisselbank | インフレ削減+0.1/年 | |
小隊射撃 Platoon Fire | 陸軍射撃ダメージ+10% | 丘の上の町 City Upon a Hill | 植民地人口増+20 | |
関税+15% | ||||
![]() | 交易効率+15% | ![]() | 海軍士気+15% |
連合後はNIが強化される……わけではなく、順番が入れ替わった上で一部がグレートブリテンのものに置き換わっている、文字通りの連合NIとなっている。
ホラント、ユトレヒト、へルレ、フリースラントのいずれかで開始し、オランダを形成する。
オラニエ派の君主の支配下で100%の共和的伝統をもち、中国の領地を所有する。
オランダ、またはオランダだった国として、低地地方を全て領有し、要塞防衛補正を50%以上とする。
4つのノードで交易会社を作成し、50%以上のシェア支配によるボーナスで商人を4人得る。
ヨーロッパに位置する国家で開始し、アデン、ホルムズ、マラッカを所有する。
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