各国戦略
本ページの内容は、ver1.29.4で確認されたものです。
史実では明を倒し、中華を支配した最後の王朝を建国した勇猛な民族のはずが、このゲームにおいては存在感が小さい。
明の強大さや、満州族が分裂状態にあることも相まって、もっぱら朝鮮、のちにはロシアの草刈り場と化し、清どころかその前段階の満州すら建国されない有様であった。
しかし、1.29アップデートに伴い、大幅に要素が追加されるとともに、明が弱体化、清への変態も格段に現実的になった。
満州族の国家は全部で5つ*1あるが、最大の国力を持つのは建州であり、史実でもこれが後に清を建国するので、この国家でのプレイを想定する。
さて、女真は遊牧民であり、そのため開始1か月で戦争することができる。
その相手としてお勧めなのは中央のウデヘだ。この国は中央に位置する都合上、同盟の候補が少なく、戦争を仕掛けられるようになった時点でも孤立していることが多い。
なので、11月のうちに適当な同盟国*2を作り、ライバルにウデヘ、東海、海西を指定する。
NIを統治に指定、侮辱と禁輸でPPを上げるのも忘れずに。
ウデヘ自体は建州の、というか野人以外の女真族の国力ならば難なく倒すことができる。
問題は便乗参戦であり、ウデヘの主力軍が壊滅すると、これを好機とみた周辺国が一斉に攻撃するのだ。
しかしこれを利用し、ウデヘを属国化すればウデヘに攻撃した国と防御側で開戦できる。
例えば海西は同盟が多く、多いときは同盟を3つ抱えている時すらあるので、この方法は非常に有効である。
問題はこの後、いかにして拡張するかである。満州を建国するには)、建州が初期で保有する吉林(jilin)と、海西の持つ琿春(huncun)、加えて20以上の満州文化州を保有しなければならない。
各国の女真文化州は7(建州,東海),6(ウデヘ),5(海西),3(野人),2(朝鮮,明)
つまり、必要州を考えないでも自国とウデヘ、あともう二か国と闘う必要がある。
特に建州では、野人とは離れているので東海と海西、朝鮮を食うことになる。
特に東海は弱点として国内に要塞を持たない、つまり首都以外すべてすぐ占領可能であり、単時間で個別和平できるので同盟国として参戦して来た時は離脱させやすい。
オイラトと同盟することもあるが、オイラトは明と抗争して参戦しないことも多いので気長に待つか、釣りだして同盟を切ろう。
また、朝鮮を攻めるのもお勧めだ。国境に山岳要塞があるためこちらからは攻めず、敵がこちらの州の包囲を試みる度に撃退、戦力を十分減らしてから包囲にとりかかろう。
但し、朝鮮は名君がいるために軍事技術が4になるのも早い。幸い同盟国がいることは少ないので、こちらの軍事技術が4になったタイミングで殴るとよい。
朝鮮を殴る一番のメリットは女真文化の、非常にDEVの低い州を2州持っていることで、満州建国でコア州が得られるとき、すでに領有している州にはコア州が付いてこないので、建国時までにコア化する州はできるだけ貧しい方が良い。
小技として、敵の同盟国に野人がいる場合、ソロン戦に州を約束して野人を参戦させる。この上で海西に戦争を仕掛ければ野人は戦争に参加できない。
満州建国によってNIが強力なものに切り替わるほか、莫大なコア州が得られる。
以下は、周辺諸国の扱いを記す。
満州諸国を滅ぼすと同盟候補を失い、大幅に弱体化するので征服自体は簡単。
民族も宗教も違うので征服してもうま味はないので、一度全土併合して、略奪をした後に開放して辺境伯にする。
明との戦争時、この辺りはよく占領されるので、ここを自国領にしないでおくと戦争疲弊も抑えられる。
コア州があるので征服する。ソロンは和平で相手が承諾を渋るからと言って全土併合しないでおくと、シベリアを移動して攻撃できなくなるので注意。
ニヴフは樺太を攻めるのが難しいので、そこは残してかまわない。
後で朝貢国にして天明を稼ごう。
地味にDEV120を抱える中堅国。上でも説明したので戦術面は省略。
領土割譲の際は、一戦目に漢城をとらず、賠償金や侮辱にとどめる。
朝鮮は君主力を持て余しがちで、これを漢城の開発につぎ込むため、二回戦のころにはdev20台になっており、そのうえで略奪すると、より多くの君主力を得られる。
満州を統一すれば十分倒せるレベルなので、略奪と賠償金狙いに戦争する。
略奪し終えた州は辺境伯のホルチンに与えるとコア化コストを支払わないですむ。
明戦のタイミングは2つ、一つは明が最初の改革を通すときで、天命が80を超えたあたりから朝貢を拒否し続けると、勝手に明から朝貢を切ってくれる。
この場合は1960~80年代に戦うことになるため、満州統一ミッションによる士気上昇や、強力な将軍という強みがあり、また明の軍質は低くなるために楽に勝つことができる。
この場合、清になるタイミングは慎重に考えないといけない。
なぜなら、清になると明の国難である「北方遊牧民への無防備な国境」が終了してしまい、
低天命によるペナルティからも解放される*3ので、かえって明を助けることにつながりかねない。
2つ目は、李自成の乱が発生し、明が崩壊したタイミング。
中国が分断されているので兵隊が少なく、代わりに敵の軍質が相対的に高い。
こちらは初心者お勧めだが、賠償金額が少ない、天命剥奪CBが使えず奪える州が少なくなる難点がある。
また、現verといえど、確実に明が崩壊するわけでないというのも不安要素か。
どちらにせよ、満州はミッションで山海関を抜くことができ、南方の呉・越・大理も属国化できるため、ここからは大味な征服を展開できる。
ちなみに、天明が低いことは参戦要請のマイナス要因にはならないが、戦争時の戦意を非常に下げる。
つまり、明と100点講和をすれば通常再戦まで15年かかるが、講和直後に明の朝貢国に宣戦すると、明はその参戦要請には応じるが、戦意が低いのですぐに白紙講和できるので、停戦を大幅に短縮可能で、明を素早く解体できる。
明が崩壊することはプレーヤーにとって通常好ましいが、小国が乱立しすぎると包囲網の危険が高まる。
明を大規模に崩壊させたくない時は、初戦で呉、越、順のコア州を奪い、開放する。
明はそれらの国を朝貢させるので、イベントの条件を満たさなくなり、李自成の乱や呉越の辺境伯としての独立イベントは発生しなくなる。
ミッションに従って行動すれば、中華全域にコアを獲得できるので、中盤以降の征服は極めてスムーズに行えるだろう。
最終的に、乾隆帝の十全武功を達成するところまでがミッションの流れとなる。