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オマーンはアラビア半島東端部に位置しており現在にまで存続する由緒正しき国家である。
最盛期である19世紀にはペルシア湾から東アフリカまでを支配する一大海洋帝国を築き、あのポルトガルやサファヴィー朝ペルシアなどとも渡り合った歴史を誇る。
しかしながらEU4におけるオマーンは1444年時点では周囲をホルムズ・スルタン国に囲まれた内陸の小国であり、以下のような周辺国に比して異質な特徴を持つ。
この記事では初期でイバード派を信仰する3国(オマーン・パテ・ムザブ)のみで解除できる難関実績「The Third Way/第三の道」の解除を目標とする。
The Third Way/第三の道 英Wiki難易度:Very Hard
初期でイバード派を信仰するいずれかの国でスタートし、国教を変えることなく全てのスンニ派とシーア派のプロビを消し去る(注:スンニ派の未入植地にも入植・改宗する必要あり)。
またDLC Golden Centuryで有効化されるマイノリティの追放/Expel Minoritiesによって新大陸に放逐されたイスラム教プロビも対象となる。*1
この実績の挑戦に他2国ではなくオマーンを選ぶ理由としては以下の2点があげられる。要するに実績の対象のイバード派3国の中で最も楽である。
1.32アプデではさらなるモニュメントの追加、戦勝点・AE・OEの減少、アフリカの有力変態先の追加などが行われた。一方で東アフリカ方面の国の強化、オスマン・ティムールの拡張速度上昇といった変化も確認されている。1.31と比較して大局的には易化したとみられるが、大国の動向次第で進行が停滞しやすくなったという点は留意したい。また、AIの好戦性が挙がっているため同盟が弱いと被宣戦のリスクが高い。ライバル指定をうまく活用し、慎重に外交を行うことを推奨する。
ホルムズ/Hormuzが確定でライバル視してくるので忘れずにこちらも指定し、軽蔑的侮辱/Scornful insultを送る。
Ver1.32からはライバル指定の閾値が下がったのか、ヤス/Yasもライバル指定してくるようになった。
初手の宣戦先はホルムズかヤス/Yasの2択であるが、ホルムズ内にはオマーンの中核州があるため開始すぐ宣戦可能であり、講和後の領土をすぐに出力に変換できるという点でもホルムズに宣戦したい。
ダワーシル/Dawasirは初期で婚姻が可能な場合が多く、婚姻を結べば高い確率で同盟してくれる。ハサー/Haasaも関係改善すれば同盟に応じてくれることがある。この2国は領土約束/Promise Landによりホルムズ戦に呼ぶことができるので、どちらかとの同盟を推奨する。ただし、うっかりヤスをライバル指定してしまうと同盟してくれる国がいなくなってしまうことがあるので、ライバル指定は慎重に。
最初から3階級全てに君主点特権をそれぞれ与える場合は、封建的神権制の能力と布告によって開発コストを下げて開発に必要な君主点が最も安いプロビを1回開発→忠誠均衡値が50%以上になるように特権渡し→土地売却→土地没収→君主点が溜まり次第もう1回開発の流れで行う。直轄領/Crown landが少ない状態で発生する可能性がある階級の法的権利/Estate Statutory Rightsのイベントは下の選択肢「特権を与えない」を選ぶ(ホルムズ戦に勝てば大きく直轄領が回復するため)。
特筆すべき有用な特権として、聖職者の拡張主義への熱狂/Expansionist Zealotry(異端・異教との戦争時陸軍士気+5%、聖職者の忠誠均衡値+10%),宗教学派の設立/Establish Religious Schools(学派/Scholarの招聘に統治点を消費しない),学派へ地方居住権を与える/Grant local Residence to Scholar(任意の学派を招聘でき、ディシジョンで20年ごとに切り替えできる)がある。
また議会を開催/Summon the Dietすると高確率で周囲のイバード派の州を獲得する議題が出るので可能ならばそれを選ぶと良い。
可能になり次第安定度を1上げる。ホルムズ戦終了後だと宗教統一度が下がるので講和直前にするのがベター。
以上の操作を済ませたらダワーシルかハサーと同盟して、ホルムズの同盟網が広がる前にできるだけすぐに宣戦する(CBはマスカットの再征服)。このときホルムズがマムルークなどの大国と同盟していたり、2つ以上の同盟国がある場合はリセット推奨。
まずは傭兵団と常備軍を結合し、ホルムズ/Hormuz州対岸のカワシム/Qawasimを占領し焦土化/Scorch Earthする。その後、士気の回復を一月待ってバーティナ/Batinahまたはバライミ/Baraimiに軍を動かし、ホルムズ軍がホルムズ州から渡ってくるのを確認しつつ、ゆっくりタイマーを進める。ホルムズ軍の移動がロックされた瞬間にカワシムへ移動する。すると焦土化により敵の行軍速度が半分になっているため、こちらがカワシムに先着し海峡ペナルティの-2を敵に押し付けることができる。士気や兵数でも恐らくこちらが優勢であるため、余程相手の将軍が優秀でない限りはこの戦いで敵を殲滅することができる。(敵に逃げられたら恐らく敵同盟国軍と合流されるので、こちらも同盟国と合流して迎え撃つ。)
敵を殲滅したら、各プロビを迅速に包囲しマスカットの要塞包囲に移る。途中適当にホルムズ軍や敵同盟国軍を撃退し、マスカットが落ちたら敵同盟国を落としに行く。ホルムズに対しては上記の海峡ハメを利用して1~2kの兵の撃破を繰り返し、戦勝点を稼ぐことが重要。また、敵同盟国と100点に近い講和ができるようならその国を属国化しておくと、この後敵の同盟に悩まされる展開を減らすことができ、速やかなアラビア半島の侵攻につながる。戦争の終わり際にバルーチスタン/Baluchistanとティムール/Timuridsに対してスパイを送り講和後即請求権を付けることができるようにする。マスカットを占領し、ホルムズ軍をある程度撃退したら敵首都を攻略していなくてもホルムズとも全土併合可能な戦勝点(95%程度)での講和ができるはずだ。講和では場合に応じて同盟国とホルムズ領を折半し、なるべく全土併合+即金で講和する。ホルムズのプロビはマスカットの要塞を落とし、戦勝点を戦闘で稼いでいれば獲得できる。獲得した中核州は忘れずにステート化しよう。
Ver1.32では敵が積極的に軍を出してくるようになっており、単独での勝利はやや難しくなっている。開幕で敵をせん滅したら速やかにホルムズ以外のプロビを湧きつぶしするとともに、同盟国と連携することを心がけたい。また、ハイエナ参戦もかなり多くなっているため、敵同盟国の属国化の判断は注意。
さて旧領を回復したオマーンであるが、現在のオマーンは課題塗れである。というのも、
従ってオマーンの中期目標としては
この4点が主題となるだろう。このうち3.に関しては宗教アイデアを取り、ステート化・布告・文化受容などを駆使して改宗を進めることで対応する。
1.、2.、4.を達成するには周辺地域へ拡大する必要がある。従ってまずは周辺諸国を可能な範囲で食べ、国家変態と仮想同盟国に近づく動きをする。
☆印が次項で開発の候補として挙げた3州
これらの国のうちいくつかを倒したら、開発する土地を選定しよう。
また国家とは関係ないが、アデン湾及びザンジバルノードに進出した際、各ノードでの交易力を上げる補助として小型船を建造しておくと収入の増加が期待できる。
一般論として制度受容のための開発は、「開発コストを出来るだけ下げ・首都ステートであること・値段の高い産物があること」が望ましい。オマーンが簡単に積み重ねることのできる補正は、
首都補正、布告、繁栄、ミッション2-2、商人階級の忠誠60%以上、商人階級の独占交易権/Exclusive Trade Rightsの特権(cotのあるプロビのみ)、Lv2以上のcot、封建的神権制の能力(首都のあるステート内にのみ適用)、イスラムの学派「マーリク派」、黄金時代などが挙げられるため、できる限りcotに遷都して開発するとよい。(とはいっても、全て揃えるのは困難なのでこのうち4~5つ程度を満たせれば妥協して良い。)また後述する文化シフトからの国家変態戦略も考慮して、特定の文化のプロビを開発したい。これらを踏まえてオマーンが比較的獲得しやすい州の中で制度受容におすすめの開発ポイントを3つ紹介する。
①ホルムズ/Hormuz 交易品:宝石 地形:乾燥地帯/Drylands
乾燥の補正がないプロビであり、最初期に手に入れることができるため繫栄のボーナスも比較的簡単に受けることができる。交易品も優秀で、まだイベントの発生時期によっては「ファセット/Faceting」のイベントが発生する可能性があり、交易品生産量と交易額にボーナスが得られる。デメリットは国家変態に貢献しない点。
ちなみに、マスカット/Masqat州(現オマーン国の首都)もホルムズノードのcotで産物も同じであるが、地形が沿岸砂漠/Coastal Desert(開発コスト+35%)であるため仮に封建的神権制の効果の開発コスト-20%をホルムズに適用できなかったとしても乾燥地帯(開発コスト+5%)のホルムズの方が開発コストが安くなる。マスカットにせよホルムズにせよ初期首都から遷都することは同じなので、開発制度受容をルネサンスの発生後すぐ行う場合やほかの好ましい土地を確保できない場合はホルムズが開発に最適なプロビであると言える。
②ザビード/Zabid*2 交易品:コーヒー 地形:海岸線/Coastal
乾燥の補正がない海岸線のプロビで、ステート内のイエメン文化の比率を上げるのにも有効。イエメンに変態するならば有用。
③バンダレ・レンゲ/Bandar Langeh*3 交易品:香辛料 地形:乾燥地帯/Drylands
乾燥の補正がないプロビで、ペルシア文化の比率を上げるのに有効。ペルシア文化を受容していないと布教が難しく、また獲得難易度も他の2つに比べると高い。他の2つと違う点としてこのプロビには交易中心地が無く*4、独占交易権とcotからのボーナスの開発コスト-20%の恩恵を得られないことが挙げられる。ペルシア・ムガルへの変態を狙うならおすすめ。
このほか、獲得できればバグダード/Baghdadやキルワ/Kilwa、モンバサ/Monbasaも候補に入る。目的に応じて臨機応変に土地を考えておくと良い。
前章の解説で察した方もいるかもしれないが、この戦略では次なる目標としてEU4において非常に強力な交易ノードであるザンジバルノード/Zanzibarへの進出を目指す。というわけで、アラビア南端部を侵略し終えたら東アフリカ方面に拡張し(ミッションで得たモンバサの恒久的請求権やパテ/PateへのNoCB宣戦などが活用できる)、交易の基盤を整えつつ(必要に応じて交易首都をザンジバルノードに移す)、獲得した領土のステート化と改宗を行い、マムルークと対峙する国力を付ける。植民をするのであればケープ/Capeの植民地を完成させ、交易会社に入れて交易力を強化することでザンジバルノードを擬似終端ノード化しつつ追加の商人を確保できる。それが終わればいよいよ中盤の山場、マムルーク戦だ。とはいっても、エチオピアとオスマンを誘えるタイミング(場合によってはチュニスや黒羊朝などでも可)を見計らい攻撃を仕掛けるだけだ。
マムルーク戦では聖地メディナ/Medina・メッカ/Mecca(両方領有することで、2聖都の守護者の補正で宣教師+1)及びエルサレム/Jerusakemを最優先で奪おう。メッカのモニュメントカアバ神殿/Kaaba*5はLv3まで強化することで他宗教に対する戦勝点コスト-10%の効果を得ることができ、孤立宗教を信仰するこの国にとっては征服活動において非常に有用だ。また、エルサレムのモニュメント聖都エルサレム/Holy City of Jerusalem*6は最大レベルで対異端改宗強度+3%、宣教師+1の効果を持つため、改宗のためになるべく早めにアップグレードしたい。現状ではオスマンの侵攻スピードが速いため獲得が難しくなることも多いが……
征服の進行と別のポイントとして、宗教改革の時代に入ったらできるだけ早く他宗教への戦勝点コスト-25%と改宗による開発度当たりの威信+0.30の各時代ボーナスを取るべきである。そのためにも属国や小国に対する改宗の強制、10プロビ以上の改宗、宗教アイデアの取得は早めに済ませよう。出来れば前時代のうちに達成しておくと良い。
ザンジバルを抑えマムルークを撃破したら、列強上位に食い込むには十分な国力となっているだろう。あとは交易経路の流れを意識し、各所のスンニ州を回収して資金力をつけつつ、国家変態戦略を取るならばEnd-Game-Tagへの変態を目指そう。スンニ州が存在する地域は北はタタールから南は東アフリカ,西はモロッコから東はインドネシアと幅広いので、多方面で同時に50以上のAEを抱えてしまわないよう征服は地域を決めて集中的におこなうべし。交易収入が心もとないのであれば、実績達成に関係のない土地ではあるがインドでの征服活動も行うと良い。沿岸を集中的に手に入れて交易会社を設立し、商人で誘導しつつ小型船を働かせれば全土を抑えなくても中々の交易収入を得られるはずだ。
征服系実績のほとんどに言えることだが、本格的な大拡張は絶対主義の時代に入ってからである。あせらず着実に絶対主義を上げて、有り余る経済力で残りのイスラム国家やイスラム州を持っている国々を蹂躙しよう。実績達成の補助として、アルハンブラ宮殿/Alhambraやバンコク大宮殿/The Grand Palace of Bangkokなどの優秀なモニュメントの獲得、イスラム統一/Unify Islamnのディシジョンの達成、覇権/Hegemonyを目指すのも良いだろう。何度も言うが広い領域を征服する必要のある実績なので、実績に不要な土地(主にインド・イベリアやモニュメントのある土地など)に侵攻するかどうかは自分の拡張の腕前とよく相談すること。包囲網対策は主に侵攻予定外の欧州・インドの国と同盟する、スンニの大国は停戦サイクルに入れて解体することで行う。同盟先はオスマン戦の役に立つオーストリア、コモンウェルス、ロシアといった国家が有力候補だ。最終盤ではスンニの交易会社プロビや植民地プロビを保有しているヨーロッパ国家とも戦う可能性があることを想定しておこう。
The Third Wayの実績に関する拡張や植民の小技などについては各国戦略/ムザブにも詳しく書いてあるのでそちらも参照してほしい。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 |
![]() | 海軍士気+15% | 士気+15%は並以上だがいかんせん海軍系補正である。 | |
海軍維持費-20% | 船を増やしやすいのは助かるがいかんせん海軍ry) | ||
地方商人の特権 | Local Merchant Preference | 交易誘導+33% | 33%は交易誘導+のアイデアを持つ国の中ではトップの値である。グジャラートやアデン湾ノードから商人を使って誘導する際にとても役立つ。後半までNIを残す場合は商人の連結・迂回をうまく利用することで収入に大きなバフを得られる。 |
材木の安定供給 | Securing Timber Supplies | 艦船建造期間-10% | またも海軍系補正である。海軍系補正の中で見てもこれは微妙。 |
不信心者の協会 | Association With Unbelievers | 水兵数+10% | 水兵プールが増えるのは小型船などで海軍を駆使する戦略では役に立つが、10%は弱い。 |
異教寛容度+2 | 不穏度低下+宗教による収入ペナルティの緩和はありがたい。ズィンミー階級を活用する場合は相乗効果で強力。東南アジア方面やアフリカ方面で力を付ける過程で特に役に立つ。 | ||
港の安全の確保 | Port Security Improvements | 交易効率+10% | ザンジバルノードやホルムズノードは交易的に優秀なノードであり、交易収入の寄与が大きいオマーンの財政においてはありがたい効果である。 |
造船ギルドの廃止 | End of the Shipbuilding Guilds | 小型船コスト-15% | 交易中心の経済を構築する場合は私掠船・交易保護の用途に使える小型船にバフが入るのは嬉しい。なお海軍系補正ry) |
水兵維持費-5% | 普段見慣れないマイナーな補正で、交易保護などの任務に従事している船がある場合、毎月の水兵の消費量を減らしてくれる。ぶっちゃけあってもなくても変わらない程度の補正である。 | ||
熟練した艦長 | Skilled Captains | 海軍提督機動+1 | 海戦・交易系任務において重要な能力の提督の機動に保証が付くのは良い。 |
交易の拡大 | Expansion of Trade Contacts | 商人+1 | 商人の頭数が増えるのは中盤までのステート化を重点的に行う段階においてはありがたい。後半になるほど寄与は小さくなる。 |
![]() | 海上封鎖効率+33% | これも非常にマイナーな補正である。dev当たりの海上封鎖に必要な船の数が減る。これいる?(辛辣) |
総評:全国家の中でも指折りの酷さの素晴らしいNIである。陸軍系補正が一切ないため、このNIを使い続けるつもりであれば軍事系アイデアによる陸軍強化が無いと陸戦での苦戦は必至だろう。私掠船や交易保護の仕様を理解しており海軍を活用できるプレイヤーや史実オマーン帝国のRPをするプレイヤーにとっては面白いNIかもしれないが、そうでない場合は後述する国家変態戦略を参考にNIを変更することを強くお勧めする。
ここでは、オマーンの変態先として有用な国とそのNIを紹介する。基本的に文化シフトを前提としているので、ステート剥がし・文化転向・開発・遷都+テリトリーや属国からの開発度の集中によって対応しよう。各国家の名前のリンクは変態条件につながっている。
※★のついているものはEnd-Game-Tag
文化シフトの難易度が低く、必要な土地も狭い範囲に集中しているためゲーム序盤での変態がやりやすくかつNIをそこそこのものに変えることが出来るのがメリット。また、開発300に満たない段階でも公国ランクから王国ランクに昇格することができる。封建的神権制が外れない点も良い。End-Game-Tagで無いので、それらになる前のつなぎの変態先として優秀。
ミッションはこちら
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 歩兵戦闘力+10% | |
主義思想の伝播速度+10% | ||
アル=ヤマン,幸福のアラビア | Al-Yaman, Felicitous Arabia | 交易品生産量+10% |
アラビカコーヒー | Coffea Arabica | 交易力+10% |
紅海の支配 | Control of the Red Sea | 交易効率+10% |
イエメンの建築様式 | Yemeni Architecture | 威信+1/年 |
イエメン部族の統一 | Uniting the Yemeni Tribes | 人的資源+10% |
イエメン貿易港の推進 | Promoting the Yemeni Trade Ports | 商人+1 |
外国大使館 | Foreign Embassies | 外交官+1 |
![]() | 生産効率+10% |
政府改革50点を消費してイクター制/Iqtaに政体を変更し、安定度1を支払う必要がある。変態条件はイクター制かつカイロを中核州として領有しマムルークが存在しないことで、文化シフトも必要なく条件としてはかなり緩いが封建的神権制を失ってしまう。この国への変態の大きな特徴として、帝国ランクであっても王国ランクに戻るという仕様がある。後述するルーム・セルジュークへの変態に使える可能性がある*8という点、あるいは単純にNIを変更できるという点で見れば、利用価値があると言ってよい。
ミッションはこちら
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 騎兵戦闘力+10% | |
交易誘導+25% | ||
紅海交易 | Red Sea Trade | Global交易力+5% |
交易範囲+10% | ||
我らの偉大さを示す記念碑 | Monuments to our Greatness | 威信+1/年 |
新たなマムルークの購入 | Purchase New Mamluks | 人的資源回復速度+15% |
陸軍改革 | Reform of the Army | 規律+5% |
農民制度の改革 | Reform the Fellah System | 生産効率+10% |
相続法の改正 | Reform of the Succession | 安定度コスト?15% |
港の独占 | Monopoly Ports | 交易効率+10% |
![]() | 州からの交易力+25% |
変態しても封建的神権制を失わないことがメリット。変態することでムガルなどいくつかの変態先を失うが、End-Game-Tagに近いレベルの強力なNIを手に入れることができる。インド方面への進出が厳しくムガルへの変態が厳しいと感じたりティムールに先にムガルに変態されてしまった場合の選択肢、ルームやヒンドゥスターンへの繋ぎとしてもあるいは最後まで使う国家としても有用。
ミッションはこちら
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 陸軍士気+10% | |
騎兵戦闘力+15% | ||
キジルバシュ | The Qizilbash | 人的資源+15% |
ペルシア絨毯の生産の奨励 | Encourage Persian Rug Production | 交易品生産量+10% |
奴隷軍人の設立 | Found the Ghulams | 規律+5% |
シルクロードの改善 | Improve the Silk Road | キャラバン力+20% |
芸術振興 | Encouraged Art | 生産効率+5% |
威信+1/年 | ||
灌漑技術の促進 | Promotion of Irrigation | 人的資源回復速度+10% |
王領の拡大 | Increase the Crown Lands | 税収+10% |
![]() | 士気回復速度+5% |
非常に征服向きのNIと言わずと知れた文化同化のシステムが強力。クシュ文化の同化で宣教師+1、また文化同化で実質的に布教強度+2%を得ることができ、広い範囲の改宗が必要なこの実績とすこぶる相性が良い。変態条件は主要文化がイラン文化圏*9かつデリーが必須であとはドアバ・中央ドアーブ・ラホールのうちいずれか1州を中核州として保有することであり、比較的緩い条件である点も好印象。ただし、変態時に政府改革Tier1がインド・スルタン国に変更され、封建的神権制を失ってしまうことは留意しておくべきだ。
ミッション(DLC Dharma導入済の場合)はこちら
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 騎兵戦闘力+20% | |
コア化コスト-25% | ||
ジャーギールとマンサブダーリー制 | The Jagir and Mansabdari System | 規律+5% |
聖職者の統制 | Control over the Clergy | 不穏度-1 |
イバダット・カーナ -礼拝の家 | Ibadat Khana -House of Worship | アイデアコスト-10% |
インド人パーディシャー | An Indian Padishah | 軍事ポリシー自由枠+1 |
ザブト制 | Zabt System | 税収+10% |
ムガル建築 | Mughal Architecture | 威信+1/年 |
アーラムギールの教令集 | Fataua - e - Alamgiri | 安定度コスト-10% |
![]() | 技術コスト-5% |
変態しても封建的神権制を失わない。ラージプーターナーはコアコスト減と非常に軍事寄りなNIを持ち、変更できるNIとしてはとても優秀な部類である。ヒンドゥスターンも布教強度+2%持ちなので改宗に役立つ。ラージプーターナーへの変態は統治技術10に加えラージャスターン文化への文化シフトの上インド北部の大部分を、ヒンドゥスターンへの変態はほぼインド全土を抑える必要があり、変態の難易度は高い。インドは実績達成に必要な土地が基本的に北西部のスンニ州のみであるため、インド全土の征服は必ずしも必要ではない。征服による財政に対する寄与は大きいが、実績達成にはインド以外にもかなり広い領土が要求されるため、自身の侵攻のスピードをよく考えた上で選択肢に入れるべきだ。
ラージプーターナーのミッション(DLC Dharma導入済の場合)はこちら
ヒンドゥスターンのミッション(DLC Dharma導入済の場合)はこちら
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 陸軍士気+10% | |
軍事ポリシー自由枠+1 | ||
帝国の遺産 | Imperial Legacy | コア化コスト-10% |
小公国の王 | King of Petty Princes | 人的資源+15% |
マルワリ馬 | Marwari Horses | 騎兵戦闘力+15% |
移動速度+10% | ||
プルビアの遺産 | Purbia Legacy | 陸軍射撃ダメージ+10% |
ダルマの保護者 | Protectors of the Dharma | 国教寛容度+2 |
砲兵部隊の拡張 | Expanded Artillery Arm | 砲兵コスト-15% |
不朽の建造物 | Monumental Architecture | 正統性+1/年 |
![]() | 規律+5% |
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 政府管理限界+10% | |
人的資源+20% | ||
シパーヒー | Sepahi | 歩兵戦闘力+15% |
ペルシャの宮廷文化 | Persianate Courtly Culture | 顧問コスト-10% |
帝国のインドの野望 | Imperial Indian Ambition | 分離主義年数-5 |
孔雀の玉座 | The Peacock Throne | 正統性+1 |
火薬帝国 | Gunpowder Empire | 陸軍射撃ダメージ+10% |
スーフィー宣教師の後援 | Patronize Sufi Missionaries | 布教強度+2% |
プロト工業化 | Proto-Industrialization | 開発コスト-10% |
![]() | 規律+5% |
コアコスト-20%、対異端布教強度+3%のNIが実績においては非常に優秀(イスラム州の改宗&征服をするならムガルに次ぐレベルの性能)。オスマンを完全に滅亡させる必要があり、変態難易度は最高クラス。実績の後半の段階でEnd-Game-Tagになっていないのであればなる価値はあると思われる。変態時に封建的神権制の政府改革が外れてしまう代わりに、より安定した君主点の供給を可能とし最大絶対主義にボーナスの付くオスマン政体になることが出来る。また、ミッションは更新されず直前までなっていた国家のものを引き継ぐ。(Ver1.33でオスマンのミッションが使用可能になる予定?)
項目名 | 原語 | 効果 |
![]() | 人的資源回復速度+20% | |
陸軍士気+10% | ||
勝利の父 | Abul-Fath | 規律+5% |
アルシャルクとアルガルブの王 | Sultan al-Shard wa al-Gharb | コア化コスト-20% |
受容文化枠+1 | ||
シャーハン・シャー | Shahanshah | 正統性+1/年 |
ルームのスルターン | Sultan of Rûm | 異教寛容度+3 |
バーレーンのスルターン | Sultan al-Bahrayn | 海軍維持費-15% |
偉大なるスルターン | al-Sultan al-Muazzam | 建造物コスト-15% |
イスラム世界の保護者 | Protector of Dar al-Islam | 対異端改宗強度+3% |
![]() | 陸軍扶養限界+25% |
これ以外にもいろいろルートはあるので個人のお気に入りのルートを探してみるのもまた一興である。
初手のお勧めは宗教/religious。初手のadm系アイデアは2番目以降のアイデアの解禁を遅らせることになるが、それでも3番目の布教強度+3%が有ると無しとでは布教にかかる期間・異文化の土地への進出のしやすさが大きく変わってくる。イバード派では隣接国に宣戦するフリーパスとなる聖戦を早く解禁できる点も重要。
2番目、3番目以降のアイデアには東南アジアや東アフリカの橋頭保確保+ケープなどの要地埋めの探検/Exploration、宗教とのポリシー(対異端布教強度+3%、宗教統一度+20%)が優秀な攻勢/Offensive、戦争・外交で安定を取るための軍量/Quantitity及び軍質/Quality、征服を楽にする統治/Administrative、外交/diplomatic,権勢/Influenceなどが候補に挙がる。ティムールが健在でペルシアに進出できるのか、それを踏まえて東南アジア方面の早めの進出を狙うのかどうかでかなりアイデアの取得方針が変わってくるので臨機応変に戦略を考える必要がある。Ver1.33では封建的神権制でも神聖/Divineアイデアが取得できるようになるらしいのでそれも一考か。
後半の改宗を進める段階(5番目以降のアイデア)においては、ポリシーで布教強度を上げつつ交易収入を底上げする交易/Trade、ポリシーで布教強度を上げられる外交/Diplomatic、貴族/Aristocracy、諜報/Spy、反乱対策強化の人文/Humanist、未入植地埋めとテリトリーの最低自治度低下のための拡張/Expansion、西欧の強国と戦う際に役に立つ海運/Maritime、属国に改宗を任せる場合の扱いが楽になる権勢/Influenceが有用である。特に現バージョンではペトラ/Petra(外交評判+2、外交枠+1)やカンボーザターギー宮殿/Kanbawzathadi Palace(外交評判+2、外交枠+2)などの優秀なモニュメントを確保できるため、Influenceによる属国制御があると属国改宗が捗る。また、序盤に探検を取得していた場合は要地を確保した段階で破棄し、上記の改宗に有用なアイデアと交換すると効率的だ。
探検アイデアを軸にした交易収入主体のアイデア戦略とは別ルートとして、軍量/Quantityと経済/Economicを軸としてマーリク派の招聘や封建的神権制の能力を生かして首都ステート内を開発、直轄領の売却により資金を得て内政を重点的に行い、中盤以降軍事系アイデアと拡張向きアイデアを取得し帝国・民族主義CB(場合によっては革命CB)を利用して一気に拡大するという戦略もある。カイロやバグダードなど開発向きの土地を得た場合かつ、海洋帝国を作るのは反乱対策が煩わしいという場合、オスマンやティムールに大拡大されてどうしても拡張が難しい場合には有用。
オマーンに関するAARは等Wikiには1件あるのでそちらも参照されると良いと思います。
・各国戦略/ムザブ(The Third Wayの実績解説に詳しい)
・ミッション/西アジア(オマーンの固有ミッション)
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