各国戦略
 
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概要

インドプレイで最初に考えるべきポイントは、イスラムを選ぶかヒンドゥーを選ぶか。
宗教の効果やその評価も見つつ考慮するのも良いだろう。

インドの州は基本的にヒンドゥーなので、国教との一致という点ではヒンドゥーがお得。
が、ヒンドゥー国家自体が世界的に少なく強国も限られており外交でやや損をするかもしれない。

イスラム教国たるインド・スルタン国はデフォルトで異教寛容度が差し引きで+1であるばかりか、宗教統一度が50%は確保されているのでそこそこ安定する。
インドの外側、特に中東方面にはスンニ派イスラム教国が非常に多く、婚姻相手に困らないことも含め外交が安定しやすいので、スンニ国家も中々運用しやすい。
また、インド内にもスンニ国家(それも中堅国~大国)が多いのも見逃せない。

ちなみにイスラムの殆どはスンニなので、シーアのグジャラートとバフマニーは要注意。
しかし宗教アイデアのコンプリートによる聖戦CBを視野に入れるならば、むしろ使い先に困らない分、少数派であることはメリットとも言える。

最初期のDevや国力だけを見るならヴィジャヤナガルとバフマニーが頭一つ抜けて強力。
恵まれた立地と国力を併せ持ち、東南アジアにも即拡張していけるベンガルもかなり有力。
NIではメーワールが飛び抜けて優秀である。

各国共通のディシジョンとして、指定の15~20程度州領有による統一国家ヒンドゥスターン(またはバーラト)への変態が、当初の目標となるだろう。
ヒンドゥスターンもバーラトも建国の苦労に見合った強力なNIを持つ。
ちなみに、変態の条件州は国ごとに違っていて、インドの1/3くらいで条件を満たせるようになっている。

ベンガル、コロマンデル、インダスのノードは、いずれも交易価値が大きいので独占するとウマウマ。
インドは全体的に生産物が高価なので統一するだけでも凄まじいまでの利益をもたらす。
豊かな土地も多いため統一インドの国力をもってすれば倒せない国は存在しないだろう。

各地域ごとの特色

北インド

滅亡寸前となったデリーが序盤に高確率でその属国シルヒンドに独立戦争を起こされる。
それまでにデリーがまともな同盟国を用意できなかった場合、シルヒンドがこれまた高確率でデリーを滅ぼしてしまう。

シルヒンド・デリー・ジャウンプルが位置するヒンドゥスターン平原は豊かな土地が多く、デリーのコアが大量に埋まっている。
デリー滅亡後、これら一帯を制した国はデリーに変態が可能で、その場合は高Dev地密集地故に強国化しやすい。注視しておこう。
デリーとしてプレイするか、あるいは自国で属国デリーを確保しておけば豊かなコアを大量に回収できるようになり非常においしい。

上記3国の中ではジャウンプルが突出して強力であり、外交枠の多さも相まって一大勢力を築きやすい。
しかし、同盟国が多い分戦争に巻き込まれやすいため、AIの場合は横槍を入れられ凋落しているパターンもある。
ジャウンプルは欲する土地やクレームの都合でマールワーやベンガルと対立しやすいので、ジャウンプルを打倒したいならその2国と組みたい。
直接宣戦するのが危険であれば、敵国の弱小同盟国に宣戦して敵国を釣り出すのも手。
外交枠が多いジャウンプルに対しては特に有効な搦め手である。

ティムールまたはペルシャの脅威が最も早く浸透するのはこの地域。
早い段階でカシミール辺りを抑え、ティムールが崩壊した場合はアフガニスタンなどと同盟しておくと余所者が北西部からインドに侵入することを防げる。

中盤からは中央アジアの強国がカシミールを狙ってくるので意識しておこう。

南インド

北インドと並び豊かな地。
バフマニーとヴィジャヤナガルの二大強国で二分されている。

ヴィジャヤナガルが初期にバッドイベントや反乱軍を招きやすい。
バフマニーでプレイするならば有効に活かしたい。
バフマニーがヴィジャヤナガルの首都を落とすイベントがあり、これが発生するとバフマニーの首都がヴィジャヤナガルの首都からいくらかのDevを吸い上げる。

ヴィジャヤナガルはヒンドゥー国家だが、意外にもインドには他にヒンドゥーの強国が少なく、せいぜいが中堅のメーワールやオリッサくらいであり、他の強国はほとんどスンニ国家である。
そのためAIのヴィジャヤナガルは小国としか同盟していないこともあり、その場合は攻めやすい。
逆にヴィジャヤナガルでプレイするなら対バフマニーを意識して強国(できればバフマニーと敵対する国)と同盟しておこう。
AIのバフマニーはバフマニーで、グジャラート以外のどことも宗教が一致しないため同盟相手を中々上手く用意できないことがありチャンスとなる。

立地的にはヴィジャヤナガルの方がやや優位だが、バフマニーはヴィジャヤナガル領にいくらかのコアを持つためややお得。

東インド

ベンガル湾一帯が豊かで交易的にもおいしい。
ベンガルが拡張に成功している場合、放っておくと東南アジアにも伸び大国化していく可能性が高い。
味方とするならこちらの攻撃戦争に連れ回し、早期に敵とするなら早い段階で周辺各国と協力して叩きたい。
ジャウンプルとは高確率で敵対する。

ベンガルでプレイするならば、対ジャウンプルや対オリッサを意識してマールワー・バフマニー・ヴィジャヤナガルのいずれか1~2国と組んでおきたい。
序盤に隣接する東南アジア諸国は弱小国が多く征服は容易い。
ベンガルはミッションによりヒンドゥスターン平原(ジャウンプル領)に大量の永久クレームを得るため北インドの覇者となる素質も有する。

オリッサでプレイする場合はバフマニー、マールワー、ベンガルが脅威となり得る。
3国すべてと同時に敵対することだけは極力避けたい。
可能ならいずれか1国とは同盟または友好関係でありたい。
上記の国々を共通の敵としやすい強国、ヴィジャヤナガルやジャウンプルとの同盟はオリッサにとって有益だろう。
特にヴィジャヤナガルは数少ないヒンドゥーの強国であり、宗教と主敵(バフマニー)が一致するため同盟は組みやすいはず。

東南アジアもまた群雄割拠にして肥沃な土地なので、東インドを制すればそちらを目指しさらに伸びていける。
ベンガルノードを掌握しつつ東南アジアを統合していけば金満国家も夢ではない。

こちらはティムール・ペルシャよりも明の存在が大きい。
明の崩壊如何によっては東インド国家の東南アジアへの拡張度合いが変化しうる。

西インド

インダス川・グジャラートノードの交易がおいしい地域。
内陸かつインダス川に接していない乾燥地域は貧しい土地が多め。
北インドに次いでティムール・ペルシャ情勢の影響が濃い。

他の地域に比べ突出した強国が存在せず、均衡している。
それ故周囲の国々が強国と同盟していない内に自国が強国と組んでおけば安定しやすい。
とはいえ、北インドの強国ジャウンプルが対デリーまたは対シルヒンドの協力者としてムルターンやメーワールと繋がる可能性があるため油断は禁物。
逆にデリー周辺を狙うならばジャウンプルが良き相棒ということでもある。
デリー一帯が纏まらない隙きにジャウンプルと組んで拡張していくのも手。

シンドはそこそこの国力に加え、ティムールの情勢次第だがペルシャやアラビア方面へ伸びる可能性を秘める。
インド統一だけに拘ることなく柔軟に拡張していける利点がある。
インド方面では目下メーワールが厄介なのでマールワーやバフマニーの力を借りたい。
陸軍の保有限界や人的資源を高めるNIを持つため、質はともかく量は増やしやすい。
豊かな土地を取れるなら周囲に比べ多めの陸軍を展開していける。

メーワールはなんと言ってもNIが非常に優秀。
初期から歩兵関連で恩恵を受けており、NIをコンプリートするだけで規律も人的資源も射撃威力も高めていける軍質国家。
周囲に比してやや高めの国力を有し、東のマールワーを除き強国とそこまで接していないため多くの発展性を秘める。
同教にして大国のヴィジャヤナガルや、対マールワー想定のジャウンプルまたはバフマニーと同盟できれば、西インド諸国を容易に平らげていけるだろう。
逆にメーワールを敵とするなら育ち切る前に早めに叩いておきたい。

グジャラートはNIにより交易に優れ、Global Tradeの発祥地も狙える。
シーア派国家であるため宗教的に孤立しており、メーワールやマールワーが脅威なので唯一の同教国にして大国のバフマニーとは是非とも同盟しておきたい。
もしバフマニーから敵視されているならヴィジャヤナガルと手を組もう。

インド統一へ

インドの国土は中小国ひしめく群雄割拠なので、同盟や属国併合を駆使してインド統一を目指そう。
インドには滅亡した小国のコアがいたる所に点在しているのでそちらを利用していくのも手だが、外交枠はなるべく大国との同盟にも使いたいので難しいところ。
1~2枠は自国と共通の敵を持つ大国との同盟に使えば頼りになるだろう。

相当上手く進められるならば75~100年くらいでヒンドゥスターン・バーラト建国、100年~150年でインド統一まで辿り着けるものの、情勢次第ではAEや包囲網で大変なことになるためあまり急がず無理のないペースで拡張していこう。
のんびりしすぎると西洋列強が貿易会社をインドに築いて来るが、順当にインドを統一していけば撃退可能な国力は得られる。

AEは同宗教ほど・近場ほど溜まりやすいので、征服は相手国の宗教が連続しないように・場所をばらけさせて続けると薄く散らばりやすい。
例えば、ヒンドゥー国家を攻めた後はイスラム教国を攻める、東インドを攻めたら次は西インドを攻める、など。
それでも時とともに限界が来るので、属国のコア再征服CBを使ったり、包囲網対策に強国と同盟したりするなどして懲罰戦争が起きないよう調整していこう。

注意すべきなのは西の大国・ティムール。
開始時から軍隊数、技術で上回り、デリーを制圧した場合には、ムガルに変態するミッションを持つ。
ただし、属国たちが反旗を翻したり反乱軍に蹂躙されたりと安定しない。
敵方の同盟に参加したら離反を狙い、可能なら味方に引き入れよう。

ティムールが初期に崩壊した場合は、その元属国のいずれかがペルシャ方面で強大化していることがある。
その場合もインドに対する脅威となり得るので融和なり妨害なり考えておくと良いだろう。

植民への道

統一前でもいいが、探検か拡張のアイデアを取れば、アフリカにも東南アジアにも進出できる。
東アフリカを独占できればインドの富と相まって莫大な利益を得られる。
直下の下流にあたる喜望峰(南アフリカ)も抑えておけば、東アフリカの富の流出を抑制できる。

ベンガルを制覇したなら東南アジアからの富の流入が非常においしいので、マラッカ方面への植民は大変魅力的。

世界制覇へ

ヒンドゥスターンは豊かで、特にイベントも目標もないので、海外進出を目指そう。
地続きのマラッカ方面、中央アジアはインドの延長線上で拡張しても構わないが、注意すべき相手は、いずれ地続きになるオスマン、そしてロシア。
こいつらのご機嫌伺いを忘れないようにしよう。
そして東南アジア方面に行けば大国・明が待ち構えている。
もっとも、ver1.29以降は明が崩壊していることも多い。

交易の旨味を意識するのであれば、不毛な土地が多い中央アジア方面は同盟国や属国に任せ、マラッカ、ペルシャ、東アフリカを獲得していくと経済力に繋がる。

西方進出を目指すなら、アフガニスタンやバルチスタンを取っていけば中東に届く。
特にアフガニスタンのカブーリスタン地域はラホールノードの中心地がありDevの豊かさも相まって非常においしいので得ておきたい。

オスマンを倒すのであればコンスタンティノープル一帯までは確保したいところ。
その場合は周囲の大国から最低一国は味方としておこう。
幸い、オスマンを憎む国はヨーロッパ・アジア問わず多いだろう。

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • デリーで属国シルヒンドのイベント反乱を抑えるプレイヤーチートがあるのだけど、追加しようか?? -- 2020-02-12 (水) 18:40:29
  • ↑ありがたい。プレイの参考にしたい -- 2020-02-12 (水) 18:55:59
  • シルヒンド、王族を無理やりすげ替えると反乱イベントが起きないのか。なるほどなあ。普通に迎え撃って領土奪う方法と比べたら時間はかかるだろうけど、AEが一切発生しないのはいいね。デリーのコアがあるとはいえ、イベント戦で領土を可能な限り剥がすとAE30くらいばら撒かれちゃうんだよね -- 2020-02-12 (水) 20:35:31
  • 人的も減らないから、序盤は楽できますよ。 -- 2020-02-12 (水) 21:16:19
  • 初期デリーの人的ってかなり貧弱なんですよね。外交併合ルートも結構良さそう -- 2020-02-12 (水) 22:53:24
  • シルヒンド反乱イベントは宣戦布告できるようになる開始直後の1ヶ月間発生しなければ1450年までずっと戦時中を維持する方法でも一応回避できる -- 2020-02-12 (水) 23:13:13
  • 宗教評価ページにあったインド・スルタン国の階級についての記述をこちらに引っ越させたよ -- 2020-03-06 (金) 23:10:27
  • 他のページだと参考となる実績が書かれてたりするので、インド諸国関係の実績を末尾に追加してみました。もし内容がそぐわなければ削除・編集をお願いいたします -- 2020-04-21 (火) 10:31:16
  • グジャラートって本当にシーアだったっけ -- 2023-06-26 (月) 14:19:33
  • 今はスンナ派だけど攻略ページの書きっぷりからすると昔はシーアだったのかな?インド国家って州がALLヒンドゥーだから国家解放すると基本的にみんなヒンドゥー国家になっちゃうから、それの対処としてゲーム開始時イスラム教のスルタン国は国家解放された際に国教だけ改宗するイベントが用意されているんだけど、そっちだとグジャラートはシーア派になる仕様ではある。 -- 2023-06-26 (月) 18:42:40
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