DATA

中華皇帝(Emperor of China/EoC)

中国を中心とした東アジア一帯に君臨する中華皇帝システムについて。
DLC「Mandate of Heaven」の導入で有効化される。

中華皇帝の仕組み

up4039.png

GC開始時は明が中華皇帝である。中華皇帝に即位している国家は政治体制が中華帝国 / Celestial Empireになる。
中華皇帝に隣接し、国教の宗教グループが東方および土着信仰であるすべての国家は、中華皇帝に対し天命の獲得 / Take Mandate of Heavenという特殊なCBを用いることができる。
このCBによって宣戦し、和平交渉で「Claim Mandate of Heaven」を選ぶことで新しく中華皇帝に即位することができる。このとき、中国全土(中国北部地方、中国南部地方、西南地方)に永続請求権を得るほか、ノーマッドグループの国家はユニットや技術グループが中華に変更される。
ちなみに、すでに中華皇帝に就いている国家が別の宗教グループに改宗したとしても、その地位から追われることはない。

天命の喪失

中華皇帝の座を失った国家は政府等級が王国級に降格し政治体制が専制君主制に変更されたうえ、以下のマイナス効果を持つ国家補正が20年間付与される。

天命 / Mandate

中華皇帝は天命というパラメータを持つ。天命は50を境としてそれ以上ならばプラスの効果が、それ以下であればマイナスの効果がもたらされる。
GC開始時及び、中華皇帝の座が別の国に移ったとき、天命の値は60になる。

天命が高いとき
天命5075100
不穏度補正
なし
-1.25-2.5
安定度コスト-5%-10%
月間戦争疲弊-0.01-0.03

 
 

天命が低いとき
天命02550
交易品生産-50%-25%


被射撃ダメージ+50%+25%
被白兵ダメージ+50%+25%
雇用可能傭兵-200%-100%
不穏度+5+2.5
最大人的資源-50%-25%

天命増加補正/Mandate Growth Midifier

天命は以下の要素によって増減する。
(増加)

(減少)

※非朝貢国/従属国でない国と国境を接した時の天命ペナルティはv1.29で廃止された。

そのほかイベントによっても増減する。

改革 / Reforms

天命が80以上のとき、以下の改革を上から順に成立させることができる。改革を1つ成立させると天命が70低下し、安定度が-1される。
HREの改革と違い、中華皇帝の座が他国にわたったとき、それまで成立していた改革はすべて失われる。

1.改土帰流の導入(Introduce Gaituguiliu)
能力主義+0.5/年
2.海禁の改革(Reform Seaban)
交易効率+5%、外交官+1
3.総督の派遣(Delegate Zongdu)
自治度-0.05/月
4.理藩院の設立(Establish Lifan Yuan)
コア化コスト-10%
5.官位の再編(Reshape Bureaucratic Ranks)
成立以降、新たに現れる統治者/後継者の統治能力+1
 

能力主義 / Meritocracy

中華皇帝は正統性を持たない。かわりに能力主義の値を持つ。

能力主義値による効果
能力主義050100
外国諜報網発見力-50%


+50%
顧問コスト+25%-25%
年間腐敗度+0.1なし

能力主義は-2/年のペースで自然減少する。また、儒教の調和が低い時にも低下する。具体的には調和0で-2/年
顧問のレベル1ごとに+0.25/年で増加する。 例):統治Lv3、外交Lv1、軍事Lv2なら(3+1+2)×0.25=1.5/年のペースで上昇
正統性などとと同じように軍事点100で+10増加させることができる。このほかにイベントなどによっても増減する。

法令 / Decrees

能力主義値20を消費することで、法令を発布できる。
法令の効果は10年間継続するが、同時に複数の法令は発布できない。

朝貢国

中華皇帝に限らず東方宗教の国は朝貢国を持つことができる。この関係は、外交交渉を通じて成立するほか、和平交渉によって強制的に結ぶこともできる。

朝貢国は以下の特徴を持つ。

外交的朝貢国の成立要素
判断基準数値判断基準数値判断基準数値
以上を合算し、+1以上になれば承諾してくれる
対象国
の態度
脅威+100対象から
の評価
+4ごとに+1対象の
政府等級
王国-20
中立-50-4ごとに-1帝国-100
敵対・激怒-1000国境間の距離1ごとに-0.5外交評判+1につき+3
自国が中華皇帝+10対象の開発度2につき-1*1-1につき-3
兵力格差経済的格差
※兵力格差・経済的格差:具体的にどのような基準で判定しているかは不明。外交的属国化の同項目と比して、経済的には+になりやすく、兵力は-になりやすい傾向?

朝貢国との交渉

従属国家ページを参照

特殊CB

中華皇帝の地位にあるものは以下の特殊な宣戦事由を使用することができる。

Unify China(中国統一)
  • 発生条件
    • 攻撃側が朝貢国以外の従属国家ではない。
    • 防衛側が攻撃側の従属国家ではない。
    • 防衛側が中国北部地方、中国南部地方、西南地方内のいずれかに領土を持っている。
    • 攻撃側と防衛側が隣接している
  • 戦争目的:Show Superiority
  • 講和補正:AE(50%) 威信(150%) 戦勝点コスト(50%)
    • 中国北部地方、中国南部地方、西南地方の領土割譲
Force Tributary State(朝貢の強制)
  • 発生条件
    • 防衛側が攻撃側の従属国家ではない。
    • 攻撃側と防衛側が隣接している
  • 戦争目的:Take capital
  • 講和補正:AE(50%) 威信(200%) 戦勝点コスト(50%)
    • 朝貢国化

Tumu Crisis(土木の変)

明がオイラートと戦争状態になると皇帝が将軍ユニットとなり、オイラートが皇帝率いる軍を野戦で撃破すると捕虜にするイベントが発生する。
これにより明の天命や士気などに大幅なペナルティがかかる一方、オイラート軍が一時的に強化される。この状態で北京を占領するとイベントで華北一帯が占領状態となるので明を大幅に弱体化させることができる。

Crisis of the Ming Dynasty(明朝の危機)

宗教改革時代以降に明の天命が50以下になるとdisasterが発生し、4年ほどで発動して明領内各地で反乱軍が発生する。
この状態で反乱軍が華南を一定以上占領するとWuyue(呉越)が、西南を一定以上占領するとDali(大理)が、独立欲求の高い状態でマーチとして独立する。同様に華北を一定以上占領すると李自成の乱が発生し、独立したShun(順)が明に宣戦布告する。
李自成の乱の勝敗にかかわらず、AI明はその後多くの場合そのままバラバラに崩壊することが多い。

An Ideology for our Empire(帝国のイデオロギー)

中華皇帝を奪ってから5年後、国教が儒教でない場合は儒教に改宗するかどうかの選択肢が現れる。ただし清に変態するDecisionとは異なり、ここで改宗しても旧宗教をハーモニーすることはできないので注意。

A capital for the XXX Empire(XXX帝国の首都)

明以外の中華皇帝がBeijing(北京)、Nanjing(南京)、Xi'an(西安)、Luoyang(洛陽)のうち2つを持っている状態で代替わりすると、この中のいずれかの都市に遷都する選択肢が現れる。

TIPS

中華皇帝を相手にする際は、天命低下によるデバフが強力なので、改革の直後などなるべく天命が落ちているときに狙う。
一度天命値が落ちてしまえばその後の戦争は比較的楽になる。朝貢国へ宣戦することで(皇帝との)休戦期間を気にせずに開戦できるので、早いペースで中国全土を切り崩せる。
天命CBは皇帝の領有する州をAE50%、戦勝点コスト50%、外交点なしで割譲できるので、ある程度の領域を皇帝から奪取してから皇帝に即位してもよい。

自国が中華皇帝の場合、とにかく天命の低下を防ぐことが重要。
朝貢国を増やす場合、外交的朝貢国化は属国化と比べると大きな国相手でも成立するので積極的に狙える。遠隔地だと国境間の距離が外交的朝貢国化の妨げとなりやすい点に注意。

コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 残念だけど土木の変がないだけで遊牧民系の国難も普通に発生する、因みに改革はそこそこいい効果が揃ってるから決して悪くはない、天命低下もだるいと言えばだるいが、最大の敵は極めて改善しにくい不穏度だ、中華皇帝になると正統性消失だのなんだので一気に不穏度が増加し反乱祭りになる、これが再起が困難な所以、能力主義も基本マイナス成長から始まるしね、だから私は中華皇帝になる際はボロブドゥール寺院を真っ先に取りに行く、改革lv4の寺院の権利拡大、不穏度低下モニュ、人文アイデア、勅令の六法の布告で無理やり抑え込めばだいぶマシになる、天命に関しては豆粒朝貢国を量産すれば回復は意外と早い、逆に言うなら中華皇帝はそこまでしないと安定しない -- 2024-01-21 (日) 16:25:59
  • 中華統一CBで分離主義とは無縁になるし寺院スパムに遺産のアップグレード+改宗やれるのに反乱祭りになる状況ってなんすかね -- 2024-01-21 (日) 21:49:30
  • 正統性MAX由来の不穏度2と宗教寛容1→負なら不穏度1.5相当で計3.5不穏度が消えるのは痛いには痛いけども、天命MAXなら不穏度-2.5、能力主義と紐づく勅令から不穏度-2を打てば計4.5でむしろ分が良かったりもする。 -- 2024-01-21 (日) 22:43:14
  • 戦争疲弊と過剰拡大な、それはどこでも同じかもしれんが借金汚職安定度低下のダメージは他より重いんよ、後そこまでやれば流石に安定するって話よ?後勅令連発は結構軍事点持っていかれるからそこは気をつけてね?そしてそこまで持っていけるなら普通に上級者だと私は思うよ?強いか?と聞かれたらコストリスク含めてそこまでじゃないよ、という話 -- 2024-01-21 (日) 23:17:43
  • 戦争疲弊は天命MAXなら月-0.05だから低くしやすいし、過剰拡大も勅令と改革でコア化コスト-20%を積めるから背負う期間を短くしやすい。中華皇帝が破綻するとしたら借金汚職安定度に伴う天命低下、北京南京広東未所有に伴う天命低下、時期が悪い無理な改革による天命低下あたりだが、これらはメカニクスを抑えすれば回避できる。 -- 2024-01-21 (日) 23:29:04
  • 能力主義はLV3顧問を3人雇えば0.25*3*3で+2.25、基礎値-2.00に対し自然増になる。勅令を最大限に使っても10年で20消費なので、年+2なら安定して回る。月収支が顧問以外にも調和MAXで+1.0、陶磁器交易ボーナスで+0.1、大報恩寺で+0.5もあるし、天命と調和が壊れてなければ安定して高く保てるかと。宦官の特権や茶の交易ボーナス、能力主義そのもので顧問費減を得られる環境も踏まえ、いつもより高レベルの顧問にできるね。 -- 2024-01-21 (日) 23:40:29
  • 過剰拡大なんて起きない中華統一してる時にわざわざ他も攻めて過剰拡大と戦争疲弊貯めてるのは急ぎ過ぎじゃない?ぶっちゃけ統一CBによる早期の中華リージョン占領がストレス0になる事とミッションの追加がなければ俺も皇帝やる意味は薄いとは思うが -- 2024-01-21 (日) 23:40:46
  • 他にも法令と天朝改革の中核州作成コスト-20%は魅力的かと。 -- 2024-01-23 (火) 15:37:13
  • あと、中華皇帝は天朝改革を通そうとするから不安定になるのであって、天朝改革を無視すればそこまで厄介ではないと思う。 -- 2024-01-23 (火) 15:37:40
  • 朝貢国スパムして月1.0以上の天命上昇が見込めるようになってから本格的な改革に着手すると楽 -- 2024-01-23 (火) 16:07:12
お名前:

参考: https://eu4.paradoxwikis.com/Emperor_of_China


*1 小数点以下切り上げ

トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS