まず, 開始前に確認すべき事を述べます.
リセットの9割はここでもたらされますが, 言い換えれば,
ここを乗り切ればあとはかなり安定する, と言えます.
とはいえ, 運の要素はかなり大きいのですが......
まずもって, Re-Reconquistaの実績を解除するための条件を確認します.
これを平易に言い換えますと
となります.
当然ですが, 簡単にできる事ではありません.
レコンキスタ諸国はNavarraという例外*1こそありますが, Granadaより圧倒的に強く, 単独では歯が立ちません.
具体的に初期のdevelopmentの総計値を示しておくと,
Castile | ![]() | 243 |
Aragon | ![]() | 195*2 |
Portugal | ![]() | 121 |
Granada | ![]() | 27 |
Navarra | ![]() | 7 |
とまさに桁違いです. よし, Navarraに対しては圧倒できるな(白目).
では弱小国の成り上がりとして定番の, 同盟国を利用する, というのはどうでしょうか.
実はこれも困難です.
GranadaはSunni教国であるためCatholic諸国との同盟が難しく,
同盟が可能な国家は, 実質的にジブラルタルの対岸たるマグリブ諸国に限られます.
しかし彼らは海を挟んでおり, CastileやAragon,
そしてPortugalと言った諸国に対して制海権を盗ることは, 相当困難です.
つまり彼らと同盟することは, AIからの被宣戦抑止にこそなれ,
レコンキスタ諸国に対する攻勢戦闘という観点においては, ほぼ役に立たないのです.
そしてそもそも, 昨今追加されたfavorの仕様上,
攻撃に呼べるかどうかすらハードルとなります.
要するに, Granadaは, 少なくともイベリアにおいては,
ほぼ独力でこの困難を打破する必要があるのです.
では, どうすればよいでしょうか?
ここで筆者はリセットを繰り返すことを推奨します.
具体的には,
以上の条件が揃うまでリセットする事がお勧めです.
1はver. 1.15にて中々の確率(8割~)で達成できますが,
2が満たされる確率は体感的に, せいぜい1-2割前後です. 頑張ってリセットしましょう.
3と4は運, すなわちリアルラックです. 己の運に頼りましょう.
次に, 1-4が必要な理由を以下で述べます.
まず, 1(以下の画像を参照)について説明します.
これはまあ, rival視をしあってる方が, 相互に宣戦布告をしやすくなるからです.
イベリアにおいて二大勢力であるAragonとCastileが相争わない限り, Granadaに未来はありません.*3
そして2ですが, これはやや複雑です.
この1つかなりプリミティヴな理由があり, つまり
"Tlemcenにrival視をされない場合, PowerProjectionを稼げない"というものがあります.
そしてより本質的な理由としては, 安全保障と拡張先の確保です.
別に同盟を組んで放置でもいいのですが,
やっぱり自分の土地にした方が色々便利であり,
そしてなにより 暇(本音) なので, 拡張先がほしいわけです.
ここで「TlemcenがGranadaをrival視」と言うのが重要になります.
通常Tlemcenは, マグリブ方面で最強国家であるMoroccoと同盟を組んでしまい,
攻略がきわめて困難になるのですが,
A国がこちらをrival視している場合, こちらもA国をrival視する事ができます.
そしてこの状態で, "Tlemcenより先にMoroccoと同盟"してしまうと,
Tlemcen = Morocco間の同盟交渉時にAllied with rivalという-50点分の補正が入ります.
これにより, Morocco = Tlemcen間の同盟を阻害できるのです.
そして大抵の場合, この謀略に成功してしまえば,
TlemcenはTunisとも仲が悪いですので同盟国が存在しません.
これによってTlemcenに対して1:1, あるいはMoroccoに勝利時の土地を約束することで,
2:1と有利な形で戦争を挑めます.*4
最後に, 3と4について説明します.
国力で圧倒的に劣るGranadaからしてみれば,
AragonとCastileには常に抗争してもらう必要があります.
Iberian Weddingが成立すると, この大前提が崩壊してしまいます.
ゆえに, これは必須に近いと言えるでしょう.
Iberian Wedding後も, まれにCastileがAragonのLD(Liberty Desire)管理をミスって,
Aragonが独立戦争を挑むケースがありますが,
それで本質的に「詰み」な現状が好転することはまずないでしょう.
次には, 初動と開始20年程度の動きを解説したいと思います.