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ポーランドは東欧カトリック国の覇者で、分割されやすい国家と認識されています。北はカルマル同盟、西は神聖ローマ諸侯たちに仇敵ブランデンブルク、南はハンガリーとオスマン、東は盟友リトアニアと宿敵モスクワ/ロシアに囲まれています。手短な拡張先といえば北にいる両騎士団くらいしかありませんが、歴史イベントに恵まれており非常に楽しめる国家です。
またNIも強力で、代名詞たる騎兵戦闘力+33%や騎兵コスト-10%だけではなく、歩兵戦闘力、陸軍士気、規律が伸びる陸軍国家です。宿願は異端寛容度+3であり、キリスト教は友、異教徒は敵を地で行くロマンあふれる国家。
ミッションも強力で、東欧や一部北欧に対して拡大していくものが揃っています。宿敵の打破を目標に掲げているものも多く、ロールプレイでも楽しめるでしょう。
だが悲しいかな、立地上いつも分割される運命にあるのがポーランド/コモンウェルス。では、その運命を変えるために必要なものは何か?それはオスマンとモスクワを初期の時点で叩き潰す覚悟だ。
宿願:騎兵コスト-10%、受容文化枠+1
①:生産効率+10%
②:安定度コスト-10%、戦争疲弊-0.02月
③:人的資源+25%、歩兵戦闘力+10%
④:騎兵戦闘力+33%、歩兵に対する騎兵割合+10%
⑤:連隊雇用コスト-10%
⑥:規律+5%
⑦:陸軍士気+15%
野望:異端寛容度+3
ポーランドのナショナルアイデアは、歩兵と騎兵を強化する陸軍国家として見てとれます。人的資源も増やしてくれたりと申し分ありません。
もう少し掘り下げますと、陸軍士気+15%はポーランドを除くとたったの9カ国しかありません。もちろん陸軍士気+20%を持つフランスとブランデンブルクには及びませんが、かなり優遇されていることがわかります。更にそこに規律+5%を組み合わせで持つ国家はスペインだけです。また、歩兵戦闘力+10%と騎兵戦闘力+33%は、スペインはおろかフランスさえ持ち合わせていません。あいつらは植民国家だからね。
つまり、NIだけ見ればポーランド/コモンウェルスはブランデンブルク/プロイセンの次に強い国家だといえます。というかコモンウェルスになるということはプロイセンが生まれないということなので(領土を失陥した場合を除く)、実質世界最強です。
野望は異端寛容度+3となっており、キリスト教であれば改宗の必要性がありません。北は北欧、東はロシア、南はバルカン、西は言わずもがな切り取り放題です。
注意点として、ポーランドの陸軍強化は特に後半に白眉のものがあります。ですので、大戦争を仕掛けるときは3つのアイデアグループをコンプリートしてからの方が良いでしょう。
初期ポーランドの経済は税金で賄っているところが多く、交易は殆ど役に立っていません。クラクフノードは基本HRE諸侯からウィーンノードに流出されており、上流もキエフしかないので全く栄えません。将来を見据えて交易首都を移転したいです。
手短に交易を改善したいのでしたら、リューベックノードを抑えてバルト海から交易を流してしまうのがいいです。もしくはダンツィヒに交易首都を移してバルト海ノードにうま味を感じるのがいいでしょう。
じっくりと計画を練るのであれば、ヴェネツィアノードを抑えるのがよいでしょう。コンスタンティノープル→ラグーザ→ヴェネツィアの流れを手に入れられれば大幅に改善されるはずです。
まずアルバニアと関係改善を行い、オスマンがアルバニアに再征服CBによる宣戦布告をしたら、準備を整えてアルバニアと同盟しこれを撃破。アルバニアトラップを活用します。オスマンのアルバニア侵攻は開始直後というわけではありません。恐らくリトアニアとの同君連合、さらにはモルダヴィアの辺境伯化イベントが終わった後に発生するはずです。オスマンはまずビザンツの息の根を止めることを優先するので、こちらもある程度準備を整えることができます。
開戦後はひたすら土地の包囲、そして主力軍との戦闘は避け、散開した敵軍を各個撃破することに努めましょう。相手がデススタックを用いてこちらの要塞を包囲してきたら諦めるほかありませんが、モルダヴィアの先にある広大なポーランド=リトアニア国土を占領するAIオスマンは必ず軍を分けて占領してきますその隙をついて敵軍を撃破しましょう。
もし、アルバニアが別の大国、つまりオーストリアやハンガリー、ヴェネツィア、マムルークあたりと手を結んでいたら、オスマン軍がバルカン半島でうようよしていないかもしれません。そんなときはエディルネ要塞やイスタンブール要塞を包囲してやりましょう。運が良ければ何とかなります。なお、この時点でアナトリア方面に行くにはコーカサス回廊を通らなければならないのですが、移動中に敵主力と遭遇したら殲滅される上に、そもそも通行すら厳しいかもしれないので侵攻はやめておいた方がいいでしょう。
アルバニアが主導の防衛戦争なので戦後処理の結果はまちまちですが、オスマンを返り討ちにしても油断は禁物です。ちょっと目を離したらアナトリアを統一したオスマンがマムルークを食べて手に負えなくなるでしょう。ですので第二第三のアルバニアトラップを用意するべきです。
具体的にはジャンダルやカラマンと関係改善を行って、オスマンが侵攻したら同盟からの防衛戦争に参加です。一度目の戦争で勝っていれば、二度目は適当にやっても勝てるはずです。序盤でオスマンをぶっ潰したらあとは何とかなるでしょう。
もし、序盤でオスマンを仕留めきれなくとも大丈夫です。ハンガリーやマシュリクに向けてオスマンが拡張出来ていないというのであればいいです。後々NIやアイデアによって強化された優秀なポーランド陸軍が、アナトリアグループの宿命たる年代による陸軍の弱体化により弱ったオスマンを真っ向勝負で倒せるはずです。
まずモスクワはロシア化させてはなりません。そのためにもノヴゴロドと手を組んでモスクワを迎え撃つ必要があるのですが、ポーランドはオスマンを最優先で抑えたいのでなかなかモスクワにまで手が回らないかもしれません。なのでノヴゴロドとは手を敢えて結ばず、モスクワ-ノヴゴロド戦終了後の人的資源が少なくなってきた瞬間に戦いを挑むというのが良いでしょう。
コモンウェルス化していないタイミングでは領土をとることはせず、ノヴゴロドなどのモスクワの敵に対して領土を返還させ、金をしこたま集めるのが一番いいでしょう。兵を殺し、土地を奪い、経済を破綻させればいくらモスクワでも土に還ります。講和内容でお勧めしないのは属国解放です。それはモスクワが強大なハン国と防衛同盟を可能とすることを意味します。貧弱な属国を抱え続けさせることが何よりいいのです。
もしくは、ロシア化の条件の一つであるノブゴロドをこちらが抑えるのもいいでしょう。モスクワがいくら東へ南へ拡張しても、ノブゴロドを抑えられなければロシアにはなれません。
コモンウェルス化したら多分何やっても勝てます。ライバルとして永遠にダカット、PP、威信をむしり取ってもいいですし、さっさと征服してもいいでしょう。
ポーランドは1444年開始から直ぐに選挙君主制になるイベントが発生します。この時、リトアニアを同君連合下位へ自動的に組み込みますが、うまくいけばその他の国に対しても同君連合下につけることが可能です。
選挙で他国の君主を招き入れた時に同じ王朝判定になるので、その国の後継者がいない又は請求権が弱ければ婚姻を結んですぐさま王位を請求することができます。
こちらの君主が死亡し王朝が変わったりすると当然請求出来なくなりますが、うまくいけばオーストリアやブランデンブルクといった強力なHRE国を手中に納めることが出来ます。
ここではポーランドプレイでお世話になりそうな他国の話をします。
・チュートン、リヴォニア騎士団(とリガ)
チュートンは初手ライバル→凌駕でのPP稼ぎに。1444年では停戦しているので禁輸PPは稼げないですが、凌駕はほぼ確実にできるのでOK。リヴォニア(とリガ)は殆どの土地が痩せていますが、海岸に面しているということがとても重要。今後に向けて海軍を創設したいので、水兵を集めるためにもちゃんと征服しておきたいところです。
・マゾフシェ、リトアニア、モルダヴィア、ダンツィヒ
順に初期属国、同君連合下位にして一発統合可能、運が悪くなければイベントで辺境伯化、独立後ミッションにて属国化。問題なのはこのせいで、一時的に外交枠を圧迫されることですが、1枠くらいはオーバーしてでも防衛同盟先を見繕うべきです。ひとまずマゾフシェはさっさと併合してミッションを進めよう。
・オーストリア
初期の同盟先候補No.1。というのも、ハンガリーと同盟されないために必要です。また、オスマンの締め付けに失敗した場合における防衛同盟先としても優秀です。逆にいえば、ポーランド側の地盤が整っていないときにHRE諸侯と戦争してオーストリアとの関係を悪化させてはならないということです。もしオーストリアがハンガリーと同君連合を組んだら、ポーランド=リトアニア連合として容赦なく(釣りだし宣戦を駆使して)ぶっ潰そう。属国開放だ!
・ハンガリー
ミッションで同君連合下位にできるやつその1。ついこの間まで同君連合組んでいたはずなのに大抵ライバル指定してくる。リトアニアとコモンウェルス化しなければハンガリーを下位に置けないので注意。また、先にオーストリアが同君下位においてしまうと、土地の請求権を得るというへなちょこミッションになってしまいます。必ず独立させてから、侵攻する前にミッションを完了させて殴ろう。あらかじめオスマンをつぶしてたら無駄に土地が食べられることがないうえ、ハンガリー自身の請求権でバルカン半島に広い請求権をとれるので、ぶくぶく太らせて統合してしまいましょう。
・ボヘミア
ミッションで同君連合下位にできるやつその2。まずはシレジアの征服をしてからでないと請求できない。シレジアとボヘミアはポーランドと同じ文化グループに属しているのでさっさと征服しよう。ボヘミア自身は(コモンウェルス比では)対して大きくないですが、開発度の高いオーストリア領などHRE領土へ侵攻するなら、コア化コストや過剰拡大を逃がす国家として暫く生かしておくのもありです。
・クリミア(不安定)
序盤のライバル候補。同盟もオスマン以外は大抵貧弱ですが、遠方の遊牧民国家と結んでるときは注意。屈辱PPと君主力各100点を調達する国として認識すればいい。凌駕してしまったら征服しよう。ザポロージェやアゾフはステップ階級配布用に、クリミアは高い開発の収入元としてステート化したいところ。たまにモルダヴィアやリトアニアが独立国時代に請求権を作成してくれることがあるので、それを活用して捻り潰してもよい。
・ジョチ・ウルス
クリミア方面の遊牧民でライバル候補。よく東のカザンやウズベクと同盟しており安易に攻めるのは危険です。しかし彼らはよく戦争をしているので、防衛同盟として参戦してこないタイミングを見計らうことは出来るかもしれません。ウズベク方面の地図が見えないのが難点ではあります。
・ノヴゴロド
最初期のライバル兼属国候補。モスクワをロシアに変態させないためには、モスクワかノヴゴロドのどちらかを引っぺがす必要がある。が距離的に近いノヴゴロドのほうがまだやりやすい。そこでこの国を属国化させて、再征服CBでモスクワから取り上げてしまおうという算段。かの国の統治技術が10になる前にはやっておきたい。
・ビザンツ
対オスマンの属国候補。非常に広範囲に渡る永久請求権を取れる国家ですので、地中海への侵攻を考えているのであれば解放して属国にするのがよいでしょう。
・マムルーク
対オスマンの同盟先もしくはデコイ。よくオスマンに虐められている国家。それだけならば対して問題ないのですが、マムルークがオスマンに対して戦争で勝ちすぎると、オスマンの驚異がそっくりそのままマムルークの驚異となってしまいます。幸い、陸軍強化系のNIは規律+5%のみですが、経済力にものを言わせた大軍の運用をされると厄介です。あまり対オスマンで助けすぎず、肥大化させないよう注意をしたいです。
普通にとるならばこれらがオススメ
→統治、人文、影響、外交、軍質、攻撃
陸軍はNIが勝手に強化してくれるので、あえてMILアイデア0というのもよいかもしれません。そうするのでしたら、財政を良くするためにも経済を取りたいところ。また、宗教改革の時代に改革派を選ぶのであれば、人文は取らずに別の何かに差し替えてもいいでしょう。ポーランドのNIには異端寛容度+3があるので、キリスト教に対してなら人文がなくても反乱を抑えられます。
やっぱりロマンや国家に合わせたアイデアは時にプレイヤー厭戦を下げてくれる
→統治、経済、諜報、影響、貴族、軍質(外交、革新)
貴族と軍質は騎兵戦闘力をアップさせるし、貴族-諜報ポリシーで更にアップします。貴族-経済ポリシーで騎兵コストが下がり、軍質-経済ポリシーで規律が上がります。もし技術レベルオール32を目指すのであれば、革新、統治、外交、貴族を揃えておきたいところ。これらをすべてとれば、少なくともアイデアの効果としてオール技術コスト-20%を貰えるからです。
ポーランドは初期がカトリックですが、正教に国教を変えることが出来ます。ハールィチ・ヴォルィーニ公国のコアがない州で維持費0の宣教師を置いておけば、黒塗りの反乱軍が湧いて正教に変えてくれます。なお、要塞を撤去していないのであればをモスポールしておくとなおよいです。正教を最大限生かすためには、宗教アイデアを取ることをお勧めします。
※詳しくは1.30のバージョンアップ後にカトリックが強化された後に書いた方がいいので簡単に記述します
ポーランドはオスマンとモスクワさえ処理できれば、比較的簡単めにローマ帝国建国及び実績を目指せます。というのも、黒海沿岸は目と鼻の先で、北欧はパーフェクトコモンウェルスの驚異とはなりにくく、HREは常に内乱しており、イタリアは大抵教皇や植民主義スペインが握ってるので宣戦される心配がなく、驚異となる敵がいません。マムルークやティムールも技術差とNIで強化された軍隊で殴れば勝てます。
アイデアや絶対主義が揃わないうちはオスマンとモスクワを適度に解体しつつ、クリミア→コーカサス→バルカン・オーストリア→アナトリア→マシュリク→エジプト→チュニス→モロッコと征服し、然るのちにイタリア、イベリア、フランス、ネーデルラント、イギリスと時計回りのように拡大しみましょう。唯一ブリテン島上陸に手間取る可能性があるので、複数の大型船建造と旗艦に上陸時間短縮オプションをつけ、上陸部隊に強行軍を発動させておきたいです。
イギリス攻略の奥の手として、大航海時代に大量のガレー建造を行い、時代ボーナス【属国の委譲】を取った後にデンマークからノルウェーをゲット。その後は諜報アイデアの5番目【請求権の捏造】でノルウェーからスコットランドに対する請求権を作成したのち、スコットランドを武力属国化(または占領)するという流れがあります。オスマンやモスクワと停戦している時は比較的に暇なので、チャンスがあれば出来るはずです。
HRE皇帝は改革を進めることで属国ファンネルを形成できる特権があります。
ポーランドのようなHRE外の大国が狙う場合、選挙で勝つことで皇帝になり、首都を編入して帝位を安定させるのが一般的です。
しかし、選挙で勝つためには選帝侯と同盟をしたり、属国化することが必要不可欠でそれらは手間や外交枠に負担がかかり、またHRE外の国が勝つのは難しいです。
ただし、ポーランドはプロヴァンスやチュートン騎士団などで用いられるオーストリアと関係を改善して首都を編入して加入する戦略をとることができました。
その方法を紹介しようと思います。
一見するとポーランドが何もせず直接領土を組み込むことは不可能です。
ではどうするかというと、マゾフシェを独立させることでオーストリアのポーランドに対する評価が200以下で編入できます。(現状191)
しかし、ただ関係改善をするだけではリトアニア同君イベントやモルダヴィア辺境伯化イベントが起きて、間に合いません。
そこで素早く関係をよくする必要があります。
ポーランドがオーストリアに対し出来る方法として挙げられるのは
同盟+50
婚姻+25
通行を許可する+10
贈り物をするmax+25
などが有名ですが、忘れやすいもの*1として二国に共通のライバルがいる(毎月+1,max+20)、ある国に対し威信5を消費してScornful Insultを送ることでその国をライバル視してる国の評価+25もあります。
他にも関係改善を早くするものとして外交顧問の関係改善+20%、交易ノードに商人を派遣し交易方針から関係改善+15%もあります。
尚、必要な関係改善値は31*2以下です。
オーストリアがライバル視している国をポーランドもその国をライバルに設定します。
顧問は威信顧問と関係改善顧問を雇い、ウィーンノードに商人を派遣し交易方針を関係改善のものにします。
オーストリアと同盟をして翌月に関係改善を行い、その翌月に軍事通行権を与えます。婚姻はオファーが来なければ通行権の次に与えます。
リトアニア同君イベントやモルダヴィアイベントが来たら放置します。
オーストリアのポーランドに対する評価が141*3以上になったら、オーストリアに贈り物をします。ダカットが足りない場合、借金ではなく貨幣改鋳*4で用意します。
このあとにオーストリアがライバル視している国に侮辱をする。このとき下のチェックボックスにチェックを入れることを忘れないでください。
そうしないとScornful Insultになりません。また、威信0以上(属国放棄もするので実質5以上)なければ出来ませんのでご注意を。
その次に従属国との相互作用からマゾフシェのScutage/軍納代金のオンオフを繰り返し行い、独立欲求が50*5を上回ったら属国化を放棄(威信0以上なければ出来ません)します。
その後、首都を編入することで完了です。
これのデメリットとしては公国ランクに下がる点とマゾフシェを独立させることですがメリットはとても大きいでしょう。
また実際にはこれらが完璧に行かない場合でも成功することがあります。(関係改善顧問を雇えなかったり、オーストリアがライバル視している国を一つもライバルに出来ない場合)
逆にすべてが上手くいってもリトアニア同君イベントを放置してたらイベントが強制消化され、同君になり失敗することもあります。
また補助金を与えたり、領地の開発を下げて加入しやすくするのも手かもしれません。
一応、机上の空論ではないかと思う方もいるでしょうからアイアンマンで実行したときの成功例を載せときます。
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