世界情勢を見てみよう。
まず今回のマルチには陸軍国家と言える国はざっと3つとその候補が1つ
前者はもちろんOttomans/Ming/Muscovyで、後者はAustoriaとなる。
なんでAustoriaが候補に留まっているかというと、地政学上国力を維持出来るか危ういからである。
というのも、Brugandyはトレードノード的に北ドイツを領有するだろうし
バルカンはOttomansで確定、イタリアは開始時点でAragonがNaplesを同君下位に収めているから対立必至で
唯一空いているPoland方向もMuscovyからすると、あまり気持ちのいい話ではないのでどこに伸びてもプレイヤーとぶつかるのだ。
前のマルチでもそれが原因でプレイヤー国が一つ消し飛んだのを見るに
ドイツ地域の国はやはり難易度が高すぎる。
他人の心配はさておき、Muscovyに話を移す。
上記の理由から、実質の陸軍国は3つなのだが
非常にネックなのがMingである。
Muscovyの強みは何と言っても東に伸び続けてプロビが増える事で
唯でさえ攻めづらい国土が数プロビ占領したところでビクともしないことだったが
Mingにプレイヤーが入ってしまうと東進が早い段階で打ち切られ、手元には収入の低いクソプロビと探索しない探索者だけが残ることになる。
遠路はるばるインドに進出してきたOttomansがMingと戦う程に利権対立するとは考え辛いし
実質、Mingの仮想敵国はMuscovyだけになるので、必然的に西進が求められる。
しかし、西進するとなると今度はAustoriaの生存権を侵す事になるので
これまた面倒なことになるのは容易に想像できる。
さらに悪いことに、Muscovyの中の人がビッテンフェルト並みの猛進猛突主義者なので、外交自体が苦手なのだ!
結論に入ると、質を期待出来ないMuscovyが他の陸軍国家相手に張り合うには
量と城(プロビ)を手に入れる必要があり、その為には初期の植民競争でMing相手にある程度の成果を出し
且つ西進してAustoriaと対立しながらもプロビを確保する必要がある。
その為には、MingかOttomansと友好関係を築いて行くことが求められる。
ゲームスタートするや否や、England/Burgundy/Castileの3か国でFrance攻めが行われた。
事前に3か国で攻める事に合意していたのと
Burugundyの同盟参戦でAragonを呼び込めた事で楽勝だろうと思いきや
VCでは絶叫が飛び交っている。
どうやら、Aragonが5kにも満たない軍でFrance本軍に突っ込んで勝手に消耗したり
3倍数で殴り掛かったBrugundyがボロ負けしたりで、数で圧倒しているにも関わらず
確固撃破に持ち込まれてしまっているようだ。
初期の将軍がいくら強いとはいえ、Franceがそこまで抵抗をして見せるとは
前回のマルチで使っていた身としてはなかなか感傷深いものがある。
おまけにBrugundyの名君の突撃王が開始2カ月で病死したようで
VCでBrugundyが粗ぶっていた。
その後、駆けつけたCastileがBrugundyと合流してFrance軍を追い掛け回して殲滅し
Brugundyは北フランスの一部、Castileは南フランスの小国を属国に
Englandは初期領を維持する形で講和を行った。
最近のパッチでKazanが偉くアグレッシブになり、賃金を最低にして半年~1年間待ち続けると殴り掛かってくることを発見したため
シベリア進出を優先するためにもお越し願う事にした。
というのも、シベリアに進出するにはPermを属国併合するかKazanの東側プロビを取らないことには進まないのだが
前者は30年は時を要するし、後者はこちらから殴ればほぼ確実に締結されるTimuridsとの同盟が発動して
Muscovy終了のお知らせとなったりするので、殴り掛かってもらった方が好都合なのだ。
賃金下げてから約8ヶ月、予想通りKazanは単独でMuscovyに殴り掛かってきたので
これを撃退して、東の2プロビ(Perm,Bashkortostan)を割譲させて講和をする。
割譲させたBashkortostanは、Uzbekと接しているので
大体1年足らずでFogが外れて宣戦が出来るようになる。
両プロビともコア化はせずに、Taxが高くて反乱の怖いBashkortostanだけMilで反乱率を下げつつ
シベリア進出をさらに加速させる為にちょっとした時短テクニックを使ってみた。
【用意するもの】
・Uzbek
・Nogaiの行軍権
・Expantion Idea
・外交官
・きれいなMuscovy陸軍
1.外交官で隣接Uzbekプロビにねつ造を行いCBを作成します。
2.作成し終えたら即宣戦し、一気に軍をけしかけます。
3.Uzbek軍はNogaiを通って攻撃を仕掛けてくることがあるので、補給ルート確保の為にもNogaiの行軍権は忘れず取得しましょう。
4.初期軍だけでもUzbekは圧倒出来るので、占領は傭兵に任せつつ戦勝点を稼ぎます。
5.戦争終了時までにTuraに入植者を送れるとGood。
6.SiberとIrteshを割譲できるだけの戦勝点を稼いだら講和をし、Turaの植民者をRecallします。
7.講和したらあら不思議、コア化してない&入植途上なのにKetに入植出来るジャマイカ。
前項の最後でコア化せずにMilで反乱率下げただけに留めたのは
Expantion Ideaを速攻で取るためにAdmを温存する目的なので
大体、開幕~Kat入植までは最速で8年で行く事が出来る。
ついでに2プロビしか取っていないのでChagataiやらNogaiやらにCoalitionを組まれる心配もない。
入植地点がシベリアしかないロシアはExpantion Ideaで済ませた事で
Deplomatic/Trade/Exploration Ideaを取らずしてDiplomatic Relations+2/Merchants+1/Colonist+1され
余ったIdea7つ枠をAdm/Mil系Ideaに好きに使えるのだ。
シベリアを侵さんとする蛮族が居る場合は、是非試してみてね!
KazanとUzbekから奪ったプロビのコア化も終わりに近づいた頃合いを見て
長らく全裸放置させていたNovgorodに攻め込む準備を進める。
NovgorodはScotland/Livonian Oder/Teutonic Oderの三ヶ国と同盟を結んでいるようなので
事前にNovgorodとScotlandが同盟を組んだ場合は、MuscovyとEnglandで協力して攻め込もうと話し合いを済ませていた。
France戦も一段落した様子だったので、Englandを誘いNovgorod戦へ突入した。
Scotlandは12k程陸軍が沸くというランダムトリガーのイベントを持っているので
先にMuscovyが宣戦してScotlandをMuscovy側に揚陸したのを確認してから宣戦して貰う事にした。
NovgorodだけならまだしもLivonian OderとTeutonic Oderがセットで付いてきたことで割と苦戦したが
2回戦闘を繰り広げただけで彼らは個別和平に応じてしまい、Novgorodは遂に降伏した。
Scotlandも4k位上陸して来ていたけど、気が付いたらPermの軍に食われてしまっていた。
Novgorodへのプロビ要求値やOver Extention数値はミッションを受けた事でかなり緩和されるため
大体3回で全土併合は完了するのだ。
Great Britain島の方でもEnglandが圧勝したようで
無事、属国化に成功したようだ。
一方で、Scotland/Livonian Oder/Teutonic OdeがIndependence supportをしていたSwedenは
独立の折には駆けつけてくれると信じて宣戦したようであったが
全軍がMuscovy側に差し向けられていたが為に孤立無援状態に陥り、宗主国のDenmarkにボコられ可哀そうな形になってしまった。
Englandとの共闘が終了し、MuscovyがNovgorodを完全に食い終わった時の話について話題が出た。
Englandは植民地競争に負けない為にもDenmarkのIcelandを抑えたいからMuscovyに手伝って欲しいと打診があったのだが
CastileがDenmarkと同盟を結んでいる事が問題視された。
CastileはEnglandがPortugalとAragonと同盟を結んでいるから
安全保障上、Englandが2ヶ国と同盟を切ったらDenmarkとの同盟を切ると提案した。
Englandからすると対FranceでAragonの同盟は必要だし
Portugalとの同盟についてはやや濁した形で説明をした。
恐らく、Portugal領のThe AzoresとMadeiraがCastileの手に渡って
植民地進出がCastileの独壇場にならないようにするための抵抗だろう。
Castileもそれを理解してか一歩も引かなかった為
Englandが「じゃあ、一緒にPortugalを攻める約束でどうです?」と提案し返した。
これにはCastileもかなり好意的な反応を見せた...が
「The AzoresとMadeiraはくれ」とEnglandが主張したのを見て難色を示した。
最終的にThe AzoresはEngland領とし、Portugalの新大陸領をCastileに割譲する事で決着をした。
スタートダッシュが肝心な植民地競争なだけに
なかなか両国ともシビアな問題である。
Muscovyが2度目のNovgorod戦を展開していた頃
西ではBrugundyとCastileが仲良くFranceに再度殴り掛かり、残りのFrance領の奪取を狙っていた。
VCでは相変わらずBrugandyが「4倍数ぶつけたのに負けた!」などと悲鳴を上げており
依然として苦戦を強いられている様子だ。
戦況はVCとチャットから察しただけなのでよくわからないが
かなり押され気味のようで、結局白紙和平に追い込まれてしまったようだ。
ここまでなら、次また殴ればいいと思える範囲なのだが
終戦直後に農民戦争が勃発し、Manpowerがからっけつだったのが刺さり、国土が次々ソマリアカラーに染まっていく。
前回のBrugundyの時もそうだが
中のプレイヤーはどうも運が悪いようで、今回も例外なくバッドイベントの総合商社状態になってしまっている。
Castileが気を利かせて、軍事費支払の変わりに反乱鎮圧に駆けつけたようだが
大きな借りを作ってしまったようにも見えた。
東へと植民を進めていたところ、MingがMuscovyの植民地が見えると言い出した。
こちらからは一切見えないが、どうやらMingはExploration Ideaを取り終えたらしく
Muscovyが東へ東へと伸びていくその直ぐ上の未入植地をスタスタ歩く探索者の姿を目撃した。
Fogの向こうがすべてMingの領土になっていないことを祈りつつ
Novgordを併合→属国独立でAdmの節約を行うのであった。
なんだかプロビをまたぐ度に減っていく探索旅団が不憫に思えたので
Mingに行軍権を与えてみた。
今回もアジア国家は1人だけなので
しばらくMuscovyとしか親交が持てず、せっかくのマルチなのに疑似シングルプレー状態になってしまっているのだ。
行軍権を得たMingの探索隊は、今度はMuscovy領をスタスタ歩き回った。可愛い。
シベリアのFogが外れるのを今か今かと待ち望んでいた頃
全体チャットに何やらどえらい内容が張り出された。
・オスマンはスペインがプレイヤーから攻撃を受けた時、スペイン本土の防衛に協力する。 ・スペインは、オスマンのトリポリ・チュニジア取得を援助する。 ・スペインはガレー船の数を、海軍総数の2割以下に抑える。 ・この条約は1480年から1580年1月1日まで有効である。
どうやら、CastileがEnglandと揉めた事で危機意識が芽生えたようで
Ottomansと強調することで防衛体制を整えたようだ。
Ottomansからしてみれば、まだ発展途上のEngland海軍よりも伸び代がすさまじいCastile海軍の方が魅力的だろうし
シーレーン防衛で優位に立てるならばと結んだように見えた。
スタートから42年経過し、ややもきな臭い雰囲気が漂い始めた。
Novgorod戦でManpowerが半分を切っていたので、一休止を挟むことにした。
その間、内政でもして国力を高めようとクリックゲーを繰り広げていたところ
建築画面から戻ると、Moscovyの南に赤いプロビが見えた。
建築不可のカラーかと思いきや、TimuridsがNogaiを食って北上し
更にMuscovyをライバル指定に入れてColiationを組んできた、なんだこいつ...。
あまりの事態に現実逃避をしようと狩りに出かけた
王子のIvan雷帝がHunting Acidentでお亡くなりになってしまった。
序盤のブースト君主が、何簡単に死んでるのさ。
Ottomansの影におびえながらも健気に生きるAustriaは、初手Veniceで2プロビ獲得し
まずまずのスタートを切ったようだ。
Austriaの周囲には国力の高いAI国家が多いので
ちょっとプロビを取りすぎるだけで周りから袋叩き似合う恐怖が付きまとう。
さすがに2プロビではAIの心(?)は揺らがなかったようでCoalitionは組まれなかったが
しばらく後にPoland相手のドイツ諸侯防衛戦へ呼び出され、HREならではの多忙な日々を送っているようである。
2度目の対France戦が行われ、Franceの力もついに衰えを見せ始めてきた頃
3ヶ国で仲良く領土を分割していた...と思いきや、今度はCastileとBrugundyが揉め始めた。
Castile「Brugundyが素知らぬ顔でSavoie占領を始めてる」
終戦まで、BrugundyはCastileからの抗議に気付かなかったようで
講和後にCastileが獲得した3プロビを見て逆に抗議し始めた。
事前の話し合いで「CastileはArmagnac/Toulouse/Languedocが欲しいですね」と明言し
Brugundyがこれを了としていたと主張するも
対してBrugundyはそんなことは言った覚えがないといがみ合ってる。
どうやら、チャットで話し合った内容ではなく
VCで交わされたものであった為に証拠が無く、BurgundyとCastileの溝が浮き彫りになった。
西が賑やかそうなのを尻目に、以前殴ったKazanをGolden Hordeから属国独立させる為に殴りつけた。
敵方に同盟参戦のTimuridsがやってくるも
既にNovgordを飲み込んだMuscovyを前に2ヶ国が勝てるわけが無く
Kazanを独立させ、溢れ出る金山の富はシベリア植樹計画(物理)の為にバキュームしておいた。
そろそろ国力も安定して来たし、Lithuaniaの国力を削るか中央アジアの征服を開始し始めるべきなのかもしれない。
植民者を送り続けて早50年が経過した頃、ついにMingとの直接植民地競争が始まった。
Ming 「...とでも思ったか?」
Musocovy「ダニィ!?」
Mingの植民地が見えたと思ったら、既に一帯にはMing the Worldが広がっていた。
やはり西の端からスタートする国と
スタートラインが自分の国の真上の国とでは勝負にならず、あっと言う間にけりがついた。
震える右腕が宣戦ボタンを押そうとしたその時...。
冷静な左腕「待て、右腕。 貴公のManpowerは尽きている。」
震える右腕「Manpowerが…!」
冷静な左腕「我が頼みの綱、Military Levelも追いつかれた。 我々はシベリアより撤退をする。」
「我らは生きてシベリアの地を奪還せねばならんのだ。」
震える右腕「生き恥を晒せと!? 私は行きます!」
冷静な左腕「ならん!」
「今は耐えるのだ。 生きてこそ得る事の出来る栄光をこの両腕につかむまで、その腕、儂が預かる!いいな!」
こうして、Muscovyはシベリア奪還計画「スノーダストメモリーズ」に着手するのであった。
西のLithuania軍が国境付近でもぞもぞしてると思ったら、未だにAustriaとの戦争が続いていたらしい。
どちらも占領を開始していないように見えたので何をやってるんだと思い
外交マップモードで見てみると、言葉を失った。
以前介入したドイツ諸邦防衛戦が延々と続き、隙を見てBohemiaが殴り掛かってきたことで
早くもオワコン皇帝領になっている。
さすがに不憫に思ったので、同盟参戦で助けようと思ったのだが
組んで見ると、Call to Allyが出来ないというのだ。
どうやら、戦争の盟主が何故かSaxonyで
AustriaにCall to Allyの権限が無いgdgdっぷり。
Manpowerが1/3程度しかなかったので
どうしようか迷ったが、結局Austiraに促されるまま個別宣戦で戦争を吹っかけた。
「後ろのお口がお留守だぜ」と言わんばかりになだれ込むヒャッハー軍団。
高揚するMuscovyの戦意とは裏腹に、出てきたPOPにはSaxonyとLithuaniaが和平したと書かれていた。
Muscovy「oh fuck......。」
何このスワップ協定。
LithuaniaとPolandとガタガタの状態で戦う羽目になったMuscovyであったが
運悪く同盟相手の同盟相手も総動員のPortugalとBohemia、Brandenbrug、Denmark...etcがなだれ込んできて
撤退を余儀なくされた。
敵の本軍がまだfogのこちら側に見えていなかったので逃げ切れるだろうとNevaに集軍をさせようとしたところ
Portugalが神がかったタイミングで強制上陸→Lithuania連合軍登場→Muscovy「うぼぁっ」のコンボを2セットやられ
主力の20k強が溶かされてしまった。
涙目になりつつも、ごめんなさいの為に講和条件を確認すると、そこにはNovgord独立の文字が...。
シベリアの消耗を武器に時間を稼げばどうにかなるかと期待したものの
Defensive Ideaを取り終えていない為に、あっさりと占領されかえって事態が悪化してしまった。
運よくプレイ終了時間に差し掛かった為、もう一度落ち着いて講和条件を確認してみると
どうやらNovgordはNovgordでも、2プロビ国家のNizhny Novgordの方だと判明。
諸々のおまけも付ける必要もあったが、思った以上に軽くて
それまで漂っていた悲壮感は一瞬にして吹き飛んでしまった。
宣戦した結果大損した訳だけど、Novgordを失わずに済んだのでなんだか気分がいい
家を這いずりまわっていたゴキブリが、よく見たら1万円相当のミヤマクワガタだったって感じか。
ちょっと違う気がするけどなんでもいいや!
ロシアの残光 東方問題 (1507年-1548年へ続く...。