各国戦略

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はじめに

データ/中華皇帝も適宜参照のこと。

明は1444年時点では他の列強と比較し、三倍以上の開発度を持つ最強国家である。
しかしながら明には様々な難題が発生していく為、オイラトや女真などで清や元を形成*1したほうのが経済面以外は楽である。
そんな明でプレイしていく為には、国内の難題を解決していくことが最も大切だ。
今回はオスマン・フランス・イングランド・スペインのような大国を難なくプレイできるレベル以上を想定し、植明帝国の形成を拡張方針として解説していく。
DLCに関しては全入りを前提としているが、中華皇帝としてプレイするのでMandate of Heavenは最低限必要だろう。

準備説明(諸問題の内容と拡張方針の説明)

まず明が抱える諸問題について説明する。

一つ目は開始時の明は北の遊牧民たちに対処しなければならない。→ 1~3で解決
これを放置すると開発度が300を超え、隣接している遊牧民国家が完全独立国*2かつ中華皇帝と同盟しておらず、停戦していない場合、国難が発生して天命が低下し弱体化する。

二つ目は初期段階においてGoverning capacityの上限まで届いている点だ。
→ 注意点で説明

三つ目は改革の時代以降の国難の明朝の危機だ。→ 5で解決
これを回避するには天命を50未満にしなければいいのだが、それは中華皇帝の改革をしないことである。
しかし改革をしないと中華皇帝は嬉しい地位とは全く言えないだろう。
AI明が崩壊する原因の多くはこれである。

四つ目は最大絶対主義*3である。 → 6で解決
これは上の三つと比較するとさほど問題ではないが、大拡張するなら対処する必要がある。

続いて拡張方針についてだが、なぜ植民?と思う方がいるかもしれないので説明すると、明は経済が優秀な為、ダカットに関しては余るので植民の余裕がある。
また新大陸やアフリカに入植することで周辺国家を朝貢させ、君主点を手に入れ、1ヶ月で得られる天命を改善でき、新大陸の金山とアフリカ貿易でダカットを大量に稼げる。

全体を通しての注意点

基本的に改革は天命が100近くになったらすること。
改革をすると天命が70だけ下がりとても強烈なマイナス補正を受ける。

儒教の他宗教との調和は85~100ぐらいでから始め、異端寛容が高い為、異端は調和しなくて良い。
低い調和は能力主義・開発コスト・Tolerance of the true faith (ToT) に悪影響を与える。

顧問はなるべく能力主義が保てるようにレベルを高くしておく。
低くなったら軍事点を使うのもあり。

異教の土地を直轄領にしたとき、調和が完了するまで貿易会社にしておくことがおすすめである。
これにより、異教ペナルティと非受容文化ペナルティがなくなる。

階級の土地はなるべく没収し、crown landの割合を上げよう。
これを上げると最大絶対主義が上がる。

Governing capacityについて
征服した土地はなるべくテリトリーにすること。
収入源ではないノードの貿易会社は分離主義が残ってて、不穏度が気になるときだけかキャパに余裕があるときに指定しておく。
ステートはキャパシティがないときは作ってはいけない。
なぜ、ここまでテリトリーの状態が良いかというとステートは100%、貿易会社は50%、テリトリーは25%の開発値がgoverning capacityに加算され、この上限を超えるとペナルティを受けるからである。

全体としての流れ (6段階に分けます)

初動.1

まずestateの管理だ。
貴族階級の特権で属国・辺境伯を二つ以上持つことでStrong Duchiesを渡そう。
外交枠+2かつLD-10%にできる強力なものがあるためだ。
他に与えたほうが良い特権としては顧問コスト減の特権だ。これに能力主義と茶の交易ボーナスを含めれば、最大-60%カットできる。
また貴族階級のIncresed Leviesという特権も明は初期の貴族階級の土地の割合が多いため、人的資源に大きなボーナスがつく。
最後に君主点+1の特権を与え、残りの王領は売ろう。
イベントで王領が30%近くに戻るので心配ない。

次に最初の侵略先を決定しなければならない。
侵略先は遊牧民がいる北か密教地帯の西のどちらかだが、ここでは一つ目の問題に早期に対処したいので北にする。
また、西のカムは外交属国化できるためでもある。
ここで即侵略できる国はオイラトもしくはホルチンである。
しかし、いきなりオイラトを攻めるのは軍の運用が上手くないと相手の軍質が高く、国土が広いために消耗も激しい。
もしオイラトを攻めるなら君主と後継者に指揮させてはいけない。
彼らがオイラト軍に野戦で負けると土木の変が起きて大変なことになる。
一方、ホルチン攻めはオイラト攻めに比べて相手の軍質はそこまで高くなく、国土も狭い為に簡単だ。

いよいよホルチン攻めとなるわけだが、その前にホルチンを倒した後を考える必要がある。
ホルチンを倒した後に考えなければならないのはオイラトへの対処だ。
おそらくこいつが遊牧民による国難を引き起こさせる原因となるだろう。
オイラトへの倒し方は大きく分けて二つある。
一つ目はモンゴルと関係改善して独立支援する。
こうするとオイラトの戦力は激減するが、問題点としてはいつ独立戦争が起こるかわからないことと独立戦争では主導国になれない点だ。
二つ目はオイラトをライバル視しやすいチャガタイと関係改善して同盟して土地を確約して攻めることだ。
今回は二つ目を想定する。

ホルチン侵攻~ソロン侵攻.2

ホルチンから領土を獲得したときのことを考えたとき、彼らの領土はテングリと密教である。
密教領地に関してはチャハルを解放して属国にして譲渡するかモンゴルに返還してLDをあげるのも良い。
問題はテングリ領地だ。明にとってはcapacityがギリギリであるため、あまり直轄地にはしたくない。
そこでテングリを国教とする国を属国として持つことをおすすめする。
しかし注意しなければならないのは、遊牧民を武力や外交による属国化をするとややLDに困る。
なぜなら遊牧民政体はLD+10%の補正を持つことと扶養限界や軍事力が高い為に戦力比から得るLDが上昇する。
これを回避するには国家解放するか遊牧民政体ではない国家を属国化する必要がある。
ちょうどこれにぴったりな国が明の近くに存在する。
それはソロンだ。
この国は国教こそテングリだが、政体は遊牧民ではない。
またNIも女真グループよりも若干優秀である。
またこの国は外交的に孤立しやすく同盟国が弱いことが多い。

ホルチンとの和平は先述の通りチャハルを解放するのも良いだろう。
そしてモンゴルに独立支援するならモンゴルにコア州を返還するのも良いだろう。
得た領土は密教地帯をチャハルにあげて、テングリ州はコア化せずに放置。
続いてソロンを攻める。おそらくニヴフが同盟国なのでこの国も属国化すると植民の点で良い。
そしてソロンを属国化して先程の放置した州をあげよう。
ソロンはpagan/土着信仰グループを調和できて、governing capacityに余裕が出るまで併合避けるべきだ。

ソロン侵攻後.3

ソロン侵攻後はオイラト以外のテングリ部族を統合したり*4、密教地帯のチベットを攻めたりするのも良い。
又、朝貢国の請求権から武力脅迫を利用して開戦*5して東南アジアの島々に進出すると植民の効率が良くなる。
テングリ部族を征服するなら、沿岸州と儒教州以外はソロンに丸投げした方が良いだろう。

こうして征服していくとルネサンスが発祥して技術ペナルティが出てくる。
よって首都北京を開発しておこう。
ルネサンスが発祥した頃には1番目のアイデアが取れる感じだろう。
最初のアイデアは探検である。
なぜなら植民地主義を発祥させることができれば、君主点が貰えて君主点の節約も出来る。
またそれが出来なくても、開発せずに自然伝搬ができる可能性があるからだ。
植民地戦略は後述する。

続いてオイラトよりも軍事技術差が出てきた頃合いなのでチャガタイと組んで攻めよう。
チャハルのコア回収やソロンに領土をあげたりする*6と良いだろう。チャガタイには一つも領土を渡さなくて良い。

1500年までの過程 (ほとんど植民戦略).4

まず植民地戦略だが、東南アジアに入植または征服(武力脅迫を利用)とカムチャツカ半島の部族を併合しよう。
東南アジアについてはザンジバルや喜望峰*7への足がかりとなる。
カムチャツカ半島についてはアメリカ大陸*8への足がかりとなる。
また、オーストラリアへの植民もおすすめする。なぜならパプアニューギニアの土地を渡すことができ、そこから隣接している領土を渡せば、capacityの節約になる。
植民については植民者を使い回し、新大陸ルートと東アフリカルート両方を併行していく。2つまでならそこまで負担にならない。
アフリカ方面はマダガスカルまで植民距離が届くようになったダカットで領土を買い喜望峰に入植し、象牙生産地*9とCoT*10を積極的に征服すると良い。

また、1500年に近づくと調和が90近くになるだろうから調和を行う。
最初に調和するのはイスラムグループかダルマグループ(ほぼヒンドゥー)が良い。
個人的にはイスラムをおすすめする。
イスラムの方のが範囲が広く、アフリカに入植するならそちらの方が有利なためだ。

1500年から絶対主義時代前まで.5

いよいよ明の二つの課題を対処することになるだろう。
まず改革の時代以降の国難は絶対に取り組むべきだ。
前にも書いたとおり、これを避ければ改革は実質不可能だ。
まず借金があるなら返済して2000ダカット以上*11は最低でも用意し、陸軍維持費を最大に上げて、安定度の減少対策のために統治点を用意していく。
そして改革が出来るようになったら、例外的に即改革*12を行う。
国難が発生したときに出る最初の反乱は要求を呑んで構わない。
受け入れても天命などに影響がなく、戦うには規模が大きすぎる。
また不穏度があるところは自治度を上げておくと良い。
国難中に出る反乱イベントは天命上昇を選び、大軍で反乱軍を倒す。
国難が終結すると天命が100近くになり、また改革が出来るようになる。

最後に補足事項として1500年以降に宋明理学の復活 / Resurtgence of Neo-Confucianism というイベントがあり、国教変更まで異端寛容を+2に出来る選択肢がある。

絶対主義時代以降.6

前に書いた通り、明は正統性がない為に、特権を使用する場合は、最大絶対主義が100を下回る。そこで国難の宮廷と地方を利用する。
この国難は他の国難と違いメリットがでかい国難だ。
国難終結時に65以上あれば最大絶対主義が20もあがる。
そして国難前に必要な最大絶対主義は85*13以上だ。
明が85以上*14を満たすには、王領の割合を増やして高め、特権をはく奪したり、黄金時代を利用して上げるとよい。

次に国難の発生させる方法。
この国難はプレイヤーの場合、自然発生させることが難しい。
発生条件を満たすには安定度や疲弊度を利用し不穏度を上げる必要がある。

最初に絶対主義を上げる必要があるので、分権派の要求を受け入れた後に自治度を下げていくと中国文化グループの開発が高い為、50以上はいくだろう。
次に国難に必要な絶対主義がそろったら、コアを返還し停戦破棄やNOCBで宣戦すると良い。相手国は儒教かテングリ*15が望ましい。
国難が発生したらすぐに安定度と疲弊を下げる。

その他

中華皇帝政体

中華皇帝は改革と能力主義を利用する法令からコア化コストを-20%にできる。
また中華皇帝は朝貢の強制CBから陸で隣接したら有効になるので請求権がなくても宣戦が可能。
能力主義から顧問コストを最大-25%でき、階級の特権があれば高い顧問も安く出来る。
朝貢国*16は便利であり、その国にはAEが全く飛ばず、包囲網を組まれたときにも解放することで自国の領土を失わない。

探検以外のアイデア

統治系: 統治アイデアはコア化コストの低下やコンプリートボーナスのgoverning capacity+25%の効果があるためとても強力。革新アイデアは顧問コスト減があるが、それ以外の効果がイマイチで、軍質とのポリシーも歩兵戦闘力+10%に修正されたため採用する必要性は薄い。宗教アイデアは調和した宗教に対し、聖戦CBが無効になるため、儒教でプレイするなら必要性0。経済アイデアは拡張プレイなら必要性は薄い。拡張アイデアはコンプリートボーナスのテリトリー最低自治率-10%は強いが、人文や統治のが欲しい。人文アイデアは不穏度を減らし、調和速度が早くなり、AE減にもなるので統治の次におすすめ、しかし寛容度や統一度は無駄にはなりやすい。

外交系: 影響アイデアは属国を多用する必要があったり、外交枠を増やせる特権のある1.30では重要である。外交アイデアは全体的に優秀で、辺境伯の解除のペナルティを無視できるのも良い点だ。諜報アイデアはAE減があるのはいいが、テリトリーからの汚職が無くなったため、影響や外交と比べ、必要性が薄い。交易アイデアは1.30では貿易会社を広範囲に作れるし、探検アイデアを取っていれば、植民地からももらえるため、必要性は薄い。

軍事系: 貴族アイデアは内政強化にもなるため、軍事点が余り、軍質に余裕があるなら取る価値あり。攻撃アイデアは規律+5%や攻囲能力の上昇が優秀であり、人文とのポリシーで分離主義や不穏度を減らすことができるため、一番おすすめ。防御アイデアは士気上昇や損耗の減少が優秀であり、人文とのポリシーでさらに損耗を減らすことができる。軍質アイデアは頼みの革新とのポリシーが薄くなったため、攻撃や防御に比べ必要性は薄い。軍量アイデアは明のような大国なら扶養限界に困ることはないが、包囲網対策にはなる。

儒教以外の宗教

1.30では市民階級の特権で異端/異教寛容度を+2できるので、人文アイデアがあれば、スムーズに国教の変更が容易だ。
個人的にはヒンドゥーかクリスチャングループがおすすめだ。
ヒンドゥーであれば、さらに異教寛容が高くなるため、人文と組み合わせれば、異教の改宗は不要。
クリスチャングループはヒンドゥーほど異教耐性は高くはないが、改宗力も高く、同君連合を組むことができる。
もちろん、スンニ派も交易ポリシーを利用することで改宗もできるため、悪くはない。

調和

調和中は年間で調和は-3されるがモニュメントの追加により他の補正と合わせて調和中でも調和減少しなくなる、どころか+0.25の黒字化が可能になった。
年間調和増加(合計+3.25)
基本:+1
安定度+3:+0.75
人文アイデアコンプボーナス:+0.25
聖職者階級の特権:+0.25
孔廟(Lv3):+0.5
フエの皇城(Lv3):+0.5

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 海岸線の要塞化ミッションの荒廃度条件いけてるはずなのにNG食らうんですが...何故? -- 2023-07-26 (水) 16:08:46
  • ファイル見たけどミッションのページの内容どおりだったよ。①全自国沿岸州の荒廃度1未満、②開発度20以上の州に最低8個の海上防衛施設、③ガレーか小型船50以上保有、④分岐ミッション「海禁政策の改善/廃止」を達成。詳細はあっちのページで確認してね -- 2023-07-27 (木) 01:32:03
  • 再起動したら無事に通りました ありがとうございました -- 2023-07-27 (木) 07:47:01
  • パラドからの明への殺気を感じる -- 2023-07-27 (木) 19:20:13
  • ビザンツより圧倒的に難易度高い説 -- 2023-07-27 (木) 19:21:14
  • 明を崩壊させたい理由は清を出したいからだと思ってるけど、もしそうならほとんどの世界線で爆発損になってて可哀想 -- 2023-07-27 (木) 20:50:50
  • 満州に明の崩壊トリガーを仕込めばいい話で中華皇帝自体にデバフ盛りすぎるとストレス過ぎて遊ぶやつ減るだけなのにな -- 2023-10-19 (木) 15:03:29
  • ちょっとずつ改善していくの楽しいぞ。でもマリの国難は許さない -- 2023-10-19 (木) 17:48:10
  • 解放できる属国全部解放して呉か順あたりに入って独立→統一し直す方がEU的な遊び方な気がしてきた -- 2023-10-19 (木) 18:26:50
  • ちょっと直したけど、むしろ全部書き直したほうが良さそう。ミッションツリーが今のになる前の記事だし -- 2024-03-23 (土) 22:12:25
お名前:

*1 明はend game tag
*2 ここではどの国にも朝貢していない国
*3 中華皇帝は正統性を持たないので正統性由来の最大絶対主義がなく90以下となってしまう
*4 すべてを征服する必要はなくモンゴル以西とその他を分断する。又、沿岸部を優先的に獲得すると植民で有利
*5 脅迫が成功してはいけない
*6 ソロンはNIで戦勝点コスト減を持つので和平時に直接渡すと良い
*7 この二つを征服すると貿易でかなり儲かる
*8 主に金山目当て、他には対西欧列強植民地
*9 外交評判+2の交易ボーナスは強い
*10 Center of Trade
*11 国難発生時の汚職対策
*12 発生時に天命が-35される
*13 国難中は最大値-20
*14 基礎値65,帝国ランク5,列強5,統一度max5から計80で5足りない
*15 AE面
*16 勿論、東方宗教・遊牧民でも可能

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