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リガの語はリヴォニア語で「円」を意味するように、リガはダウガヴァ川の河口に位置するバルト北東部の円形の良港に立脚した港湾都市である。12世紀ごろには交易の他に主要産業として漁業、畜産の拠点として発展し、12世紀半ばには当時バルト海交易に参入し始めたドイツ人商人の入植が始められた。この背景には1161年にザクセンのハインリヒ獅子公がヴァイキングとドイツ人商人を仲介し生命・財産権の平等を確立したことなどが挙げられるが、彼らの参入によってリガ市はより一層の発展をみることとなる。こうしたドイツ人の流入はキリスト教世界の拡大へとつながる。1200年、バルト地方の開拓を進めていたシトー修道会に時の教皇インノケンティウス3世から十字軍編成の命が発せられる。その対象は、リヴォニア、セミガリア、そしてリガ含むクールラント原住のリーヴ人*1であった。かくしてリヴォニア一帯はドイツ人からなるリヴォニア帯剣騎士団の支配下に下りつつも、ドイツ-ロシア中継港として発展を続けることになる。しかしその興隆と繁栄から周辺国家の介入を招くことになり、リヴォニアの地は様々な勢力の影響が重なるバッファーゾーンと化す。しかし返ってその状況が奏功し、1410年のグルンヴァルトの戦いでドイツ(チュートン)騎士団以後没落しつつある中リヴォニア騎士団は独立した勢力を維持する。それでも1435年にはリトアニア内戦の煽りを受けパバイスカスの戦いで惨敗を喫するが、これによりリヴォニア連盟*2の結束は強まっている…。
ちなみに、歴史ある美しい旧市街は「バルト海の真珠」と讃えられユネスコ世界遺産にも登録されている
Terra Mariana(マリアの地)
リガでバルト地方を中核州として領有せよ。
クールラントなどという珍しい国に変態できるが、変態すると実績は達成できないため我慢しよう。なーに、すぐにその弱さに気づいてプロイセンに再変態することになるさ
Terra Marianaとは中世リヴォニアの公称であり、原作*3では1561年にリヴォニア戦争過程で崩壊するまで存続した。
ポーランドと同盟して騎士団コンビを殴ってダンツィヒ/Danzigを確保。HRE入りして安全保障体制を確立。ドイツ北部を食い荒らしてリューベックノードのシェアを増やしつつ密かにモスクワ=ロシアに接近。同盟網再構築したら*4一緒にコモンウェルス*5を殴ってバルトリージョンを回収して終了。
勘違いすることが多いが、リガは意外と同盟に恵まれる1州国家である。というのも北ドイツの豊かな1州国家(ハンブルクとか、ブレーメンとか)と同盟が簡単に結べる(というか毎回必ず一個は申請が飛んでくる)。そもそも序盤の欧州国家の戦力は5、6州抱える中堅国家よりも1州の小国×2の方が優勢である場合が多い。したがってこのノリで彼らと同盟を結べば制海権はとれるわ陸ではなんか30k弱くるわで色々やばい。
ただし陸でのそれはうまくいった場合の話で、実際には騎士団コンビ(チュートン+リヴォニア)に各個撃破される可能性の方が高いのだ。
そもそもfavorが貯まる前にポーランドに彼らが食われてしまう。というわけで弱る前のポーランドを召喚してチュートンに挑む(NOCB)。敵同盟にハンガリーとかがいたら断念しよう。
なおfavor不足が原因でポーランドを呼べないかもしれないが、ポーランドがプロシア連合イベントを待たずにチュートンに宣戦するのを見越してリヴォニアに宣戦するのもありだ(それなりのPSと再走する根気が必須なので注意)。
ポーランドとの同盟は(戦力比などの理由から)リトアニアとの同君連合が成立する前でないとほぼ不可能だ。とっとと関係改善して同盟を締結してしまおう。チュートンに宣戦したら自軍は真っ先にチュートンのケーニヒスベルク/Konigsberg要塞に突っ込む(そして援軍が来ることを祈る)。ポーランドもダンツィヒを欲する以上、ダンツィヒ占領は競争となる。ポーランドがTuchelの要塞を落とす前にケーニヒスベルクを落としてダンツィヒを占領してしまうのだ。
講和ではダンツィヒとゴルディンゲン/Goldingenを割譲させよう。これで戦争中にオーストリアと関係改善しておけば(同盟まではいかなくてもよい)リガまでHRE州を引っ張ってくることができる(別にダンツィヒに遷都したって問題ないが首都は攻められやすくなる)。
あとはポーランド=リトアニアが弱って隙を見せるまでひたすら勢力拡大に努める。ポメラニアを煮たり内戦中のデンマークを焼いたり騎士団コンビを揚げたりしている間に宗教改革時代になってポーランドが食べ頃を迎えることだろう。属国併合したばかりのロシアは距離的な問題から同盟国に恵まれないため比較的簡単に同盟できたりする。連合からバルト地方を剥ぎ取って実績を達成したらあとはプレイヤーの自由だ。
この戦略は初動はおよそA(HRE加入ルート)と同じでポーランドと適当は北ドイツの国と同盟する。
違うのは、NOCBでチュートンに殴りかかるときにリヴォニア騎士団を共戦国指定すること。
土地を約束した宣戦は当然土地を与えないと同盟国が怒るのだが、個別和平はその限りではない。
そこで、リヴォニアからノーコストで大量のプロビを奪うことができる。
リヴォニア南部はリトアニアのインテレストがあるので占領合戦をする必要があるが。
チュートン騎士団はNOCBなことも相まって占領権を得ることが難しい*7うえ、AEがひどいので白紙講和がお勧めだ。
これなら同盟国に土地を渡さずともtrustが下がらない、というかなぜかfavorが1点もらえる。
この戦略は国家規模もaeも大きくなるのでHREへの加入は絶望的とは言わないまでも相当難しい。
外交的には相当難しい立ち位置になるので、モスクワ、デンマークとは関係改善を貼り付けよう。
ところでこの場合問題になるのがプロシア連合(ダンツィヒ独立イベ。以後、州名と紛らわしいので国としてのダンツィヒはプロシア連合と呼ぶ。)で、このイベントではチュートン騎士団が攻撃側になるので、騎士団とポーランドに停戦があってもポーランドは参戦する。
つまり、旧チュートン騎士団領がポーランドにかすめ取られてしまうのだ。
解決策としては、獲得した旧リヴォニア騎士団領からダンツィヒ(プロビ)にクレームがつけられるのでプロシア連合に宣戦布告する。
ポーランドはな ぜ か借金や厭戦を貯めているので、同盟参戦してくることはあまりない。というかしないタイミングを見計らう。
プロシア連合は戦後にミッション*8の効果でポーランドの属国となるのだが、このミッションの条件に「プロシア連合が属国でないこと」というものがある。
そこで、自分がダンツィヒを属国にすればポーランドの伸長を防げる。
内政に関していうと神権政はやはり弱い。
政府改革はそこそこで、ToT+2はかなり使える。
しかし、外交評判に補正がなく、そのため同盟が若干結びにくい、外交併合が遅い(実績の範囲内だとプロシア連合くらいだろうが)などデメリットが多い。
特に婚姻が結べないのは致命的で、かの国のライバルと同盟状態で同盟は結べないから、結婚だけしておくといったことができないのは辛い。
ただエステートの忠誠度調整がしやすいというメリットはあり、また君主死亡時に安定度が下がらない点はADMが足りないこの実績ではかなり評価できる。
統治技術Lv.10と改宗によりクールラントへの変態が可能になる*9。ところでクールラントになると政体が神権政→封建君主制となる。これで晴れて君主制になったのでプロイセン化できる(主要文化をプロイセンのままにしておく必要がある)。あとはリトアニア奥地(ルテニア地方)から正教を引っ張ってきて聖ミハイルのイコンを掲げて敵国につっこむとパワーバランスが壊れる。正教プロイセンとかチートだろ…。
あくまでもリガにとっての評価であり一般的なものではありません。
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 開発コスト-10% | <平凡> セットアップの売却、拡張のしづらさ、植民地主義が遅いなどの理由でDEVポチすることもある。 なんといってもルネサンスを受容するときに使えるが、リューベックあたりから知識の共有[要RB]を待つのもよい。 | |
守備兵増加速度+25% | <賛否両論> 要塞維持費をケチる人にとっては使える。 | ||
アルベルト司教の遺産 | Legacy of Bishop Albert | 教皇影響度+2/年 | <平凡> 改宗=変態となるので一つ目のみか。でも実績はまだだろうから使えるかも。 |
情熱+0.25/月 | |||
教会権力+10% | |||
リガのハンザ同盟の港 | Hanseatic Port of Riga | 交易効率+10% | <平凡> バルト交易おいしいです。 |
独占権 | Monopoly Rights | 首都ノード交易力+25% | <強力> バルトノードの一部はスウェーデンが握っててなかなか手が出せないが、これのおかげか占有率がやたら高くなる。 |
魔術の弾劾 | Denounce Witchcraft | 布教強度+2% | <貧弱> 改宗直後は改宗中心地と上がった改宗力でゴリ押しできる上、もう変態できる。 |
リガ自由都市 | Free City of Riga | 外交評判+1 | <平凡> |
リガの要塞化 | Fortify Riga | 要塞防御+20% | <平凡> ドイツ国家でやるときに敵同盟国のリガまで行きたくなくなる理由の一つ。 |
帯剣騎士団の復活 | Restore the Brothers of the Sword | 規律+5% | <やや強力> 定番。だけどもう変態しているだろうからここまでリガを引きずるからには何か余程理由があるのか。 |
![]() | 人的資源回復速度+20% | <平凡> これが普通の国家なら強力なんだが… 多分規律と同じで発動しない可能性の方が高い。 |
総評:あくまでも変態前提の国家なので低めの評価になっている部分もある。実態は下手な中堅国(デン○ークとかブル○ーニュとか)よりも陸軍強化があって強い。
あくまでもクールラントにとっての評価であり一般的なものではありません。
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 陸軍伝統低下-1%/年 | <平凡> | |
規律+5% | <強力> | ||
帯剣騎士団の遺産 | Legacy of Sword Brethren | 要塞防御+20% | <平凡> まだその能力引きずるのか…。 |
ゴットハルドの特権 | Privilegium Gotthardinum | 不穏度-1 | <平凡> |
重商主義の公国 | Duchy of Mercantilism | 国外ノードにおける交易力+10% | <平凡> バルトを制覇済みでクラクフへと降りていくことを想定してか交易補正も切り替わっている。 このあたりにパラドのこだわりが感じられる。 |
製造業の成長 | Booming Manufacture | 生産効率+10% | |
艦船建造期間-10% | |||
クールラントの植民地 | Couronian Colonization | 海軍扶養限界+25% | <平凡> 立地に見合わぬ植民補正つき。 史実でも大洪水が起こるまでは植民地経営とかして繁栄していた。 NOCB海外強襲に相性がいいので、ブリテンでも襲えということだろうか…。 |
植民範囲+15% | |||
ミタウの宮殿 | Palaces of Mitau | 威信+1/年 | <平凡> |
クールラント王の昇格 | Promote the Curonian Kings | 騎兵コスト-10% | <平凡> 急なポーランド成分。 |
騎兵戦闘力+15% | |||
![]() | 交易効率+10% | <平凡> |
統治系:正直何でもいい。正教プロイセンで高規律を目指すなら軍質ポリシー狙いで経済/Economic。クールラントで史実通り海洋進出するなら海運ポリシー狙いで革新/Innovative。正教化後を考え聖戦CB狙いで宗教/Religious(二手目以後)もあり。
外交系:海洋進出なら探検/Explorationと海運/Maritime。属国としてチュートンを復活させる狙いならば影響/Influenceもありか。
軍事系:バルト海での海戦も考慮して軍質/Qualityがいい。海洋進出する際にも相性がいい。対ロシア、対オスマンを考えるのであれば軍量/Quantity(二手目以後)も考慮すべきだ。
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