一頭の羊に率いられたライオンの群れは怖くない。私が恐れるのは一頭のライオンに率いられた羊の群れだ。--アレクサンドロス大王
当代スルタンのジハーンギール、王国の現状を報告するのだ。
はい! ぼくたちの国はアナトリアリージョンの東のはずれにあります。
7州を領有してるけど3州はコプト教を信じてるから宗教統一度は47%しかありません。
初期兵力は7k。扶養限界は11kだけど収支はプラマイ0なので増強すると赤字になっちゃいます。
国境を接する国は9か国ありますが、そのうち5か国はマムルーク(32k)・オスマン(28k)・黒羊朝(17k)と彼らの属国です。。。
残る4か国もすぐ同盟を結ぶから独りじゃ攻められないと思います。。。
残念ですけど、正直に言ってひ弱な国だと思います・・・。。。
確か史実で最大領域を打ち立てた英雄王がいたはずでは?
・・・ぼくの後継候補のウズン・ハサンくんは将軍にすれば[4/5/5/0]、君主能力も[4/5/6]で非常に優秀です。
歳もハサンくんの方が1つ上だし、ほんとなんで[2/3/2]しかないボクがスルタンなんてやってるんだろう・・・。
ライオンさんもきっと、ぼくなんてさっさとステーキになっちゃえって思ってますよね。。。
いいんです。叔父さんたちもみんなそう言ってるんです。
ライオンさんも正直に言ってください。ウズン君が早くスルタンになったら、きっとRise of the White Sheepの実績だって・・・
羊の群れを導くのがワシの仕事だから! 君もハサン君も大事な子羊。今回の目標実績はそっちじゃありません!
とりあえず収支を改善するために首都の要塞は撤去するぞ。
遊んでいる商人にはアレッポで仕事をさせて、軍事面はひとまず歩兵1部隊だけ増強だ。
大事なのは外交! マムルークとは同盟できないか?
ダメみたいです。軍隊が弱いし、マムルークさんの外交枠は属国とかでもう一杯だって。
同盟を考えてくれる中で一番強そうなのはAJAMさんです。。。
むぅ、Ver.1.23の時は必ず同盟できたのだが、仕方ない。
ではひとまずAJAMと同盟を結びつつ、マムルークとカラマンに関係改善の使者を送るのだ。
それからオスマンにスパイ網を構築しておくように。
我が国の当面の目標はルーム・セルジューク朝の再建。最初に攻める国はオスマントルコだ!
ライオンさん、ライオンさん、それはちょっと無謀じゃないでしょうか。
オスマンの兵力は28k。うちの4倍ちかくいます。
それよりは同盟してくれるAJAMさんと一緒に黒羊朝を叩くほうがまだ現実的ではないですか?
周りの叔父さんたちも黒いあいつらをやっつけろってずっと言い続けていて・・・でもぼくの能力が低いから・・・。
まてまて泣くな。おちつけ。そんなお前を導くためにワシが来たのだ。安心せい。
いいか、確かに今の白羊朝は弱い。だからこそ単純な数ではなく天の時、地の利に目を向けるのだ。
仮にAJAMと呼応して東西から黒羊朝に攻め込んだところで、個別の戦力では黒羊朝が上回っておる。
要塞に阻まれて合流できないまま各個撃破されるのがオチだ。
マムルークが参戦すれば1国で充分な戦力となるが、奴らは黒羊朝とは国境を接しておらんから、関係改善が成っても土地をエサにできず援軍は期待できん。
翻るにオスマンはどうか? 奴らの領土は東西に広く、奴らの最初の興味は欧州に向いておる。
そしてオスマンとマムルークは互いをライバル視し、マムルークはオスマンの土地を欲しがっておる。
オスマンが欧州に兵を動かした隙を衝けば、マムルークは味方となって兵を出す。これが重要なところなのだ。
【1445年7月】
オスマンがアルバニアさんに宣戦しました。
アルバニアさんには独立保証していたヴェネツィアさんとその属国のコルフさん・ナクソスさん、それからフェラーラさんが援軍してます。
よしよし。この面子ならかなりの粘りが期待できそうだな。こちらの準備はどうだ?
マムルークさんの態度はまだ中立のままで同盟は結んでくれません。
オスマンで活動しているスパイも請求権を捏造するほどの組織はまだ構築出来ていません。
分かった。引き続き工作を続けつつ、軍隊は国境へ動かしておくのだ。
【1447年1月】
ティムールがAJAMさんに攻め込みました。さっそく援軍を送ります。
待て! 間もなくマムルークとの関係値が100に届く(現在98)。いま軍を東に向けてはオスマンの隙は衝けぬ。
ここは心を鬼にして援軍要請を拒否するのだ。
あぁ・・・でも逃げ遅れた仲間が狼に食べられているうちに逃げるのがぼくたち羊の生き方・・・
なりふりなんて構ってはいられない。これも自然の摂理、自然の厳しさなんですね・・・。
【1447年3月】
マムルークさんとの関係値が100を超えたら態度が友好的になりました。同盟を結んでくれます。
いよいよだな。オスマン軍もいい具合に欧州に深入りしておる頃だろう。
マムルークに土地を約束して共同でオスマンに宣戦するのだ!
承知しました。マムルークさんは親切に資金提供も申し出てくれました。毎月2.82Dは助かりますね。
ライオンさんすごいです! ほとんど野戦をしないままアナトリア半島を制圧して、いまはエディルネを攻城中です。
あっ! アルバニアさんがついに降伏しました。完全併合だそうです・・・。
うむ、5年間よく粘ってくれたものだ。彼らの健闘を心から讃えよう。
あとはオスマン軍が戻ってくるまでにエディルネを陥とせたら最高だが・・・
間に合いました。これで戦勝点は93%、大勝利です! すごい、どれだけ土地を奪えるんだろう!!
マムルークが興味を持っている土地の占有権を彼らに明け渡すのだ。具体的には下図左の赤と黄の3州だな。
偶然、既にそうなっていますけど、これは何の意味があるんでしょうか?
マムルークには土地を約束して参戦を要請したからな、当然彼らにも領土を配分しなければならん。
だがもし1州でもこちらに占有権がある状態で和平をしようとすると、こうなっておったのだ。
なんですかこれは!? 土地は受け取らないけど領土を渡さなかったと怒るなんて、理不尽じゃないですか!
これは別の時空の出来事だったが、契約不履行は好感度を大きく下げるうえ、その後の他国への参戦要求にも影響を与える。
当時は途方に暮れたものだが、慌てて調べた結果、同盟国が興味を持つ土地の占有権をすべて明け渡せば良いと分かったのだ。
というわけで、これで好き放題に土地を奪ってもマムルークからは文句が出ぬぞ。
将来を考え、要塞2州を含めつつ海峡封鎖を可能にする形でこれくらい奪ってしまうとしよう。賠償金も忘れずにな。
まってライオンさん! 過剰拡大78%は我慢するとして、アナトリア半島の皆さんを全部を敵に回すのはダメェェ。
まぁ落ち着け。こちらにはマムルークがついておるからそうそう攻め込まれはせん。
それよりオスマンを弱体化させる方が優先だ。
これを見越してカラマンには関係改善の使者を送り続けておったし、他国にも順次外交官を派遣して宥めればよい。
戦後はAYDINとERETNAを属国開放するのだ。過剰拡大も軽減できるぞ。
ERETNAには当初からの領土だったErzincanも渡すことになりますけど・・・。
Eretnaは今回奪わなかったオスマン領に加えてカラマン領にもコアを持っておる。
どちらも豊かな地域だからな。中核州とするのに必要な君主点を考えれば、1州程度は我慢してみるとしよう。
なるほど、分かりました。やっぱりライオンさんの考えは深いや。では停戦交渉の使者を送ります。
(だいぶ行き当たりばったりなんじゃが、そうは言えない空気になってきたのぅ・・・。)