まずは中華帝国システムから解説していくぞ。
もう6回も同じスクリーンショットを撮って文面を考えてるから慣れたもんだな。
皇帝位の奪取や幕府システムの解説は先達がおることじゃから、ここでは明関係の話に絞るぞい。
まず中華帝国の仕組みからじゃ。皇帝が1国、朝貢国が多数存在しておる。
HREよりも遥かに単純明快ですね。中華帝国領域なんてのも無いし。
一応「中国領域」というものはあって、これを支配している他国に対し中華皇帝は「Unify China(中国統一)」のCBを持っておる。ただMingなら使う意味は無いのう。
次は「勅令」だな。
中華皇帝はMeritocracyを20消費して、6つの内1つ勅令を発布できるのじゃ。効果期間は10年間、それが過ぎるとまた6つから選びなおせる。最初はルネッサンスの自力受容を考え、開発コストを軽減するExpand Palace Bureaucracyを選択するぞい。*1
Meritocracy?
中華皇帝が正統性(Legitimacy)の代わりに持っとるパラメータじゃ。勅令発布で大量消費する代わりに増えやすくなっており、継承で変動することも無い。暗君や傍系が立っても簡単には滅びんかった明朝らしいシステムじゃの。
そして一番大事な天命(Mandate)。
0から100まで、
い方が良いというHREのIAみたいなもんじゃが、天命の方がずっと重要じゃ。こいつは主に皇帝の戦闘力に直結するのじゃ。0になると生産半減、被射撃・被白兵ダメージ共に+50%のペナルティを受ける。
それってどれくらいのペナルティなんだ?
参考までに遥か未来のネタバレをすると、改革の時代のスペインテルシオが被白兵ダメージ-30%、絶対主義の時代のフランス銃士隊が被射撃ダメージ-20%じゃ。
えぇ・・・(もう死ぬしか)ないじゃん・・・
そして天命を80まで上げると、そのうち50消費して改革を進めることができる。これについてはその都度触れていくつもりじゃ。
天命を稼ぐために重要なのが、朝貢国を集めることです。朝貢国の総Devが
いほど天命変動がプラスに、隣接する非朝貢国の総Devが
いほどマイナスになります。
朝貢国・・・従属国家の一種だよな?
実はそうとも言い切れないのですよ。Subject Nationとは名ばかりで、朝貢国は自由に同盟や戦争をします。むしろ外交枠を消費しない、独立保障の上位版と考えた方がよろしいでしょう。
宗主国は、朝貢国の防衛義務があります。援軍要請を断れば、威信と天命が削られます。ただ、朝貢国の非朝貢国への攻撃、朝貢国同士の戦い、またそれに非朝貢国が同盟参戦している場合などは介入義務がありません。
外交での朝貢国化は同盟より少し難しい程度。皇帝の領土に近く、それなりの友好度があれば簡単に朝貢してくれます。
戦争での朝貢国化もできるぞ。属国化と違い、必要戦勝点が80%を超えることは無い。つまりどんな大国相手でも、一戦で跪かせられるのだ。
また中華皇帝は国境を接する非朝貢国に「Force Tributary」CBを持っている。領土割譲に外交点が必要になるからHoly War CBやImperialism CBには劣るが、開幕から簡単に使える便利なCBなのだ。
そして何と言っても、朝貢国からの貢物が美味しいんですよねぇ。毎年1月2日、各朝貢国(LD50%未満)から統治点、外交点、軍事点、人的資源、金*2のどれかを、その国の規模に応じて受け取れるのです。しかも皇帝が選べる。
はて・・・朝貢とは臣下の貢物を数十倍にして下賜する、皇帝にとって圧倒的に不利な不平等貿易ではなかったのかのう?
アップデートで確実に変わると思ってたんですが、1.21から1.22に進んだとき*3は手付かずだったんですよね。
くれるっていうんだから貰っときゃいいんだよ!(帝位奪取AARから目をそらしながら)
君主点を出せる国からは状況に応じて必要なものを出させるようにし、君主点を出せるほど国力が無い国からは人的資源をかき集めます。金は余っていますからね。*4
そして朝貢国には、属国と大きく違う様々な命令を出すことができます。
うーん、LDが上がってしまった。次の新年で君主点が貰えないな・・・
そんな時にはBestow Gift。対象国の収入半年分を払ってLDを-15%も下げられます。
むむむ、Estateに威信を払ったせいで廃嫡できぬ・・・
そんな時にはDemand Artifacts。威信がプラスでLD50%未満の朝貢国から、LD+25%と引き換えに威信5を奪えます。しかも制限なしで何度でも。
最近のバージョンでは威信を稼ぎにくくなったから、こいつは他国に取っちゃ凶悪な特典じゃのう。
この快適さは癖になりますよ。もう化外プレイには戻れない。
ようやくスタートじゃ。しかし明は最初にしておくことが多いぞ。
初期状態で朝鮮とインドシナ半島東部諸国、マラッカが朝貢しています。他にも2つ返事で朝貢してくれる国がいくつか。
ライバルは足利のみ。大名がついているとはいえ、この戦力差でライバル指定は心が痛む。
内政は(皇帝以外)最強の体制で臨んでおるぞ。要塞をほぼ無くし、Estates顧問込みでLv3,3,2を揃えたが、まだ20ダカットの黒字が残っとる。
皇帝といえばさっきノリで流してしまいましたけど・・・
うむ、開幕1か月で朝貢国から威信を搾り、Qiyu君を成王に戻しておいたのじゃ。
威信に-50のペナルティが付いたから、ついでにもう一回搾取して回復させたぞ。
ぶっちゃけハーレムに次いで気軽なガチャですよね。
皇族全滅を防ぐために朝鮮・チャンパと政略結婚。後者から皇后をいただきました。
大国プレイで多数国を相手にするとき便利なのがこちら、MoH追加要素、外交マクロでござい。
周辺諸国への各種外交行動が成功するかどうか一目で分かるんじゃな。El Doradoの自動探検並みに助かるわい。
まずは朝貢に応じてくれる国に外交官を・・・あれ、ポジティブリストから建州女直が消えた?
あー、それさっき恐喝したからだわ。
!?
建州領のHetu Alaは北京ノード内なので、ミッションが来たのを良いことに戦争解禁時点で強奪しておいた。大国明にはおの手のミッションがポンポン来るし、恐喝も1回なら簡単に通る。Threaten War縛りの明拡張プレイもいいかもしれない。
北京ノードの貿易収入は明の要じゃからのう。ただ北京ノードと西安ノードを回収する以外では、関係改善して朝貢させることを優先させるのじゃぞ。
もう一つだけシステム解説をせにゃならん。MoHの儒教強化じゃ。
このHarmonyは、正教の大主教権威やイスラームのPietyとは違うのですか?
Meritocracyと同じで、貯めることより使うことが重要になっておる。国内に存在する宗教グループから一つを選び、毎年Harmonyを3ずつ「Harmonize(受容)」の値に変換することができる。受容が100まで進行すると、その宗教グループは「国境並」の待遇を与えられるのじゃ。*5
そうすると、どうなる?
その宗教を国教とする国との関係から異教ペナルティが消えるのう。またその宗教の特性の一部を取り込めるのじゃ。あとはまあ、収入が若干増えると思えばよい。
まずはPaganグループを受容するんですね。
前回プレイではアフリカに植民するので必須じゃった。今回も北方騎馬民族のTengri国家と仲良うするのに良い。
僅かだが不穏度が下がるのもありがたいな。
ようやく本格的に時を進められるぞい。
Hetu Araを奪った次のミッションでチャガタイへのConquest CBが出来た。全兵力を集結して一気に叩こう。(1445年6月1日)
うわあ・・・損耗が恐ろしいことに・・・
軍団を小分けして各プロビに並べよう。実のところ遊牧民ボーナスがあるチャガタイ軍が本気で襲い掛かれば、明軍はひとたまりもない。だがAIは数の差を第一に考えるので、後詰を見せつけておけば攻めてこなくなるのだ。
なぜかチャガタイがウズベクに戦争を仕掛け、チャガタイ軍が本土から消えたので楽々全土占領。東西を一気に突っ切る領土割譲で和平じゃ。(1447年1月1日)
さすがにそれはまずいのでは・・・ほら!ティムール朝と接したせいでDisaster「Unguarded Nomadic Frontier」が!*6
カザフを復活させて征服地を任せ、蓋をする。こいつは中央アジアに広大なコアを持っておるゆえ、拡張の助けにもなる。
拡張っつったって、この先にはもう進めないが。
朝貢国に地図(Central Asia Map)を共有してもらうのじゃ(Reuest to hare maps。Mare Nostorum要素)。このためにバルーチスタンを朝貢国にしたんじゃぞ。
しかしRequest to Share Mapsには威信-15が・・・
朝貢国からせびり取るんじゃー!(主にバルーチスタンから)
朝貢国、万能。
・・・切り取るだけ切り取ってきたぞ。ウズベクはチャガタイとも交戦中だったから、割譲の仕方が少しいびつになった。(1449年1月17日 – 1450年6月1日)
ノガイ戦では同盟国クリミア軍は、キプチャクに阻まれてノガイまで届かなかったようですね。(1450年10月1日 – 1451年10月28日)
戦争と戦争の間には朝貢国を増やす努力をしておる。戦争中は交渉できんからの。あた見ての通り、プロビ割譲は最低限に抑えておる。一つには一気に中央アジアを駆け抜けることで、周辺がAEを溜める暇を与えないためじゃ。
カザフを併合した瞬間。周りが敵だらけで天命激減とくるのが怖いですからね。
もう一つの理由は・・・まだ秘密。1章か2章先で解説することになろう。しかし
逖よ、次のキプチャク戦では容赦無用じゃ。具体的に言うと、アストラハンノードを奪えるだけ奪ってくるんじゃ!
ウズベク―チャガタイ間の和平でヒヴァが独立していたので、朝貢国にしたうえでPontic Steppe Mapを獲得しました。準備は万端です。
スッキリしないが、まあ何かデカいこと考えてるんだろ。あちらさんは同盟も組んでないようだし、ちゃちゃっと潰してきますわ。
正統帝は呟いた。
「まだ1451年だぞ・・・モスクワプレイでもここまで来たことないのに・・・」
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