ここは写真のトリミングに疲れた筆者が勝手気ままに考察する部屋です。ここの内容に関しての意見があれば積極的に議論しますのでAARコメントにどうぞ。
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「内陸国家は強いのか?」
結論から言いますと経済的には弱いが防衛は楽、となります。
経済力に関してですがEU4の優秀な交易ノードは多くが海洋ノードです。こうした地域の交易中心地を領有し小型船をとばせる沿岸国家と違い内陸国は交易利益がなかなか出せません。今回のスイスのラインラントノードだってそこそこの交易収入を出していますがそれは全体の1/4以下に過ぎませんでした。これは下流からの交易力伝搬によってリューベックノードやシャンパーニュノードに引っ張られるのに加え、そもそもドイツというそこそこ豊かな地域から湧く税収と生産収入が割と多いためです。更に生産収入を支え交易収入を底上げするのは工場ですから海洋国家よりもその重要性は高いといえるでしょう。また、特に制約のないプレイであれば、早めに沿岸の優秀な交易ノードに進出することをお勧めします。
[例]インド
ラサ→ベンガル
デリー→グジャラート
デカン→ベンガル、グジャラート、コロマンデル
防衛に関してですが内陸国家は四方を陸上国境線で囲まれており一見防衛しづらいように思われます。だから例えば海洋進出しないスペインやフランスには劣ります。しかし史実によれば海洋進出をはかった欧州大陸国家(ポルトガル、スペイン、フランス、オランダ、ついでにロシア)は全て海軍ガチ勢のイギリスに潰されています。そしてこれはEU4においても当てはまることです。無論、プレイヤースキルによってこれらの大陸国家でも海洋進出しイギリスを打倒することは可能です。そこまで難易度も高くありません。しかし、その手を広げれば広げる程管理する地域が膨大となり防衛上の失敗や操作ミスが相次ぐようになります*1。その点、内陸国には海さえ無いため防衛は楽なのです。したがってストレスに弱い筆者のようなプレイヤーはぜひスイスやモスクワでプレイしましょう(露骨な宣伝)。
更に筆者の考えを述べるのであれば、シングルプレイにおいてはAI相手に多少のミスも取り返すことが可能ですがマルチプレイにおいてはその限りではありません。故に海に出ず、海を必要としないロシアがおそらく最も簡単でしょう*2。