~invisible hand of god~
この話に登場する歴史っぽいエピソードは全部フィクションです。
世界は常にかの国の動向を恐れていた。
世界各国が抱くジェノヴァのイメージ図
何十年も沈黙を守ったかと思いきや、前触れもなく貿易の中心地を奪う為に宣戦布告。
目的だけ達成すれば必要以上には奪わない。
ジェノヴァが巻き起こす災厄は嵐のように過ぎ去るのを待つしかなかった。
スペイン領パナマ。 この要所と言い難い地を巡って争ったジェノヴァ=スペイン戦争の意味を世界は後に知ることとなる。
1742年 / うわぁ…士気差がすごいことになってきたぞ
グリマルディ家当主、アカツキ・グリマルディ
前任の方針を継承して運河建設でガンガン世の中に銭をたれ流すわ。
1745年 / キール運河の建設を開始。 運河事情は知らぬがこの距離を大金かけてショートカットする意味があるのだろうか。
1748年 / 全ての産品における交易品リーダー達成まであと少し。
1748年 / 有り余る金で嫌がらせをしていたら実績「Viva la recolucion!」達成
1751年 / 属国デンマークの外交併合完了。
ノブゴロドノードにおける貿易船駐屯拠点
重畳ね。
これで世界のどのノードに対しても交易船を派遣できるわ。
デンマーク併合をもってジェノヴァの交易網は完成したとされている。
ノブゴロドの利益までかっさらっていくなんて奴らはどれだけ欲張りなんだ!
1754年 / キール運河建設完了 / 同年にはパナマ運河計画スタート。
うーん。ステキな頭取になるには何かが足りないのよね。
キリシマはそれが何かわかる?
現状ですと貿易技術の上昇でしか利益を伸ばせませんね。
ジェノヴァ貴族が交易を牛耳っていることによる非効率を是正する必要性があるのかもしれません。
1756年 / 「あー、マジ仕事多すぎブラック企業だわー」
市場に銭を流すだけでは限界があるわね…。
革命というより、ジェノヴァは原点回帰する必要があるのかも。
植民する場所がなくなったので北米の内陸部に入植中。 貿易的にはカリビアンノードに拠点があれば問題ない。
植民国家名物、戦争勝手に開始。 / enforce peaceで介入するのも面倒だったのでGive subsidiesで援助するに留める。
グリマルディ家の頭取アカツキは動いた
かつての10人の大商人(現在は15人)を軸とした政治体制への復古…
フランスに対抗する為に捨てたMerchant Republicへ回帰したのである。
1760年 / 共和国の元首は再びドージェと呼ばれるようになった。
アカツキ様、報告いたします。
今まで貴族が独占していた利権を商人に開放したところ…。
before
after
ふふ、アカツキの狙い通りね。
(…え、嘘ッ。利益増えすぎじゃない?)
増えたのはジェノヴァだけではありません。
世界中の富が25%は増大しています。
精々100D前後をうろちょろしていた他国も一気に20~30Dは収入が増加した。
キリシマが分析したところによりますと重商主義(Merchant Republic)に回帰した結果、商人は自由に貿易を行なえるようになりました。
その結果として我々の勢力圏において交易が活発化。
生産物の供給が増大して他国は生産収入が増えました。
これが世界中の富が増えた原因です。
WoN導入時限定 Merchant Republicがシェアを持つトレードノードに所属するプロビンスは支配下にないプロビンス以外はシェアの分だけ生産収入が増加する。 この場合はジェノヴァの支配下にないプロビンスはジェノヴァが持っているシェア分だけ生産量が増加している。
我が国は今や世界中のノードにおいて高いシェアを誇っています。
ジェノヴァが50%のシェアを持つノードであればジェノヴァの支配下にないプロビンスでは50%生産量が増加します。
でもそれは他国の生産収入が伸びた理由なだけでジェノヴァの貿易収入が増大した理由ではないけれど。
細かい計算式は省きますが交易品の価格に生産量(その他諸々の補正)をかけた結果伸びるのは生産収入だけではありません。
その増加した生産物を取引することによって得られる利益……
つまりノードの交易価値(trade value)も増加したのです
ですので
(1)ジェノヴァの支配領土が少なく(2)貿易シェアは高い
このようなノードでは貿易利益が増大いたしました。
一方貿易利益回収拠点(ほぼシェア100%)にしている南アフリカのように他所の国がないようなノードでは全く利益が増えていません。
特に東南アジアの利益の伸びっぷりがすごいものね。
ジェノヴァの所持プロビはトレードセンターだけでそれ以外は他所の国が保持。
他所の国が持っているTPも保護国にして半分手に入れている。
更に交易技術の影響もあって交易船による交易力が低いから高いシェアを確保できる。
はい。
結果として貿易価値(Trade value)が増えてシェアも高いという重商共和制貿易における理想状態をかなえることができるのは保護国化できるアジア方面ということになりますね。
1762年 / 重商主義が上昇するミッション達成
重商共和制にした途端に重商主義が上昇する系ミッションが出るようになったわ。
基本的に事前調査など一切しないのでミッション出現条件を知らなかった筆者。 この時まで重商主義はランダムイベントで数ポイントずつ上げるしかないと思っていた。
どちらにしろジブラルタルを取れとかアレキサンドリアを取れみたいなミッションが出ても初期のジェノヴァでは手のつけようがないミッションですからね。
この時期まで取っておいて正解だったのかもしれません。
私掠船にぶちぎれたので戦争起こせやと商人に煽られる図。 重商共和制にしたらこんなイベントが起きるようになった。
1764年 / パナマ運河完成。
商人による共和制への回帰。
これはアカツキの想定していた以上の成果を生んだわ。
続いてジェノヴァの覇権を世界中に認めさせるためのプロジェクトをスタートするわよ!
The Grand Armada計画
ジェノヴァの天下を世に知らしめるべく壮大なプロジェクトが動き出そうとしていた。
馬鹿げています。
総費用25000D、維持費を考えるとそれ以上の資金がいるうえに効果のほどは不明です。
この計画を実行したところでロシアの野心を挫けるとは到底思えません。
ジェノヴァが武威を示さなくてはならないのは敵ではないわ。
同胞に対してよ。
こうしてアカツキはヨーロッパにおけるジェノヴァの支配下にある港に戦艦建造を指示。
1770年
ヨーロッパは未曾有の造船ラッシュに沸いた。
1775年 / そして…
計画開始から5年経過 / The Grand Armada達成。 難易度は普通だが借金すると達成できないのでそれなりの経済力が必要。
サルディニア島に艦隊集結。 / これくらい維持費が必要だがジェノヴァは海軍維持費-33%なのでまだマシ。
1776年 / 500隻の戦艦はジブラルタルを抜けて北上。
The grand armadaはジェノヴァ領Oselに移動。
ただいまよりThe grand armadaによる世界一周計画を開始します。
この計画の目的はキール、パナマ、スエズ運河の全てを通過して運河の通過実験を行なうことにあります。
(ロシア)
……表向きの理由はそうなっているけれど、実際はあの艦隊を世界中に見せ付けることでジェノヴァの覇権を世界に示すことにあるのだろうね。
(プロイセン)
1777年 / キール運河通過中。
あれが噂の無敵艦隊……。
プロイセンもドイツ統一を成し遂げて対抗しなくっちゃ…
一度も戦ったことが無い無敵艦隊か……。
よし、まるゆ。俺に任せておけ。
お前を世界一の国の王様にしてやるからよ!
プロイセン王国、幾度もオーストリアと激闘を繰り広げることで勢力圏を拡大する。
海洋国家に軒並み嫌われたジェノヴァ唯一の同盟国であった。
北上。
でかい漁船群を見つめるアイスランドの住民。
ただ次の目標地点であるジェノヴァ領カリブ政府とポルトガル植民国家が戦争を始めてしまいましたがいかがいたしましょう。
さすがにあの重要拠点を奪われるのは不味いわ。
アルマダがパナマ運河を通過してからenforce peaceで介入してちょうだい。
伝説の冒険者アベ・グリマルディが残した遺産はジェノヴァに莫大な富をもたらしている。
1778年 / パナマ運河通過。
大西洋を越えて
傷はちゃんと修復してちょうだい。
大西洋を越えてボロボロになった戦艦を保護国に見せるわけには行かないわ。
(日本)
Chikuzen取られているけれど今日も日ノ本は平和でおじゃ……ってなんじゃありゃ!
カイコクシテクダサーイ(カイコク済み)
黒船来航(くろふねらいこう)とは1780年にVitale Giustiniani提督が率いるジェノヴァ海軍無敵艦隊の戦艦500隻が、日本浦賀に来航した事件。
日本におけるターニングポイントとなった事件として歴史書に記されている
民明書房刊『Rising Sun』より
明、満州にもご挨拶
1781年
無敵艦隊はジェノヴァ領マラッカに寄港。
計画の途上で死去したVitale Giustiniani提督に代わってBenedetto Senarega提督が艦隊の指揮を執ることとなった。
ジェノヴァ貿易の重要拠点。 イナヅマとアンドレア・ドーリアの冒険譚の始まりの地ケープを目指す艦隊。
あの艦隊は……噂の無敵艦隊ですな。
イナヅマお嬢様とドーリア提督との旅は生涯忘れられぬものとなりましょうぞ。
去っていったか。
あまりに長く人の世に関わりすぎたがアスラン王の国を目指していざ往かん。
我輩の生あるうちは冒険に終わりはないのだ!
艦隊はスエズ運河を目指して北上します。
ここでジェノヴァは世界貿易における目標の一つを達成しました。
1782年 / 全交易品のトレードリーダーとなる。
禁輸もかなり食らっている。
対抗して禁輸したいのだけどrival指定している国以外にやると貿易効率落ちるのがネックね。
1782年 / アデン湾到達
長い旅路であった。
銭を支配することで世界を支配する…
…一人の男から始まった野望の終着点が近づきつつあった。
ジェノヴァ人居留地が存在したkaffa、azovを通る。 この地を手放すことが物語の始まりであった。
ジェノヴァ人の故郷へ
1783年 / 足掛け7年。無敵艦隊は終着点に辿りついた。
ジェノヴァはこの航海で500隻の戦艦、3つの運河を作る国力、そしてそれを7年間維持する経済力を世界中に示したのであった。
1787年 / 実績「A Protected Market」も達成。
1797年 / 富豪主義の商人追加を得て商人は総勢20人となった。
1801年 / 利益を伸ばす為に試行錯誤中。収入だけは1000D突破。
1815年 / ラスト5年ということでpolicy全部発動。 policyは5つまでしか同時発動できないことをこの時初めて知る。
1817年 / 序盤は政治点の枯渇に苦しんだがALL32レベル達成。 Genoa can into space!
1817年 / 収入1213D-艦隊支出68D=1145D 貿易収支1000Dを越える目標も無事達成。
この段階の世界全ての国の貿易収入は計1605D。 貿易収入シェアは76%となった。
実績「Just a Little Patience」達成 初鉄人のイングランドプレイは完走していないのでこの実績を取っていなかった。
1820年 / 最終貿易収支は1285Dとなった。 支出の半分以上は植民国家への資金援助(1国辺り月100D×4)
ジェノヴァ影響圏
世界地図
銭ゲバアドベンチャー ~完~
<コメント返し含め編集中>