AAR/第4回オスマン世界征服完全版

第4回オスマン世界征服完全版/0話 戦略

はじめに

新バージョン1.28で様々な国家をプレイした結果、世界征服プレイの難易度が格段に上がっていると感じました。体感的な難易度は、
1.28>>(超えられない壁)>>1.27>>1.25>1.24以前
というような感じでした。

難易度を上げている主な要因としてまずは、
・最大ステイト数を上回るテリトリーから発生する汚職費用増加
・改宗費用の増加
などによる財政の悪化が非常に厳しく圧し掛かってきます。
過去バージョンでは借金を殆どしていませんでしたが、今回は中盤まで借金漬けになりました。
これにより軍拡も以前のようにすることが出来ずまた、建物の建設や高レベルアドバイザーを雇えないので侵略スピードが低下します。

またアイデアの変更もあります。
・影響アイデアからAE20%減の効果が無くなった。
・探険アイデアの弱体化(植民者1人減) など          

これにより今までのようなアイデアの取得が出来なくなりました。
特に完全世界征服を目指すうえで植民が欠かせないのですが、以前のような探険アイデアだけ取れば良かったものが拡張アイデアまで取らなくてはならなくなりました。

さらに従属国の挙動も変わりました。
・植民地国家が改宗及び文化変更を行わなくなった。
・属国が改宗費用の増加により属国領地内の改宗に消極的になった。
これらは世界征服の難易度が上がるのは勿論のこと、One Faithを狙うことが非常に難しくなりました。

主に以上の項目が世界征服プレイの難易度を格段に上げている要因となっています。
その結果、現1.28バージョンで世界征服+One Faithを狙うには新たに戦略を考える必要が出てきました。

方針

One Faith達成の為に、以下の方針を取りました。

・国教はスンニを維持する
・貿易会社地域への早期侵攻
・AEマネジメント(包囲網対策)
・世界情勢のコントロール

各方針の詳細を順に述べていきます。

宗教

今回はコプト化はせずにスンニのままでいきます。
宗教の効果を単体で比べた場合にはコプトの方が優秀だと思いますが、今回は敢えてスンニを維持します。
理由としては、
・影響アイデアの変更により特に序盤におけるAEマネジメントが難しくなった。
 →初期の侵攻先の大部分がスンニ国家のため、スンニ国家の包囲網を早期に組まれてしまいます。早期の包囲網は初期拡張を大きく阻害してしまうため同宗教であるスンニを維持して多くの国家を激怒の状態にさせないようにします。

・初期の属国の大半がスンニ
 →初期の段階で作成する属国の大半がスンニになります。過去バージョンでは属国はその領地内の改宗に積極的でした。しかし現バージョン1.28では属国の自力改宗はほとんど期待できなくなりました。宗教アイデア持ちでしたら多額の援助金を送れば改宗もしてはくれますが自国オスマンにそんな資金の余裕はありません。
よってOne Faithを目指すには過去バージョンのように属国も強制的にコプト化させるこが出来なくなりました。

・改宗の手間
 →One Faithを達成するためには全ての州をスンニにする必要があります。スンニであることの利点はまずは一つ目に元々スンニの州が多い事が挙げられます。これは改宗をする州の数が少なくて済みます。改宗費用が跳ね上がった現バージョンでは大きな利点となります。
二つ目は貿易会社地域の改宗が自動で行われることです。インドや中国沿岸部などの広大な範囲を貿易会社の改宗効果で全てスンニに改宗出来ます。これはその貿易会社内の交易力の50%と商人が一人必要ですが条件さえ満たせば可能です。これはイスラム教限定の効果なのでコプト化をすると全て自力での改宗が必要になってしまいます。三つめは「Unify Islam」のデシジョンの効果を享受出来ることです。条件は厳しいですが達成出来れば改宗強度UPなどの有用な効果が得られます。今回は「Unify Islam」達成の為に序盤の侵攻方向を決めて動いていきます。

・オスマン専用政体
 →コプト化してしまうとオスマン専用政体が無くなりますが、スンニを維持すれば当然優秀なオスマン専用政体のままでいられます。後継者ガチャに役立ちます。

財政

上記でも述べましたが過去バージョンに比べ財政が格段に厳しくなります。収支の安定化の為に可能な限り早期にインド及び東アフリカの貿易会社地域に侵攻します。インドから流れてくる利益をザンジバルノードでコレクトし収入の安定化を図ります。

包囲網対策

拡大プレイでは避けて通れないものが包囲網対策です。
そもそも包囲網が作られる条件は、
・自国に対するAE(侵略的拡大)が-50以上で友好度がマイナスの国家が複数ある
・その国家全ての軍事力と自勢力の軍事力を比較して優勢である
と包囲網が組まれてしまいます。
しかし自国との間に停戦期間があると包囲網に参加できません。
よって、AEを上手くコントロールすることや自勢力の軍事力を上げること及び激怒している軍事力のある国家とは停戦期間を設けることで対処します。

・AEマネジメント
今回のプレイにおける具体的なAEマネジメントとしては上記「宗教」の項目でも述べましたが、国教をスンニのままとし序盤の侵略先であるスンニ国家の友好度を維持しています。また軍事力のあるスンニ国家には外交官を派遣し友好度を上げています。
さらに属国のReconquest CBを積極的に活用しAEを大きく上げないような拡大方法を取ります。可能であれば東アフリカやインドのスンニ国家の外交態度が「?」の状態を維持して包囲網に入られないようにします。
これは重要なことですが「AEは時間と共に減少する」ので自国に対するAEが無い国家があるのは非常に勿体無い事です。よってキリスト教圏にも度々侵攻しAEを分散させます。今回は「Unify Islam」達成の為にイベリア勢に序盤から仕掛けています。

・軍事力強化
これは前回の「第3回オスマン世界征服完全版」と同じです。早期にフランスと同盟し中盤以降明と同盟を結び自勢力の軍事力をかさ上げします。
しかし中盤までは財政難から自国の軍事力を大きく上げられずに度々包囲網を組まれてしまいます。

・停戦期間
俗に「停戦サイクル」といわれるもので激怒の国に対して設けた停戦期間が終わると同時に宣戦布告をし包囲網に入らせないようにします。具体的には序盤のマムルークがあたります。また将来的に侵略予定の地域の大国とは一度同盟を結び破棄することで停戦期間を作り出します。

世界情勢コントロール

世界征服に於ける重要な要素の一つに「大国を作らせない」があります。
将来的に大きくなる国家は予め予想が出来ます。
・フランス
 →イベリアに侵攻しないよう同盟を結び一緒に攻めることでカステラとの間に停戦期間を設ける。
・イングランド
 →フランスとの同盟で大陸に侵略できないようにする。
・スペイン
 →新大陸の植民地を定期的に奪うためフランスから隔離します。
・モスクワ、コモンウェルス
 →どちらかが拡大すればどちらかが縮小します。今回はモスクワがオスマンの侵攻の後に衰退した為、コモンウェルスがモスクワに独立保障をかけました。コモンウェルス自身で侵略先を狭めてくれました。またモスクワですが前回はロシア化させてシベリア植民に貢献させましたが、今回は改宗が大変なのでシベリア植民はさせません。
・インド諸国
 →ジャウンプル、バフマニー、ヴィジャヤナガル、ベンガル、デリーこのあたりのどれかが伸びていきます。早期にインドに進出することにより超大国になる前に叩きます。

以上のように可能な限り大国を作らせないように動きます。オスマンの近隣諸国に関しては「Send Warning」を行い拡大を阻害します。

侵略先の順番

予め侵略先の方向性を決めておきます。
①イスラム圏:中東・エジプト・アラビア・中央アジア
 ヨーロッパのキリスト教圏にはイベリア半島を除き手を出さない
②南アフリカ・インド・東南アジア
 貿易会社リージョン
③明の朝貢国以外の東南アジア勢・アフリカサブサハラ地域
 明に接するようにする
④ヨーロッパ
⑤中華圏・極東アジア・日本

今回も可能な限り軍隊の運用を集中させ、移動時間のロスを減らします。
AEを全世界にばらまかないようにします。
また、新大陸には植民が可能になった段階で部隊を常駐させ、
旧大陸と同時並行で侵攻しています。 

Estate

前回と同じです。
外交併合した属国のAutonomyの高い州に新Stateを張り替える位で、厳密な運用は行っていません。
ただし可能な限り君主点はしっかりと20年ごとに150点得るようにしました。
各種特典も積極的に活用しています。

Institution

これも前回と同じです。
Renaissanceだけ首都にのみMIL点を使い受容しました。
Colonialism以降は自然伝播による受容をしています。
Colonialism、Printing Pressについては、Genoa及びVeniceからの伝播待ちです。

アイデア

<初期>
1:Influence(権勢)
2:Administrative(統治)
3:Religious(宗教)
4:Exploration(探検)
5:Expansion(拡張)
6:Offensive(攻撃)

<終盤>

1:Influence(権勢)
2:Administrative(統治)
3:Religious(宗教)
4:Exploration(探検)→Diplomatic(外交)
5:Expansion(拡張)→Quality(軍質)
6:Offensive(攻撃)→Aristocratic(貴族)
7:Humanist(人文)
8:Trade(貿易)

アイデアの取得順と選択は前回から変更しました。
植民の為に探険と拡張アイデアの両方を取得しています。人文アイデアを早期に取れない為に絶対主義の時代以降反乱が頻繁に起きています。
外交、貴族、貿易アイデアは完全にポリシーの布教強度UP狙いです。軍質に関しては軍事点が余る為に取っただけです。

外交

前述しましたが包囲網対策でフランス、明と長期間同盟を結んでいます。
外交枠は主に属国で使用しています。

軍事

こちらも前回と同じです。
前回よりも各段に財政が厳しくなった為正規兵メインの運用をしています。
傭兵は序盤と緊急時以外には雇用していません。
マンパワーはArmy Professionalismを5%消費して「Slacken Recruitment Standards」を行い充当しています。
Army Professionalismは訓練をして貯めている時間が無いのでイベントや将軍雇用で貯めています。
またオスマン政府の能力である「イェニチェリ」の雇用は軍事点が勿体無いので行っていません。


AAR/第4回オスマン世界征服完全版/1話 初動


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