AAR/第三の道、唯一の道~イバード派OF~

0.プレイ計画

イバード派

 イバード派はイスラム教の一派であり、大多数が信仰するスンニ派、ペルシアやラシードなど少数が信仰するシーア派と比較して、圧倒的に信仰している州が少ないのがイバード派です。主な州はオマーン周辺とチュニジア周辺で、信仰している国家もオマーン・ムザブ・ペテの3国しかありません。
 イバード派による補正自体は強いほうです。交易品生産量+10%によって収入は実質1.1倍となります。学派に関してはしょっちゅう存在を忘れるので評価するのが難しいですが、マーリク学派でDevポチの必要君主点を減らしたり、ジャアファル派やザイド派を用いて決戦時のサポートに使うなど様々に活用が可能です。
 他の大きな特徴としては少数宗教にありがちなものですが聖戦がしやすいことですかね。

The Third Way

 The Third Wayといえば言わずとしれた難関実績の一つです。イスラム教イバード派の国家(オマーン、ムザブ、ペテ)のいずれかで開始し、スンナ派とシーア派の州すべてをなくすことで達成できます。達成の流れとしてはスンナ派とシーア派の州をすべて征服して改宗、ですが、3国とも初期国力が弱く拡張向きではないためオスマンやスペインに対抗する力をどうつけるか、が難易度を上げていると思います。改宗自体はイスラム教専用モニュメントを筆頭に多くの宣教師や布教強度を得られるため現verでは難しくはありません。王道ルートはオマーン→ムガル建国、少々チャレンジングなのはムザブ→アンダルシア形成。双方ともにAARや各国戦略で紹介されています。

オマーン

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 イバード派を信仰する国家の中で最も開発度が高いですが、それでも20しかないのは...ただ周辺の国家も同じくらいの国力なのと、オマーンはホルムズ国内に自国のコアを持っているので序盤が絶望的に苦しい、というわけではないです。ハンバル学派でAE-10%されているのも素晴らしい。
 政体は封建的神権制、1.36で『Sharifate』やら『Caliphate』が追加?されて存在感は薄まりましたが、やっぱり固有システムを考慮するとつよつよ。3つとも活用することができ、統治系は建築ラッシュをするとき・外交系は制度を発生させるとき・軍事系は常に発動させていました。特に軍事系は隣接州すべてに請求権が得られるので超大量の請求権が得られる上に不当な請求も減らせる一石二鳥。マムルーク変態時に捨てなければいけないのが苦しいです。
 NIは...初期で海軍持てない国家のくせに海軍系の補正だらけだな。海軍士気+15%が伝統でもらえるので序盤の海戦がだいたい勝てるのは強みです、イエメン変態時に捨てますけどね。しれっと5つの固有ミッションを持っていますが、海洋帝国を意識したものかと思われます。序盤にモンバサへの請求権もらってもコア化距離の関係で活用しようがないっていう罠があったりします。

プレイ計画

 実のところイバード派OFを1.36で目指したきっかけは、イエメンの開発日記でモニュメント『サアナ市』にミッションで布教強度+3%の効果を追加できることを知ったことでした。バージョン1.36でイエメンやアラビアに新ミッションが追加されること・新規アラビアNIに宣教師+2&布教強度+3%が追加されることもありオマーン→イエメン→アラビアでのプレイを計画し、始めていました。
 しかしいくらイエメンやアラビアのミッションや補正を調べてもWC向けの補正は見つかりませんでした。あるのはイエメンのCCR-10%(発見の時代のみ)。もしかしたら発見漏れがあるかもしれませんが、先にエジプトのNIに統治効率+5%をみつけたのでこれに頼ることにしました。
そのため国家変態はオマーン→イエメン→マムルーク→エジプト→アラビア、WCあたりまではエジプトを維持することにしました(結局アラビアに変態することはなかったのですが)。主要文化の変更が一回(オマーン→イエメン)だけで済むのがいいですね。
 流れとしては速攻してイエメン確保→ザンジバル確保→インド→アジア、植民に関しては何度かプレイしながら最適解を探る予定。またレヴァント方面の拡大については、白羊朝で詰まっているオスマン(後述)と早めに同盟し、マムルーク戦に引き連れることでオスマンの南下を阻止しつつ力だけ借りてマムルーク撃破→マムルーク&エジプト形成を狙う予定でした。

ファーストプレイと初期拡張について

(なおファーストプレイとありますがホルムズ戦のリセマラはノーカウントとします。)
 ナジドと同盟しつつ12/11からホルムズ&ダワーシル戦、ダワーシルは蹴り出してホルムズからは旧領+α、そのままマフラ&アデン→ラシード→イエメンとアラビア半島南部を通ってイエメンへと流れ込みます。属国アデンを併合し1474年にイエメン形成。
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ここでリセットを選択、このプレイを元に初期拡張の考察をします。

1.36マムルーク

 1.35以前の大人しいマムルークと比べて、1.36マムルークはアラビア半島での拡大を素早く行う傾向があります。原因はマムルークの新ミッション...ではなく属国ヒジャーズの新ミッションです。
 通常マムルークは最初に属国ファドルの再征服CBを用いてアナザに攻め込みます。それによって多くの場合ヒジャーズがはじめのミッションを達成し隣接するエリアに請求権を得ます。

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 宗主国マムルークはそのCBを使ってシャンマル→ナジド→ダワーシル→イエメンとものすごいスピードで征服します。オマーンにはマムルークを相手にする国力は流石にないため、最低限の国力を得るためにはマムルークが征服するよりも早くアラビア半島で拡大をする必要があります。

オスマンとの同盟

 オスマンとの同盟は対マムルーク兼オスマンの南下を防ぐ点で必須ですが、異端関係なので同盟は難しいです。国力をあげる、外交評判をあげる他に2国間の距離を近づける必要があります。体感ですが、ハサーを征服すればギリギリ同盟ができます。マムルークより先にハサーを確保しましょう。

初期拡張で確保すべき最低限の領土について

 また、イエメンミッションを効率的に進めるためには、1-2・2-2・3-2達成のためにイエメン周辺の州すべてを初期拡張で確保すべきです。以上を踏まえると、下記に示した領土が初期拡張で確保すべき最低限のエリアということになります。

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ホルムズ戦について

 オマーンは初期状態ではホルムズに囲まれており、どこかで戦争をする必要があります。ホルムズが衰退するまで待つのも可能でありますが、先に示した領土をマムルークより先に確保しなければならないため、12/11に攻め込むのが最適解です。
今回ホルムズ戦は30回近く行いましたが、ホルムズの同盟先は体感こんな感じ。(合計100%超えてますがあってます。)
ナジドのみ:30%
ダワーシルのみ:30%
2カ国と同盟:40%
マムルークと同盟:10%
12/11に2か国と同盟、もしくはマムルークなどと同盟していた時はリセット案件となります。

 基本的にはホルムズ&その同盟国を単独で撃破する必要があります。ダワーシルがホルムズをライバル視しているときは呼べますが、あんま頼りにはならないです。基本1対2をする必要があると考えておきましょう。軍量を傭兵で盛り、各個撃破を狙えばそれなりに成功すると思います。
 ホルムズ軍の動きについて、ゲーム開始時はホルムズ州に居ますが、1.36では9割方マスカット州に移動してきます。12/11にいる州は固定ではないですが、各国戦略で紹介されている海峡デバフを押し付けるのはほぼほぼ活用できません。公平な条件でぶん殴る必要があります。詳細は本番の方で。


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