本AARの目的については本章/1で完結しました。
この項では明解体の細かなことについて。
そして清建国後について、僅かながら触れておきます。
これを記述している時点でver1.21になり、明は弱体化?しました。
天命喪失時のペナルティが重くなり、前章で触れたdisasterなどの進行も早くなったようです。
しかし感覚としては、それでaiの明が弱くなったような気が私はしません。
そもそも天命を他国に奪われるということが、ほとんどないと思うからです。
AIの明が弱体化したというよりは、プレイヤーが周辺国を操っている時に崩しやすくしたという印象ですね。
思えば実績や新要素などの関係で、遊牧民で遊ぶ場合を軸に考えていましたが、アユタヤなどの南西にいる国家群からしてみれば、明というのは本当に手の打ち様がない国です。
新実績のなかからInsaneが出たのも、1500年までに明から土地を奪わなければいけないからでしょうか。
そうした国家で遊ぶ場合には、今回のパッチは意味のあるものかもしれません。
Taunguがお薦めですよ。
私はハンガリーで遊びます。
本編では賠償金欲しさに行儀良く停戦期間を待っていましたが、より短くする方法があります。
明に侵攻。土地を限界まで奪い停戦。(15年程の停戦)
貢納国に対し即座に宣戦。
しばらくして明と白紙和平。(5年程の停戦)
これで停戦期間を短く出来ます。
これを繰り返せば明の寿命はだいぶ短くなることでしょう。
(貢納国との戦争でも土地を要求できますが、明に対しては正当な宣戦にならず、中華の土地は発展度が割と高いこともあり、大して土地を奪えない……はず。
中華皇帝になると大抵の国は弱体化する。
その原因は天命を上昇させられないから。
では何故天命は維持できないのでしょう。
理由は単純で+の要因よりも、-の要因があまりに大きくなるからです。
そして-の要因は大抵これです。
Non Tributaries。
貢納国以外の国が隣接している。
これはつまり強大な国が一つでも隣接していると、大きく下がることになります。
前回最後のSSで清の月毎の天命が-0.3なのもほとんどこれが原因です。
そこでですね。
貢納国に土地を上げてしまいましょう。
自国が直に接してさえいなければいいので、大国との接点は貢納国などに与えてしまえばいいのです。
(属国は未確認)
するとこうなります。
前回ロシア戦を行ったのも、このためですね。
隣接をやめさせたかったのです。
他にも統治Ideaを取り、State数を増やすことでProsperityの値を増やす(2Areaで+0.01)など細かなことをしてみましたが、大抵はnon tributariesさえ減らせば、自然と上がるでしょう。
1606。清になる。
1685。全改革終了。
余談。
diplomacy画面は貢納要求が可能な国の有無を調べられるので便利。
ところで、また筆者はやらかしました。
このVerから破産が手軽になったんですね。
自国のインフレ緩和のボタンの右にあります。
インフレが20近くなっていました。
統治点が余っていたので、連続して押していたわけです。
クリック。確認ok。クリック。確認ok。クリック。確認ok。シャーン。
あれ統治者が亡くなりました? 亡くなってない。
彗星が落ちました? 落ちてない。
ちなみに破産しますと全土のProsperityが消失、代わりに経済にとっても天命にとってもマイナス要素であるDevastationが付きますので、中華皇帝な皆様はお気をつけください。
……こんな身も蓋もない失敗をするのは私だけでしょうが。
清では量Ideaを取り中華全土を押えても意外と人的は出ません。
しかし問題はありません。
遠征用の軍は傭兵と八旗に砲兵なので、いくら戦闘しようが基本的には人的資源が減らないのです。
一方軍の質は、満州時代に比べてほんの少し他国より強いぐらいまで落ちるので、騎兵力の代わりに資金力で勝負する国になりました。
大軍で面制圧をします。一部隊敗走するうちに、要塞三つ落とせれば勝ちです。
貢納国から貰った軍事点を投じて城壁を壊し、また貢納国を増やす。
嫌気が差した敵が、こちらの本土まで来ますと、暇つぶしに乱造したLV6~8要塞と防衛用の軍が待っています。
本土にいる軍は傭兵ではありませんが、有利な要塞上で戦うので、致命的に減ることはないでしょう。
清になった後、内政の見直しを終えると暇をもてあました筆者は世界のGreat Powerを貢納国に迎えに行きました。
本来の朝貢CBは隣接国しか狙えませんが、帝国主義のCBがあれば、どこでも貢納国にし放題です。
一律どんな大国でも戦勝点80ほどと外交点200で貢納国に出来ます。
でも何のために、コストを払ってそんなことを?
大抵は君主点のためでしょう。
貢納国は、要求してある何らかの貢物を一年ごとに送ってきます。
基本は資金や人的資源ですが、その国に一定の発展度があれば君主点を送ってもらえます。
ちなみに上限は12のようです。要するに+1の顧問と同じですね。
つまりですね。
例えば、SSの上から六つの国は+1顧問と同義ということです。
このss時点での総合計点は90ほど。
上手くやれば毎年合計100点分以上の君主点が貰える国。
それが中華皇帝。
これはゲーム終盤で他国が大きいというのもありますが、もしも明で始めて中堅インド諸侯を片っ端から貢納国にしたらと思うと、笑いが止まりませんね。
笑っていたら注意点を書き忘れていました。
あまりに大きな国を貢納国にしますと自由への欲求が+500などあり、さっさと離脱されてしまいます。
なので和平をした直後に属国管理から金銭を送りつけましょう。
&ref(): File not found: "10jpg" at page "AAR/清らかなる天命/本章-2 中華の皇帝";
この規模のオスマンですと大体ゼロにするのに二万Ducat必要になります。
まあそれは極端な例で、同じ量の君主点を貰えるBengalなどは五千Ducatほどで済みました。
後半は金銭の使い道がないのでやってみましたが、もしかしたら序盤の明などではきついかもしれません。
そうなると先述のインド諸侯朝貢国化も絵空事になるわけですが、どうなんでしょうね。
それでも明なら出来そうなのが怖いところ。
あとのプレイは本質的に上記と同様なことの連続になるので、このAARはここで終わりとなります。
加えてVer1.21が思ったよりも早く来たのと、これ以上書くべき面白いことがないというのもあります。
ここまでの通読に感謝を。お疲れ様でした。
まだありました。面白いこと。
途中までポーランドだと思ってたんですよ。
何故だ、チュートン。
清から始まる工場の波。
西アフリカ植民地から始まる啓蒙主義。