AAR/我らが海~ローマ帝国再興~

我らが海~ローマ帝国再興~

序盤戦略~先達はあらまほしきかな~

続かなかった世界線

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1444年の開幕時、ヴェネツィアはイタリア本土に加えてアドリア海東岸にダルマチアを、エーゲ海周辺にクレタ島とネグロポンテを領有しています。
財務状況は極めて優秀。スタート直後に6.65ドゥカートの黒字です。
HREには所属していないため、1490年まではイタリア北部諸州には手を伸ばしづらい状況にありますし、ナポリはアラゴンと同君連合を構成していてなかなか手が出せません。教皇庁に最初から喧嘩を売るのもデメリットが多いため、イタリア方面は序盤のターゲットから外します。ハンガリーはオーストリアと同盟を結ぶことが多く、こちらも手が出せません。そのため最初の狙いはバルカン半島の小国に定めますが、ただ東方にはヴェネツィアの歴史的な敵、オスマン帝国が鎮座していてすぐにぶつかることとなります。

ver.1.13当時の序盤戦略はオーストリア・ポーランドと組んでオスマンを叩き続け、バルカン・アナトリアに国力の源を求める、というものでした。
ところがver.1.17の現在は下記の理由から以前採用していた戦略が用をなしません。

●海峡封鎖のルールが変わった
 海峡の両岸を敵国が支配している限り、海軍が洋上を占拠していても陸軍の移動を防ぐことができません。このため、オスマンが中東方面に軍を進めている最中に仕掛けてバルカンを安全に占領するという戦略は使えなくなりました。
●Favorの導入
 征服戦争に援軍を要請するためにはFavorが10以上必要になりました。序盤の国力だと、Favorは2~3年に1ポイントしか貯まりません。素直に貯まるのを待っていると、オスマンの国力がどんどん伸びて行ってしまいます。30年待って一度は叩けても、次の30年で回復どころか拡大されてしまい、2度目の勝利はおぼつきません。
●オスマンがキリスト教国家と同盟を結ぶ
 教皇庁と同盟したことすらありました…。30年かけてFavorを貯めたのに、いざ仕掛けようとしたらフランスと結ばれていた時の絶望感。

結果、ジリ貧展開あるいはダメ元で開戦してはやはり敗戦、そして継続を断念という展開が10回以上続きました。
どうにもこうにも煮詰まっていたのですが、英語版wikiにあった1行の記述が未来を切り開いてくれました。

プレイスタート

最初の外交枠は4つ。
・TradeLeague
ヴェネツィアは商人共和政なのでTradeLeagueを主導できます。ヴェネツィアノードのMantuaとウィーンノードのFreeCity3国を誘って収入を増やします。防衛戦争に呼ばれるのが嫌なので、上記以外のトレードノードに所属する国やFreeCityではない国は誘いませんでした。
・オーストリアと同盟
ライバル指定されていた場合はリスタートを選びました。
・属国
CorfuとNaxosはそのまま属国としてキープ。
以上で4枠がすべて埋まります。The Knightsへの独立保証はすぐに撤回しました。

準備が整ったら、初手に選ぶのはコアを持つアルバニアへの侵攻です。
軍事力には差がありますが、相手の将軍は★3の英雄スカルデンベルグ。少しでも勝率を上げるべく、セルビアに軍事通行権をもらってZetaから攻め込みます(それでも渡河戦になりますが)。
会戦に勝利し城を攻めている最中、同様にコアを持つオスマンもまたアルバニアに宣戦してきました。

集団的自衛権

アルバニアの占領が完了したら和平交渉です。ここで選ぶのはアルバニアの属国化!
宗主国となることでオスマンとの戦争を無理矢理買います。するとこれは防衛戦争になるのでFavorに関わりなくオーストリアを援軍に呼べるのです。なんという外交詐術。英語版wikiに書いてくれた人ありがとう!
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開始早々でまだアナトリア半島を制圧していないオスマンの軍事力はそれほど高くありません。それでもオーストリア軍が到着するまでは一進一退を繰り返しますが、最終的にはバルカン半島を制圧。エーゲ海沿岸を奪う事に成功しました。交渉で重視したのはEdirneを奪うこと。これで海峡封鎖が可能になり、今後は独力でもオスマンを叩けます。未来が見えた!
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