まこと:でもこれ、捉えようによっては好機なんですよね。
ゆうき:というと?
まこと:ブランデンブルクはこの戦争では侵略側なので、同盟国があんまりついてきていない。
その代わりにぼくらは防衛側なので、同盟国のポロツク公やガリーチ公が参戦してくれている。
兵力は損耗していていまは負けているけど、人的資源には余裕あるし、すぐに回復するでしょう。
ゆうき:確かにそうね。
まこと:1391年に宣戦されて、遅滞防御と機動防御を繰り返して、戦局をひっくり返し、1397年、ブランデンブルクからStolpを得て講和しました。勝利です。
ゆうき:おめでとう...。
まこと:これでダンツィヒ回廊周辺は全て回復し、右から二番目のミッションツリーは全部攻略したぞ。
右から二番目のミッションツリーはコモンウェルス結成の最終目的の前提条件ふたつのうち一つだった。
ゆうき:それは、おめでとう...。
まこと:ゆうきさん、元気ないね。
ゆうき:スクショをよく御覧なさい。
まこと:あっ、リトアニアで異教徒のYotvingsたちの民族反乱が成功して、ポーランド・リトアニア国境間に独立国家を形成している。
ゆうき:それだけじゃないわ。
まこと:あっ、よく見たら、粉砕したはずの王位僭称者の残党が反乱を成功させていて、リトアニア大公国で政変が起こっている。
ゆうき:ピアスト家の大公は亡命して、あらたにアスティカス家といった新興貴族の大公が登場しているわ。
まこと:これはぼくにとっても頭の痛い問題だ。これでまたClaim Throneがつかえなくなってしまった。
ゆうき:リトアニアはもう立ち直れないかもしれないわ。
まこと:諦めちゃ駄目だよ。そんなゆうきさんは見たくない。
ゆうき:まこと君...。
まこと:とりあえず、国境地帯に成立したYotvingsたちはクレームをつけて征服しておくね(1398年)。
ゆうき:やっぱそれかい!
まこと:1379年に即位して、リトアニアとポメラニアとリトアニアの王位僭称者とブランデンブルクとヨトヴィングたちに戦勝した4-5-3の名君、ミハル君が死んだよ(1406年)。
ゆうき:リトアニアはもう、アスティカス家の大公のもとでやっていくしかないわ。もう一度再起を図るのよ。
まこと:そんなことより、ミハル君の後継者がやばい。
ゆうき:え。
まこと:55歳の女王で、後継者がいない。
ゆうき:あっはっは。
まこと:笑い事じゃないよ。
ゆうき:ごめんごめん、行きがかり上ちょっと意地悪になっちゃった。
まこと:55歳の女王なのでこれから世継ぎが生まれるということも考えづらいので、どうしよう。
ゆうき:後継者選定ボタンが点灯しているわね。押せるわよ。
まこと:押しますか。
ゆうき:押しちゃいなさいよ。
まこと:弱い請求権で、2-1-5の、1歳の、しかもなんだか読めない姓の世継ぎがきちゃったぞ。
ゆうき:あっはっは。
まこと:笑い事じゃないって。だからあ。
ゆうき:なんて読むのかしらね。チョドキエウィッツ家?
まこと:ヤン・オルブレヒト・チョドキエウィッツ君、きみは今日からポーランド王子だ。
ゆうき:多分だけど、アンナ女王の若い頃の配偶者との子どもの子どもなんでしょうね。
まこと:ああ、アンナ女王は請求権から一時期外れていたから、その時期にチョドキエウィッツ家の貴族と結婚したとかそういう。
ゆうき:そうそう。
まこと:ヤン1世・オルブレヒト・チョドキエウィッツの生涯を振り返ります。
ゆうき:わー、ぱちぱち。
まこと:まず彼は1420年に12歳で即位し、15歳になって親政を開始しました。
ゆうき:やんややんや。
まこと:それから1427年にブランデンブルクの庇護下にあったシレジアのオポール公Opleを討ちます。
ゆうき:えらいねえ。
まこと:それから1444年にチュートン騎士団の旧領をすべて征服し、
ゆうき:すごいねえ。
まこと:1400年に発生したルネサンスを1448年になってようやく受容、ルネサンス君主となります。
ゆうき:それからどした。
まこと:あとはリトアニアからの同盟要請を断り続けたり、ブランデンブルクからの侮辱を無視しているうちに1461年にその生涯を閉じました。
ゆうき:リトアニア君、また反乱軍に苦しめられてる...。
まこと:つぎの君主はヘリナ1世、年齢は20歳、能力値は5-5-4です。名君といって差し支えないでしょう。
ゆうき:わたしは、そんなことより、リトアニアの明日のほうが心配だわ。属国だったポロツク公にも侵略されているし。
(続く)