百年にも及ぶイングランド王家との戦争はついに再開された。
メーヌの国境紛争を皮切りに、イングランドの"フランス王"ヘンリー6世はフランス・ヴァロワ家に宣戦を布告。
フランス軍は陸軍38,000を20,000と18,000に分け、南北2ヶ所に展開、それぞれの前線へと急行する。
それで、サヴォイ以外は……?
全てこちら側で参戦するとのこと!
何だよもう~ 無駄に怖がらせちゃって~*1
(イングランドの兵力はすぐに35,000になりました)
ロレーヌはプロヴァンス公の同君下位国ですね。
イングランドはポルトガルと結んでいますが、そちらは不参加のようです。
圧倒的ではないか! それでは早速、進軍だ!
給料を戻して間もないのであと3ヶ月は士気回復をお待ち下さい……
(じー……)
舞台は整った!
今こそノルマンディーとアキテーヌを開放せし時、進軍せよ!
今、神は我らと共に!
イングランド軍が全く見当たらない。
上陸に手間取っているのか、内輪揉めでもしているのか……。
海上はイングランドの独壇場であった。
カスティーリャ・プロヴァンス連合艦隊はイングランドの海上戦力に全く歯が立たず、沈められゆく一方であった。
フランスの沿岸部はことごとくイングランドに封鎖され、フランスの赤字は加速していく。
ああ、奴らが!
イングランド軍8,000がラブールに上陸を仕掛けてきています!
間もなくナバラ軍6,000が接敵します!
南方に軍を配置した甲斐があったな。
至急、援軍に向かうのだ!
指揮官なしで歩兵のみ!?
奴ら、気でも狂ったか!
間もなくフランス南方軍が戦場に到着し、総攻撃を仕掛ける。
イングランド兵8,000は撤退する暇も与えられず、完全に殲滅された。
間もなくラブール要塞は落ちましょう。
北方戦線ではプロヴァンス公の軍がカレーを落としてくれたようです。
大変結構!
イングランドの抵抗は不思議なほどになく、開戦より1年後、1446年にはイングランドの大陸領のほぼ全てが降伏。
残るノルマンディーの要衝・カーン要塞も、1448年には陥落し、ここにイングランドの上陸拠点は完全に潰えた。
大陸側ではフランスの圧倒的優勢となった。
しかし、フランス側には大した海軍力がなく、海を越えブリテン島にまで攻勢をかけることは不可能であった。
財政赤字と戦争疲弊もあり、フランス首脳部の間では和平の機運が急速に高まっていく。
戦勝点が50%を超えた。そろそろ講和の要求をしてもよさそうだ。
仮に100%に達していても全ての大陸領は取れないので、一度この辺りで停戦しようと思う。
具体的にどこを要求しましょうか。
やはり、事の発端となったメーヌを?
悪いがそれは反対だ。
イングランドとはもう一度戦うのだから、次は戦線を北方のみに限定できるように、今回は南のアキテーヌ方面を取るべきだと思う。
あそこをイベリア勢に取られでもしたらしんどいしな……
それと、要塞都市も優先度が高い。時間と兵員の消耗を強いられるので早めに剥いでおきたい。
フランスによる要求は、アキテーヌ(南側)の全領(2州)と、ノルマンディー(北側)の全要塞都市(2州)の、計4州となった。
イングランドの大陸領は計8州のため、その半数を請求する形に。
1448年時点ではこの和平提案は辛うじて受け入れられなかったものの、翌年にはイングランドがとうとう折れ、ついに和平条約が締結されるに至る。
モンジョワ、サン・ドニ!
キリスト万歳、フランス万歳!
フランス万歳!
ヴィヴ・ラ・フラーンス!
ああ素晴らしきフランス、麗しの国フランス!
イングランドの輸送船が6隻沈んでいるところを見るに、同盟国の海軍にはかなり助けられたようだ。
カレーやカーンの包囲もプロヴァンス公が先陣を切ったし、これは感謝しなくては。
お、カレー以外の奪還した州、全部中核州じゃんおいしい~!
(*^◯^*)無料でフランスになれちゃうんだ!(*^◯^*)
報告です、たった今ナバラの属国化が果たされました。
間に合ってよかった、本当に。
戦争中、カスティーリャがうちより早く好感度190になっていて、ナバラと婚姻同盟を結んでたんだよな。
それとですね、ビザンツ帝国が滅んでいました。
さらにもう一件、カスティーリャからのレコンキスタ参戦要請です。
同盟を破棄されたくはないし、形式参戦だけしておこう。今は赤字や人的資源の回復で手一杯だ。
フランスが要請を受諾した頃、カスティーリャ・ポルトガル軍は既にグラナダを包囲していた。
その一部はモロッコやチュニジアにまで攻勢をかけており、フランスは自国に戦火が飛び火することがないと確信し、安堵する。
そんな折――
ブルゴーニュ公、イングランドに対して宣戦を布告。
大義名分は「ノルマンディーの征服」。
あ、あいつら……!
ノルマンディーはフランスの中核州だぞ……!
我々が疲弊し、形だけとはいえグラナダ戦に参加しているのを見計らって、弱ったイングランドを突いたようですな……。
総兵力40,000を超えるブルゴーニュ勢力が、ついに動き始めた。