とりあえず1プロビ国家でやるべきことは自国状況の観察と周辺の綿密な観察である。
自国収入……メンテナンス費用下げた状態で月収+0.33D
これは酷い。立地も微妙だし1プロビ大名の中でも天下一の酷さである。
足利幕府の軍の数にびびりつつもいちおう始めにざっとwikiに目を通していたので奴らが襲ってこないことは周知の事実。
しかしこのまま放っておけばジリ貧になるのは自明の理であった。
そこで今川家君主Noritadaは武田領土甲斐の国の金山に光明を見出す。
トータルで47.60の収入とか……ここを抑えるだけで月収が4D近くあがるんだからやるしかないでおじゃ!
といってもただ単に仕掛けるのではセーブ&ロード必須のギャンブルである。
そこで君主を将軍化してShockが2以上なら仕掛け、それ以下なら同盟を構築しつつ待ちの姿勢を取る事に決める。
ということで開戦決定。クレーム取ってる時間で変に同盟組まれても面倒なので安定度-2と引き換えに即時開戦。
初戦……勝利!!
とりあえず領土押さえてしまえば後は占領まで待つだけである。
武田軍も壊滅してないので占領合戦になってしまったが、こちらのほうが早そうだったので放置して占領続行。
将来のOKEHAZAMAフラグを回避しつつ相手にOKEHAZAMAで圧倒的勝利……!!
今川家は武田家を完全併合して国力を増大させることに成功したのであった。
こんなに酷かった今川家の家計簿が……
Before月収0.33D
匠の手にかかれば……まぁ、なんということでしょう!
After月収3.8D(10倍以上増収)
ついでに借金と半端ないインフレもゲットしたのは忘れないでおきたい。
いやぁ借金は金山収入ですぐ返済できるし、前作までと違ってインフレしても技術コストは上がらないから余裕じゃね
この浅慮が後に悲劇を招くのだがこの段階ではさほどインフレは問題にされていなかったのである。
しょっぱなのギャンブルに成功したことで財政的余裕を得た今川家。
ここで借金を返済しつつ日本周囲のトレードノードを観察することにする。
1、何故か日本ノードという名前なのに本拠地が韓国。
2、流入ノードがアメリカ方面しかないので現段階では実質流出方面にしか流れはない。
3、北京ノードからコレクト強奪は現在の船トレードパワーでは苦しい
よって無難に初期から保持しているLight shipは日本ノードのプロテクトに回すことになった。
過去作からの大きな変化であるEU4のトレード周りは一見ややこしいようだが慣れれば単純な仕組みだ。
(1)トランスファーでコレクトノードに資金を流す
(2)コレクトで利益を回収する。これによりトレードの利益が確定する。ただし本拠地ノード(自国の首都が所属している地域)以外でコレクトするとトレードパワー(以下TP)にかなりペナルティを負うので注意
基本的に商人を派遣して出来ることはこれだけである。
じゃあTPって何よって人に解説すると、わかりやすく言えばパイの取り分を多くする為の力である。
例えば10Dの価値があるノード内に4つの国が存在する。
自国TP40、B国TP30、C国TP20、D国TP10の4国がノードに存在しているノードのTP合計量は40+30+20+10=100である。
この場合、自国は合計TP100の内、40のTPを保持しているので全体の40%を貿易利益として得ることが出来る。10Dの価値を持つノードの40%なので利益は4Dになるわけだ。
同様にB国は3D、C国は2D、D国は1Dとなる。
上記のケースで自国のTPを50にすればノードのTP合計は110となる。50/110≒45%なので利益は4.5Dに拡大することになる。
この利益に貿易効率やらあらゆる補正がかかって最終的な利益が確定する。仮に20%の補正があり利益4Dならば4.8Dが得られるわけだ。
貿易国家はこの補正が強い(最終的には2倍くらいになる)ゲームバランスになっているようだ。
勘違いしがちなのがTPは”取り分を決めるもの”であり、”取り分そのものの価値をあげる力はない”ということである。
本拠地ノードにTPを持つ相手が自国しか存在しない場合(独占状態)ではTPが1だろうと1000あろうとパイを取り合う相手はいないので利益は全部得られる勘定になるし、それ以上は幾らTPをあげようと得ることはできない。
TPをどのようにあげるのかというと、TPは保有している土地から
得られるものとLight shipから得られるものの二つがある。
土地からの算出はProvince画面の左下に書いてあるこの数値である。これに建物による補正がかかった値が得られる。
史実で貿易都市と呼ばれた堺(大阪)などは初期でもそれなりに高いTPを算出してくれる。
Light shipから得られるTPは序盤なら1隻につきTP3が得られる。
(技術が発達した後に作れるLight shipでは1隻辺りTP6まであがる)
船を保有しているだけでは得られず、Protect TradeでTPを得たいノードを選択しなければならない。
序盤なら土地TPに加えてLight shipを10隻もぶち込めばノード内でトップシェアを得ることができるだろう。
詳しい解説はwikiの交易解説(http://eu4.paradwiki.org/index.php?%E4%BA%A4%E6%98%93)を参照してほしい。
今は何となくしか理解できなくても実際に自分でぽちぽちしながら上記を読めばわかってくるだろう。
さて解説はここまでにして方針を決定しなければならない。
貿易船の維持による利点と欠点をあげると以下のようになると考えている。
<利点>
1、戦争時に即座に転用できる。
2、外交時に海軍力の強さがボーナスとして得られる。というよりないとマイナスになる。
3、貿易拡大による利益増大は建造物と違い政治ポイントの消費無しで達成できる。西洋化してから西洋に追いつくためにポイントを無駄にできない今プレイでは重要になる。
4、はめれる、嫌がらせできる。
<欠点>
1、戦争時に制海権を得られないと貿易で稼いでた利益が大幅に減り艦隊維持費がもろに財政にのしかかる。
以上を勘案した結果、貿易利益が艦隊維持費用を少し上回る程度しか利益があがらないが艦隊を扶養限界ギリギリまで養いつつ増やしていく方針を選択することにする。
特に(4)は過去の記憶と日本の地形特性上使えると思ってなんとなく念頭に置いていた。
後は同盟を適当に構築しつつ、周囲にクレームを付けてどこかが暴発したら溜めた金を使って傭兵を雇い背後から襲えばいいだけの楽勝ゲーである。
……少なくともその時はそう思っていた。
西で島津が暴走すれば上杉を襲い、孤立している伊達を見つければ殴り、そんなことをしていたら1475年には幕府直轄領を除いて東日本制圧である。
!?
…あれ?
戦争している気配がなかったのに幕府領土が増えとる!?
足利幕府は戦争はしないが外交併合をするという事実を知らなかった今川家は戦慄する。
幕府からのお手紙ドゾー。つ<手紙>
「俺の領土は俺のもの。オマエの領土も俺のもの」
ありがたい外交併合のお誘いである。
え、なにこれ。もしかして併合されたらゲームオーバーか足利幕府プレイになっちゃうのかよとびびる。
着々と進む外交併合。
何かよくわからんがどこかで幕府と戦争して独立しなければならないと焦る今川家。
とりあえず幕府に対抗できる力を得るために西日本を制圧していた島津家との決戦に挑むのであった。
同数で質が同じ軍隊ならそこそこ慣れたプレイヤーのほうが大概有利である。
特に見せ場もなく島津との戦争を制して四国を割譲させる。
とりあえず島津飲みこんでから幕府と戦えば勝機も……
……あれ?外交併合止まった。
あ、なるほど。島津との戦争で領土が拡大した結果、幕府のプロビ数を上回って外交併合できなくなったのね。
と一安心したのも束の間1487年の出来事であった。
幕府からのお手紙ドゾー。つ<手紙>
「貴公の首は晒されるのがお似合いだ!」
パパパパパウワードドン
幕府ついに切れる。
日本幕府は襲ってこないと決め付けていたが後から調べるとVer1.2から大名領土が幕府を超えた場合襲ってくるように変更されていたらしい。
そんな事情はさておき、全く想定していなかった方面からの宣戦布告。
今川家兵力1万2000、幕府&島津兵力2万9000
兵力は倍以上、日本traditionで規律+20%補正の軍隊と戦って勝てるわけがない。
これ積んだわ…チャンス待ちプレイしてたら幕府が外交併合してくるし、独立しなきゃ外国と同盟組めないから幕府に対抗できる戦力ないし、
大名プレイなんてクソゲーするくらいなら蹴鞠でもするでおじゃ
今川家の野望 ~目指せ世界一の弓取り~
完
これでフィニッシュ?なわけないでしょー!