その後、日本はセイロン島の悲劇(?)のような出来事を回避する為にアジア各国に対し独立保障をかけ、Vijayanagaraとだけは同盟を結ぶ。
しかし外交枠にも限界があるので多少の漏れが生じる。
(ちなみにセイロン島は後に共和国として独立、今度はフランスに占領された)
1751年、これ以上こっちに拡張してきたらギッタンギッタンにするぞというつもりでロシア主導の対オスマン対抗同盟に入る。
するとロシアは何を勘違いしたのか日本軍の力を頼りにして3ヶ月後に宣戦布告。
日本は戦争の主導権を譲られ否応無しに戦争に巻き込まれる。
対オスマン懲罰戦争の始まりである。
広大な領土を少しずつ占領していく日本軍。
強行軍を使って有利な地形を選択肢し、大量のオスマン軍をさばきながらコンスタンティノープルを目指す。
各所で勝利を重ねるがいかんせん歩兵の消耗が酷すぎた。
どうせ金が余ってるのだからとこれを機に軍の歩兵の半分を傭兵に変更。人的資源の節約に入る。
気付けば歩兵より砲兵のほうが多くなっていたでござるの図。
シベリア方面から占領地を拡大してじわじわとコンスタンティノープルを目指そうと当初は考えていた。しかし敵がなかなか途切れないし人的資源が10万を切りそうになった段階で日本は早期戦争終結を目指す。
「オラオラ、日本軍のお通りだ!」
また調子に乗って負けました。
偵察隊の犠牲により敵軍が首都にさほどいないことが判明。
8万5000もの大軍でコンスタンティノープルを陥落を目指す日本。
開戦から5年でコンスタンティノープル陥落。
もはや人的資源が無くなり抗う力を失ったオスマンは戦勝点以上の講和要求を呑まざるを得なかった。
無論日本はロシアに領土を渡すなんてぬるいことはしない。
美し(ryにより領土を奪うことはしなかったが、ウズベキスタンを独立させてオスマン、ロシアの領土を分断。
直後にウズベキスタンに独立保障をかけてがっちり保護する。
これだけ痛い目に合わせたのにオスマンの外交態度がフレンドリーのままだった。マゾなの?
1777年、北アメリカ大陸情勢。
アメリカで独立する国が増えた為地図がまだらに。
広大なムガール帝国領土だからと油断していたらインドの北西部をオランダに削り取られていた。
また守れなかったよ……。
今まで恥ずかしかったので隠していたがオーストラリアの南西部に植民できることを知らず放置。そしてカステラに取られた。
美しい国以上に困難な脳縛りプレイでがんばりました(遠い目
1779年、香辛料諸島征服ミッションがヨーロッパ各国で発動されカステラがOrissa王国に宣戦布告。
上位構成国の日本は戦争に巻き込まれる。
(タイが属国周に戦争しかけた時にも思ったがNPCは上位構成国の軍事力を考慮にいれていないのだろうか?)
Vijayanagaraは日本と同盟中。東インドも日本と同君連合を結んでいるorissaなので西洋陣営はインド進出に困っているのだろう。
さすがにイングランドの外交態度も変わり始めていた。
危うく日本本土に上陸を許しそうになった図。
この戦いに勝利して敵艦隊を海に沈めたことで提督は切腹を免れた。
結果、過去の激戦地だった喜望峰周辺を奪う。
そういえばいつのまにかカステラはポルトガルと同君連合を結んでいた模様。併合までいけば日本と互角なのに。
1780年、ロシアがブルネイに何度か宣戦布告をはじめる。
(その度に船がなくて白紙和平していたが)
日本はこの段階で美しい国ではアジアを守れないと判断。日本統一以来の国是「美しい国政策」を一部放棄し国が乱立している東南アジアを再編する為アチェ王国に宣戦布告。
アジアを守るはずの国が一転してアジアの脅威へと変貌する。
小国を武力併合していくごとに対抗同盟が広がり、結果アジアVS日本の状態に。
しかし旧弊に溺れるアジア諸国が日本に勝てるわけもなく、時が経つにつれ東南アジアは日本の色に染まっていた。
1811年、日本は同君連合を結んでいたorissa王国を併合。
東南アジアの国々もほとんどが属国となり、日本に領土を押し付けられては吸収される定めにあった。
あまりのダメージに俺はFFをプレイしてるのだろうか?と錯覚するような4桁ダメージ。
1814年、うっかり独立保障をかけ直すのを忘れていたせいでウズベキスタンがロシアに食われる。更にoirat hordeも侵食され始めたことにぶちぎれた日本が再び対抗同盟を結成。
今度はそれを利用したオスマンと共にロシアを懲罰することとなった。
ロシア相手でもこの技術、規律差。
前回のオスマン懲罰戦争の経験からちまちま占領してないでさっさと首都攻略を目指すことに。
さすがにこの年代になるとユニット性能差が辛いのかオスマンが負けて戦勝点を下げていた。
仕方が無くコンスタンティノープルへ寄り道
オスマン領内のロシア&プロイセン兵をさくっと片付ける。
モスクワ占領前に敵同盟国のスウェーデン軍とロシア連合軍7万がいたので決戦を挑み1発4桁ダメージであっさり殲滅。
西洋国も今の日本陸軍の敵ではなかった。
モスクワ占領完了。
シベリアの西から強行軍でコンスタンティノープルへ寄り道し、モスクワまで占領しても人的資源の回復量のほうが多く消耗がない有様。
この戦争における日本本土軍6万の行軍路程。
寄り道先のオスマン領土で通常行軍しながら士気と兵士を回復させていた以外は強行軍で走っていた。
止まることを知らない日本兵士の脚と戦闘技術はナポレオンも真っ青だろう。
余談だが後でぐぐったら東京からモスクワの直線距離は7490kmだとわかった。
大量の領土をウズベキスタンとoirat hordeに返還させた。
(いちおう未だ脳内では東南アジア以外の国から直接領土を奪う大義名分がない)
コア領土を他国に返還させるのにもDIP必要だったのか…
oirat horde「一杯領土返してもらったけど感謝なんかしないんだからねっ!」
1821年。東南アジアで赤で覆っているところは日本属国。
インドで黒で覆っているところは西洋国に占領された地域。
イングランドと混じって色がわかりにくいがアメリカは西部海岸だけ日本の植民地。
1821年、ゲーム終了。
世界一の軍隊、世界一の海軍、世界一の領土、世界一の領土価値、世界一の収入、世界一の貿易収入を持つ国、日本。
駿河の小大名だった今川家が日本を統一し、アジアを西洋国家から守るために戦い、世界一の弓取りとなった物語はこれにて閉幕で候。
今川家の野望 ~目指せ世界一の弓取り~
完ッ!
当初はEU4買ってないけどAARを見に来たという方にも興味を持っていただきたいなと考えていました。
(その割には初心者向け説明がほとんどありませんが)
その為EU4をプレイしてる裏で起動していた艦これキャラ電ちゃんが軍師として今川麻呂を支えつつ日本統一する内容でした。
しかし冷静になって考えてみたらそんなもんニコ動辺りでやってもらったほうがいいだろと思い直し今の内容に落ち着きました。
個人的にはそんなAARも見てみたいですけどね。
その名残でコンゴーデースが英国の人として少し出ています。
麻呂は軽くディスっていましたが俺鎮守府の金剛さんはlv97で金剛姉妹で一番大好きです。自分が濃厚なラインナップと戦っている時には本当に活躍してくれました。
当初AARを書く気でプレイしていなかったので序盤のSS不足に悩まされつつもなんとか完走まで書ききることができました。
ここまでお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございます。
完走記念ついでにここからはblogかチラシの裏なんかに書くべき内容ですがここまで書いた自分へのご褒美ということでちょっと長いお話を。
興味の無い方は遠慮無く飛ばしてください。
パラドゲーではCKシリーズ狂信派だった自分でしたが、EU4はバランスの良さとEU3で面倒だったシステム面の簡略(政治ポイント3種類に絞ったところとか)&改善された絶妙なゲームデザインに感動。CK2に並ぶくらい好きな作品です。
革新さはなかったものの、シンプルな傑作に巡りあえた事に興奮して一度完走してから某掲示板のEU4スレで語り合いたいと思ったのですが、如何せんあまり盛り上がっていない様子。
なら俺が少しでも盛り上げたる!という気持ちで日本語版が出るまでに英語出来なくても調べられるよう、EU4wikiのdataを充実させたいと考えてwikiを眺めていました。
……しかし、英語EU4wikiの丸写しすら出来なかったのです。
英語なんてわからなくても機械翻訳にかけて辞書見て修正すりゃちょちょいのちょいだと甘く見ていたのが、実際は固有名詞をカタカナ語にするだけで悩む始末。
当AARでもカステラなのかカステーリャなのかで悩んでいました。
翻訳って翻訳するゲームそのものの知識、それに加えてEU4の場合は世界史の知識が無いと上手く翻訳出来ない部分が非常に多いことが理解できたのです。
これでは伝説のイルクハテナを笑えない。
(プロの仕事がアレなのかと思うと笑えるのだがゲームプレイもして歴史知識溢れる翻訳プロはレアかと)
そこで自分がdata編集を投げ出して少しばかり月日が過ぎたころ、EU4wikiの用語集のページが出来ました。
その自分にとって不明瞭な部分が簡潔に示された内容、素晴らしい和訳に何故かとても感動。
誰が作ったのかは当然知りませんし、あるいは複数の人によって生み出されたものかもしれません。
見渡してみればこのwikiには膨大な量の英文を翻訳してくださった方の作品が溢れていることに気付きました。
何故こんなめんどくさい翻訳やデータ整理をしてくれるのか?
各々の動機は知りませんが自分はこのゲームを盛り上げて語り合える相手を増やしたい。ならやれることをやるしかない。
ということでCK2から見ていたロシアの人のAARを見てEU4を始めた自分としてはv1.3のAARを始めることにしたのです。
完成した当AAR1話をよし上げるぞーという1時間前に「スウェーデンは北欧帝国の夢を見るか・あげいん」が更新されていました。
v1.3になってからAARがなかったので「動機は知らないがAARをやる人が別にいるとは……!しかも似たようなタイミングで」とびっくり。
その内容も初心者にもわかりやすく丁寧に説明されているではないですか。
そこで当AARは初心者向け解説をほとんど捨てました。一話で貿易の解説をしていますが未だ見直してもわかりにくいし向いてないと思ったからです。
その分、茶番パートを増やし、wikiで解説の無い部分の補強に集中出来たことに感謝しております。
(今後もwktkしながら待機中)
日本統一まで書き上げた後、ノブヤボ最新作で終わりの見えない上級斯波プレイを始めてAARにだれていた頃。
またまた自分にとって都合良く「スルタン絵日記」がスタート。
オスマンハードという激戦の連続を記した内容に乗せられて執筆再開。年内で終了出来たほど波に乗らせていただきました。
別の意味でオスマンハードになってしまったようですが、AARって基本的に大帝国になる成功例ばかりなので確かに美味しいなぁと笑わせてもらいました。
そんなこんなで自分と並走してくれる人に運よく巡りあえ、なんとか無事当AAR完結にこぎつけることができました。
やたらと語っていますが自分が言いたいことはつまり……
上記AAR作者のお二方、wiki編集してくださっている見知らぬ方々、温かいコメントをくださった方々、EU4スレで質問に答えてくださった方、当AARを観覧してくださった皆様に重ねて大きな感謝を。
今後EU4wikiを編集してる人がいてイルクハテナなカタカナ英語がおかしかったりするかもしれませんが生暖かい目で見守るかそっと修正していただければ幸いです。
ここまでうっかり読んでしまった貴方がまだ初心者、あるいはEU4未購入であれば
【EU4】はじめての "Europa Universalis IV" 第1回
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22431108
(ニコニコ動画)
が動画で非常にわかりやすいEU4解説を始めてくれました。
まだ完結はしていない(2013/12/26時点)ようですがよろしければ観覧してみてください。
(注:私は動画作者の方ではありません。いつも続きを楽しみにしている観覧者ポジションの身です)
それでは長々と語ってしまいましたが皆様に素晴らしくも愉快なEU4ライフが訪れることを祈って、これにて失礼します。